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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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241.  アメリカン・ビューティー
非常に面白くて奥深い作品ですが、レビューを書こうとすると途端になんとも表現しにくい映画だったりもします。  アメリカの(ちょっと変わった)中流家庭のどうでもいいような日常が描かれている作品ですが、不思議なことにそれぞれの立場なりに結構共感できちゃったりします。精神的に大人になれば今まで経験してきたことの記憶や後悔などから、それぞれの年齢なりの状況がそれなりに理解できるものです。パパのガキっぽさ、ママのめんどくささ、娘のやるせなさ、隣のパパママ息子の異常な状況を他人事のように眺めてしまったり。。それぞれのキャラクターに割と簡単に共感できてしまうのは、やはりこの映画が万国共通認識である「家族愛」や「DNAに組み込まれた人間の感情」を描いているからではないでしょうか。  映画が好きな人間にはリッキー(ウェス・ベントリー)の美への価値観などは判りやすいかもしれません。また、世のおっさん連中にはレスター(ケヴィン・スペイシー)の感情はドストライクかもしれません(笑) アンジェラ(ミーナ・スヴァーリ)が可愛くて、まさかのアノ展開に・・ ありがちといえばありがちですが、最後に大人の感情を見せたレスターには拍手と共に、(本心では残念な私は)なんと大人げないことかと・・   色々書くと面白さが半減してしまうので、前知識無しで気軽に鑑賞したほうが良いと思います。共感と共に笑えるシーンも多くて見どころ沢山です。どんな人間にも表と裏の顔、表と裏の感情があるものですが・・ でも、シコシコはやっぱり笑えるのです(笑)
[インターネット(字幕)] 8点(2022-05-27 13:58:09)
242.  キャリー(1976)
キャリー'76は昔から知っていましたが、ホラーが嫌いだったのでパスして生きてきました。結果的に初見は2010年代になってからですが、今まで見なかったことを後悔するレベルの素晴らしさでした。この映画を一言で表すなら「青春映画」、当時はホラーだったハズですが今見ると全然ホラーじゃなくてむしろ学園物といった雰囲気です。  皆さん書いてらっしゃる通りキャリー・ホワイト(シシー・スペイセク)の演技が圧巻です。おどおどした感じだったり喜びを表現したりと異常なくらいリアル志向で役にハマっています。母親(パイパー・ローリー)の設定にかなり無理がありますが当時のアメリカでしたらあり得たかもしれません。惜しいのは血のりを被った後のアクションと体育館内の表現がショボい点です。時代もありますが何となくドリフのコントの様相を呈していて、もう少し何とかならなかったの?という残念な感じに仕上がっています。自宅に帰ってからはそんなにショボくないので体育館のシーンは本当に惜しいです。  主人公母子が気の毒なほど変人として描かれていますが、これも時代背景があるので致し方ないでしょうか。驚いたのはデ・パルマが監督だということです。当時すでに監督としてのテクニックが確立されていることにも驚きますが、彼自身まだ36歳です。色々驚きの多い作品でした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2022-05-04 18:24:32)
243.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
カリブの海賊としては素晴らしい出来栄えの映画だったと思います。かなり子供っぽい内容ですが映画らしいワクワクさせられる描写が多く、キャラ立ちもシッカリしていてとても良かったです。キャプテンスパロウの初登場シーンは最高、バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)との対決も最高に絵になっていました。ディズニーらしいというか、エンタメのお手本のような映画でした。  ただ、個人的な意見としては一作目だけで終わらせておいてほしかったというのが率直な感想です。この作品だけで終わっていれば世の中的にももっと評価が高かったのでは?と思ってしまいます。それから、妙に気になったのがヒロイン(キーラ・ナイトレイ)の口が終始半開きなのにはなかなかガッカリでした。誰か指摘する人は居なかったのでしょうか?最近の俳優には少なくないですが、口に締りがないとそれだけで知能が低く見えます。今作品のキーラは特に口が開いていた印象で、可愛いだけに非常に残念でした。
[DVD(字幕)] 7点(2022-05-04 18:01:48)
244.  エスター 《ネタバレ》 
【ネタバレあります】 この映画はネタバレ厳禁な作品です。ネタバレすると面白さが半減しますのでご注意ください。  全体的に話も面白いし雰囲気も怖いし、そしてエスター(イザベル・ファーマン)他、子供たちの演技も素晴らしい映画でした。しかしラストが全然ダメです。あれはダメだろ・・ 拳銃で撃ったり氷が割れたりする必要なんて全く無くて、特典映像に付属していた別エンディングの流れ(化粧して警察の前に出るフリだけで十分なんですよ)あれでイイんですよ。わかってないよねーと小一時間説教したいくらい酷いラストでした。ただ、プロットやエスターの可哀そう具合は非常に素晴らしいですし、とばっちりを受けた幼い兄弟たちの演技も素晴らしかったです。  別エンディング版で公開されていたらかなり高得点献上の名作になったかもしれません。現エンディング版だと本当にダメなタイプのB級映画に成り下がってしまっています。まあ、冷静に考えたら途中途中も結構突っ込みどころは多いので(笑)、ある意味B級映画という位置づけでOKなのかもしれませんが・・ それにしても本当に惜しい作品でした。南無。 
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-05-04 17:36:31)
245.  クイックシルバー(1985)
全体的な流れはベッタベタな青春物といった安易な感じです。時代背景も中途半端に古さを感じさせる80年代中盤、ラスト付近のサスペンス風な流れも安易すぎて安っぽさに拍車がかかってしまっていると感じます。そんな微妙な感じの映画ですが実は自転車好きには密かに人気が高かった映画でした。  自転車がメインの映画でこんだけマニアックなのって他にありましたっけ?自転車関係の描写や会話はかなりマニアックなのにほぼ説明がありません。固定ギアでブレーキレバーが無いハンドルの描写があったかと思えば走っているシーンではブレーキレバーがあったりと矛盾もありますが、ピストバイクとかあの手の自転車が好きな人にはたまらない映画です。(私も影響されて自転車やウェアなど揃えました) ライバルの黒人さんも印象深かったのですが、今見たらモーフィアス(ラリー・フィッシュバーン=ローレンス・フィッシュバーン)じゃありませんかー!印象深いハズだ。。青臭い青春映画なので広くお勧めするつもりはありませんが、ラストも綺麗にまとまっていますし自転車好きな人はハマっちゃう映画です。
[映画館(字幕)] 7点(2022-05-04 17:19:32)
246.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
【ネタバレ注意です!】映画未見でここをウロウロしているそこのあなた、前情報無しで観ることをお勧めします。急げ!!  思いっきりネタバレしますが、単純に頭の中のことをこのような見せ方で表現したのは大正解だったと思います。マジで素晴らしかった!最初はサスペンスに関連する各ピースがバラバラに見せられて、観客側は全く意味が判りませんが、早い段階から殺人が起き、そしてオカルト物へと変貌してゆきます。 そして、オカルト物かと思えば護送犯が現れてサスペンスかオカルトかハッキリしない流れは素晴らしい。?連発の観客心理を知ってか中盤早々にネタバラシされますが、そこで冷めてしまうか頑張れるかで評価が変わってくると思います。私は頑張れましたのでなかなかの高評価です。エド(ジョン・キューザック)もハマリ役でとても良かったと思います。  個人的にはラストの子供シーンは無くても良かったような気がします。あそこは刃物か何かが彼女の前に出てきて終わりだともっと渋かったような気がします。自分でも監督やってみたいと思わせる素敵な映画でした(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-04 16:27:49)(良:1票)
247.  プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク<OV>
別に良い出来栄えというほどでもなく、蛇足感アリアリなのに割ときちんと見れちゃうあたりは素敵です。そもそも、シーズン4のラストが比較的キレイに終っていただけに余計な事をして・・ という感じもありますが、ファンにとってはニヤッとさせられるシーンも多かったです。蛇足でしたが何とかキレイに終わったのでホッと胸をなでおろしました。ただ、ファイナルブレイクのせいでプリズンブレイク全体が軽い印象になってしまったのもまた事実で、その点は少し残念な気もしました。(まあ、それをいったらシーズン2のラスト以降は全て蛇足でしかないわけですが・・)  シーズン4を見終わって、そのままファイナルブレイクをスルーしても特に問題ない作り方には少しだけ好感が持てました。ファイナルブレイクって、あくまでオマケというスタンスなのかもしれませんね。。あ、当然ながらPBファンじゃない人がこの映画単体で観ても全然面白くないのでご注意です。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-05-04 13:43:18)
248.  座頭市の歌が聞える
座頭市を10作品ほど観て、最も好きだったのがこの作品でした。太鼓の音より影を使って殺陣のシーンを撮影していたところが非常に印象的で良かったです。勝新の作品の中では全体的に渋い仕上がりだと思います。余韻も含めて好きな作品。
[DVD(字幕)] 6点(2022-05-04 13:40:03)
249.  フローズン・タイム 《ネタバレ》 
再鑑賞・再評価・再レビューです。ファッション雑誌の写真家が監督なだけあって素敵な雰囲気を醸し出しています。神経質な画家志望の青年が主人公で、更には時間が止まるという謎設定のおかげで時間の進み方が少々遅く退屈する部分もありますが、女性を綺麗に見せる術を知っている写真家の監督が記録する映像は全ての場面がとても美しい。  時間を止めることが出来るということ自体がありえない設定ですが、その他は全てにおいてリアルな設定です。よって、どうして時間を止めることができるのか?と終始悩んでしまうのが唯一惜しい点です。店長のパートは全体的に無くても良いレベルですが、スパイスとしてはきちんと機能していたと思います。個人的には主人公の子供時代の話が全体的に面白くて好きでした。  レジ係の女性が後半に行くにつれどんどん美しくなっていくのは素敵だし伏線としてもきちんと機能しています。ラストの破局-個展-愛を確かめる流れはベタですが綺麗に決まっていて嫌いじゃないです。ちょっと男目線的なエロ妄想が多いので人にはお勧めしにくい映画ですが、落ち着いた作風で素敵な雰囲気の大人向けミニシアター系作品です。なかなか良い映画。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-04 13:38:50)
250.  許されざる者(1992) 《ネタバレ》 
非常に良い。リアル志向の西部劇って意外と少ないんですよね。しかもイーストウッドが主役!そういう意味でもなかなか貴重な映画だと思います。俳優陣各自とも掛け合いが非常に素晴らしく、思わず見入ってしまいます。やはり本物はワンランク違います。  「人殺し」という重たいテーマですが、暗くなりすぎず適度にエンタメしている点が素晴らしいです。やはり映画はあまり重過ぎないほうが楽しめます。最初からずっと主人公が弱そうで、酒場で殴られて風邪引いて「ああもういい加減にしろよ!」状態ですが、、男スイッチが入るラストは畳み掛ける渋みと凄み!正しく暴力のオンパレード。  ハッタリ(マジ脅しか?)の使い方が渋くて、往年のイーストウッドを思い出すカッコよさでした。ただ、無条件でウッド無双になるのはチト違和感を感じましたし、大オチで「どこかで大成功」も”ナイ”ですかねぇ。。 まあ、ソフト購入しても良いレベルの映画ではありますが、微妙っちゃ微妙な作品。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-03 16:30:24)
251.  キック・オーバー
メルギブ復活後、話題になった割にコケた映画ですね。本作もそうですが「復讐捜査線」などもかなりきちんと作られた作品ですが復活後はどうにもパッとしません。私はメルギブ世代なのでリーサル・ウエポンやブレイブ・ハートなども大好きですが、今作は見たつもりで今まで見ていなかったという体たらく具合です。 パッとしない理由としては、メルギブお得意の不遇な運命の後にアクション大爆発的な演出がないせいでしょうか?まあ年齢的にも爆発的なアクションは辛いと思いますし、、ある意味仕方がないところでしょうか。  今作はなかなかよく作りこまれていて100分の短い尺に上手に収めてあります。少し出来すぎ&軽すぎ感はありますが、母親ネタ、臓器ネタ、大金ネタ、裏切りネタ、刑務所トラブル、ガンアクション等々、全て過不足なく描かれています。「見たら忘れる系」よりは大分マシな「何年か経っても何となく覚えている系」の、サクッと観られるアクション作品。難しいことを考えずに手堅くアクション映画を楽しみたい方には王道の作品ですよ!
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-03 15:43:01)
252.  ジャンヌ・ダルク(1999)
安易な英雄モノだと勝手に想像していてパスしてきましたが、意外にも真面目な伝記系・歴史系の深い映画でした。キリスト教に通じていたらもっと深く読み解くことができたと思いますので、日本での評価は致し方ないのかもしれません。(私自身、半分も理解できたかどうか・・)  映画の表面上はジャンヌ・ダルク(ミラ・ジョヴォヴィッチ)がとてもかわいそうに見えますが、、「神の啓示」=「自分が信じたいものだけを見る・信じる」という利己的な危うさがよく表現されています。そういった視点でこの作品を見た場合、途端に可哀そうだとは言い切れないのがこの映画の真価だと思います。時代が変われば精神病棟、ある意味彼女はあの時代に生きて幸せだったのかもしれません。ちょっと全体的に暗い作品ですが、観た後に色んなことを感じたり考えたりすることができるなかなか良い映画です。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-03 14:55:27)
253.  リベンジ・マッチ
娯楽作品としてかなり楽しめました!ロッキーとレイジング・ブルのセルフパロディになっていますが、過去の偉作を知らない人でも十分に楽しめる作りになっていました。もちろん知っていればより楽しめますが、アーキン、キム・ベイシンガー、アンソニー・アンダーソンら脇も超豪華で見ていて絵になるシーンばかりでした。  ストーリーの流れもありきたりな割りに陳腐にならず、デニーロ&スタローンがそれぞれに自分のカラーをよく理解しているので見ていて嫌味がありません。ラストのオチのつけ方も絶妙なバランスで、主演二人を貶めない上手な流れは清々しくとても素晴らしかったです。エンドロールの途中にビッグなオマケが付いているのも一流出演陣のなせる業でしょうか。監督のピーター・シーガルは今まで知りませんでしたが、とてもスッキリと分かり易い映画が撮れる素晴らしい監督さんですね。(ただし名作としての重厚感はなく、あくまでコメディ&娯楽作品としての評価です)
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-03 14:22:08)
254.  ウインド・リバー
なかなか恐ろしい映画でした。先住民や未開の地に限らず「自分の身は自分で守れ」という教訓のようなものを感じました。日本ではこのようなリスクは少ないと思いますが、これからのグローバル時代「世界の常識」として学ぶべき問題だと感じました。  この手の映画を見ていつも感じますが、若い女性はそれだけでかなりリスクが高いということ。大昔から戦時中などでもよく起きていた問題だと思いますが、このような状況に陥った時、男は自分の彼女を守ることができるのだろうか? 煽り運転の問題も同じで、武器を持つことが許されていない日本では今後どのように身を守るべきなのか大いに考えさせられる映画でした。少し全体のトーンが暗めの作品でしたが、社会性とエンタメ性のバランスが良くなかなか奥深い作品でした。(ラストも一応の正義が下されますし)  余談ですが、迷彩服の重要性は理解していますが、雪の地で白い迷彩服って大げさじゃない?と思っていましたが、終盤の狙撃時にコリー・ランバート(ジェレミー・レナ―)がどこにいるのか一瞬判りません。その一瞬の判断遅れで人生が終わるのですねw そのシーンをよく確認してみたら雪の上に白い服を着て普通に立っているんですよね彼って。。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-03 14:17:35)(良:1票)
255.  ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ 《ネタバレ》 
話題になったボーダーラインの続編です。今作はエンタメに舵を切っていて最初から「映画」してます。前作でも子供や若者が犠牲になるような傾向がありましたが、今作はより子供に焦点が当たっています。結局のところ、、卑怯な犯罪の餌食になるのはいつも弱者であるということ。標的の令嬢というだけで不運ですが、スポーツではないので相手の弱点を突くのが必勝手段であり常套手段であるのは紛れもない事実です。非常に厳しい現実ではありますが、これはもういかんともしがたい問題ですね。(ただし、一応の配慮からか娘の性格に難アリ的な描写はあります)  今回は特にアメリカCIAの恐ろしい一面が強調されています。映画ですから事実と異なる点は多いと思いますが、それでもまんざら嘘ばかりではないハズです。まあそれだけ極悪非道な敵を相手にしているということでしょうが、現実にも似たようなことが起きていると考えたら恐ろしいですね。国防のトップが回りくどくタブーな指示を出したり、終盤には若者を乗せた二台のバンをヘリで止め、有無を言わさず射殺するシーンなどは衝撃的です。(射殺されるだけの原因はありましたけども)  少し文句を書きますがデル・トロには死んでいて欲しかった件と、あと、ラストの展開にはガッカリでしたw その二点が無ければデル・トロ最高の映画でしたので非常に残念でした。三作目を見るかどうかは世間の評判を見て、慎重に検討します(笑)
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-03 14:10:33)
256.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 
ストーリー的には大物アーティストに認められてトントン拍子にのし上がるサクセスストーリーが気持ち良い映画です。歌声という意味ではガガ様の配役は大正解ですが、役者という意味ではガガ様はガガ様にしか見えない点がちょっと残念でした。でも彼女の演技がとても自然で上手だったのには驚きました。全体的に話のバランスもよく、概ね完成度の高い仕上りだったと思います。  バラ色の人生を歌っておいてバラ色のラストにならなかった点は物悲しくも素敵です。ジャクソン・メイン(ブラッドリー)が酒とドラッグによってあのようなラストになる訳ですが、酒とドラッグで破滅する人間に不慣れな日本人にとっては少々わかり難いラストだったかもしれません。また、兄との確執もちょっと中途半端でわかり難いモノになっていたように感じます。最終的に献身的なアリー(ガガ様)が可愛そうだね程度にしか感じられなかったラストが本当に惜しいです。  音楽的に素人のブラッドリーが大物アーティストを演じ、音楽的に大物であるガガ様が素人役を演じている点も非常に面白いです。また映画内楽曲のほとんどを彼らが書き下ろしたそうで、サントラもなかなか完成度が高いものばかりです。特に「シャロウ( Shallow)」などは正しく名曲でしょう。総評としては、まあまあ素敵な映画でしたが何となく粗も目立つ微妙な作品でした。(ブラッドリー&ガガの多彩な才能には拍手ですが)
[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-03 13:20:21)
257.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 《ネタバレ》 
頻繁に過去と現在を入れ替える編集(手法)にはあざとさと判りにくさを感じますが、終盤のマルセルの一件でこの仕組みがとてもドラマチックに機能します。判りにくさは複数回鑑賞すれば理解が深まるものと思います。まあ・・ 編集の部分を抜きにすればなかなか重厚で素晴らしい自伝映画でした。皆さん同様、やはりマリオンの眉毛と女優魂が素晴らしすぎます。まるで本人が乗り移ったかのような熱演で、これだけでも見る価値がある映画だと思います。  何から何まで間違った価値観を身にまとったピアフですが、それは育ちに原因があったのでしょうね。歌声は何物にも代え難い美しさがありますが、おそらく過酷過ぎる人生と引き換えに得たものなのでしょう(もちろん元からの才能もあったでしょうが)。特にマルセルと知り合ってからは歌声にも磨きがかかり絶頂期を迎えますが、この幸せも不倫という元々間違ったものの上に成り立つものです。とにかく何から何まで間違っていたピアフで、マルセルを失ってから人生が清算されるかのごとくガタガタと崩れ落ちてゆく様は悲劇を通り越して哀れです。  実は二人のマルセルを失っていたことが明かされるラストはドラマチックすぎます。彼女が耐えがたいほどの不幸を背負っていることを理解した上で聴く「水に流して」は深すぎるラストです。ちょっと暗めの映画ではありますがなかなか奥深くて素敵な作品です。(あまりに暗いので-1点)
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-02 17:18:55)
258.  食べて、祈って、恋をして
エリザベス=リズ(ジュリア・ロバーツ)、フェリペ(ハビエル・バルデム)という、超大物を二人も使ってやりたかった作品なのこれ?といった印象の映画です。調べてみるとライアン・マーフィという監督もあまり有名ではないようですし、とにかくよく判らない謎企画といった印象しか残らない映画でした。(というか、アラサーやアラフォーの疲れた独身女性をターゲットにした観光ムービー&ライトな恋愛モノとしては完成しているのかな?)  序盤の台詞でも述べられていますが、女子大生が卒業旅行でやるレベルの自分探しをアラフォー女がやってみた的な映画です。しかもその結末が女子大生レベルの成果しか得られず、しかしそれでも主人公(リズ)は非常に満足している様子なのが痛々しい。  他の方も書かれてらっしゃいますが、私もこんなお気軽な旅をしてみたいものです。正直、旅番組や旅系クイズ番組でも見たほうがよっぽど教養がありそうな作品でした。美しい風景に免じてこの点数ですが、あまり面白い映画ではありませんでした。
[地上波(吹替)] 3点(2022-05-02 13:43:56)
259.  タイタニック(1997)
評価を下げている方もいますが、色眼鏡で観ず素直に鑑賞して正しく評価すべき作品だと思います。そもそもキャメロン版以前に何度も映画化されているリメイクの定番映画である「タイタニック号の悲劇」を、これほどまで社会現象化させた手腕は素晴らしいというほかありません。ストーリーはタイタニックお決まりのパターンですが、最初と最後におばあさんとの海底探査を持ってきている点は高く評価すべきです。全体的にCGもキレイだし各シーンや背景なども非常に丁寧に描かれています。大画面で観なくても迫力と素晴らしさ、感動は伝わると思います。  強いてマイナス点を挙げるとするならば、全体的にラブストーリーのパートをもう少し減らして人間的なドラマを補填したほうがより重厚な仕上がりになったと思います。でもそうしちゃうとこれほどの社会現象にはならなかったかもしれませんが。個人的には終盤、ローズがボートに乗せられる寸前に彼女が目線を送った先のドラマが素敵すぎて泣けました。(ローズが目線を送ったその先では他の家族が、お父さんが嘘をついて家族を送り出しているのを見て、自分とジャック、その家族や他の乗客らの運命をローズ自身が悟るシーン) あと、前半の船の舳先での例の有名なシーンですが、映画を見終わった後に再度見返すと見え方が全く違っていて非常に深いシーンになっている点も泣けるポイントだと思います。(公開当時、あのシーンを茶化すのが流行りましたが、実は最も泣けるシーンだったりします)  キャメロン監督は本当によく理解した上で、細部にまで細心の注意を払ってこの映画を作っています。評価を下げている方に聞いてみたい、この映画が気に入らないならいったいどんな映画なら気に入るんだって話です。。文句なしの名作です!
[映画館(字幕)] 10点(2022-04-30 22:19:29)
260.  レオン/完全版
個人的には劇場公開版の編集がパーフェクトです。完全版は無駄に長く、見せなくてもよいようなシーンまでご丁寧に見せてしまっているので、いい加減青臭かった設定がより強調されてしまったような気がします。(例えば小説として素敵だった文学作品がマンガになってしまったような)  また、愛や恋を知らない40歳の純情な青年が「純愛×親心」という複雑な心境に目覚めた後のラストだったハズですが、完全版では13歳のほうからグイグイ行き過ぎているし、また、純情な青年は実はシッカリ大人であったという衝撃の事実まであります。そうなってくると途端にロリコン臭が強くなってしまいます。やはり何となくホンワカ見せたような見せなかったような、観客の想像に任せた劇場版の編集は本当に素敵でした。  ただ、ラストのナタリーの泣き顔は大変に素晴らしく、このシーンだけで一気に涙を誘います。大枠では劇場版も完全版も良い映画であることには違いありませんが、編集の難しさが露呈した完全版だったと思います。
[ビデオ(字幕)] 6点(2022-04-30 17:26:26)
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