281. エイリアン
《ネタバレ》 エイリアンが登場するシーンはかなり少ないものの、存在感は十分にあります。説明不足な点はいくつかあるけど、エイリアンとの対面がメインと考えればさほど気になりません。セットをここまで作り上げているのは素晴らしいです。猫がいるだけで、この映画の中の世界にリアリティが出てきています。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-16 15:45:45) |
282. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 面白かったな~。良くできてます。マリリン・モンローが出てる映画を見るのは初めて。想像していたより綺麗でキュートでした。ドタバタしてるけど楽しい映画です。ボートで男だってことを暴露するラストシーンも好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-10 19:58:24) |
283. ラスト サムライ
《ネタバレ》 日本人同士なのに、新旧で争っている様が滑稽に見えてしまった。武士道の美学を見せつけていて、説教臭い。もったいぶった場面が多く、無駄に長く感じた。日本人の役者達は、良い演技だったと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-10 17:29:50) |
284. ドライビング Miss デイジー
《ネタバレ》 デイジーは老いてはいるが気品を保っていて綺麗でした。ホークの笑い方はバカ笑いなんだけど、人との接し方が素晴らしい人物でした。ラスト、実の息子よりも、毛嫌いしていた運転手の方に心が通っていたデイジーが、印象的でした。人種、性別、階級など関係無く、歳老いた2人が友達として接していられるなんて、とても素敵なことです。淡々としているが惹きつけるものがある映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-10 03:34:42) |
285. この森で、天使はバスを降りた
《ネタバレ》 何年、何十年と同じ風景だったんだろうなと思わせる家屋や人々、パーシーやハナの何てことないしぐさなどが、完璧なまでに美しく撮れていて、とても心にしみる情景になっています。ただ、どうしても腑に落ちない点があります。パーシーの死が、悔しくてしょうがないです・・・。なぜ死ななければいけなかったのだろう。彼女の再出発に対し、なぜあのような形で終止符を打たなければいけなかったのだろう。町のみんなは、パーシーの死を悔み、そして再会や再スタートが始まる予感があり良かったのですが、そのきっかけがパーシーの死による代償と考えると、、、悔しいです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-06-09 19:32:49)(良:2票) |
286. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 スタンリー・キューブリックに興味を持ちDVDを集めていた時にこの作品を初めて見て、今回見るのは2回目。1回目よりも2回目の方がストーリーが理解できて、色んな場面でちょいちょい挿んでくるブラックジョークに気が付き笑うことができた。見終わってからピーター・セラーズが3役こなしていることに気付いた。そのぐらい演技が良かったってことか。博士の意思に反して動く右手が面白い。頭脳と体は別ってこと?上層部と兵士が別の意思で動いてて、、、なるほど! [DVD(字幕)] 7点(2009-06-06 01:00:39)(良:2票) |
287. スピード(1994)
《ネタバレ》 タイトルに偽りなし。ハラハラドキドキ感はかなりあるので、心臓に弱い人は見ない方がいいです。15年も前の作品だけど今見ても全然見劣りしない内容です。キアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックを筆頭に、キャストが違和感なくマッチしてます。警察も切羽詰まるとファックを連呼するところが、何か人物に血が通ってる感じがしてとても好印象でしたw [DVD(字幕)] 8点(2009-06-05 18:37:48) |
288. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 ここまで作りこんだ痴漢冤罪映画は、恐らく金輪際出てこないだろうと思う。というか誰も作ろうとしなそう。そう考えると、この映画を作った監督は、凄いと思った。痴漢冤罪役の加瀬亮が、まさに冤罪顔してて見事に役にはまってました。この主人公を見てると、自分は冤罪被害に遭わないように、自分で自分を守らないといけないことを、強く思わせてくれますw だってこの主人公、冤罪だけどだらしないし無防備すぎます。なのであまり同情はできませんでした。冤罪という不幸な立場の主人公ですが、周りがとても助けてくれていたので、不幸な状況下でも良い方なんだろうな、と思いました。母親、友人、元恋人、冤罪被害の人、弁護士という周りの人みんなが無実を信用してくれていたのですから。それでも判決は有罪となってしまう結末が、この映画の社会派としての強い意思表示を大きく感じ取れます。色々と知らない事が分かったりするので、裁判について勉強になる映画でした。 [DVD(邦画)] 7点(2009-06-03 01:09:55) |
289. 逃亡者(1993)
《ネタバレ》 死刑囚の逃亡とはいえ、冤罪なので頑張って逃げ切ってくれ!と応援したくなります。その逃亡役が、優等生な雰囲気漂うハリソン・フォードなら尚更のこと。でもハリソン・フォードよりも、トミー・リー・ジョーンズの名演技が見どころです。かなり役にハマっていて、かっこいい。前半は派手なアクションが多く、後半はサスペンス要素が強い。よく出来た映画です。ただ、医療関係の身内のいざこざが、いまいち理解できなかった。何となくこいつが悪いんだな~って思いながら見てましたw [DVD(字幕)] 6点(2009-06-02 19:12:13) |
290. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 時空間を行き来して、過去の出来事を変えて、都合の良い人生を見つけようとする主人公のエヴァン。でもやればやるほど悪い人生になっていく。最後に辿り着いた一番落ち着いた人生は、最愛の彼女と離ればなれになるルートだったという切ない結末に。人生、そう上手くは行かないってことなんだね・・・。もし自分が過去を変えられるとしたら・・・。う~ん。いくつか変えたい過去はあるけど、でもそれって何か違う。やり直しができないからこそ、全ての物事に価値が生まれるんだと思う。これから先、悔いのないように選択していけばいい。まぁ口で言うのは簡単だけど、実際これが滅茶苦茶難しいわけでw [DVD(字幕)] 7点(2009-05-29 19:50:05) |
291. 切腹
《ネタバレ》 かなりストイックな映画です。間を大切にしていて緊張感がとてもあるんだけどそれが強すぎて集中力が切れてしまいます。前半は見ててかなり眠くなってしまったけど後半、昔話をし始めてから徐々に見入ってきました。この時代の話し方は独特なので何言ってるのか分からない点が多々あり、ストーリーを完全に把握できなかったけど、何となく面白かったですw 2回目の感想→立場上のプライドよりも、人としての思いやりが大切ではないだろうか。例え人を騙す行為だったとしても、その動機を考慮して、弁明に耳を傾ける余地があってもいいのではないか。行き過ぎた正義は、もはや悪なのではないか。そんな問題提議を感じた。貧乏と不幸は隣り合わせです。それは昔も今も変わりません。 [DVD(邦画)] 6点(2009-05-29 16:44:47) |
292. アンタッチャブル
《ネタバレ》 ストーリーは月並みだけど、カメラワークに神憑り的な物を感じます。役者陣は豪華なんだけど、そこまで素晴らしい演技というわけでもない。ストイックで渋い作品に仕上がっている理由は、やはり監督の業なんでしょう。黒澤明やフランシス・フォード・コッポラまではいかないが、ブライアン・デ・パルマの作る世界観には独特のセンスを感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-27 01:23:14) |
293. ターミネーター2
《ネタバレ》 ここまでスケール感がバカでかい映画はそうそうありません。劇場、TV、DVDと何度も見てるけど、いつ見ても面白いです。ジョン・コナーは実は正義感のある優しい子で、将来リーダーシップになる要素が少し窺えます。ダイソン役の演技がすごく良いです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-05-26 19:15:20) |
294. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 カメラが非常にゆっくりな動きで左右に傾いていて、じっと見てると平衡感覚が狂いそうな変な感じになりました。あたかも自分も一緒に船に乗ってるような感覚。ジーン・ハックマン演じる牧師がとても勇敢なんですが、どうも好きになれなかった。正解ルートばかり選択して、他者に「そら見たことかっ」って見せつけること数回・・・。人って強すぎると魅力が無くなるんですね。教訓です。転覆するまでは面白かったのですが、脱出劇が退屈で眠気と闘いながら見てました。試練がある毎に、一人ずつ仲間が死んでいくんだけど、死に方があっけなくて残念です。ホットパンツ姿の女性達の美脚を、見せつけるかのように撮るカメラワーク、これは嬉しい誤算ですw [DVD(字幕)] 4点(2009-05-22 18:33:09)(良:1票) |
295. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 暗くて干乾びてて淡々としたストーリーでパッとしないけど、退屈にはならず、良い映画でした。死んだような顔をしてるジョニー・デップの表情が、この映画をうまく表現しています。誰だってあんな環境にいたら覇気が無くなるにきまってます。けど女性にモテモテなんだから悪くないじゃんって思った・・・。子供たち兄弟は、巨漢の母親と知能遅れの弟にやさしくて、接し方に愛を感じました。もし自分が介護する立場だったらって置き換えて考えてみると・・・絶対くじけちゃいそう。ディカプリオの演技が実にそれっぽくて感心しました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-19 19:25:27) |
296. 隠し砦の三悪人
《ネタバレ》 太平と又七のコンビが面白いです。とても馬鹿で人間らしく、でも憎めないw 大人数での階段での攻防や、槍での一騎打ち、火祭りの踊りのシーンなど、迫力のあるシーンはさすが黒澤映画です。三船敏郎は相変わらず存在感たっぷりで、漢してます。前半がやや退屈で眠気と闘いながら見てました。でもラストの締めくくり方は好きです。 [DVD(邦画)] 6点(2009-05-19 16:02:54) |
297. オーロラの彼方へ
《ネタバレ》 親子の愛情の深さを感じる、心温まる素敵な話です。父と母と息子の3人は、3人ともみんな愛し合っていて、とても微笑ましい家族です。これは泣ける映画かな、と思って見てたけど、そこまで心に響きませんでした。良い映画なんだけどね・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-16 00:33:01) |
298. 下妻物語
《ネタバレ》 想像以上に面白い映画でした。この内容の映画だと、出来がかなり左右されるキャスティング部分、そこがバッチリはまってます。これが大きいですね。前半はどうしようもないくらい、くだらないです。笑えます。田舎を馬鹿にしてる加減が良いです。後半は女同士の友情が見れます。これが意外と良いんです。ホロっときちゃいます。女同士の友情は大抵軽薄な物が多いのですが、この映画では何だか清々しくて嫌味もありません。ちょっと男っぽさがあるのかな。 [DVD(邦画)] 8点(2009-05-15 18:18:57) |
299. サイコ(1960)
《ネタバレ》 初めてヒッチコックの映画を見ました。シュールで淡々としてるけど、スタイリッシュな部分を感じました。好みな雰囲気です。シャワーヘッドのアップ、排水溝のアップ、眼球のアップなど、執拗なアップ画面が何とも言えない怖さをかき立てています。トリックは途中で気が付いてしまったけど、全体を通して面白かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-05-13 00:05:33) |
300. ルディ/涙のウイニング・ラン
《ネタバレ》 才能が無いのにやる気だけは人一倍でしかも悪い奴じゃない場合、回りの人達が結構困る。結局回りの人達は、ルディのような奴を憎めないし、助けてあげたい気になってしまう。そしてルディの自己満足を満たすために、アンフェアなことをしてルディを担ぎ上げることになる。それって本当にルディの為になってるのか?スポーツにアンフェアを用いること自体、そのスポーツに対しても、選手含め関係者に対しても、はたまた観客に対しても、裏切り行為だし冒涜極まりない。「出場できる才能は無いけどお情けで出さして!親兄弟に自慢したいから!熱意はあるから俺!」って、どんだけ自分本位なのかと・・・。どんだけ回りが良い奴なのかと・・・。自分を客観視できないと、自分のキャパを過剰に判断してしまい、その分だけ自分が苦しむことになる。その苦しんでる所が、映画ではドラマティックに見えるけど、錯覚。途中、スタメンに入れずにチーム脱退を決意したルディだが、それが正解なんだよ。そうやって社会の厳しさを痛感していって、大人になっていくものでしょう。なので新任の監督の采配は間違っていない。でもこの映画だと、その監督は頭の固くてどっちかっていうと悪者役になってる。本質がすり替えられてて感動させるような煽りがあるから、一瞬惑わされる。 [DVD(字幕)] 5点(2009-05-12 17:51:30)(良:3票) |