281. 河童(1994)
予想以上にいい映画でした。大胆に導入した音楽の要素も決してスベっておらず、いいアクセントになっている。子役もよかったけど、やっぱ陣内父ちゃんにはやられましたね。まさに昭和のオヤジって感じ。これで現代の話にもう少しインパクトがあればなかなかの秀作になっていたのでは? [ビデオ(吹替)] 6点(2005-11-20 14:28:20) |
282. 午後の遺言状
老人の老人による老人のための映画。謎の儀式とか棺桶とか、ところどころ印象深いシーンはあったんだけど、ストーリー自体にはいまいち魅力がなかった。小津映画と共に、もう20年ぐらいしてから観直した方がいいのかも。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2005-11-20 14:24:06) |
283. ビヨンド・サイレンス
こういう身体障害を扱った映画って大抵主人公本人が障害を持っているけど、この映画ではそれが主人公の両親であり、ちょっと違った視点からこの問題について切り込んでいる。とはいえ、それをネタにワザとらしく涙を誘う多くの映画とは異なり、あくまで普遍的な家族愛の物語にしているところに好感が持てます。 [映画館(字幕)] 9点(2005-11-20 14:20:29) |
284. ライフ・イズ・ビューティフル
確かにこれがホロコーストの実態だといわれれば「ふざけてんのか!」って突っ込みたくなるかもしれないが、おそらくホロコーストの糾弾がこの映画のキモだとは思えない。あくまで子供のために命をかけられる父親の姿を描いたヒューマン・コメディなのだ。語弊があるかもしれないが、ユダヤ人収容所という設定はこのコメディを描くための単なる設定のひとつでしかないんだとさえ思う。しかし、それでも最低限の配慮を忘れないのがベニーニのエラいところだと思います。特に、子供服の山を猫が歩いているシーンにはグサッときた。油断しているとたまにこういう強烈な場面が出てくるから、この映画は油断できない。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-20 14:13:50) |
285. 海の上のピアニスト
1900とマックスの関係などを見ていると、つい同監督の『ニューシネマパラダイス』を思い出してしまいます。流れるピアノや文字通り炎のピアノ対決など、ときどき「何これ?」ってシーンがあるので混乱してしまうこともあったが、決してそこでシラケてしまうことはなかった。最後まで船を降りなかった1900を「逃げ」と見るか否かで大きくこの映画への印象が変わるような気がします。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-20 00:07:05) |
286. シン・レッド・ライン
なんか日本兵の描かれ方がちょっと姑息に思われたけど、とりあえず日本語で喋ってくれたのでよしとしよう(?)。同時期に『プライベート・ライアン』がありますが、正直どっちもどっちって感じです。むしろインパクトだけなら、映画史に残るであろう残酷描写を披露した『プライベート・ライアン』に軍配。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-19 23:36:50) |
287. シックス・センス
オチ自体はわざわざ最初にあんな断りを出してもらわなくても何となく中盤までで読めてしまう。それよりも、今までになかった幽霊の表現がなかなか斬新でよかったです。あんな風に後ろを通り過ぎていったり、テントに潜り込んできたららやっぱ怖いわなぁ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-19 23:28:52) |
288. ビーン
長編映画にしたのがそもそもの間違い。肝心の笑いの方向性も、TV版とは全然違うベクトルになってる気がするし、いかにもアメリカ映画らしい大団円も完全に的外れだと思う。 [ビデオ(字幕)] 2点(2005-11-19 23:21:40) |
289. ジャンヌ・ダルク(1999)
中盤まではそこそこ面白かったのに、宗教色が強くなる後半で一気につまらなくなる。ダスティン・ホフマンとの押し問答は、まるで『エヴァ』の最終回を観ているかのような印象さえ受けてしまった。この話をやる以上宗教的な部分は避けて通れないんだろうけど、キリスト教の知識ゼロの僕にはイマイチ分からない世界観でした。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-19 23:17:15) |
290. 恋におちたシェイクスピア
パルトロウの男装にはかなり無理があると思う。それこそ『シベ超』並に違和感ありまくりの変装である。それにしても主役の二人に華がないな。まだ椅子をギコギコやってたおばちゃんの方が印象に残ってるぞ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-19 23:08:31) |
291. エリザベス
『バリー・リンドン』といいこれといい、西洋の歴史モノはちょっと苦手です。映像や衣装の美しさはたしかに素晴しいんだけど、それ以上に感じるものがない。西欧史の知識がある程度ないと厳しいかも。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-19 23:01:14) |
292. オースティン・パワーズ:デラックス
とりあえず『ID4』と『SW』のパロディは面白かったが、後は別に…。ストーリーは前作同様どうでもよく、ひたすらDr.イーブルとミニ・ミーだけを観ていた感じ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-19 22:58:12) |
293. オースティン・パワーズ
内容云々以前に、マイク・マイヤーズがキモイです。Dr.イーブルはともかく、オースティンには生理的嫌悪感さえ感じる。話自体は特に面白くないけど、とりあえずDr.イーブルが面白かったのでこの点数。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-19 22:55:31) |
294. ELEVATED(エレヴェイテッド)
いきなりこれだけを観たらかなり衝撃的だっただろうけど、ビデオだとこれが始まるのが『CUBE』が終わった直後。『CUBE』の余韻が消えないうちに、しかも30分ほどで終わってしまうため、これ自体の印象がちょっと弱くなってしまってる気がする。とはいえ、決してつまらない作品ではないです。オマケにしておくにはもったいない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-19 22:53:16) |
295. アルマゲドン(1998)
内容的には『ディープ・インパクト』に五馬身差ぐらいリードを許してる気がするが、TVで放映されるたびについつい観てしまう…ってことはやっぱ俺この映画が好きなのか? 改めて振り返ってみると、随所で流れるエアロスミスの曲と愉快なロシア人宇宙飛行士のオッサン、そしてロックハウンド目当てで観てるんだと気づいた。なんかちょっと寂しい。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-19 22:50:15) |
296. ディープ・インパクト(1998)
悲壮感&緊迫感ゼロだった『アルマゲドン』よりは遥かにいい。あっちが隕石を破壊するヒーローをメインに描いた映画なら、こちらの主役はどこにでもいるごくふつうの一般人たち。だからこそ自然とドラマに溶け込んでいける。そして忘れてはならないのが本当に衝突する隕石の迫力。スピード感・重量感ともにインパクト絶大ですごかったです。ラストがちょっと甘い気がするけど、まぁよし。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-19 22:44:47) |
297. CUBE
この徹底的な不条理さがいいですね。一体何のために作ったか分からないし、なぜ彼らが選ばれたのかも謎。そしてそれは最後まで解明されない。ここまではいいんだけど、CUBE突破のカギとなるアレが、あまりに唐突でちょっとびっくり。あんなのナシにして、最後の一人が死ぬまでを淡々と描いていった方がもっと後味が悪くてよかったかも。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-19 22:30:49)(良:1票) |
298. マーズ・アタック!
まるで「これはオバカ映画です」と宣言するかの如く登場する円盤の大群にいきなりヤラレました。こういう確信犯的なバカ映画は結構好き。どうせバカやるならこれぐらいやらないと。宇宙人の侵略といえば同時期の『ID4』の方が有名だけど、こっちのほうが遥かに面白い。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-19 22:25:56) |
299. フィフス・エレメント
カメみたいな宇宙人がはさまって動けなくなってもがいてるシーンを観た時点で匙を投げました。あとはひたすら不死身のブルース・ウィリスが大暴れする典型的なアクション映画。延々とどっかで観たようなシーンが続くだけ。エレメントが揃った時に発動する最終兵器のアホらしさには思わず悶絶してしまった。 [地上波(吹替)] 3点(2005-11-19 21:48:53) |
300. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
あ~しょうもないモン観てしもうた! 単なるコスプレショーやん、これ。シュワちゃんやユマ・サーマンもこんなショボ映画に出たくはなかっただろう。バットマンもヒーローというより単なる色ボケオヤジか? 他のバットマン映画になかなか手を出せないのはこいつのせいです。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2005-11-19 21:46:04) |