321. レッド・スパロー
《ネタバレ》 ジェニファー・ローレンスの使い方を熟知した監督さんによる、まさにジェニファー・ローレンス劇場だった。冒頭のバレエシーンは本人が実際に踊っていて、かなりハードなトレーニングを積んだそうで、だからこそ高揚感のあるシーンとなり、だからこそバレエを失った主人公の憤りが半端なく伝わってきた。表情の変化も素晴らしく、いったい今何を考えてるんだろうと、まさに観客を手玉に取るような演技力、そしてそれを引き出す監督の手腕もお見事としか言いようがない。淡々と話が進むのに全くもって欠伸が出ない。そこも評価したい。あと映画配給会社さんにも礼を言いたい。だって、大ドンデン返し!とか、衝撃のラスト!みたいな宣伝文句をしなかったおかげで、あのラストには久々に、うわ~やられた~、てなりましたから。 それにしてもロシアって、やっぱあんななんでしょうかね。怖いよ、ほんとに。 [DVD(字幕)] 6点(2018-08-08 06:52:18) |
322. ダウンサイズ
《ネタバレ》 小さくなった世界の小さいなりのワクワクドキドキを楽しめるのかと思っていたら、そんなでもなく、普通サイズの時と大差のない描写ばかりで、正直言って肩透かしだった。地球がもうすぐ滅びるかも知れないから地下シェルターに逃げるという展開も、別に小さくなくったっていいわけで、例えそれが燃料や食糧問題が絡んでいたとしても、あ~そうだね程度にしか感じられない。結局この作品て、小さくなった主人公が奥さんに逃げられた心の隙間を埋めつつ、本来の自分を見つめ直す、という人生再スタート物語なわけで、SF的要素なんてほぼ不必要。体は小さくなっても心は寛大でありたい。それが言いたいんでしょう。だからあえてヒロインも、めちゃくちゃ魅力的な感じにしなかったのかも。見た目じゃない中身なんだと。でもね、そういった作品の趣旨を読み取れたとしてもこの作品に対してな~んの魅力も感じなかったし、感情移入もできなかった。主人公の心の葛藤がこっちまで今一つ伝わってこなかった。そこら辺が残念でした。 [DVD(字幕)] 3点(2018-08-06 21:41:20)(良:1票) |
323. インクレディブル・ファミリー
《ネタバレ》 前作の出来が素晴らしすぎたので、かなり期待しちゃいましたね。それぞれの能力を駆使してどう見せ場を作ってくれるのか。結果的にはイラスティガールが6割近くはもってちゃったかな。インクレディブルもヴァイオレットもダッシュも、ちょ~っと物足りなかった。てか赤ん坊のジャック=ジャックが一番オイシイやん!あんだけパワーを見せられちゃったら他のヒーローたちが霞んじゃうよ。親兄弟も含めてねw あと黒幕の正体が巨大な悪の組織でもないし、クライマックスが戦闘ではなく止める作業ってのも、正義側に対するこっちのモチベーションがあまり上がらなかったな~。まあそれでも、なんだかんだでお気楽に楽しめたんで、観て損はしませんでした。アクションシーンの背景にモブが多いのも良かった。 「ヒーローがいると人は弱くなる」なかなか深いメッセージですね。自分たちの都合でヒーローを求めたり求めなかったり。意外とこの監督さん、ファミリー向け映画の中に、社会性の強いテーマを潜ませてるから、侮れないです。 OPで銀行襲ったドリル野郎、結局捕まえずに終わちゃったけど、いいのかあれで?ちょっと気になった。 本編前の短編アニメ。なかなか良かったけど、やっぱりハリウッドが中国資本に侵略されてる感じが伝わってきちゃうんだよな~・・・(^_^;) [映画館(吹替)] 6点(2018-08-04 22:32:16)(良:2票) |
324. 探偵はBARにいる3
《ネタバレ》 いくらおとぎ話的やユルさが売りだからって、ヤクザが武器や凶器の類も持たずに乱闘したり、現金持って逃げた探偵を捕まえてもケガだけさせて開放とか、ありえなさすぎなんですけど。あと元IWGPチャンピオンのプロレスラー天山選手が、いくらなんでも簡単にやられすぎだろ。ええ!?ですよ。アウトレイジな世界観とまでは言わないけど、も~ちょっと何とかして欲しかったな~。ユルユルすぎです。はい。 あと、北川景子は役者やのぉ~。見入っちゃいました。 それと、エンドロール後にオマケ映像があります。これ、めっちゃ面白いので見逃さないように。 [DVD(邦画)] 5点(2018-07-20 19:36:28) |
325. ダークタワー
《ネタバレ》 タワーどこ~~~~~ タワー舞台ちゃうんか~~~~~~~~い 息子は妖術に掛からないのにお父さんは簡単に掛かっちゃうのね~~~~~ [DVD(字幕)] 3点(2018-07-18 22:20:37) |
326. ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜
恐らくこれは、下ごしらえの段階ですでに間違った方向に行っていたのでは?そのことに気付かずに、あるいは、気付いたけれどもオーナーに逆らえずに結局、そのまま調理してしまったか。とにかく全然おいしくなかったです。はい。 [DVD(邦画)] 3点(2018-07-17 21:18:34) |
327. gifted/ギフテッド
《ネタバレ》 アクションやSFものをメインに映画を観ているからなのか、ここ最近、そこそこの面白さは味わえても、はぁ~いい映画観たな~、ていう気分にはなかなかなれなかった。でもそんな心の渇きをこの映画は潤してくれました。お世辞抜きで本当に、良い映画でした。子役のマッケナ・グレイスちゃんは間違いなく近いうち、ハリウッドを席巻するでしょう。それほどまでに抜群の演技力でした。あとこれはものすっごく大事なことなんですが、大人と子供(叔父さんと姪っ子)の会話で、相手を子供としてでなく一人の人格者として会話させているところが非常に好感が持てました。ついカッとなって暴言を吐いてしまったことをちゃんと、相手が子供だろうと誠意を持って謝るシーン。そしてこのシーンがあるからこそラストでの、俺の育て方は間違ってなかった、というセリフに深みが増すんでしょう。あとバスの中で動物園の模型を壊されてしまった男の子に対して、彼の作品が最高傑作です、と褒めたたえたシーンも、育て方が間違ってなかったといえるでしょ。ほんとうにほんとうに、いい映画でした。 ありがとう! [DVD(字幕)] 8点(2018-07-16 22:05:21)(良:1票) |
328. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 ハン・ソロ大好きな身として主演俳優さんに違和感を感じ、劇場に足を運ぼうとしませんでしたが、ちょっと気が変わったので鑑賞してきました。ん~、やっぱり大好きなあの、ハン・ソロじゃないな~。まぁこれから色々な試練を乗り越えて、ふてぶてしさが増して来ると思うんですが、それでもその~なんていうか、スマートさに欠けるっちゅうか、ニヒルじゃないっちゅうか、とにかく男が憧れる漢を感じられなかったです。ですがここ最近のスターウォーズモノが、シリアスで予定調和な似たもの感が強かったのに対して本作は、古き良き冒険活劇を彷彿とさせる作りで、そこそこ楽しめることはできた。なので及第点にプラス1点追加で。あ!このプラス1点はやっぱりあの、帝国軍の兵士募集のCMです。はい!(笑) ラストにあのお方が登場して頭がパニックになっちゃいました。ネットで調べたらアニメ版とこの作品、リンクしているそうなんですね。知らんかったわ~。 [映画館(字幕)] 6点(2018-07-15 13:50:42) |
329. ジュラシック・ワールド/炎の王国
これじゃあ、ジュラシック・ワールドじゃなくて、ジュラシック・お屋敷、だよ~・・・(^_^;) でなんだ、知能を持ったハイブリッド恐竜たちに最終的に地球を制服でもされちゃうのかい(笑) まさに「恐竜の惑星」てね。 [映画館(字幕)] 4点(2018-07-14 22:38:46) |
330. ミックス。
《ネタバレ》 可もなく不可もなく。取り立ててどうこういうものでもない。卓球についてもうちょっと踏み込んだトリビアがあってもよかった気もする。 二人結ばれずに終わってたら・・・というのも今後の日本映画、とくにこのテの映画にはチャレンジしていってほしい! [DVD(邦画)] 5点(2018-05-22 22:12:39) |
331. ランペイジ 巨獣大乱闘
《ネタバレ》 巨獣たちがまもなくやってくるというのにいつまでも逃げずにモタモタしていようが、動物愛に溢れてるはずの主人公が1本しかない解毒剤を、自分の愛しいジョージに使って残り2頭は殺しちゃえ!とか言ったりしても、その解毒剤が実は結構あったんじゃね?て勘ぐってみても、もうね、そんなこたぁどうだっていいんです!はい!暴れ!壊し!投げ飛ばし!食いまくり!踏み潰し!戦い!そしてとことんぶっ壊す!ぶっ壊す!これぞ映画!これぞカタルシス!ロック様とこのハチャメチャな感じは、以前観た「カリフォルニアダウン」と似ているなぁ~、って思ったらなんと!その「カリフォルニアダウン」の監督さんだったではないですか!こりゃぁビックリ。最近は事前情報を仕入れずに鑑賞するので、この投稿の前に調べて判明したわけなんですよ。ド派手の帝王マイケル・ベイさんがここんとこパッとしないから、このままド派手の帝王を襲名しちゃうかも。それくらいこの監督さんは今後要注意ですね。 とにかくサイコー!その一言です。 PS:アメリカドラマ「ウォーキングデッド」を最新作まで観ている方へ。あのお方が登場します。バットは持ってませんが、雰囲気がまんますぎて最後まで信じることができませんでしたよ(笑) [映画館(字幕)] 7点(2018-05-19 14:57:49) |
332. ゲット・アウト
《ネタバレ》 アイデアもいいし撮影も丁寧でたしかに評判になるだけはあるとは思います。ただもう少し秘密結社の正体が分かるまでの流れを、テンポよくしても良かった気もします。正直退屈で欠伸が何度か出てしまいました。あと、どうして彼だったのか?主人公の彼が選ばれたのか?特別何かがあるようにも見えなかったし、ましてや写真家であることが特に意味をなしていなかった。ストロボもスマフォだったし。そこくらいかな。 ちなみにこの映画、全米ではどういう評価だったんですかね?気になっちゃいました。 [DVD(字幕)] 6点(2018-05-17 18:45:28) |
333. オリエント急行殺人事件(2017)
《ネタバレ》 古い映画の方は観ておらず、原作も読んでいないので、この作品が初めての「オリエント急行殺人事件」になります。観終わった直後はテンポが早くあっけなく感じ、高度な推理力を楽しみにしていた私には物足りませんでした。ところが!時間が経つにつれ、おや?とあることに気付き始めたんです。それはつまり、この映画は推理を楽しむというより、結末に様々な思いを巡らせる映画なんだと。この世には善と悪しかないと決めつけていた主人公が、悪を裁く善人たちと出会うことで、この世の不条理を思い知ることとなる。その不条理さがこの映画の本質であり、推理を楽しむこと以上に大きなものなんだと気付いたんです。 人生をレールの上を走る汽車と例えるなら、彼等のとった行動はまさに、脱線、とは言えないでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2018-05-17 18:30:52)(良:1票) |
334. アウトレイジ 最終章
これ、本当にたけしが作りたくって作った映画なのか?そう思えてしまうほどやる気を感じられなかった。大友を最終的に自殺に追いやるためだけに作られた映画。はい主人公完全に死にました、これでいいでしょ。もうこれで作れないよ。そう、スクリーンの向こう側からたけし監督がうそぶいているように見えました(笑) [DVD(邦画)] 4点(2018-05-09 05:48:17) |
335. 鋼の錬金術師
《ネタバレ》 原作は知らないけれど、この映画超絶につまらなかった。なにがつまらないって、錬金術という特殊な能力を持っていながら、やってることは壁作ったり、石や土の形を変える程度。炎の人はただただ、まんま炎で芸がない。敵も爪伸ばすだけと変身するだけと、ただただ食うだけの奴ら。さらに言えば主人公なんて、いっちゃん最初の奴を倒しただけで、あとは炎の人が活躍してはいおしまい。それでも主人公かよ!もっと活躍しろよ!それに、交通整理が全く出来ていないもんだから、誰が何をしたいのか中途半端すぎ。もう疲れるしイライラするし、なんとかして~。それとね、めっちゃ大ピンチなのに公衆電話から電話するってオイ!なめとんかい!やられますよ~、やっちゃって下さい~、で素人丸出しの見え見え演出は、開いた口がふさがりませんでした。 とにかく酷い映画でした。 [DVD(邦画)] 2点(2018-05-08 22:21:27) |
336. ユリゴコロ
《ネタバレ》 映像には映像の良さがあり、映像ならではの見せ方がある。小説、活字には活字の良さがあり、活字ならではの読ませ方がある。この作品を観て、そのことを強く思い知りました。私は原作を既に読んでおり、その凄さに圧倒されました。そこには活字でしか表現できないものがあり、もしこれを忠実に映像化するとなると、相当苦労するだろうな~、と思ってました。でこの映画、案の定、映像化困難な箇所はご都合的なモノにすり替えられ、全くもって本来の凄さや感動が伝わってこなかった。もし万が一にもこの映画を観て、いまいちと感じ、偶然にもこの投稿を読んだ人がいたなら断言しよう!原作は数百倍オモシロイ!と。好みはあるかもしれませんが、百聞は一見に如かず、とりあえず読んでみて欲しい。 美紗子は心の拠り所として他人の死を求めていただけで、殺しのプロフェッショナルでもなんでもない。ゆえに腕っ節の立つヤクザを4人もまとめて殺すなんて芸当は考えられない。殺害現場を見る限り、飛び道具、もしくは誘惑しての青酸カリ、などではなく、明らかに刺殺に見えたから尚の事ありえない。それからミステリーものに於いて、別人に整形、は御法度です。はい。 ボロクソ言いましたが、少年が鉄板の下敷きになるとこまでは、カメラアングルや照明、編集など、ぞっくとする良い雰囲気出てました。 [DVD(邦画)] 4点(2018-04-29 15:22:54) |
337. アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
《ネタバレ》 よくまぁこれだけのキャラたちを、敵味方含め、見せ場や人となりを描ききったもんです。大したたまげた。ちょっとだけ想像していたのとは違ったのは、全キャラが地球に集結して、そこで、くんずほぐれつの大乱闘が繰り広げられるものかと思ってました。そしたら、あっちゃこっちゃでバトルするんだもん。まぁその方が整理しやすいのもあるけど、様々なシチュエーションで単純に観ていて飽きないし楽しかった。 ロケットが以前手に入れたあの目ん玉がまさかのソーの右目に!いやぁ~最初から考えてたんですか?て思っちゃいましたよ。ナイスでした。 スタークとストレンジ。ストレンジは恐らく、スタークに過去の自分を見たのかな。だから救ったのかと。まぁでも、スタークは変わらないんだろうな~・・・たぶん。良くも悪くも。 宇宙組のメンバーたちが、トリッキーなバトルを展開したのに対して地球組は、やや地味なバトルで、せっかくのキャプテンのNEWシールドも、ウィンターソルジャーのNEWアームも、割りを食ってしまったのが勿体無かった。それにソーが来なかったらやばかったし。せめてアントマンがいたらな~・・・て彼はどうしたんだ! ストレンジのワープ術使って、うまいことサノスの左腕だけをもぎ取る!な~んて考えてはダメなのかな。あとこれも言っちゃうけど、インフィニティストーンのコンプリートしたパワーよりもソーのハンマーが強い!じゃあ初代ハンマーを片手でブッ壊したお姉さまって・・・もしかしてサノス以上?はは(^_^;) サノスって行き過ぎた正義、なんですね。たんなる破壊を生きがいにしているような、傍若無人な奴かと思ってました。ある意味スタークも、一歩間違えたらなりかねないかも、ですね。だからどこか通じ合うような感じがしたのかな?気のせい?あ~、とにかく早く続きが観たいよー! [映画館(字幕)] 7点(2018-04-28 17:51:34)(良:2票) |
338. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 ん~なんだろう~、素直に面白い!って言えないのは・・・。好きなものや懐かしいものが所狭しとうごめきあい、戦い、暴れ、やんややんやと大騒ぎ。楽しくないわけがない。なのにどうしても今一つ乗り切れない。恐らくその理由は、だからなんだろう、そこに尽きてしまうんでしょう。たしかにね、メカゴジラとガンダムがバトルすりゃあ、そりゃあ興奮もするでしょう。でもね、所詮はゲームだし、なによりも積み上げてきた感触が薄くて、そこにあまり”愛”を感じられないんですよね。私自身の性格のせいかもしれないけれど、それでもやはり、借り物のは借り物、この映画のオリジナルの面白さではない。 それから主人公の彼。その他の人たちもみ~んな、キャラに全然深みがない!だから感情移入もできない。一企業がドローン使ってアパートを爆破。え!?別に今のこの世界を牛耳ってるわけじゃないでしょ?そんな権力ないでしょ。普通に変でしょ。VRと現実世界とか言ってるけど、肝心の現実世界が描ききれてないから、VRへと没頭したがる気持ちが伝わってこない。貧しい貧しい言いながらも、しっかりとVRしてるし、主要キャラ以外はみんな不満もってるように見えない。それに、お金使いすぎて滞納して働かされるのは自己責任だからね。 10年間全く解けなかった謎が、アッと言う間に解けてっちゃうのも、ご愛嬌と言っていいんでしょうか・・・(;´д`)ね~。 一言で言えば、豪華な食材で彩られた薄味の幕の内弁当、といったところでしょうか。 と散々文句ばっかり言ってはきましたが、これだけのお祭り騒ぎを実現させてしまったことには、大いに感動です。はい。そのことに対してプラス1点献上で。 [映画館(字幕)] 6点(2018-04-21 21:04:08) |
339. パシフィック・リム:アップライジング
●日本が舞台だ!て言ってるけど富士山あるだけ。●三匹の怪獣が合体するんだけども、見せ方が下手くそで、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!てならなかった。●あの戦いから10年経ってるわりに、巨大ロボイエーガーが何も進歩してない!嘘でしょ!ロケットだけかよ!●襲撃に何も備えていない基地って・・・それもめっちゃ重要な基地なのに・・・。●訓練生たちが急遽イエーガーに搭乗することになったけど、すげぇ扱い巧すぎだろ!それに全然キャラ、個性ゼロだし。(;´д`)トホホ…●とにかく前作に比べて、見せ場!が圧倒的になさすぎ。もっと日本のアニメ観て研究してや!監督変わるとこんなにも違っちゃうですね。 [映画館(字幕)] 5点(2018-04-14 16:48:43) |
340. メアリと魔女の花
《ネタバレ》 この作品を2度3度と見返したいか?そう問われたならば答えはNOである。それほどまでに、特に何も感じることのない作品でした。ジブリから離れ、新たなる船出となる記念すべき作品であるのなら、宮崎駿という巨大な影を消し去るべきではなかったのか。キャラ設定しかり、作画構成しかり、セリフ回ししかり、有名俳優の声優起用もそう。どれもこれもまんま、宮崎駿じゃないですか。作り手側が師に対する想いであえてそうしたと言うのならまあいいでしょう。だったらせめて同等、あるいは超えてやるくらいの熱いもの感じさせて欲しかった。既視感、焼き回し、そんな言葉が鑑賞中、ずーっと頭ん中、グルグルと渦巻いてましたよ。特に一番、うわっ!て思ったのは、大叔母さまのあの話し方。いやぁ~ありゃないっしょ!まさに、うわっ!ですよ、うわっ! もしもこの先も、宮崎駿の財産を後生大事に作品に取り入れていくのなら、どうかせめてイミテーションではなく、リスペクトであって欲しい。似て非なるものの誕生を、期待します。 [DVD(邦画)] 3点(2018-04-11 21:47:14) |