241. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 あれだけの境遇の落差を覚悟出来たはずなのに、ヴィースラー大尉の心境変化があの曲を本気で聴いてしまったから、それだけに求めるのは根拠希薄か。導入部、あの講義の中で普通に異議を述べる学生の存在、それに×を付けさせるあたりに時代の変化を要因とさせる伏線なのだろう。しかし、その空気をドイツでしか深くは理解されまい。これが10点を付けない理由なのだが。それはともかく素晴らしい作品、しびれた。 [DVD(字幕)] 9点(2007-10-08 00:40:28) |
242. サンシャイン 2057
《ネタバレ》 おそらく、行き詰まって話を投げてしまったのだ。化け物が出てきた瞬間自分の中では終了した。そこまでも話のつまらなさに辟易。もっとも嫌な「SFだから何でもあり」これを感じる。 [DVD(字幕)] 3点(2007-10-02 00:30:49) |
243. スティング
起承転結、メリハリ、文句なし。 [DVD(字幕)] 9点(2007-10-02 00:15:30) |
244. アンフィニッシュ・ライフ
日本で公開されない、この尺度を時々不思議に感じる。この作品は確かに地味だが、普通に主張しあう3人のBIG・NAME、ごく自然に楽しめる。えてして佳作はこんな扱いを受けるものだ。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-02 00:10:07) |
245. アルティメット
中身の無さは相当なもんだ。でも「ストーリーを追っても無意味よ」と開き直ったかのような作りはある面貴重。こき下ろされても弁護しようもないが、自分にはこの手の作品は必要だなあ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-19 02:16:56) |
246. ドク・ハリウッド
《ネタバレ》 冒頭でこいつは本当に嫌な奴と最初に定義するわけだ。その嫌な奴が田舎の素朴さにどんどん心洗われて本来の優しい姿を取り戻す、というありがちな話なわけだ。もしあの程度のことで都会を捨て田舎に戻る人間なら、嫌な奴という定義付けの貧弱さはかなりしょぼい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-09-06 23:49:02) |
247. バック・トゥ・ザ・フューチャー
何度見ても起承転結、見事なものだ。 「時間」を扱う話なのに整合性を追うのがバカらしくなる。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-09-06 00:10:01) |
248. ファンシイダンス
誤解を恐れず言うと、この失敗があって快作「シコ&シャル」がある。 [DVD(邦画)] 5点(2007-08-26 02:28:54) |
249. トランスフォーマー
話が散漫で登場人物にまったく魅力を感じない。へたなコメディの味付けは特にいらない。CGだけにつける4点。 [映画館(字幕)] 4点(2007-08-26 02:24:38) |
250. レッツゴー!若大将
脚本の田波靖夫氏、きっと数日で書き上げたのだろうな。同時に書いていたクレイジー・キャッツ映画のシナリオとどうもゴッチャになってしまったようだ。でも許せる。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-08-24 23:54:22) |
251. 大学の若大将
ツッコミをいれちゃあいけないのである。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-08-24 23:50:22)(良:1票) |
252. あるいは裏切りという名の犬
好みの映画。ハリウッドでリメークされるという。それを観て再度このフランス映画を観たなら、アメリカに対するシニカルなプライドを前もって隠し味として忍ばせていた感じがするのではないか。この独特の重厚感、フランスは遠い。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-24 23:46:14) |
253. 拝啓天皇陛下様
《ネタバレ》 この作品とハナ肇の馬鹿シリーズを足して2で割ると「寅さん」になる。間違いない。 [DVD(邦画)] 7点(2007-08-17 02:22:14) |
254. マルホランド・ドライブ
嫌いではない。でもよく分からない。途中で弱音を吐きたくなるほど分からない。監督の自己満足には結構こまめに付き合うが、これはどうもタイプではない。解説を読み、再度観ると確実に印象が変わってくるのは、それは分かるのだが、正直その気にならない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-14 01:30:23) |
255. コンフィデンス
《ネタバレ》 導入部の射殺のトリック(そこまでのものでもないが)が伏線ではなく、みえみえの致命傷にさえ見える。作家の意図ではないのだろうが、ちょっとヒドイ。 [DVD(字幕)] 4点(2007-08-12 00:36:54) |
256. 紙屋悦子の青春
《ネタバレ》 最初の屋上のシーン10分間で萎えた。この映画を解釈する力が自分には無い。反戦、青春、それぞれもっと肌の合う作品が多すぎる。 [DVD(邦画)] 5点(2007-08-09 22:43:41) |
257. ラッキーナンバー7
《ネタバレ》 何か上手く説明不足を武器にされてしまったような気がする。斬新な構成だが、基本的に話の内容が面白くないというか好きではない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-08 00:25:10) |
258. ナイト ミュージアム
誰もが想像したことがありそうな話。それを飽きさせず無難に完成させた。けっこう話が膨らむ反面収拾がつかなくなりそうな題材だけに十分な出来。素直に楽しかった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-08 00:20:52) |
259. 遥かなる山の呼び声
自分が高倉健さん追悼観賞に選んだのはこの作品でした。たとえばこの内容を人に伝えなければならなかったとしたら、ただ健さんが良いんだ!みたいな響かない言葉になるのだろうし、間違いなく時代遅れの古くてカビ臭い話といった説明になっているだろう。確かに部分部分を切り取れば悲しいほどベタベタだ。しかし、それを丹念に積み重ねていくことで、安心感を求めて何度も観たくなる良質なベタの教科書的作品になっているような気がする。 [DVD(邦画)] 9点(2007-08-06 18:34:10) |
260. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
一番映画が好きでたまらなかった少年時代に出会った幸運。テンポ、音楽、観た後居ても立ってもいられなかった。今また心からトリュフォーに感謝。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-28 01:02:36) |