321. 秘密の花園(1993)
花園こそが物語の核なんですから、もっとじっくりと見せてほしかった気がします。広いのか狭いのか、どういう作りなのか分かりませんでした。とはいえ、花園の再生を機縁に人の絆が生まれるのにはホロリときます。良い映画です。 [DVD(吹替)] 7点(2020-10-31 00:02:47) |
322. サムソンとデリラ(1949)
終盤の神殿破壊のスペクタクルを期待して鑑賞しました。神から力を授かったサムソンですよ、もうちょっと派手にぶっ壊してもよかったのでは。でも、サムソンのキャラクターは素朴で好感が持てました。デリラとの純愛描写も良いスパイスになったと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2020-10-28 22:46:59) |
323. ランボー/最後の戦場
鑑賞中は十分に面白いと思いました。ただ、メチャクチャ強いのに悲哀も背負う戦士・ランボーの第一作目を愛する者としては、ああ、完全に別物になっちゃったなあとしみじみ感じます。ジョン・ランボーが主人公でないと成立しない物語かというと、全然そんなことはないですからね。別俳優・別キャラクターでも問題なし。せっかく20年ぶりに新作を作るのだから、ラストでランボーに帰郷を決意させる、説得力のあるお話が欲しかったです。 [DVD(吹替)] 7点(2020-08-04 19:35:30) |
324. AKIRA(1988)
劇場でリバイバル上映やると知ったら、私は行ってしまうでしょう。それくらい今観ても映像の迫力が突出しています。これで、終盤の怒涛の展開(鉄男やアキラやネオ東京のあれこれ)が整理されて示されていたら、まさにパーフェクトでしたのに。 [DVD(邦画)] 7点(2020-06-07 23:09:21) |
325. キング・オブ・キングス(1961)
「最後の誘惑」などイエス・キリストの生涯を描いた後世の作品をいくつか観た後だと、相当配慮したのかと思うほど、ユダヤ人の描写が穏当ですね。でも、そのために生まれたであろう「バラバの釈放をもってイエスの有罪を表現する」演出がとてもいいと感じました。他にも山上の垂訓や復活してマリアや使途の前に現れる場面など、地味ながら名場面が多いです。 [DVD(字幕)] 7点(2020-04-22 08:55:13) |
326. アンネの日記(1995)
●原作や1959年の実写映画版ほど様々な葛藤が描かれておらず、起伏に乏しい印象です。文部省推薦作品を目指したのですか?という穏当ぶりですが、観やすいアニメですし、小中学生がアンネ・フランクや当時の世界情勢を知るきっかけになるのではと思います。●年を取ったせいか、若い人(それも未来に希望を持っている人)が死んでしまうのが苦手です。この作品でも、ラストにアンネの毅然とした表情で連行される姿を許しがたく感じました。 [DVD(邦画)] 7点(2020-03-20 23:55:12) |
327. U・ボート
飛行機に乗った時も恐怖を感じましたが、水面下を潜水艦で移動するのも想像するだに怖いですね。海底に沈んで、時間をかけて窒息死するのは絶対にご免こうむりたい。 [DVD(邦画)] 7点(2020-01-22 19:57:07) |
328. サバイバルファミリー(2017)
ご都合主義がひどいと思う箇所はいくつかありましたけど、「日本沈没」以来の非常事態シミュレーション映画として楽しめました。電化製品が使えない、水・食料が手に入らないのもつらいですが、情報が極端に制限されることが怖いと感じます。遠隔地の状況が直接行ってみないと分からないというのは、しんどいですね。作品中、大勢の人があちこちを目指して動きますが、そのほとんどの動機は、確かな情報がないのでとりあえず行ってみるしかない、ですもんね。 [DVD(邦画)] 7点(2019-12-25 17:40:34) |
329. 恐怖の足跡
《ネタバレ》 主人公が最初からああだったのなら、途中、他人に認識されたり、されなかったりしたのは何故なのですかね?よく分からない。 [DVD(字幕)] 7点(2019-11-04 22:11:40) |
330. アンドロメダ・・・
《ネタバレ》 未知の感染症パニック映画と聞いて想像する、「人々が病気でバタバタと倒れる、死ぬ」映像が一切ないことにまず驚きます。 物語の進行も、現地調査はほとんどなく、厳しく隔離された研究施設内で地道に細菌の性質を究明し、その明らかになった特徴で サスペンスを演出するというもの。現代でリメイクするなら、CGを駆使して派手に飾りたい欲を我慢できないでしょうね。良作。 [DVD(吹替)] 7点(2019-10-21 17:54:15)(良:1票) |
331. 未知への飛行
《ネタバレ》 「博士の異常な愛情」とそっくりな事象を扱っているのに、態度が真面目か、皮肉を交えるかでこうも違うんですね。 苦労してパイロットとの直接交信にこぎつけたのに、「口頭での命令変更は受け付けない!」と拒否されるなんて 本当にあるんでしょうか。大統領相手なのに!恐ろしい・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2019-10-09 22:48:19) |
332. 武士道残酷物語
ベルリン映画祭 金熊賞受賞ですって?東洋に珍奇な風習があるぞって面白がられた結果に決まってる!と断言したくなる理不尽(しかし、日本人なので、いくらかは理解できる)の乱れ打ちにやられました。飯倉修蔵がひどい目に遭って、ああやっと終わったと思ったら、明治編が始まったので、観るのを止めたいと本気で思いましたね(そこで登場する元主君・加藤嘉の気持ち悪さ、鈴の音の禍々しさは必見)。最後の最後でわずかに光明があるとはいえ、作り手の狙い通り胸糞悪い作品であることに変わりありません。複数人数で「ありえない!」とツッコミを入れながら鑑賞するのが良いでしょう。 [DVD(邦画)] 7点(2019-09-25 15:05:43) |
333. 黄金のアデーレ 名画の帰還
《ネタバレ》 ・邦題決めたの誰?ネタバレ!・ユダヤ人一家の運命には胸に迫るものがありました。・絵を取り戻す過程は、(舞台があちこちに飛ぶものの)その切り札が予定調和に過ぎて少し残念。もっとトリッキーな展開には出来なかったのかなと感じます。実話を元にしていることが足かせになったようです。 [DVD(吹替)] 7点(2019-09-11 18:19:24) |
334. 俺たちは天使じゃない(1989)
《ネタバレ》 単なる設定とはいえ、主人公二人とも刑務所へ入るほどの罪を犯しています。それに、神父になりすますのも女の子と歩きに出ようとするのも、いかに捕まらずに済ますかが前提の行動なので共感しにくかったのです(勘違いから生まれるコミカルさは楽しいですが)。終盤、彼らが身の危険を顧みず動いたことでようやく思い入れができた気がします。しゃべりだした女の子に人々が「奇跡だ」と一斉に十字を切る場面、ネッド、ジムの別れの場面がとても良い。 [DVD(吹替)] 7点(2019-02-24 09:18:22) |
335. ツインズ
礼儀正しいシュワに違和感があるも、なかなか楽しいロードムービー。でも、せっかく彼がいるんだから、もう少しアクションが欲しかったかな。コマンドーやターミネーターを彷彿とさせる描写がいくつかありましたね。 [DVD(吹替)] 7点(2019-02-11 21:59:59) |
336. 怪談(1964)
1~3話、どの話も怖くありません。むしろ、切なさ、やるせなさを感じました。ホリゾントの強い色彩も印象に残ります。 [DVD(邦画)] 7点(2018-11-25 22:24:32) |
337. おくりびと
良い映画には必ず感じる「あの場面が良かった もう一度観たい」が今回はありませんでした。納棺師の仕事の尊さはちゃんと伝わってきたんですけど。予定調和の印象が強いことが原因か。 [DVD(邦画)] 7点(2018-09-23 21:29:51) |
338. 野火(2014)
2014年に作られたとは思えないですね。 [DVD(邦画)] 7点(2018-06-03 13:02:04) |
339. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 失敗しました。最高に鬱な映画と事前に聞いてしまったので終盤のインパクトが弱くなってしまったと思います。主人公は、自分の考えを伝えるのが下手な善人なので、ひどい目に遭ったまま終わるのは常識的にあり得ないと感じますし、そんな人が救いのないまま絞首刑にされ、ブラブラ揺れる姿を見せられたらトラウマになっていたかもしれません。 [DVD(吹替)] 7点(2018-04-21 13:28:30) |
340. 最後の誘惑
私はクリスチャンではないので深い部分までは分かりませんが、死ぬことを恐れたり、悪魔に騙されたり、救世主性を否定したり、人間くさいイエス像にはショックを受けるのかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 7点(2018-02-10 16:46:02) |