341. ビッグ・ウェンズデー
青春映画にも何にもなりきっていない中途半端な映画です。当方基準では3点ですが、波乗りの映像は確かに迫力があったため、この点数にしました。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-05 20:07:32) |
342. シーズンチケット
私的には「スタンドバイミー」より好きな作品ですね。一般的男子が必ず踏んでいくであろう「大人の階段」の要素を、主人公二人のエピソード・家庭環境・人間関係にうまく振り分けることに成功しています。ほとんど過去の自分を見ているような、そんなノスタルジィに浸らせてくれる作品です。 [ビデオ(吹替)] 8点(2005-11-05 08:18:11) |
343. 評決
裁判が始まるまでが異様に長くてだれてしまいます。危機的状況が中盤までにはっきり形作られすぎてしまうのも、作品を単調にしてしまっている原因だと思います。良かったと思えるのは、やはりフランクの最終弁論でしょうか。でも、本当にそれだけなんですよね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-05 08:12:23) |
344. ある日どこかで
確かに観ている最中はずっと引き込まれていたのですが、見終わってみると、妙な物足りなさばかりが残ります。結局、主人公の脚本家としての挫折という冒頭部の伏線はどこへ消えてしまったのでしょうか。主人公が過去に行く理由が、「演劇」という題材と密接に関係しているならともかく(関係はしているように見えますが完全に上っ面だけです)、恋愛方面に話がシフトしてしまい、結果としてストーリーの焦点をぼやけさせてしまっている気がします。 [DVD(吹替)] 7点(2005-11-04 07:53:58) |
345. ワイルド・レンジ 最後の銃撃
全体的にテンポがやや緩慢で、話が動きだす時期も少し遅いです。最後の銃撃戦だけで40分も使うのはさすがにどうかと……。会話だけでさらっと流されてしまうエピソードが多いのも気になりました。 [DVD(吹替)] 6点(2005-11-04 07:48:39)(良:1票) |
346. 必死の逃亡者
ボガード作品では、「黄金」には残念ながら及ばないものの、見応えのあるサスペンスとして仕上がっています。犯人たち3人にどこか「安全」な部分がほの見えてしまい、そのために緊迫感にやや乏しいところが否めません。そこがいま一歩でした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-04 07:45:02) |
347. ニューオーリンズ・トライアル
《ネタバレ》 ウッドの家族の悲劇から始まって、学校での銃器乱射事件に落ちつくのでは、話の焦点がブレている気がしますが。 [DVD(吹替)] 7点(2005-11-02 02:26:48) |
348. ドライ・クリーニング
残念ながら、「テオレマ」未満という印象しかありませんでした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-28 02:30:17) |
349. インファナル・アフェア 終極無間
Ⅱは観なくても、Ⅰだけ観ていればほどよく分かる内容です。逆にいえばIを観ていないと意味不明の極地ですが。ⅡはⅠで私を酔わせてくれた潜入捜査の緊迫感がほとんどなくなり、ずいぶん泥臭い話になっていたため、あまり楽しめませんでした。今回のⅢですが、構成はだいぶ複雑になっており、少々理解するのに頭を使います。されど、これだけの要素を三部作通じて破綻なくまとめあげたというのは奇跡のような手腕だと思います。まぁ、すっきり楽しみたい人はⅠだけで留めておくのが無難かもしれません。 [DVD(吹替)] 8点(2005-10-27 18:20:25) |
350. キング・アーサー(2004)
単純に戦闘シーンを垂れ流しにしているだけの駄作です。面白くなりうる要素はたくさん盛り込まれているのに、最後までことごとく無視されてしまっています。ギネヴィアを巡ってのアーサーとランスロットの相克など、一般的に知られているアーサー王伝説の要素を前半で臭わせておきながら、大した意味を結ぶこともなく終わってしまっていますし。キャラクターの掘り下げも浅くて浅くて……。戦闘シーンの迫力はそれなりのものがあるのが救いですが……。非常に残念なデキです。 [DVD(吹替)] 3点(2005-10-16 16:43:24) |
351. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
ふたつの話が大して脈絡もなく最後で交わるだけの構成といい、話としても特に見所のあるような題材でもないというのに、ここまで強く強く惹きつけられてしまうのは何故なのでしょうか。こう考えていくと、アル・パチーノの存在感が作品全体を大幅に底上げしていることが否定できなくなります。この作品に限っては、絶対にオリジナル(字幕)で鑑賞すべきでしょう。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-12 02:55:40) |
352. パリ警視J
適度に練り込んである刑事ドラマです。登場人物やエピソードもおよそ適正数かと。ただ、全体として眺めると、どうにも振幅が少なく、盛り上がりに欠けたまま終わってしまった感があります。残念ながら、「これ」という強烈な光はこの作品には見当たりませんでした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-07 00:37:11) |
353. コーリャ 愛のプラハ
誰も彼も、肝心な場面で物わかりが良すぎるのが……。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-03 00:42:19) |
354. いま、会いにゆきます
原作未読です。心に響く映画でした。 [DVD(字幕)] 8点(2005-09-24 02:36:10) |
355. ナショナル・トレジャー
十分楽しめたのですが、危機の演出がイマイチ弱いのが難点です。ラストでもっと大きなどんでん返しを期待していたのですが、肩すかしで終わってしまいました。それにしても、最近読んだ「ダヴィンチ・コード」と似通った部分だらけで、既視感がつきまといました。しかも内容的には「ダヴィンチ・コード」の方が面白かったので…。 [DVD(吹替)] 8点(2005-09-22 22:10:56) |
356. 現金に手を出すな
金塊を奪うシーンが一切ないのがどうにもマイナスに働いているように見えます。全体的に無駄で不要な場面・人物が多く、練り込みが足りていません。もっとも、非ハリウッド・古典映画の醍醐味はそういった「雰囲気作りの部分」に没入できるかどうかという観点もあるようなので、全否定することはできないのですが。私の感性にはイマイチ合わなかった、ということで。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-21 18:21:59) |
357. マイ・ボディガード(2004)
クィネルの原作はまだ読んでないのですが、映画としてのデキは今一歩かと。クリーシィの過去の挫折をさも意味ありげに盛り込んでおきながら、伏線が解決されていません。ラストの展開もかなり強引に映りました。このままではどうにも納得がいかないので、近いうちに原作を読んで溜飲を下げたいと思っております。 [DVD(吹替)] 5点(2005-09-19 19:31:53) |
358. セルラー
「24」の映画プロジェクトが進行しているそうですが、どうやらこちらの作品が先鞭をつけてしまったようです。「24のオマージュ」と斬り捨ててしまえばそれまでの作品かもしれませんが、私にとっては大満足の一本でした。 [DVD(吹替)] 9点(2005-09-16 22:51:32) |
359. フロム・ヘル
思ったよりはずっとマシな作りでしたし、真相もそれなりに面白味があったので、2時間分の苦労は報われた気はします。ただ、主人公にしても真犯人にしても、キャラクターの掘り下げが浅すぎます。何か焦点を欠いたような、ぼやけた感じになっているのはその所為でしょう。 [地上波(吹替)] 5点(2005-09-08 23:03:55) |
360. ユー・ガット・メール
丁寧な作りで好感が持てるのですが、後半になるにつれて男主人公に姑息な行動が目立つようになり、どうにも受け容れがたいものになってしまいました。結末が見えきっているのに、最後の20分はダラダラ間延びするばかりで辛かったですし。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-08-31 01:34:03) |