301. ドラえもん のび太の魔界大冒険
《ネタバレ》 とにかく出木杉がすげぇ!! 小学校3、4年生が「錬金術や占星術が後の化学や天文学の基礎になった」 「科学と魔法は根本的に一緒なんだ」 「そして徹底的な魔女狩りが行われた」 とか言えるか?フツー? 内容は私的には世間の評判に反してドラえもん映画の中ではぼちぼち。 話の筋よりも雰囲気や演出に関心した。 [DVD(邦画)] 7点(2009-07-30 22:37:09) |
302. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 すっごいセクシーな藤子F不二雄のSF短編という印象。 心理学の時間に観たんやけどベッドシーンがカットされていたのにラストのアレだけはがっつり見せていた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-30 21:42:48) |
303. DRAGONBALL EVOLUTION
《ネタバレ》 なるべく前情報を仕入れずに観たせいか思ったより悪くなかった。 設定がめちゃくちゃっていう意見はちょっと違うと思う。 魅力的な設定が作れなかったっていう意見はよく分かるけど・・・・。 よくある平凡なB~C級映画。 どっかで観たことあるような展開が目白押し。 あとやったら話のテンポが速い。 いい加減な作りと呼ぶべきなのかのかスピィーディーな展開と呼ぶべきなのか・・・。 3部作らしく次につながるようなありがちなラストで幕は降りる。 <良い点> チョウユンファはやっぱはずさへんなー。 製作者が亀仙人のキャラ設定をうまく作ってたらもっとよかったのに。。 ブルマ役の人もなかなか健闘してた。 <悪い点> 孫悟空がハイスクールのイケてないボーイでチチとやたらいちゃいちゃするのがめっちゃ微妙やった・・・。 この設定もろスパイダーマンやん。 かめはめ波もいちゃいちゃしながら習得。 主役の孫悟空やピッコロ大魔王のキャラ立ちがテンポの速さの犠牲になっていていい加減なのが一番のマイナスポイントだった。 世界観も鳥山ワールドにこだわる必要はないけど、もっとなにか魅せれるものを作れなかったんだろうか・・・。 一発モノやったらノリで押し切れるけど、連作モノを作る場合主役と世界観の魅力がかなり重要やのにこの二点はかなり致命的。 第一部なんだからもっと話のテンポ落として物語の導入をじっくり丁寧にやらなきゃ後に続かない。 ショボイCGも痛かったけどそれは予想済みだったからスルー。 ヤムチャがへたれなとことだけが原作に忠実だった。 登場シーンの 「俺の名前はヤムチャだ」 って発言だけで館内を冷めた笑いで充満させた。 みんなヤムチャ好きやなー。 「ka~me~hame~ha~」 [映画館(字幕)] 4点(2009-07-30 21:32:27) |
304. 日本暴力列島 京阪神殺しの軍団
《ネタバレ》 テーマは物凄くいいところついてるのにあまり深く立ち入らず結局はフツーの東映実録モノに落ち着いているのが惜しい・・・。 深く突っ込んだら野暮かもしれへんけど消化しきったらかなりの傑作になったろうに。 普通の東映実録モノも好きやけどさぁ。 [ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-30 21:20:22) |
305. ドラゴンボール 魔神城のねむり姫
《ネタバレ》 ドラゴンボールはガチガチのバトルものよりもこういったゆるいアドベンチャー色の強いやつのほうが好きやな。 単純な映画やけどクリリンが悟空に対して徐々に打ち解けていく演出はなかなか爽快。 あと誰も気にしてないだろうけど元祖アニメ版ロードオブザリングの演出のパロディが出てきたのにニヤリとしてしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-30 21:15:41) |
306. スパイダーマン(2002)
《ネタバレ》 出だしは最高。 サムライミ得意のベタな笑いでピーターをいじることで冴えないピーターに親近感が沸いてくる。 素晴らしい能力を手に入れたのにもかかわらずやることは好きな女の子とドライブする車を買うための金儲け。 好きな女の子のことを想いながらスパイダーマンのコスチューム案をスケッチブックに描き続けるシーンが「バットマン」ではなく「スーパーマン」でもない「スパイダーマン」ならではということをサムライミは分かっているようで力はいっている。 またこん時かかるダニーエルフマンの音楽がいい♪ そしてベン伯父さんを殺した犯人の追跡シーン。 ここはガラガラの映画館のど真ん中で観てほんまによかった。 往年のダニーエルフマンのスコアにドラムを足したパンチの効いたスコアをバックに今まで観たことのないめまぐるしいCGワークの虜に。 いやもう「歴史的瞬間に俺はいる!」と勝手に勘違いしてました。 サムライミはアメリカンコミック史上有名なスパイダーマンの冒頭を気合と愛情こめてみせてくれました。 ただすごいのはここまで。 その後は急に失速↓ 正直めちゃくちゃ凡庸な展開にがっかり。 ウィレムデフォーはいい演技やったけど、リファインしたグリーンゴブリンの造型やキャラ設定がいまひとつ。 あとMJが不細工って言う人がいるけど、原作にそっくりなのでアリだと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2009-07-28 12:32:31) |
307. AIKI/アイキ
《ネタバレ》 このキャストどうよ?って思いながら観たけどなかなか良作やった。 加藤晴彦の友達がいいね! わだかまりを超えて加藤晴彦を助けるシーンがちょっとキた。 石橋凌の本業はサラリーマンながら合気の達人ってキャラがやたらリアル。 「なぜ修行するのか。練習後のビールがうまいからだよ」というようなセリフがあるんやけどこれがやたらリアル。 サラリーマンで武道やってる人は飲み会の席で高確率でこのようなことを言う。 最後の謎の武道団体をイテこますシーンもファンタジーはいってたけどかっこよかった。 石橋稜、演技も合気道のシーンも全部いい感じやった。 ただこの作品で唯一許せないのがともさかりえのベッドシーン。 なんだ?このやる気のないFUCKは??? かなり重要なファクターなんだからもうちっと頑張れや。 ここだけは「ジョゼと虎と魚たち」のほうが一歩進んでいる。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-28 12:27:47) |
308. 8 Mile
エミネムがめちゃくちゃ流行ってたときに、ここぞとばかりに作られた感があるけど、これがなかなかどうしてしっかりした映画になっている。 アメリカの草の根の意識がよくわかる映画。 アメリカで一番ランクが低いのは貧乏な白人やねんな。 ヒップホップのバックグラウンドやこういったリリックに共感を得られなくても楽しめる、ヒップホップ版ロッキーといった感じ。 そんなことよりキムベイシンガーを久しぶりに見れたことに感激。 アル中のダメなオカンを熱演してます。 もう50超えてるはずなのにめっちゃ美人!!! [DVD(字幕)] 7点(2009-07-28 12:23:52) |
309. キャプテン・スーパーマーケット
《ネタバレ》 クソバカバカムービーの割にはテンポのよさと魅力的な舞台で飽きさせない。 ストップモーションアニメの死の軍団が行進するシーンはなかなか見もの。 エンディングが2パターンあるけどハッピーエンド版のほうが好きかなぁ・・・。 もうひとつはひねったつもりなんだろうけど、結構ありがちでっせライミさん。 まさかこれが死霊のはらわたの続編だとは思いもしなかった。 ましてやこんな映画の監督がスパイダーマンの監督になるなんて・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-28 12:20:46)(笑:2票) |
310. 死霊の盆踊り
個人的には金を崇拝した女と嫁ぐ前に死んだ(確かそんな設定)女が好きだ。 原作・脚本はエドウッドですべてが納得。 単品で聴けばわりといいのではないかと思われるエキゾチック音楽と上記のお気に入りの女あわせて一点。 PS ネタバレ有かネタバレ無かどっちにするかで悩んだ。 この映画ほどどっちでもいい映画はないと思う。 結局無しにした。 [DVD(字幕)] 1点(2009-07-28 12:16:14) |
311. ドクトル・ジバゴ(1965)
《ネタバレ》 ロシア革命に翻弄される世間知らずのジバゴとラーラの不倫のお話。 上映時間が3時間30分もあるのに観た後「もう終わり?」と思わせてしまう稀有な映画。 壮大な歴史が舞台なのに核は不倫っていう姿勢がいい。 3時間30分を飽きさせないという点はすごいけど、もっと描いて欲しい部分がたくさんあった。 野戦病棟時代に時間を割いて二人が惹かれあう過程を観たかったしストレルニコフにももっと焦点をあてて欲しかった。 もうあと1時間ぐらい時間かけてもよかったくらいだ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-28 12:10:51) |
312. 鬼が来た!
《ネタバレ》 頭のいい人が頭の悪い人に向けて放つ皮肉に満ちた映画。 通訳ネタとかベタやけど笑えるし中国の村と日本軍の交流やその裏切りまでは普通の良質映画を装ってたんやけどねぇ。 日本人も中国人もみんなそれぞれのお国柄の病気を持ってるということかな?? もう一回くらい見ないと製作者の真意がわからん。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-28 12:07:41) |
313. ロッキー
《ネタバレ》 ファイティングスピリッツの代名詞のように語られることの多い映画やけど実はほとんどのシーンが暗くて陰鬱で低予算らしい地味な作り。 うだつのあがらないチンピラロッキーに内気な(アメリカでは内気は立派な精神病扱いらしい)エイドリアン。 メインキャストからして暗い↓ ミッキーとのトレーニングシーンやアポロとのファイトシーンの熱さよりもエイドリアンと誰もいないスケートリンクで語り合うシーンやロッキーの家でちょめちょめするシーンや試合前の「俺がもし15ラウンド立ち続けることができたら俺はただのゴロツキじゃなかったことが証明できる」って言うシーンのほうが好み。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-27 06:13:47) |
314. 荒野の用心棒
《ネタバレ》 「ライフルか拳銃かどっちが強いか試してみるか?」 もうクリントイーストウッドがかっこよすぎる!! 冒頭の小悪党とのやりとり→早撃ちのシーンからしてシビれる。 意味はないけどかっこいい演出もたくさん。 「えぇ!!そこで爆発起こして意味あるの?」と思いきや煙からクリントイーストウッドが出てきたらすべてチャラ! 「かっけー!!!」 構成はほぼ黒澤明の「用心棒」のパクリやけどパクろうが、リメイクしようがおもしろけりゃそれでいいが私の信条なので全然気にならない。 モリコーネの音楽も最高!!! クリントイーストウッドのかっこよさをさらに引き立てる。 最後の決闘はあのバックトゥーザフューチャーⅢの元ネタ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-27 06:11:18) |
315. 少林キョンシー
アクションは非難されるほど悪くないけどテンポが悪すぎる・・・。 無駄なシーンや要素が多すぎる。 くそまじめにしょうもないもの作ったもんや。 [映画館(字幕)] 4点(2009-07-27 06:08:34) |
316. ボウリング・フォー・コロンバイン
《ネタバレ》 取材を受けたマリリンマンソンがかっこいい! ムーアが「事件を起こした少年達に言いたいことは?」と聞くと 「いや、なにも言わない。黙って話を聞く」 しかし見るべきとこはそこぐらい。 目玉のアポなし取材もただの迷惑なおっさんの域を出ていない。 奥崎謙三を見習って欲しい。 アレはガチ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-27 06:05:57) |
317. ウォーターワールド
USJにあるアトラクションの元ネタ。 ユニバーサル始まって以来の大失敗作と誉れも高い(?)この一作。 北斗の拳っぽいといわれがちやけどどちらかといえば未来少年コナンっぽいと思う。 海洋モノやマッドマックス系の世界観がツボなので十分楽しめた。 セットの汚れ具合や主人公の乗る筏的なヤツもなかなかよくできている。美術は満点。 オープニングのユニバーサル~ケビンコスナーの一服の流れは秀逸。 演出もいい。 この作品の決定的な欠点は人物描写。 コレはかなりひどい。一人々のキャラというよりもそのキャラが織り成す人間関係の描写ができてない。 これは致命的。 これを欠かすとなにしても盛り上がりに欠ける。 敵役も単体ではキャラは立ってたかもしれないけどそれが欠けている。 ものすごく惜しい作品。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-27 06:01:39) |
318. キル・ビル Vol.1(日本版)
「タランティーノの好きな作品は私も好きですが、かといってタランティーノの作品が好きかといえばそれはまた別の話」 って結構いろんな人が言ってるけど私もそのクチ。 この映画のもとネタになっている映画はほとんど観てるし、好きやけどキルビルシリーズはそんなにはまらへんかった。 公開前はものすごく期待してたんやけどね。 それでもこういうのが好きな星の下に生まれたので憎めない映画でもある。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-27 05:57:43) |
319. 激突!<TVM>
美味しんぼに「美食倶楽部は同じ重さの純銀よりも高い本マグロを惜しげもなく使って見せるかと思えば、菜っ葉と油揚げだけで素晴らしい一品を作り上げよる」 ってセリフがあった。 これはスピルバーグが乗用車とトラックと役者だけで作った素晴らしい一品。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-25 11:51:03) |
320. トキワ荘の青春
《ネタバレ》 評価低いな~ この映画と「まんが道」や「愛しり~」を比べたらいかんのですよ(どっちも大好きで全巻持ってるけど)。 これはトキワ荘の栄光よりもダークサイドにスポットを当ててるのよね。 暗くてあたりまえ。 もちろん当時の雰囲気やエピソードとかはA氏の描いた漫画のほうが正確なんだろけどそんなことは問題じゃない。 良質で健全なスポーツ漫画を子供たちのために描こうとするがために時代遅れになる寺田ヒロオ、説明不要のダメ人間森安なおやがこの映画の主人公。 藤子コンビや石森、赤塚じゃないのよ。 今まで売れなかった赤塚不二夫が描きたい漫画が描けるようになり、売れっ子になる上り調子のエピソードさえも森安や寺田との対比のためのものにしか見えない。 牛乳配達(新聞だっけ?)で「売れないまんがなんかやめてしまえ」って言われた森安が「これがなかなかやめれんのですわ」ってつぶやくシーンを市川準監督は見せたいのでは? だいたいトキワ荘モノにつげ義春が出てくるところからこの映画の方向性がわかる。 一応住民だったこともあるらしいけど普通とりあげないでしょ。 しかしただ敗者を取り上げる暗い映画じゃないのがわかるのがラストの藤子コンビが寺田に「相撲しませんか?」って誘うシーンと土手で背番号0の少年に野球ボールを渡すシーン。 漫画だけじゃない絆でみんなつながっていたということ、そして自分の漫画が確かに子供たちに読まれ、子供たちを育んだいるということを美しく表現している。 [ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-25 10:52:12)(良:1票) |