281. ベスト・キッド(1984)
ノリユキ・パット・モリタがホントにいい味を出していますね。この役者さん大好きです。でもさ、日本人だったらみんなカラテを出来ると勘違いされちゃ困るよね(笑)。私は剣道なら教えられますが(笑)。皆さんお書きの通り、ワックス掛けとか床掃除で体を鍛えていたというのは、今なら「あり得ないジャン」と思うのでしょうが、当時は「なるほど!」と納得して観ていたおぼえがあります。鶴のポーズを取ったりしたよね(微笑)。 7点(2003-12-03 23:53:25) |
282. 北京の55日
はい皆さん、”義和団事件”というのを世界史・日本史の教科書で調べてみましょう。その解決に派遣された八カ国連合軍の活躍を描いた史劇です。ただ、製作がアメリカであるため、アメリカ軍を中心に描かれチャールトン・ヘストンばかりが目立った印象が強いですね。実際の事件では、日本とロシアがいちばん軍隊を出し、その中でも日本軍の活躍は素晴らしいモノがあったそうです。まあその結果、4年後の日露戦争へと発展していくのは歴史のお勉強ですね(微笑)。 7点(2003-12-03 23:48:09) |
283. ベートーベン
一家の主人が犬嫌いなのに、だんだん好きになっていくというのはお決まりのパターンですから、あとはどうやって味を付けるかと言うことですよね。本作では、セントバーナードという大型犬にいろいろと悪戯をさせ、またその一部が後々への伏線となり、適度に笑わせてくれるので合格点をあげたいです。でもホント、大型犬のよだれの量ってすんごいんだよね(笑)。 7点(2003-12-03 23:36:42) |
284. ブレイブハート
《ネタバレ》 あれ?書いていたと思ったんだけどなぁ。"Age of Empires Ⅱ"という有名なゲームでチュートリアルに出てくることで知ったんですよね、ウィリアム・ウォーレスという人物を。で、その中でもイングランドの横暴から民衆を守るために立ち上がって戦うんですが、実写で観るとやっぱり迫力がありますね。戦闘シーンの迫力は特筆モノです。このころの戦闘は、ああやって前にいる者が倒れていくという消耗戦なわけですが、それを身を以て実感させる演出も見事です。そして、彼をとりまく仲間が皆魅力的ですね。イングランドに捕らえられたウォーレスをなんとか救おうとするところや、彼が処刑された後、スコットランド王を立ててイングランドと戦うところとか、心の底で結びついていたんだということを実感させられます。ソフィー・マルソーがきれいだったね。 8点(2003-12-03 21:42:34) |
285. コミック雑誌なんかいらない!
内田裕也三部作の完結扁と勝手に決めています(笑)。あとの二つは、「水のないプール」と「十階のモスキート」。夜の野球場でマイクを投げながら四文字ことばを投げるシーンが印象に残っています。 6点(2003-12-03 16:40:57) |
286. 十階のモスキート
実際にあった事件をモチーフにした作品ですね。内田裕也が冴えない警官を好演しています。中村れい子、宮下順子、風祭ゆきってだけで、もう嬉しくなります(←何が?(笑)) やっぱり犯罪はいけませんね。映画の中だけで楽しみましょう。 7点(2003-12-03 16:36:11) |
287. ブラジルから来た少年
《ネタバレ》 グレゴリー・ペックのメンゲレ博士は狂気を秘めていて怖かったですね。ヒトラーのクローンを再生しようという計画をすすめるナチの残党グループが南米パラグアイに潜伏しているわけですが、それを狩るグループの一員に名優ローレンス・オリビエ!この二人ががっぷり四つに組んだ演技をしているのに、なんで劇場公開されなかったのか不思議ですね。それにしても(←口癖(笑))、94人の65歳の人間を殺すという計画も凄いけど、その目的が「ヒトラー発動!」っていうんだから無茶苦茶です(ヒトラーの父親は65歳で死んだんですね。だからそれによってクローン・ヒトラーが覚醒するのではないかということね)。 8点(2003-12-03 16:11:36) |
288. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
変形タイムスリップモノとして楽しめました。メル・ギブソンが老けちゃうの興味深かったなあ。好い話です。 7点(2003-12-03 15:56:21) |
289. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 なんてこった!書いていなかったとは!(笑) さて、気を取り直して。映画の最初と最後で舞っている羽がとても象徴的な作品ですね。飾ることのない素直な性格の知恵遅れの青年ガンプを、トム・ハンクスが好演しています。アメリカの現代史をそのままつづったような流れで話は進みます。当然ベトナムは避けて通れないことで、ここでガンプが人を撃ったりしたのかという疑問はありますが、おそらく無かったというのが私の結論です。自慢の脚力を活かして仲間を救う姿には感銘を受けます。足を失ったゲイリー・シニーズが好い役をしているね。エビ釣りのエピソードは大好きです。彼女を失ったと思ったガンプが走りだして、やがてピースマークのTシャツができる話しは笑ってしまいました。ようやく結婚できた彼女が死んでしまって、その墓でガンプが語るシーンは泣けてきます。こういう映画はいいですね。 9点(2003-12-03 15:55:12) |
290. ヒンデンブルグ
《ネタバレ》 ジョージ・C・スコットの頑張りにこの評価を。あまりにも有名な飛行船爆発事故の背景に、反ナチスの陰謀があったというお話ですね。時限爆弾というタイムリミットを設定し、飛行船の中という閉鎖空間の中で、どうやって犯人を見つけて陰謀を防ぐかというハラハラドキドキは前半までで、後半はその犯人に協力してしまうジョージ・C・スコットがいます。反ナチスの風潮はこの1937年という頃は、ドイツ国防軍や海軍、空軍にもあった時期で、とくに空軍と海軍には多かったようです。彼もそういう軍人だったということでしょう。また飛行船の位置づけですが、現在もグッドイヤーの飛行船が飛んでいたり、宣伝の飛行がよくありますね。ヒンデンブルグくらい巨大な飛行船が大西洋を横断して飛ぶということは、当時のナチスドイツにとってこれ以上の宣伝はなかったでしょう。ですから、それを狙った陰謀があったとしても不思議はありません。ただ、あくまでも映画はフィクション(陰謀の部分に関してね)であって、真相は闇の中です。 8点(2003-12-03 15:46:37) |
291. ピンク・パンサー3
これ、わざわざ映画館に観に行ったんですよねえ。その甲斐あって楽しませてもらいました。ピーター・セラーズの変装は「名探偵登場」でも書いたけど、あの東洋人っぽい(と自分で思っている)キャラはやめてほしいんだよなあ(笑)。突然現れるケイトーとのカラテシーンは笑っちゃいます。ハーバート・ロムのイカれ加減も最高ですね。で、この映画のストーリーって何?(笑) 8点(2003-12-03 15:26:02) |
292. 評決
落ちぶれた弁護士役に、くたびれた表情のポール・ニューマンは最高ですね。世の中の悪どい仕組みに対し、自分の信念を貫いて戦おうとする姿勢は素晴らしいと思います。しっかし、ホント、誠実そうな外見の組織が、たくさん汚いことをしているよね。相手役の弁護士(ジェームズ・メイスン)は、こういう汚い役がとってもうまいですね。この手の映画は、敵役がうまくないと面白さが半減しますから。これは数ある法廷モノの中でも傑作の中の傑作だと思います。 9点(2003-12-03 15:22:27) |
293. 陽のあたる教室
《ネタバレ》 壮大な人間ドラマです。リチャード・ドレイファスの若い頃にはかなり無理があるけれど(笑)、いろいろな問題を提起している佳作だと思います。ベトナム戦争の陰が見えたり、演奏が下手だった女子学生があんなになっていたりで、生徒たちのその後もいろいろあって面白いですね。音楽とか文学とか絵画とか、本来は人間の情操教育にとても重要なモノが、予算のカットでなくなってしまうという厳しい現実、そして感動のフィナーレ。内容はベタなものですが、素直な気持ちで感動しました。 <2003年12月16日追記>今また観直していたんですが、ラストのシーンは、てっきり指揮棒を振り上げたところで終わるものと勘違いして記憶していたようです(皆さんの中にも同じ方いらっしゃいませんか?)。その後の、あんな余韻を演出するよりも、客席側から観た舞台上で背中を向けたまま、指揮棒を振り上げた状態でフィニッシュした方が、より感動と余韻が残る気がするんだけど、皆さんはどう思いますか? 8点(2003-12-03 15:16:22) |
294. ヴィドック
《ネタバレ》 予告には凄く期待してみたんですよ。観る前の予想では9点くらいかなって。で、実際に観たら、デカ鼻おじさんはすぐに消えちゃうし(でもそんなはずはないだろう!と思ったら案の定ね(微笑))、あのマスクの意味がよくわからないまま展開していくしねえ。で、犯人の正体がああいうことだったのかというのはニヤリです。 7点(2003-12-03 15:10:43) |
295. ヒッチャー(1985)
《ネタバレ》 暗闇にマッチをするシーンが印象的ですよね。しつこく追いかけてくるという点では、ルトガー・ハウアーは適役でした。ウェイトレスの彼女が殺されちゃうのは残念! 日本ではヒッチハイクというのがまだなじみが少ないので、現実的なことを考えると、こういうことは起こりにくいと思うし、やっぱりいかにもアメリカ的な映画ということなんでしょうね。 7点(2003-12-03 15:06:59) |
296. 羊たちの沈黙
これ以降、プロファイリングなんてことばが流行りましたね。レクターの猟奇性と知性が面白いと思います。ジョディ・フォスターははまり役だったかな。どうせなら続編も彼女でやって欲しかった。 8点(2003-12-03 15:01:13) |
297. ビッグ
「見た目は大人、頭脳は子供、どんな難題もくじけちゃう。その名は、ヘボヘボのわ・た・し(笑)」というくらい、ダメダメな私ですが、この映画は楽しめました(なんのこっちゃ?)。大人になると自分が子供だったことを忘れてしまう人間が多いので、子供をどう演じるかは難しかったと思うんです。さすがはトム・ハンクスです。悪のりしたおふざけが楽しかったです。しかし、ラストの結末が、個人的に今ひとつだったのでマイナス1点。 7点(2003-12-03 14:58:57) |
298. ビートルジュース
変なお化けと少女の関係が面白いですね。”バナナボート”が聞こえてくるシーンは笑えました。 7点(2003-12-03 14:54:12) |
299. ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
好いですねえ、こういうウェスタン。ペキンパーが全盛期の作品といっていいでしょう。ビリー・ザ・キッド(クリス・クリストファーソン)という西部劇史上屈指のアウトローと、彼に一目置きながら対決することになる、アウトロー上がりの保安官パット・ギャレット(ジェームス・コバーン)との絡みを中心に物語が進みます。庶民の英雄のようなビリーをやっつけようとする損な役回りを、ジェームス・コバーンが好演していると思います。ラストで、ビリーが寝ている家の周りを、銃を持って忍び寄るシーンは緊張感が高まります。無法者なのに喝采されるビリーと、法の執行者として正しいことをしているはずなのに石をぶつけられるパットの対照が面白いです。 8点(2003-12-03 14:52:02) |
300. ブルー・マックス
第一次世界大戦のドイツの撃墜王の物語です。”ブルーマックス”と呼ばれる勲章を手に入れるために、ただひたすらに敵機の撃墜に精を出すパイロット(ジョージ・ペパード)。やがて、かれの実力は認められるが、それは戦意高揚のための宣伝道具に過ぎず、そうとも知らない彼は得意満面になり、同じ基地の仲間には嫌われています。やがて国民的英雄になった彼に、殺人容疑がかかりますが、国の英雄に汚名は着せられないと判断した連中が、彼を”きれいなまま”祭り上げる最後の工作をします。彼の運命は・・・。 7点(2003-12-03 10:02:39) |