341. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
うわ、どうしよう!映画としては最低なんだけど、恐かったことには変わりないし、画面酔いはしなかったし……。エクソシスト以来、“うわ、恐い!”と思った映画。やっぱ人間の本質的な恐怖って闇に対してだからね。それは上手く伝わったと思うんだけど、どうよ?アイデア勝利の一発映画ということで。続編はもちろん、0点だよ!<みたんかい!? 5点(2003-11-27 20:21:43) |
342. 伝説巨神イデオン 発動篇
ネタバレ 当時小学生のワタクシには、インパクトのありすぎた作品。完全な制御が不能な“遺跡”に乗らなければならない少年たち。またそれに頼らねばならない大人たち。そして救われないラスト。今やったら批判の集中攻撃かもしれない全員逝っちゃいました的エンディングは、当時は衝撃の一言。富野カントクは、ガンダムという希望の後に、興奮冷めやらぬ我々ヲタクに強烈な絶望という鉄槌を食らわせてくれた。これで僕はまっとうな大人になることができました。そういった感謝の意も込めて、9点献上。 9点(2003-11-27 18:58:18) |
343. パニック・ルーム
“フィンチャーさん、やってしまいましたね!”観終わって思わず口に出てしまったほどの駄作。デキの悪いホームアローン。前半のカメラワークは“おお!”と思わせるものがあったが、時間が経つにつれいつのまにかフツーのカメラアングルに。セブンやゲームやファイトクラブのような、あっといわせるオチもなし。一体何を評価すればいいの?強いてあげれば悪趣味ギリギリのオープニングくらい?これもセブンほどの衝撃はなかったしなぁ……。 [映画館(字幕)] 3点(2003-11-27 18:49:49) |
344. マーシャル・ロー(1998)
シチュエーションだけで10点の作品!でも観始めて、時間が経過していくごとに減点されていきました……。なにせ陸軍の描き方がショボすぎ!仮にも世界一の軍隊ですよ!戦車数台と部下数人ちょこちょこ出て来て、FBIに簡単にとっちめられるはずもなかろうに。9・11を予見したかのようなイスラム排斥などおいしい材料は揃っていたのに、調理人の腕がまずかった。デンゼルもウィリスもあんまり光っていなかったしなぁ。同じく東京での戦争をシミュレートしてみせた、押井守に脚本と監督をやらせてみたかった(実写じゃダメかな?)。 5点(2003-11-27 18:35:24) |
345. 機動警察パトレイバー2 the Movie
アニメだからと倦厭している人がいたら、その人は損をしていると思う。ここで描かれるものは、ロボットモノの戦闘ではなく(もちろん戦闘もあるけど)、重厚な人間ドラマ、大人の恋愛だからである。そういった部分での“静”と、戦闘機やヘリコプターを使っての都市を破壊する“動”の部分の緩急が巧みで、演者の落ち着き払った物言いも心に響く。基本的に声優以外の役者がアニメの声をやるのは反対だが、竹中直人と根津甚八はカッチリはまっていた。今見ても見劣りしない画のクオリティもさすがのデキ。日本が誇る最高の“映画”である。 10点(2003-11-27 18:28:23) |
346. 幻魔大戦
DVD出たんですよね。当時リアルタイムで小説も読みふけり、キース・エマーソンのレコードも買いました。当時、興奮しながらも“こんなんで終わりかよ!”とちょっとだけ思ってしまった。だから、今見返すとエラいことになっちゃうと思うので、DVDは見ないでおきます。小学校6年生の頃の点数ということで。ベガが光線銃(?)を撃つシーン、あのギミックにシビレまくり。 8点(2003-11-27 18:15:23) |
347. セブン
7つの大罪を模した殺人事件というだけで興味深々だというのに、謎解きとはある種別の、とんでもない結末が待っている……。物凄く練られた脚本に、物凄く凝ったカメラワーク。そしてカイル・クーパーを世に知らしめた擦れ文字のオープニング。何もかもが私にとって革命的な映画だった。これを超える作品を、いつかフィンチャーにつくってもらいたいと思うのは、贅沢か? 10点(2003-11-27 15:44:53) |
348. ザ・ロック
ネタバレ カーチェイスはいらないだろ。毒ガスがスーパーボールみたい。それだけ。あとは文句ナシのアクション映画。ケイジにコネリーにエド・ハリス。どれもハマりすぎるくらいハマっていて、最後の時限ミッションでハラハラドキドキ。特殊部隊を率いる非特殊部隊員というシチュエーションもなかなかなくて、イイ。何かと叩かれるブラッカイマーだけど、ケイジとのコンビネーションは私を夢中にさせてくれた。ハンス・ジマーの音楽は、この映画が最高だと思うがどうでしょ? 9点(2003-11-27 15:36:23) |
349. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
何せ生まれる前の映画。リアルタイムで観られなかったことが何よりも残念。東西冷戦というピリピリした空気の中で、ここまで茶化した映画を撮るキューブリック、よく命を狙われなかったものだ。現代ではマイケル・ムーアがそれを担うのだろうが、彼はこのレベルには達していない。度胸も、映像センスも。 8点(2003-11-27 15:23:54) |
350. トゥームレイダー2
ネタバレ 荒唐無稽にもほどがありゃしませんか。。。サメを素手でぶん殴ったり、最後にパンドラの箱ちょっと開けちゃったりと。あとなんだよ、ララの相手役。あんな存在感のない元カレなんか、出すんじゃないよ!前作はそれなりに観られたのに、あの相手役が出てきたことがかなーりマイナスになってます。 3点(2003-11-26 23:10:47) |
351. ブラックホーク・ダウン
政治的情勢や思想、正義。そんなものどうでもいい。ただ銃撃戦だけが観たかった。物語の90%以上は銃撃戦というこの映画、ドンパチ大好きなワタクシにとってはこの上なく痛快でした。とくに締まった映像、薬きょうが落ちる音まで聞こえる音響は拍手モンです。あんまり軍事には詳しくないんだけど、部隊がどう動いてどう詰まったのかといった“ミクロの軍事”がしっかり描かれていたのではなかろうか。軍人さんだから皆同じ髪型。ダレがダレだか分からないのがチトつらいけどね。 [映画館(字幕)] 10点(2003-11-26 22:58:19) |
352. バイオハザード(2001)
ゲームの大ファンです。監督がこのゲームを好きなのはなんとなく伝わったけど、映画としてのテンポがよくないっすね。途中で寝てしまいましたもん、ワタクシ。あと、ヒト形ゾンビがワーギャー騒ぎすぎ。ウーとかアーとかうなってるのがゾンビでしょ、ロメロ作品でも、原作ゲームでもそうだったわけだし。主演のミラですが、がんばってはいたけど、凄かったというレベルまではいってなかったね。シガニー・ウィーバーには完敗、アンジェリーナ・ジョリーとトントンといったところですな。 5点(2003-11-26 22:47:10) |
353. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
俗に名作と呼ばれるものは、圧倒的に“恐怖”という感情が欠如している。ホラーモノに感動を求めるのは無粋すぎる……。だがこの作品は、感動も恐怖も兼ね備えた奇跡的作品なのである。喜怒哀楽、すべての感情を喚起させてくれる映画こそ、傑作とよばれるべきだろう。涙を搾り取るだけが名作ではないのである。ゾンビよりも人間の残虐性に打ちひしがれ、仲間を殺さなければならない悲哀に涙し、生き残った主人公たちの行く末を案じる……。およそホラー映画という枠では括りきれない、人間ドラマのマスターピースなのだ、ゾンビという作品は。 10点(2003-11-26 21:20:19)(良:1票) |
354. ダイ・ハード
ネタバレ 傑作、アクション映画の金字塔、10年に1度の映画……。どんな美辞礼賛句も陳腐に聞こえるほどのアクション映画。高層ビル街でRPGをぶっ放し、装甲車を粉々にしたときの衝撃は、今でも忘れられない。閉鎖空間はやはり最高の舞台装置だね。 10点(2003-11-26 21:04:25) |
355. ソードフィッシュ
ネタバレ あんな分かりやすくて下らないミスディレクションだったら、要らないよ!全編アクションで通して欲しかったですねぇ。メインどころ3人は、非常にいい感じ。とくにハル・ベリーは007よりもチョコレートよりもこの作品での彼女が好きです。序盤のブレットタイムに、制限時間つきハッキングと、それなりに見せ場はあったので、サスペンスっぽいオチにしなくても十分アクションとして成立していたと思うんだけどなぁ。 6点(2003-11-26 19:15:04) |
356. ファニーゲーム
ネタバレ ハリウッド、マンセー!なワタクシですが、このアンチハリウッド全開のこの映画も大好きです!!定点カメラの使い方、役者の自然な演技は徹底してリアリティを追及。最後のひとりをあっけなく殺すところも“こうでなくちゃ”と思わせてくれるし。好転しそうな場面をテレビリモコン使って逆戻ししてみる徹底ぶりには、ホトホトイヤになりました(褒め言葉)。楽天家以外のヒトは絶対見ないほうがいいですよ。きっと鬱になります。 8点(2003-11-26 19:08:23) |
357. 隣人は静かに笑う
ネタバレ スリリングなオープニング、徐々に不気味さを増していく隣人、そして驚愕のバッドエンド。キャスティングも含めてスキのない、サスペンス映画の教科書のような作品。ソツがなさすぎて突出したものがないという、贅沢な減点だが、絶対に見て損はしない。 8点(2003-11-26 18:59:32) |
358. リング0 バースデイ
ネタバレ よかったのは仲間ちゃんだけだね。最後なんであんな殺し合いになるかまったく説得力がない(そもそも、原作もあんなんだったか?)。田中好子の役が重要なはずなのに、丁寧に描けてないから散漫になってるし。井戸の蓋が閉じられてからの、仲間の一人演技にもっと尺をとるべき。彼女にはそれだけの演技力があるのだから。 4点(2003-11-26 18:46:19) |
359. あずみ
北村監督のヴァーサスを見ているからかなぁ。この作品はよかったと思えるんだけど。ヴァーサスは低予算で作られたため、とにかく役者が学芸会。あずみの比ではありませんでした。オダギリとか、佐敷三兄弟とかのキレた演技にうっひゃうっひゃと喜んで、忍者との対決に心トキメかせたので、脚本の粗さ、仲間美男子たちの演技不足は気にならなかったっす。上戸彩も、この歳でこれだけ演技できる日本の女の子を彼女以外に僕は知りません。そら同じ値段でハリウッド作品が観られるわけだから、不満はあって当然でしょうけど、僕は普段観ている洋画並みに楽しめました。オープニングに出るカラスのショボCG以外は。 8点(2003-11-26 18:34:50) |
360. サスペリアPART2
ネタバレ 子供の頃、テレビで見たときは“なんて恐い音楽なんだ!”とションベンちびりそうになり、DVD化されてから見返したら“なんて良質なサスペンスなんだ!”と脱糞しそうになりました。鮮血の美学を追求した画作りも秀逸。私は最初のシーンで鏡に映った顔を確認できたので、あの顔はなんだったんだろう?と、主人公とともに謎解きを楽しめました。 9点(2003-11-26 18:20:37) |