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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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321.  青春残酷物語 《ネタバレ》 
松竹映画とは思えぬ展開が新鮮だった。ラストシーンがいちど見たら忘れられないくらい衝撃的。でも、さすがに今の時代に見るとちょっと古めかしく感じてしまうのも事実。個人的に名作映画にはいつまでも語り継がれるような不朽の名作と呼ばれるものと公開当時の世の中の状況を知らないとあまり感動することができないものの2種類に分かれると思うのだが、これは明らかに後者に属する映画だと思う。でも、思っていたよりは面白かったし、完成度も高い映画だと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-07-20 22:21:50)
322.  男はつらいよ 《ネタバレ》 
世界一の長寿映画シリーズ1作目。後期の作品を先に見ていたため、あまりに人間の出来ていない寅さんにびっくり。(ついでに言うと冒頭の背広姿にも。)さくらも異常なほど若くて思わずウットリしてしまった。下條正巳のおいちゃんに慣れていたので、森川信のおいちゃんに違和感を感じるかと思ったが、すぐに慣れた。さくらと博の結婚式のシーンで志村喬演じる博の父のスピーチが感動的。写真を撮る時に「バター」と叫ぶ御前様や、博の父の名前が読めないシーンなどが笑える。初代マドンナは御前様の娘 冬子(光本幸子)。ラストの失恋シーンはシリーズの中でもいちばん印象に残っている。これから50作近く続くシリーズの初回にふさわしい傑作。
[地上波(邦画)] 8点(2022-07-18 18:52:30)
323.  男はつらいよ 寅次郎の縁談 《ネタバレ》 
90年代になったあたりから満男の恋愛エピソードが中心になって寅さんが脇役化した感があったが、それでも今回は寅さんが久々の主役という感じがした。ただ、この頃になると、渥美清の病状が進行してかなり表情が痛々しかった。カメオ出演の西田敏行が笑える。
[地上波(邦画)] 5点(2022-07-18 14:33:57)
324.  エイリアン4 《ネタバレ》 
シリーズ第4作。本作の公開時には既にそれまでのシリーズを全部見ていたために前作のラストからどうやって同じ主人公で続けるのかと思っていたが、まさかのクローン設定。初めて見た時はそのリプリーのクローン設定のムリヤリ感ばかりが気になってしまい、前作で止めておけばという感想しか出てこなかったのだが、久しぶりにあらためて(3作目まではそれまでも何回か見ていたが、この4作目を見るのは初見以来か。)見ると、確かにリプリーのクローンに疑問やムリヤリ感は残るものの、そこまで悪い映画でもなく、さすがに1作目や2作目には劣るものの、3作目よりは面白かったし、リプリーがクローンという設定上、これまでのように冒頭でリプリーだけが助けられるだったり、エイリアンの存在を周囲が信じないなどといったマンネリ気味だった部分がなくなっているのは良かった。今回はこれまでと比べるとエイリアンに殺される描写がかなり直接的でグロかったり、繭を介さず、妊娠によって増殖できるようになったクイーンから生まれたニューボーンの気色悪さなど、映像的なインパクトはシリーズでも群を抜いていると感じる。今回のリプリーはクローンということもあってこれまでとキャラが違っているのがちょっと戸惑うし、因縁の相手だったエイリアンの「母」という部分もあることから、自らエイリアンのような体質になってしまっているのがシリーズを連続で見ていると悲しいものがあるのも事実で、ちょっと複雑な気持ちになってしまった。それでも自分を母親と慕うニューボーンを宇宙へ放り出すシーンはグッとくるものがあり、直前のニューボーンの悲しげな表情も何とも言えない。地球に降下したリプリーが荒廃した街を見下ろすラストシーンはあえてなんの説明もしていないことでいろいろ想像を掻き立てられる。この部分を描く続編を見て見たかった気もするが、それをやるとひょっとしたら「エイリアン」とは無関係の戦争映画になってしまうのかもしれない。なにはともあれ、4本のシリーズで描かれた350年近くに及ぶリプリーの物語は本当に今回で完結なのだと思う。(2022年6月6日更新)
[DVD(吹替)] 6点(2022-07-18 00:46:06)
325.  ブラック・レイン 《ネタバレ》 
見るのは二十数年ぶりだったのだが、あらためて見ると内容としてはよくある刑事アクションの域を出ていないと思うし、主人公ニック(マイケル・ダグラス)の汚職警官としての一面ももう少し丁寧に掘り下げたほうがドラマとしても深みが出たと感じる。しかし、やはりこれがハリウッドデビュー作にして映画での遺作になった松田優作の存在感には今見ても圧倒されるし、初めて登場するニューヨークでのレストランのシーンもそうなのだが、やはりチャーリー(アンディ・ガルシア)を殺す駐車場のシーンの演技が初めて見たときと同様に物凄く印象に残り、きっと今でも存命ならば間違いなく世界的に活躍出来ていただろうにと思うと本当に惜しい。それに、演出面では日本人が見ても異国感のある大阪の街も印象的で、それでいて外国映画にありがちな日本人から見て違和感のある日本というのをあまり感じさせていないあたりにリドリー・スコットの手腕の高さを感じることができ、この2点のおかげで引き込まれ、最後まで面白く見ることができた。今回見るうえで不安だったのが、今となっては高倉健と若山富三郎の共演を東映任侠映画で何回も見ているので、そのイメージに引っ張られないかということだったのだが、全く気にならずに見れたのは良かった。この若山富三郎演じる菅井がニックに戦時中の空襲時の体験を語るシーンが印象に残り、「ブラック・レイン」というタイトルの元にもなっているのだが、このシーンをはじめ菅井が英語を喋るシーンは吹き替えになっている(今回見て気づいた。)のがちょっと残念。脇役陣の中では初めて見た時もそうだったのだが、神山繁演じる大橋部長の嫌味さが今見ても印象に残る。(2022年5月22日更新)
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-14 22:12:54)
326.  激突!<TVM> 《ネタバレ》 
中学の頃にテレビで見て以来(約四半世紀ぶり)にDVDで再見。今見ると少し単調に感じるかもと思っていたのだが、最初から最後まで目が離せず、すごく面白かった。サスペンスとしての完成度が非常に高く、とてもテレビドラマとして作られたものとは思えないほどで、若きスピルバーグの才能の片鱗を感じさせる。昔見た時は追ってくるタンクローリーの運転手の顔が画面に一切映らないことに若干の違和感を感じたりもしたが、今回久しぶりに見てみるとそのことによってタンクローリー自体が怪物のように描写されていて、運転手の顔が映らないことでよけいに恐怖感が出ていて、効果的だ。(特典映像の監督インタビューを見るとタンクローリーを怪獣のように見せたかったとのこと。)また、追われるセールスマン(デニス・ウィーバー)の心理描写も巧みで、とくにドライブインのシーンは主人公の置かれた緊迫した心理状態をうまく表していて見事だった。(昔見た時はそれほど印象に残らないシーンだったのに。)遮断機の閉まった踏切に押し込まれそうになるシーンや、主人公のいる電話ボックスにタンクローリーが突っ込んでくるシーン、それに主人公の車がオーバーヒートするシーンはやはり今見ても手に汗握ってドキドキしながら見ることができた。メインの登場人物をほぼ主人公ひとりに限定していて、内容も単純でシンプルなのだが、逆にそれがよく、題材も身近で実際に起こりうる話なだけにリアリティーもあり、それに日本であおり運転が昨今問題となっているのを考えると一種の社会派映画のようでもあり、昔見た時とは別の面白さもある。間違いなくスピルバーグ一番の傑作だと思う。少し悩んだが思い切って10点を。(2019年12月8日更新)
[DVD(吹替)] 10点(2022-07-11 17:37:06)
327.  男はつらいよ 寅次郎の休日
一応、寅さんの恋も描かれてはいるが、前作同様満男と泉のエピソードのほうに重点があてられている。泉の父親役が寺尾聡で一緒に暮らしている女性が宮崎淑子。「雨あがる」の主人公夫婦を思い出した。
[地上波(邦画)] 6点(2022-07-09 21:24:28)
328.  阿部一族(1993)<TVM> 《ネタバレ》 
殉死というのは今現代に考えるとちょっと異様さを感じる風習のように思うのだが、深作欣二監督はそういう武士の忠義と、それに対する社会勢力とを対比させながら重厚さと格調の高さをもって描いていて、2時間ドラマのテレビ時代劇とは思えない劇場公開映画のようなクオリティの高さがあり、とても見ごたえのある時代劇に仕上げている。後半は阿部一族が藩に抵抗していく様が描かれていて、小林正樹監督の「上意討ち 拝領妻始末」を思い出すが、実際にもこういう事件はあったのだろうと思わずにはいられない。この事件は双方に多数の死者を出す悲劇になるのだが、すべてが終わった後になにか空しさを感じさせるラストになっているのも良かった。深作監督らしい激しいシーンはテレビ作品ゆえかいつもより控えめなのだが、クライマックスの阿部一族と藩の討手の戦いのシーンはいかにも深作監督らしい激しいアクションが展開されていて、これも見どころ。中でも佐藤浩市と真田広之の決闘シーンはリアルで迫力があり、深作監督の演出もここは力が入っていて、見ごたえもじゅうぶんだ。しかし、このクライマックスはそれまでの重厚な雰囲気と違いすぎて全体としては少々バランスが悪くなってしまった感があるのはやはりちょっと残念だった。でも、深作監督は明らかに映画を意識して本作を手がけているのが見ていてよく分かる作品になっていて、テレビ作品だからと言って侮れるものでは決してない骨太な時代劇としてじゅうぶん傑作といえる作品だと思う。(2014年8月28日更新)
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-07-09 21:15:39)
329.  男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく
冒頭の「スター・ウォーズ」を意識したようなシーンにやや時代を感じる。
[地上波(邦画)] 5点(2022-07-05 18:27:23)
330.  続・男はつらいよ 《ネタバレ》 
前作の予想外の大ヒットを受けて、急遽作られた2作目。前作からあまり時間を置かずに作られたため、シナリオを一から書く時間がなく、シナリオはテレビドラマ時代のものを一部手直ししたものらしい。寅さんの恩師を演じる東野英治郎が最高に良い。寅さんの実母役のミヤコ蝶々も存在感抜群だ。瞼の母との対面にショックを受けた寅さんを気遣って「おかあさん」という言葉を喋らないようにするとらやの面々だが、次々と「おかあさん」や「母親」、「おふくろ」といった言葉を連呼してしまうシーンが笑える。寅さんの恋敵役で登場する山崎努が若い。
[地上波(邦画)] 8点(2022-07-05 17:41:47)
331.  男はつらいよ フーテンの寅
「家族」を撮影中であった山田洋次に代わって1作目の脚本を山田監督と共同で担当した森崎東が監督したシリーズ3作目。とらやのメンバーの出番が少なく、さくらに至ってはほとんど出てこない。これが少しさびしい気もするが、その分、旅先での寅さんを中心に話が進むので、マドンナとの関係がいつもより細かく描かれている。マドンナがとらやを訪れず、寅さんが旅先から旅に出るのは長いシリーズでもこれだけ。冒頭に樹木希林がチョイ役で出演している。
[地上波(邦画)] 7点(2022-07-05 17:35:31)
332.  男はつらいよ 噂の寅次郎
今回のマドンナの大原麗子はちょっと色っぽすぎたかも。久々に博の父(志村喬)が登場するも1作目や8作目のような感動度は低い。でも出来としては悪くなかった。
[地上波(邦画)] 6点(2022-07-05 17:33:25)
333.  天国と地獄 《ネタバレ》 
黒澤作品を見始めてまだ間もない頃に見たのだけど、すごく面白かった。最初に見た時、前半と後半で主人公が三船から仲代に入れ替わるのがけっこう新鮮だったし、ハラハラドキドキの展開に一度もだれることなく一気に見れた。犯人を演じている山崎努の若い頃を初めて見たのもこれなんだけど、今の渋みが全くなくてかなり驚いた。でも、「マルサの女」の権藤と同じく、印象に残る役柄だと思う。この映画が事実上黒澤の単純に楽しめる最後の娯楽映画となってしまった感はあるが、黒澤作品の現代劇でいちばん好きな映画である。
[ビデオ(邦画)] 10点(2022-07-04 19:47:07)
334.  ALWAYS 三丁目の夕日
そんなに期待してなかったんでまあそこそこって感じ。でも、原作のマンガを何冊か読んだことがあるのでそれと比べるとやっぱり物足りない感じがする。吉岡秀隆はわりと好きなんだけど、「男はつらいよ」や「北の国から」のイメージが強すぎてまわりに渥美清や田中邦衛のような名優がいないとちょっと違和感を感じてしまう。
[地上波(邦画)] 5点(2022-07-04 18:25:03)(良:1票)
335.  美女と野獣(1991) 《ネタバレ》 
この映画もかなり久しぶりに見たが、ベルと野獣の距離がだんだんと縮まっていく過程はよく描かれているし、二人でダンスを踊るシーンはとても美しい。それに何といっても呪いをかけられ、食器や時計といった日用品に姿を変えられている野獣(王子)の側近たちが愛らしく、このキャラクターたちの愛らしさがあるからこそ、この映画がファミリー層に受け入れられやすいのだと思う。(この辺りはさすがディズニー。)しかし、ガストンたちが野獣を殺しにいくシーンはなにか狂気じみているし、ハッピーエンドなのは見る前から分かっているのだが、野獣から王子に戻るシーンが少々強引で、これだったら魔法は解けなかったが、真実の愛に目覚めた野獣はその姿を受け入れてくれたベルといつまでも幸せに暮らしましたという終わり方のほうが良かったのではと思えた。とはいえ、ディズニーらしい安心して見られる映画で、アカデミー賞の作品賞候補にもなった作品。少なくともこの年に作品賞を受賞した「羊たちの沈黙」よりは本作のほうが好きだし、他人にも喜んで薦められる一本だ。(2013年3月29日更新)
[地上波(吹替)] 6点(2022-06-30 18:08:41)
336.  ガリレオXX(ダブルエックス) 内海薫最後の事件 愚弄ぶ(もてあそぶ)<TVM> 《ネタバレ》 
アメリカ研修に旅立つ少し前の内海(柴咲コウ)を単独の主役にしたオリジナル脚本による「ガリレオ」のスピンオフドラマ。脚本的にも悪くなく、そこそこ面白かったものの、「ガリレオ」の一編として見るとあまりにも刑事ドラマという感じが強くてなにか物足りなく感じる。冒頭で内海に逮捕される上念が非常に嫌悪感を抱くような人物で、どうしても「踊る大捜査線」の真下のイメージが強いだけに演じるユースケ・サンタマリアのそれとは違う演技が印象に残り、素直に上手いと感じた。殺人事件の被害者を演じているのが大路恵美というのが見ていてつい「ひとつ屋根の下」を思い出して懐かしくなってしまった。(あったら不自然なんだけど、湯川と一緒のシーンがなかったのがちょっと残念。)エピローグの最後では連ドラ2期の第1話につながるように終わるのだが、このあとのアメリカでの内海もちょっと見てみたかった気もする。でも、このアメリカ研修の設定は柴咲コウがハリウッド映画に出ることになったのとかけた設定なのだろうと思う。「最後の事件」とタイトルにあるが、今年公開の新作に内海が登場することで、今となっては意味をなさなくなっちゃってるなぁ。
[DVD(邦画)] 5点(2022-06-29 08:12:02)
337.  泥棒成金 《ネタバレ》 
昔見た時はなんかイマイチだなと思った映画だが、やはり今見てもあまり面白味は感じられず、見ていて少し退屈に感じてしまった。サスペンス色は薄くコメディタッチで見やすいのは確かなのだけど、ストーリーとしては偽物の宝石泥棒は誰なのかというミステリーや、主人公(ケーリー・クラント)が犯人として追われるサスペンスが盛り込まれているため、もっと緊迫感が欲しかった。コメディとしても「ハリーの災難」がブラックユーモア全開なのに対し、本作は正統派ラブコメ路線のためか比べてしまうとやや物足りなさを感じる。しかし、舞台となるフランスの風景は美しく、ヒロインのグレース・ケリーも思ったほど前面に出ているという感じではないのだが美しかった。でも、今になって見ると、本作のグレース・ケリーはそんなイーディス・ヘッドの衣装を華麗に着こなしている美しい姿よりも、追手から逃れるために猛スピードで車を走らせる姿のほうが印象に残ってしまい、モナコ大公妃となった後年車の事故で他界してしまった(それも本作のロケ地の近くで。)ことを思うとかなり複雑な気持ちにさせられてしまい、いたたまれない。(2013年12月10日更新)
[DVD(字幕)] 5点(2022-06-21 21:54:16)
338.  殺しのドレス 《ネタバレ》 
ブライアン・デパルマ監督によるサスペンス。映画の構成は冒頭と最後のシャワーシーンから途中で主人公と思われた人物が殺され、後半は事件を追う二人の人物が新たな主人公となる、そして極めつけは犯人の設定まで「サイコ」そっくりな部分が非常に多く、いくらデパルマ監督がヒッチコックに多大な影響を受けていて、ほかの映画からの模倣演出が得意とはいえ、これは少しやり過ぎ感があると思うものの、面白くないのかと言われればそうではなく、もちろん「サイコ」には敵わないものの、見ているうちにだんだんと引きこまれ最後まで退屈することなくそこそこ面白く見る事ができた。映像的にもかなり凝っていてとくにケイトが殺されるエレベーターのシーンはカメラワーク、演出、ともに良く、本作の中でいちばん印象に残った。ケイトが美術館で出会った男が事件に関係あると見せてそうではなかったのはかなり大胆なミスリードで、つい終盤近くまでなにか本筋に関係のあると思って見てしまった。(すっかり騙された。)それにケイトの夫が登場しないのも大胆。でも、それによってケイトと夫との関係が精神科医とのカウンセリングのみで語られることとなり、ちょっとそれだけではケイトの背景が少し見えづらい気もしなくはなかったのも事実で、せめてケイトが殺された直後の警察署のシーンだけでも登場させるべきだったのではと思ってしまう。ラストのシャワー中にリズが襲われるシーンは冒頭と対になっているわけだが、確かに印象には残るものの「サイコ」のシャワーシーンの再現がやりたかっただけのようにも思え、ちょっと蛇足だった感じがする。
[DVD(吹替)] 6点(2022-06-14 23:03:45)
339.  ショウタイム
初めて見たエディー・マーフィーの映画はフジテレビ系「ゴールデン洋画劇場」で放送された「星の王子ニューヨークへ行く」。エディーの声を担当していた下條アトムの演技が印象に残り、以後、フジ系で放送されるエディー作品はほとんど見ていた。(フジ系のエディーのFIXが下條アトムだったため。)なので僕もエディー・マーフィーといえば下條アトムの吹き替えの印象が強い一人。でも、最近は山ちゃんが多くなり、ときたま放送される下條版エディーを見ては懐かしがっていた。だからこの映画の吹き替えが下條アトムだと知ったときにはすごく嬉しかった。内容的にもデニーロとのコンビが思ったより新鮮で、いくらかB級映画臭いもののけっこう楽しめた。番組のプロデューサーを演じるレネ・ルッソも懐かしい。吹き替えの良さで点数は少し甘めに。
[ビデオ(吹替)] 7点(2022-06-13 00:26:16)(良:2票)
340.  アンタッチャブル 《ネタバレ》 
昔テレビで見たときはさほど面白いと感じなかった映画だが、今回二十数年ぶりにDVDで再見したら、すごくシンプルで、それでいて展開もスピーディーで飽きさせず正直言ってこんなに面白かったんだと少し驚いてしまった。テレビドラマ化もされたノンフィクションが原作だが、実話の映画化にこだわることなく娯楽に徹したような作風になっている。ロバート・デニーロのカポネは登場シーンはそんなに多くはないものの、(昔に見たときはもっと出番が多い印象だったんだけど。)吹き替えで見ていてもその存在感はすごくて強烈に印象に残るし、これでアカデミー賞を受賞したショーン・コネリー演じる警官マローンも良い味を出していて、そのマローンがネス(ケビン・コスナー)に言う「仕事をやり終え、無事に家に帰ること。」というセリフは本作を象徴する名言。緊張感のあるシーンももちろん多いが、やはりクライマックスの駅の階段のシーンの緊張感はものすごく思わず見入ってしまう。最初に見た何年か後に「戦艦ポチョムキン」を見て元ネタのオデッサの階段シーンで思わず感動してしまった覚えがあるが、このシーンを見るとまた「戦艦ポチョムキン」を見たくなってしまった。エピローグのストーン(アンディ・ガルシア)との別れのシーンも良いのだが、その後のエンディング直前、禁酒法廃止を知らされたネスの一言は昔も良いなと思ったのだが、やはり今見ても好きだ。おっと、エンニオ・モリコーネの音楽も秀逸で忘れてはいけない。(2020年10月9日更新)
[DVD(吹替)] 7点(2022-06-11 21:54:47)
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