261. ファミリー・ツリー
キャストが良いですね。主役のクルーニー、2人の娘、長女の彼氏、浮気相手の不動産屋、不動産屋の奥さん、財産目当てで楽して大金を得ようとする従兄弟たち、、、。それぞれの個性とその俳優たちの演技が素晴らしかったです。主人公は、植物状態の奥さん、奥さんの浮気問題、財産目当ての親戚間の攻防などシリアスな問題をたくさん抱えていますが、美しい大自然のハワイが舞台だと、それらがあまり大きな問題に思えてこないから不思議です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2019-08-08 08:55:56) |
262. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ネタバレ ディカプリオとブラピ、2人のコラボは息がぴったりで最高に良かったと思います。序盤はタランティーノ特有のバイオレンスもほとんどなく、2人のストーリーが展開していきますが、最後に待ってましたとばかりにタランティーノワールドが炸裂します。マンソン事件の実話とフィクションをうまく絡めて2時間40分は感じさせずに最後まで十分に楽しめました。アルパチーノのシーンが少ないのが残念でしたが 、、、。タランティーノファンは100%楽しめる作品です。 [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2019-07-30 10:59:28) |
263. 卒業(1967)
初めて見たのは小学生高学年の頃、日曜日の昼間に民放テレビで放送したものだったと思います。初めて見た時の衝撃や感動は40年位以上たった今でも残っており、その後何度も繰り返し見ています。そして毎回見る度に新しい発見があります。各登場人物の演技、セリフ、映像、カメラワーク、音楽、、、どれも完璧です。しかし、ベンは全く完璧な人間ではなくどちらかと言うとダメダメ人間です。でもそれで良いんです。完璧な人間なんかいませんから。現実の世界は理屈だけでは通用しません。ちなみに、S&Gの名曲をバックに、ベンが肉体的(連日の情事)にも精神的(将来への不安)にも疲れてプールで虚ろにフロートで浮遊しているところに情事のシーンがカットバックされるシークエンスが好きです。文句なしに名作です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2019-07-22 14:29:55)(良:1票) |
264. イージー・ライダー
いつの時代でも保守的な人たちは「自由に気ままに生きている人たちに対して恐怖を感じ目障りで抹殺したいと」思うのが本音なのでしょう。それがラストの悲劇につながっていると思います。普遍的なメッセージで現代社会と何ら変わりはありません。名作です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2019-07-15 09:55:55) |
265. 嘘八百
ストーリーは古美術の茶碗を題材にしており、自分は全くその世界に興味をもったことがなかったので、逆に新鮮でおもしろかったです。そしてストーリー以上に、中井貴一と佐々木蔵之介のやり取りや会話に引っ張られました。この二人、いつも同じような演技をしている印象があるのですが、この作品ではオリジナルのキャラクターをしっかりと作り出しておりそれぞれを魅力的に演じていました。 [DVD(邦画)] 7点(2019-06-16 03:58:58) |
266. MEG ザ・モンスター
ネタバレ 今まで見たいろいろなモンスター映画とパニック映画を足したような作品です。暇つぶしには良いかもしれませんが大した内容ではありません。日本人乗組員トシが他の乗組員を助けるために奥さんに遺書を書き自ら命を落とすシーンは不愉快でした。ハリウッドから見ると、こういう日本人の神風的なことは今でも美化の対象になってしまうんですね。ヒロインを演じた中国人女優の李冰冰(リー・ビンビン)はとてもチャーミングでした。 [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2019-06-07 12:12:03) |
267. タリーと私の秘密の時間
ネタバレ シャーリーズ・セロン演じるマーロは3人の子育てが大変でノイローゼ気味。そこでタリーという名前のベビーシッターを夜間だけ雇います。マーロとタリーは気が合い、マーロは元気になり、生活はうまく行き始めます。この映画を見る前からなぜシャーリーズ・セロンが主役なのにタイトルが「タリー」だったのか気にはなっていたのですが、納得しました。「タリー」とは26歳のマーロ自身だったのですね(「タリー」とはマーロの旧姓だったということが大怪我をして病院に運ばれたシーンで判明します)。マーロは夜間だけ26歳の自分「タリー」に再会し人生を見つめなおしていたのですね。どうりで旦那と子供たちが寝静まった夜間だけ「タリー」が登場するわけです。「タリーと私の秘密の時間」という邦題も納得しました。ドラマの構図は面白いですね。シャーリーズ・セロンはこの役のために3か月半で30キロ近くも太ったそうです。おかげでびっくりするような体型に変わってしまっていますが、顔は相変わらずとても美しかったです。シャーリーズの力演が光る作品です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2019-05-25 04:59:31) |
268. あの頃、君を追いかけた(2018)
予備知識ゼロでみました。高校生の青春と純愛をベースにしたストーリーがゆったり進んでいきます。一人一人の人物描写がしっかりと描かれており、特に友人役の松本穂香さんがとても良い味を出していました。自分の高校時代を懐かしく感じました。時代は変わっても、高校生の考えていることは変わらないんですね。奇抜でどんでん返しがあるようなストーリーがちやほやされがちな世の中ですが、この作品はとてもシンプルで逆にそれが良かったです。高校生だけでなく、大人にも見てもらいたい作品です。 [DVD(邦画)] 8点(2019-05-17 03:22:55)(良:1票) |
269. 人魚の眠る家
ネタバレ 予備知識無しで観ました。全体的にじっくりと話が進行していきますが、篠原涼子が途中で包丁を振り回すシーンでいきなり非現実的になってしまいました。印象に残ったのは「(臓器提供をした)心臓が生きている限り瑞穂が世界のどこかで生きている」という言葉。確かにそういう考え方はあるな、と感心しました。とてもポジティブな姿勢で良い言葉ですね。星野さんの恋人役の川栄李奈がとても良い味を出していました。 [DVD(邦画)] 5点(2019-05-13 10:02:15) |
270. シンプル・フェイバー
アナ・ケンドリックの魅力が満載の作品です!チャーミングでセクシーでシリアスでファニー、、、、彼女の多彩な表情を楽しむことができます。アナケンファンでしたら100%満足することでしょう。ストーリーも凝っていて最後まで楽しめました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2019-05-07 12:03:40) |
271. アリー/スター誕生
予備知識無しで見ました。確かに主演の二人の音楽パフォーマンスは素晴らしいと思いますが、ストーリーはどうなんでしょう、、、。ブラッドリー・クーパーが酒とドラッグが原因で亡くなるのですが、自業自得のような気がするし、本当にレディガガを愛していたならもっと彼女を大切にして彼女の成功を応援するのが普通ではないでしょうか。ブラッドリー・クーパーはただの自己中で悲劇に陥っただけで、男としての魅力的な部分は全く見えませんでした。最後のクレジットを見てブラッドリー・クーパーが監督していたのを知りましたが、これといった作風の特徴は何も感じませんでした。 [DVD(吹替)] 3点(2019-05-07 11:58:35) |
272. ブリット
ネタバレ 1968年のサンフランシスコ。建物などの街並みが今とほとんど変わっていないのに感動しました。この映画はマックイーンの渋さと共にサンフランシスコの坂道のカーチェイスシーンで有名ですが、コンビニで冷凍食品をどさっとまとめて買うシーン、病院でサンドイッチと牛乳をもらって簡単に夕食を済ますシーン、殺人現場に居合わせた恋人を死体から見えない場所に移すシーン、射殺した犯人の顔に自分のジャケットをかけるシーン、など、単なるクールな刑事ではなく彼の人間性が見えてくるディテールのシーンがとても印象深いです。傑作です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2019-05-05 15:33:41) |
273. フィフティ・シェイズ・フリード
ネタバレ フィフティ・シェイズ・オブ・グレイの第3弾。前作でアナにセクハラをして解雇された元上司がアナに復讐をします。同時にアナは妊娠しグレイと喧嘩をします。前半はアナとグレイのセックスのオンパレードですが、変なSMではなく普通のメイクラブで、ダコタ・ジョンソンがとても美しく撮影されています。後半はチープなサスペンスアクションです。また、グレイは家庭においてはとても頼りなく行動力もないため、会社買収や飛行機、豪邸を購入したりする億万長者のやり手青年実業家には全く見えません。フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ シリーズもこれで終わりにした方が良いでしょう。しかしダコタ・ジョンソンはますますきれいになっていますので、彼女のファンは満足すること間違いなしです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2019-04-21 14:47:46)(良:2票) |
274. フィフティ・シェイズ・ダーカー
ネタバレ フィフティ・シェイズ・オブ・グレイの続編。前作がまあまあだったのでこの続編も見ました。主人公のグレイは、前作ではSM癖のある大金持ちの青年実業家でそなりに信ぴょう性がありましたが、この続編では一挙に老けてしまい、ただのSM好きの変態にしか見えませんでした。ストーリーはグレイとアナのくっついたり離れたりの繰り返しですが、最後にやっと結婚してめでたし。ただのメロドラマですね。が、アナにセクハラをして解雇された元上司が、結婚して幸せそうにしているアナを見て恨みをはらそうとしているので、それが第3作のテーマになるのでしょうか、、、。映画会社はよくも3作まで作ろうという気になりましたね、、、。アナ役のダコタ・ジョンソンは前作同様とても可愛いくスタイルも良く、彼女のファッションも存分に楽しめました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2019-04-21 11:24:56) |
275. フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ
ネタバレ 過激なセックスシーンやSMプレイが話題になっていましたが、鑑賞後はそんな印象は残りませんでした。ただし、最後の皮ベルトでお尻を叩き続けるシーンだけは見ていて痛く、またその叩く理由が最後まで理解できませんでした。結局単なる自己中なS男だったのでしょうか?全体のストーリーは恋愛物語です。SM関係や主従関係の契約書を結ぼうとするあたりはフィクションぽいですが、それ以外の二人の恋愛のお互いの心の変化の過程は普遍的であり、二人の微妙な心の動きを軸とした恋愛物語としてそれなりに面白かったです。続編を観ようと思います。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2019-04-21 08:24:49) |
276. クリード 炎の宿敵
ネタバレ アポロ息子 vs ドラゴ息子。1試合目で負けたアポロ息子が激しいトレーニングを積み再戦で勝利。よくこんなベタなストーリーで映画化できましたね。ロッキーシリーズを愛するスタローンファンとしてはがっかりです。ブラック音楽もうるさいです。唯一印象に残ったシーンは、再戦でドラゴ息子がこれ以上戦ったら死んでしまいそうになった時にドラゴがタオルを投げ入れるシーンと、最後ドラゴ親子が2人でランニングをするシーン。この2つのシーンで、ドラゴは単なる殺人マシンではなく息子を愛する普通の父親だということが良くわかりました。 [DVD(字幕)] 4点(2019-04-07 02:08:53)(良:2票) |
277. ファイティング×ガール
メグ・ライアンのファッションショーのような映画です。メグファンは彼女の可愛らしさとセクシーファッションに大満足することでしょう。実際にあのようなセクシーな服装で男臭いボクシングの現場にいたら、男たちは目のやりどころに困ることでしょう。なお、ストーリーはボクサーストーリーというより、ボクシング界を取り巻くマネージャーやプロモーターの世界に重点が置かれており、それなりにおもしろかったです。なお、この映画が実話というのは鑑賞後に知ったのですが、モデルとなったジャッキーさんがリポーター役で少し出ています。が、メグとは似ても似つかないルックルです、、、。ストーリーも安っぽいです。しかし、とにかく、メグファンなら大満足の映画でしょう。 [DVD(字幕)] 5点(2019-03-25 11:20:40) |
278. トウキョウソナタ
ネタバレ 前半は家族一人一人の悩みや関係が良く描かれており、映像や音楽もホラーっぽくてグイグイ引っ張られていきましたが、泥棒が登場するところからいきなり非現実的になってしまい興ざめしてしまいました。小泉今日子は誘拐されましたが、逃げる機会は山ほどあったのに逃げないし、、、。それに最後の次男のピアノ演奏、家にピアノもないのになんで短期間であんな天才的な演奏ができるようになったのでしょうか。下手でもいいから両親の前で一生懸命に演奏する姿の方が現実的で良かったと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2019-03-25 11:15:05) |