301. Uターン
ショーン・ペン、思い通りに行かなくなっていき、ぶち切れて、だんだんボロボロになっていくのが最高。そのほかボブ、若かりしジェニファー、クレア、リブ・タイラーなどキャラも結構みんな濃いし異色。展開がスリリングでストーン作品の中でクレイジーでイチバン好きですね。 9点(2004-06-06 13:09:11) |
302. ワイルド・アット・ハート
《ネタバレ》 カンヌ・パルムドール・・よくぞこの作品を・・恐るべし(笑)。リンチの中では、比較的分かり易い”超”純愛ロードムービーですよね。「迷いのないルーラとセイラー2人の純愛、で終わらない(終わっちゃうとそこら辺の普通の映画)」リンチ節の意味があるのかどうかワカラナイ奇天烈な幾つものエピソード、モチーフにしたかどうか怪しいオズの魔法使い、ジングル・デル、笑いどころあり、ビビリどころあり、そして次々と出てくる例によってキャラの濃さ。ツインピークスと前後してリンチファミリーも要所要所しっかりと奇妙な毒を吐いてます。特にシェリリン・フェンいいですね。今やブルース・ウィリスと肉体派を二分する?ハリウッドを代表するニコラス君とオーバーアクションのローラ・ダーン起用がバッチリハマってます。アンチ・ハリウッド的なリンチ監督のギャグか。それに、舞台が南部の寂れた街とハイウェイがイイな~アメリカの田舎って感じ。 ラスト、ムショから出てきたらペース君が大きくなっていて・・スネークスキンジャケット「ラブ・ミー・テンダー」(byパチンコ)・・涙がこぼれそうでした。(ラストは監督の当時の恋人だったイザベラ・ロッセリーニの強烈なプッシュによりハッピー・エンドとなったとのコト)すいません、迷わず10点いいですか。 10点(2004-06-06 13:01:24) |
303. デューン/砂の惑星(1984)
確かに壮大荘厳なスペースオペラと異端児リンチ・・・駄作だ大失敗作だ何だと色々と言われる作品ですが(というかリンチが言っているらしい)、SFファンとして素直に面白いです。小物も見ごたえあるし、リンチファミリーもしっかり出演してるし。随所にリンチのフリークス意地が垣間見えます(逆にいじり易いか)。ショーン・ヤング若し。あ、リンチがブレードランナー撮ると面白いだろうな。 9点(2004-06-06 12:54:06) |
304. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
僕の映画鑑賞史の中で、最も思い入れが深くて今でも高い水準あると思う作品です。中学生当時に”流行ってたSF”のつもりで観た通常版では、デッカードの解説、明るいエンディングにもかかわらず、まったくワケがわからず(笑)。常に暗くて雨が降り続き人種が入り乱れたエキゾチックな街の映像、スピナー、”レプリカント”という新しい響き、生命への憧れ、すべてが新鮮で、コレ以来、ディック漬けになりました。R.スコットも「エイリアン」とコレで全盛期を迎えてしまった感じがします。また、キャスティングも完璧と思われ、ルトガー・ハウアーと対照的なハリソン・フォードのちょっと弱弱しい人間くさい警官もハマってます。 通常の劇場版を繰り返し何度も観た後だから言えるのでしょうが、ディレクターズ・カットのほうが、ハードボイルド度が高く、受け手の想像力が鍛えられます。さらにヴァンゲリスのサントラがこれまた最高。バーボンを飲みながらまどろんで観ると最高です。これって、ハードボイルドですよねえ。しかし、2019年のL.A.ってもうスグなんだなあ・・・。 10点(2004-06-06 12:44:56) |
305. ドーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ゾンビ系にさほど詳しくはありませんが、好きなので期待して観ました。 なんだか、チト酷すぎるね(出産のところとか)というところもあり(当たり前?)どうにも受付られないところもあって若干スッキリしませんでした。 でもゾンビも集団疾走、チェーンソーやら撃ちまくりシューティング系って感じで、全体として映像もスピーディでカッコ良くできてました。 5点(2004-06-05 23:52:28) |