281. ターミナル
《ネタバレ》 ずっと観たかった映画です。 もっと現実的な問題をテーマにした社会的な映画だと思ったら意外とコメディーで楽しいです。 意外とハートウォーミングです。 ちょっとファンタジーです。 音楽も愉快です。 最初こそ孤独に突き落とされて辛いですが、もっと孤独な状況の映画だと思ってました。 美女との出会いまであります。 愉快な仲間も出来ます。 ハンバーガーは美味しそうです。僕も食いたいです。 インドのおっさんグプターはクセが強いけど良いキャラしてます。 最後の方でクサいけど爆発的な感動もあります。 噴水のモザイクアートが綺麗です。 壁を一人で塗ったり、モザイクアートを一人で完成させる仕事量を考えるとファンタジーです。 皆が注目して一人を盛り上げるのも嘘かもしれません。 ただ現実を抜きにして心が温まるのが魅力の映画です。 「レッドカーペットの会員ですか?」と追い返されるとき「そりゃ納得いかんのう」の空耳はしっかりと聞こえました。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-17 23:25:06) |
282. プリンセス トヨトミ
《ネタバレ》 ああ、面白かった。クレヨンしんちゃんの劇場版でも見たような感覚だ。 大阪国は今の日本国よりも美しい国でした。 国民が一体になり大切な物を守るという、、、、 ちょっと前に「絆」という言葉が流行って、(大切な絆もあっただろうけど) 絆なんて全然ないのに絆絆って乱用するから、絆って言葉に意味なんてよく分かんなかった。 でもこの映画は絆映画であると思った。 平和な町の中でほのかに漂うシュールさが良い。 突っ込みどころはある。引き出しの中が空っぽなのはちょっとよく分からない。 それから、「大阪府民以外の人間はいないのか?」という問も、残念ながら製作者や監督が気が付かないはずはない。 物語は大阪を描いているわけで、多県民は邪魔だから省いた程度でしょ。 もし社会派映画ならそれで減点の対象にもなるでしょーけど。 リアリティリアリティいうわりに、 綾瀬はるかさんは「乳が揺れる!」と男どもは賛美するのに、「あんなたくさん食べればお腹や顎の肉が揺れるはずだ!」 と、そういうリアリティの無さを非難する声はほぼ聞こえない。 リアリティとはご都合主義なもんだ。リアリティとは自分の都合で変わってくるから。 自分がメタボだとそういうところにリアリティは行き届かない。 リアリティだけで作品を批判するのも手段や口実。 一人が書いた小説の中の設定のズレや不自然さだけで低得点付けるって、 なんかイジメみたい。指で埃をすくう姑の嫁いびりみたい。 あからさまな低予算型B級映画なら自分も同じことしてるだろーけどね。 少年が性同一性障害なのはヒロインがボーイッシュだからってだけかも。 儀式の場面は面白い。 父が子に託すのは、晩酌でもやりながら世間話をするのとは違う。 父と二人で長い道を歩くことなんて僕はそう何回もない。 、、、プリンセス茶子ちゃんが可愛い。 「セーラー服と機関銃」とか「時をかける少女」のような素晴らしいヒロイン。 あんな子は絶対にいない。 やっぱ前半の方が面白いと思った。 父と息子を描いた映画としても少しだけ微妙な仕上がり。 [地上波(邦画)] 5点(2012-05-12 23:41:00)(良:1票) |
283. ヴィレッジ(2004)
《ネタバレ》 大好きなシャマラン監督の作品。 気になってたけどやっと観れた。 村の雰囲気は少し奇妙ですが、美しく穏やかな感じです。 ただその村には秘密があります。 その秘密というのはこの監督の作品らしくあまりにも不思議で霊的な、神秘的な色合いを持ちます。 黄色いローブなどをまとってかなり神秘主義です。 閉鎖的な村の雰囲気は好きです。 閉鎖的な小さな村が舞台であるのにドッ××ィルのように村人達が牙を向かなかったのは少し意外でした。 村人を村から出さない閉鎖的な感じはありますが、それが他の作品にあるような血生臭さや暴力や束縛とは少しだけ感じが違います。 結束した集落ではだいたい村の中で怪物が現れるのですが、この作品ではその怪物の現れ方がまた面白いかもしれません。 村の外に怪物がいる限りは村の中には怪物がいない、と途中までは思ってました。 閉鎖的な小さな村だと、外から新しい来訪者が来てそれで怪物が生まれるという話も多いですが、この作品はそれとも違いました。 閉鎖的に守られた中での平和な環境がどうであるのかと考えさせられます。 盲目の美女と静かな森と隠された秘密があまりにもミステリーで美しい絵になります。 ただもっと血生臭い緊迫感を求めてたかもしれません。 あいつはどうしようもねーなってのが一人いました。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-12 02:06:40) |
284. フューチャー・ゲーム
《ネタバレ》 なんだ、ただゲームが好きなだけじゃないか。 そう思って見たいたら、面白くなってきて、 なんとなく最後まで観れました。 ゲーム好きのならず者が、無理やり仲間の力を借りてゲーム製作に成功して億万長者になるという、だいたいそんな内容です。 でも途中で悪女にゲームの案を盗まれてしまいます。 ゲームショーでの発表を目指し、荒れた中でも楽しそうにゲーム制作をし、そこで仲間との連帯感が生まれる感じが良いです。 ゲームショーで悪女を見返すところが見所です。 美女は出てこないのですが、セクシーな女の人は多いです。 この映画では仲間の力を借りるためにけっこう糞な手段を使います。 主人公が結構糞です。顔が気に入りません。でも才能はあり過ぎるのは認めます。 そんな成功者に糞なヤツらがまたまとわり尽きます。 足を引っ張ったと思ったら恩着せてくるとか糞です。 そういう奴が何処にでも顔を出すウザさ。 そんないろいろ力や権力への依存度が強く表れていると思います。 この映画を見ると日本のゲームってスゲーなぁと、 フューチャーゲームというタイトルなのに懐ゲーばかりで面白かったです。 ゲーム風に見せる演出は理解不能ですが、見方によっては面白いかも。 とてつもない架空のゲームシーンを見ると、どうやってキャラクターを操作してんだ? って思っちゃいます。 [DVD(吹替)] 4点(2012-05-12 02:00:23) |
285. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 ここまで素晴らしい心理描写を自分は見た事がありません! 法廷サスペンス?ぼく裁判とかよく分からないしぃ、眠くなっちゃうんだよねぇ。。。 否いや!眠くなるどころか、目を離すスキも与えてくれません! 次から次へと何かが展開してゆきます。 僕も偏見により「有罪側」にいましたが、どんどん裏切られました。 絶対に真実だと誰もが疑わなかった事が、どんどん揺らいでゆく様は見事です。 人物描写が素晴らしく、キャラクターが個性豊かで、皆それぞれに存在意義があるように思います。とても演技とは思えません! 皆がそれぞれの意見を持っているというか、その人の考え方はその人にとっては正しいのだと思います。それが一つの部屋で交錯するので、とても激しいです。 一人の人間を人間が裁くというのはとても恐ろしい事だと思いました。 とても責任が重くて、凄く慎重にならなければいけない。自分の偏った考えや、自分が感情的になっている事に気づかない事も多々あるので、そういう部分も真実を曇らせます。 真実なんて誰も分からないのですが、それでも出来るだけ真実に近づけないといけない。 大変だなと思いました。 この作品ではそういった事をとても重大に扱っているように思います。 最後に、みんながバラバラになる場面が良かったです。 (※上の感想文は2009年3月29日に書いたものです) [DVD(字幕)] 10点(2012-05-09 03:08:06) |
286. ミミック
《ネタバレ》 久々に良くできたSFホラーを観ました。 なかなか面白いです。 それにしても大量のゴキ○リに大量の天井ウ○コに巨大昆虫キメラって、、、不快度指数を稼ぎますね。 それにしても天井ウ○コって、超アートじゃん。 地下で二人の悪ガキが遭遇した、暗くて正体不明なキメラは生かされてました? スタイリッシュなオープニングは羊たちの沈黙みたいで良い。 大都会の他人への無関心さが表れる。 地下好きにはたまらないかも。 廃墟の地下鉄駅とか廃電車とか超イイ。 広大な街にして遭遇率が高すぎ。 二人の愛を確かめるラスト。被害が大きいけど、全部が二人の愛の反面のグロテスクさかい。 もう三人で勝手にヒューマンな家族ごっこしてろっちゅーの。 解剖とか超グロイけど良くできてると思う。 傷口にあんな液体を塗られた瞬間、自分なら人間を止めたい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-09 02:45:20) |
287. アイドル・ハンズ
《ネタバレ》 これはサイコーな奴らが出て来てやらかす楽しい青春ホラーでした。 素敵な堕落ぶりがいい感じです。 あぁティーンの頃に戻りたい。。。 外人の笑い声が聞こえてきそうなコメディーな感じでしたが、 グロいけど非常に明るい。 友人が死霊化したあたりからはブラック過ぎて笑えません。 でもそこがまたクセになるという。 セクシーあり、友情ありでゆうことありません。 生と死を超えたところに友情があっていつまでも一緒、みたいなところが友情映画として良いです。 エンヤの歌が聞こえてきたとか面白過ぎ。 見終わった後はまさに若い青春の明るさです。でも悪趣味! 巨大パイプとか結構ブッ飛んでいて面白いです。 [DVD(吹替)] 7点(2012-05-09 02:31:29) |
288. CUBE IQ
《ネタバレ》 あえて狙ってCUBEと間違えてみた。 みんな思うこと、「キューブじゃねぇし」詐欺過ぎ。 はい、苛めっ子の登場!はい、足引っ掛けでズッコケた~。解りきった展開。。。 B級の学園映画の男子ってバカだ。 「俺に近づくな」って、、、アンタが近づいてきたんでしょー、ホモか。 優等生ぶりの発揮もウザいんですが。 この学園は糞みたいな人間しかいないんですね。先生もイジメに加担して酷すぎます。 映画の中のイジメなのに、僕がイジメられてる気分になってきます。 しかし後半の復讐が見所です(ある意味でZ級復讐劇の良作です)。 なかなか悪趣味な復讐です。これがエロゲーだったらいいのかもしれません。 苛められっ子は必見の映画です。 のび太くんに静香ちゃん、、、それとジャイアンとスネ夫が多数。 のび太くんが狂ったらドラえもんの道具を使ってこんな感じになってしまうかもしれない。 しかし何なんですか?このレトロなイイ感じのロックは。 一応自分は共感し楽しめましたが、低レベルすぎる次元の面白さです。 それはあまりに童貞的な面白さ、あまりにイジメられっこ視点な楽しませ方です (だから自分は楽しめた)。 それにCUBEというタイトルなのに全然CUBEでなく、むしろROOMだろというところでマイナス点は大きいですね。 さらにIQというものが見当たりません。 [DVD(吹替)] 3点(2012-05-09 02:14:09) |
289. グリーン・ゾーン
《ネタバレ》 臨場感はすごくありましたが、よく分からなかったです。 ボーンは楽しめたのに、あまり楽しめなかったです。 現場にいるような慌ただしさがあるのかもしれませんが。 [DVD(吹替)] 5点(2012-05-09 02:00:52) |
290. バンテージ・ポイント
《ネタバレ》 正直、自分にはあんまり合わない映画です。 テロとか政治的な問題の映画、比較的にタイムリーな問題を扱った映画などは 直視しなければならない事柄だとしても映画においてはあまり関心がありません。 それから多くの始点を用いたり、複雑な時間軸を使って巧妙にしたり、 頭の中で計算して組み立てることを強いられる映画は、要領の悪い自分にはあまり合いません。 単純な方が自分には向いてます。 この作品はそんなわけで自分には把握しづらかったり、観るのに苦労した映画でした。 途中で観るのをやめてまた再開したときに、 何度も繰り返されるために似た場面が多いので、どこまで見たのか困惑します。 ただ複数の人間の視点により、起こっている事を立体的な感じで見せていると思います。 また違う視点で何度か同じことが繰り返されるので、一つの事件のようで多面的な見方が出来るようで面白いです。 ただただ自分にも解りやすいのは黒人男性には非常に好感が持てたことと、 一人の小さな少女の命がどんな大儀なテロ計画なんかよりも偉大であるということです。 使命に徹した(仮に)悪でさえ、小さな命が立ちはだかったときにそれを壊すことをためらってしまう。 そんな奇跡を見ました。 武器を手にしない小さな無償の命が破壊力のある力を止めてしまうという不思議な現象が希におこるのかもしれません。 [DVD(吹替)] 5点(2012-05-09 01:51:03) |
291. マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生
《ネタバレ》 愛しているよ、マンディ!、、、っていいですね、憧れの美女っていうのは、、、学園のマドンナ、みたいな、、、いや~そういうのを見ていると、自分の青春時代を思い出しますわ、、、 自分もそういう女性にさんざ恋しましたよ、、、あの思いっていうのは何なのでしょうねぇ、、、ナゼこれほどまでに眩しいモノとして記憶にこびり付いているんでしょうねぇ、、、 必ず一人は学園のマドンナっていますよねぇ、、、何なんでしょうねぇ、その存在って、、、そういうマドンナ的美少女と結婚した男って死んだらええのに。 っていうのは嘘です。 いや~、しかしサブタイトルの「血まみれの金髪女子高生」ごとく、本当に金髪血まみれでしたね。B級青春ホラー。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-09 01:44:14) |
292. エクスタミネーター
《ネタバレ》 ベトナム戦争の傷を心に負い、またそれを追い求めてしまう男の復讐バイオレンスアクション。 社会のゴミを一掃する必殺処刑人エクスタミネーター。 これがB級で良い。 ワイルドで荒い感じがまた男らしい。 バイオレンス・アクションが普通に楽しめる。 首切りは強烈。焼殺も凄い。 悪人に容赦なし。 B級ならではの変な迫力を感じるが、全体的に地味でもある。 処刑人はパッケージほどカッコ良くない。普通のおっさん。 終始むくんだ寝起き顔。 自分の観た映画ではランボーとかマッドマックスなどを少し思い出した。 歌が素晴らしい。 歌詞に浸り、歌に聴き入ってしまう。 メッセージ性のようなものも少しだけ感じられ、 アメリカ人の抱くベトナムのイメージになんとなく思いを馳せる。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-09 01:26:12) |
293. タイタンの戦い(2010)
《ネタバレ》 話題になった作品だったので見てみた。 映像はかなり壮大で大掛かり。 画的に感動するほど美しい場面もあります。 これはかなりファンタジーな感じ。 もう俳優が映っている場面以外は、やってることが二次元のアニメやゲームとほぼ一緒。 ここまでお金かけて大げさにすると、もうやってることはよくわからんです。 画面が早すぎてゲーム慣れしていないと疲れる。 グラフィックを褒めるにしても、これ以上いかない感じがする。 これ以上にゲーム風な映像を良くしても、自己満足のオ○ニーにも思えてしまう。 あまりに映像が現実離れしたため説得力はない(神話だから仕方ないのか)。 メッセージ性は分からないけどヒューマンをあまり感じない。 当時3Dだ3Dだって一過性な技術のことだけで盛り上がってたから、 映像だけに焦点を合わせたために中身がなくなってしまったんだろうか。 とはいっても映像は凄い。金と技術のかけ方が凄い。 ファンタジーとしては楽しめる映像。 ただ楽しませ方は無責任。 人間も神も越えたって何ですか?それって宇宙ですか? 勝手すぎ。 観客だけを楽しませるための手前勝手さ、視点の狭さ、 これは主人公はオレ様映画。 一緒にやってきた仲間の死なせ方が適当。 生き返らせるのも主人公の都合。 死に対する責任の無さだ。 たとえ背景の隅の脇役キャラでも、人間が適当に大量に死ぬ映画は人間を讃えている映画ではない。 人間よりも遥かに巨大な存在を簡単に軽く描いている映画は良くない。 しかも「父親は偉大だ」とか「父親は子の望むものをなんでも与えてやれるパワーを持っている」みたいな気がしてイヤだ。 [地上波(吹替)] 4点(2012-04-22 23:42:22) |
294. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 夫婦喧嘩もここまでダイナミックにやると、非常に開き直った明い感じがして良いです。 夫婦ゲンカの暗さを吹き飛ばすためのド派手アクションに思えてきます。 この映画、夫婦やカップルで観れば面白さ倍増なんでしょうけど、 僕はひとりで見たので面白さ半減ですけど。 でも深刻な問題を大げさに扱うとちょっと面白いです。 この映画の、家具が壊れる激しい喧嘩は激しいセックスみたいに映してます。 物が壊れる壊れる。 家が壊れるほど開放的な感じなんですね。 エレベーターの爆破スイッチを押した女性はプロの仕事屋にしては間が抜けすぎ。 夫婦間でもお互いの秘密を尊重して、もし過去を詮索しすぎると大変な戦争になるよーってことかなぁ。 後半は少し退屈した。マトリックスみたいの連続じゃん。 なんだ、結局ラブラブじゃねぇかフ××キン! [地上波(吹替)] 5点(2012-04-18 23:21:56) |
295. 人間人形 デッドドヲル
《ネタバレ》 基本はC級ホラー。 しかし独特のエロスが面白い。 ある人形作家が作った美しすぎる美女人形。 その美女人形を手にした男はやがて発狂し死す。 人形愛と人形エロスをモチーフにしたこの作品は 生身の女性よりもセクシー・フィギュアが好きな男性は必見。 ダッチワイフとかラブドールのファンの男性はマジ必見な作品である。 球体人形好きにも見てほしい。 ラブドールのエロスが男を魅了してゆく様をまるで「呪い」のように描く。 解釈が変かもしれないけど、この作品は「リング」の影響も感じる。 リングの「呪いのビデオ」はこの作品では「呪いのダッチワイフ」となり、 ダッチワイフの持ち主になった男性(ときに女性)を発狂死させる。 ちょっとアートな感覚と、ちょっとシュールな音楽が何とも言えない。 断片的に回想が入るので話の流れもちょっとだけシュールな感じ。 人形愛独特のエロスがけっこう的確かもしれない。 人形愛=ネクロフィリアという感じがする。 (子供のころ家族でよくファミリー映画とならんで怪談映画を見た。 そんなあるとき父親が家族全員で見るようにこのビデオ借りてきた。 パッケージが怪談ビデオみたいだったからだろうか? マジで引いた) [DVD(字幕)] 5点(2012-04-17 00:01:45) |
296. トランスポーター2
《ネタバレ》 あいかわらずカッコいいですね、このシリーズは。 前作同様に楽しめました。 あいかわらずカッコいい奴です。 ありえね~アクションの連続がカッコよく、 強すぎます。 テロとか犯人の行動にあまり政治的なものが見えません。 そういうのを必要としない映画です。 車の爆弾をクレーンのフックで外す場面が一番ありえなくてカッコいかったです。 カーアクションもいいですが、人間じゃねぇ超人アクションが楽しいです。 普通の映画だと車に轢かれそうになると「どこ見てんだー!あぶねぇじゃねぇか!」などといったイベントが起こるものですが、 この映画だともう主人公が轢かれそうになってもドヤ顔でドライバーに「大丈夫か?」と声をかけるくらいです。 [地上波(吹替)] 7点(2012-04-16 02:00:21) |
297. 名探偵コナン 沈黙の15分
《ネタバレ》 また見てしまいました。 今回、冬山とダムというのが個人的にツボでした。 ただ相変わらず蘭ねえちゃんが可愛かった。 歩美ちゃんが可愛かった。 哀ちゃんが可愛かった。 園子さんが美人だった。 そして冬実さんが雪景色にあう冬美人だった。 雪山のペンションにあんな美人がいたらもうたまらんですよ。 みづきさんもイメチェンしたら美人になった。 トウマくんが可愛かったけど気の毒だった。 番宣キャラの加藤清史郎君が可愛かった。 でも佐藤刑事が少ししか出てこなかったので残念。 電車はスピードみたいでした。 スノーモービルの場面は元太君が悪いと思った。 ダイヤモンドダストは幻想的だった。 犯人は憎たらしいな。 コナン君のアクションは笑いを通り越して寒い。 見てて恥い。 アクションの容量が既にリミットを超えていた。 なので15分というリミットはそんなに考えなくて良いかも。 戦場カメラマンが一人だけグラフィックが違って面白かった。 でも最後は感動してちょっと感涙したのは本当。 何年かぶりに見たけど、 毛利小五郎の声が変わったのを知らなかった。 そこら辺がいつもの名探偵コナンと違うので調子が狂ってしまった。 それを持ち直すのが大変だった。 小五郎の声は元のままが良かった。 小五郎がルパンみたいな場面もある。 展開が読めてしまう場面がいくつかあり、 温泉の場面やスノーモービルの場面など。 アニメは何年たっても同じことやってるみたいで、 お決まりで楽しませるのも良いんですが、 もうすこし新しい演出で楽しませてほしいかも。 [地上波(邦画)] 5点(2012-04-13 23:05:02) |
298. イヴの総て
《ネタバレ》 (2009年の映画メモをもとに) 僕は容量が悪い人間だ。 だからイヴみたいに容量のいい人間を見ているとなんだかイライラしてくるな。 イヴの表情を見ているとなぜかイライラしてくる。 たぶんイヴは頭が良くて気が利くけど、大キライです。 誰からも良く思われるようにして自分だけ伸し上ろうと考える人は嫌いです。 ズルい手段を使うから。 調子のいい弁解の女王イヴに終始イライラ。 主演イヴ役はここまでに厭らしい役を見事に演じられております。 でも実際にそうしないと生きていけない世界があります。 マーゴなんて気の毒でみていられません。 イヴですが、まあでも自分がやったのと同じように相手にもやられるんでしょーね。 相手を蹴落として頂点に立ったと思ったら、今度は同じふうに蹴落とされて座を奪われて転げ落ちるのがオチですって。 またズルい手段で頂点を勝ち取っても、その地位は急所をつかれると案外モロいのかもしれないとこの作品は教えてくれているようです。 イヴが弱点をつかれて、あまりにもモロく崩れ落ちたのを見てそう思いました。 美貌の悪人が弱点を突かれるほどおもしろいのはありません。 「人を利用する人間」は「人を利用する人間」としか結びつかない。 似た人間同士が結びつくのだから。 イヴ=悪役という見方が正しいのか知りませんが。 マーゴの大女優ぶりが見事でした。 [DVD(吹替)] 8点(2012-04-13 01:08:49) |
299. 地獄の黙示録
《ネタバレ》 この映画には部分的にちょっとドラッグをやっているような感じがある。 見ていてそんな感覚を覚える。 そこが心地よい。 少し感覚的なところがあるかも。 暗闇に浮かび上がる電飾は非常に幻想的であり、それは正しくドラッグをやっているみたいであり、あるいは子供の目線で見た遊園地のような光景かも。 そういったところが非常に幻想的で美しいと感じる。 「タクシードライバー」と少しだけ似たところがある、ような気もする。 牛殺しが強烈過ぎて、もう一方の肝心なところが目に入らなかった。 やはりリアルな「死」というのは絶大であり、カーツ大佐の作り物の死は、本物の牛の死のインパクトと迫力には敵わない。 牛の悲しい目に死ぬ瞬間があり、非常に残酷で可哀想って思いましたが、そんなのは甘っちょろいんでしょうね。 「牛がかわいそう」とかぬかす自分は「平和な奴だ」とでもいわれそうですが、まぁそんな感じですよ。 戦争とは「死」であり、その「本物の死」を人間の体を張って見せるワケにはいかないので、牛を使って「本物の死」を示したんですかね。 「本物の死」だけは映画で再現できない。いくらリアルといわれる映画でも。 (映画に死があるとすれば、マッドマックス1くらいなもんだ) その暗さに目を背けたくもあるが、見入ってしまう自分も確実にいる。 全く映画というものは、その中でたくさんの人が死んでいるのに、実は何も死んでいない場合がある。 ドアーズの曲がこの作品の幻想性をまた高めていたかもしれない。 超サイケ。 しかしあの島の異様過ぎる雰囲気は忘れがたいものがある。 結局、僕はこの作品の幻想性とかそういう方向にばかり目が行ってしまい、肝心の戦争映画としての評価がまともに出来ない。 ただ非常にカッコいいと感じる。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-13 00:45:47) |
300. ワイルド・スピード
《ネタバレ》 この前ワイルドスピードを観ました。 なんたってパッケージ裏に「元祖カーアクション」なんて書いてあったら、そりゃもうレンタルしないワケにはいきませんって。 ヴィン・ディーゼル って役者を初めて知ったのがこの映画です。 彼は結構カッコいいんですよ。劇中ではちょっと怖いんですけどそこがカッコいくて 男として惹かれるところがあります。 そういった男に認められるのが、観ていて楽しいです。 しかしこの映画は、なぜでしょう?B級映画を観ているような感じなんですね。 超有名作品なのでB級感覚はアカンでしょう。 恐らくは、カメラワークがショボいのが原因でしょうか。 カー・アクションのカメラはいいとして。 会話シーンなどを面白く見せていないといいますか、魅力的なとらえ方をしていないと思います。 ストーリーがショボいんですかね。 ほのかな退屈さがただよいます。たぶん中盤の作り方が下手です。 しかし、カー・アクションがメチャんこカッコイイので、そこで挽回しています。 まぁどうせ「元祖カー・アクション」だったら、もっとカーアクションの割合を増やせばよかったのに。 あと、女どもがエロイです。 この作品では女とは男の心を燃やすエンジンであるかのごとくです。 モーター・スポーツとはここまで熱い現象なのか、ということをこの作品で知りました。 そして一瞬の「スピード」こそ人間の最も高い快楽が得られ、自分の生を体験できる瞬間なんでしょう、そう思います。 この映画のスピード場面には体が痙攣して涎を垂らすような快楽物質が脳に流れます。 まったくオルガズムの瞬間に似た、まるで性的な快楽物質は爆発的なスピードを感じることで得られるんだろうなと勝手に解釈。 それにしたって迷惑運転はマジイカンですよ。 自分はチキンな安全運転。 上の文章を読んだ限り信用されないでしょーけど。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-28 01:40:54)(良:1票) |