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341.  ブラックブック 《ネタバレ》 
2006年度ベストだろうと勝手に予測してレンタル開始初日に借りてみてみたが、なるほど面白い。  ■通常の「ナチス=悪」「レジスタンス=正義」の単純な二項対立の構図を壊して、ナチスの側も意外と人間的に描いており、逆にレジスタンス側の分裂やゴタゴタも描いている。特にナチス撤退後の「売国奴探し」における、ナチス以上ともいえる徹底したリンチや吊るし上げは、よく描いたな、と思わせられる。  ■こういう映画を評するときに「ハラハラドキドキ」などとは使いたくない。そうした安っぽい表現で形容したくないような緊迫。適当なアクションやサスペンス映画とは違い、本当に命がけでギリギリの戦いであるから。戦争や時代背景も、そうした緊迫さと、全編通して流れている陰鬱さに拍車をかける。  ■この映画を見て思ったのは、やたらと生理的嫌悪感をもたらすシーンが多いことである。この監督の作品が初めてということもあるのかもしれないが、毛染めや嘔吐のシーン、トイレでの描写、ベッドシーンでもないのにやたらと裸になることの多さ、そして服を脱がせた女を散々殴りつけた挙句、動けないところに糞尿を大量にかけるという鬼畜としか思えない行動。そしてそれらがあまりにも直接的に描かれている。ただこうした描写も、ハリウッドが描いてこなかったものとして、一定の理解はできる。ただ個人的にはやりすぎの感が否めない  ■個人的にいちばん引っかかっているのは、功利主義的決断にまつわる問題である。つまり、今相手を殺さないかぎり捕虜は殺されるが、殺したならば報復として大量の市民が殺される。そしてどちらかを選択しなければならない。人数の問題ならば容易に決断できるだろうが、人間はなかなかそうはできない。 そしてこうした問題が実はこの映画でもう1回出てくる。それはナチス撤退後のオランダで、人々が売国奴を見せしめとして動物のごとく扱ったり、あるいは女性を丸坊主にしたり、というところである。こうした行動は確かにひどいものだが、そうした行動を取る事で人々の不満を解消し、全員の殺害を防ぐというメリットはある。つまり、一部を犠牲にすることで全体の犠牲を防ぐということである。このジレンマは容易には解消できない。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-25 12:56:06)
342.  野良犬(1949) 《ネタバレ》 
期待して見たのですが・・・う~ん、一言で言えば「微妙」という感じです。  全体として間延びしすぎている感じを受けました。最初の食い詰めたような格好をして三船が歩き回るところとか、飽きるほどに長い。あと音声が聞き取りづらい。本当にただ淡々と話が進んで行くようで、それといったひねりもなく、あまりハラハラは出来なかった。これは三船があまりにも「いい人」っぽさを出しすぎて引いてしまっているからかもしれませんが。 撃たれてからはいいのですが、その後はもうほんのちょっとだから、全体の単調さを打ち消すほどのインパクトはなかった。  ああ、あと三船がすごく若いです。まるで別人です。
[DVD(邦画)] 5点(2007-08-22 22:38:53)
343.  海外特派員 《ネタバレ》 
そんなにたくさんヒッチコックを見たわけではないけど、彼の作品の中でもベストでは、と思わされる作品。  テンポのいい展開、持続する緊迫感、戦前の作品とは思えない。メアが撃たれた後のカーチェイスから風車小屋、そして逆にホテルでの襲撃。そんな中でも「HOTEL EUROPE」のネオンが切れて「HOT EUROPE」になってしまうとか、済ました顔でボーイが帽子とコートを取りに行くシーンなど、笑いも忘れていない。黒幕がわかった後の巧妙な駆け引き、展望台からの落下、隠れ家の襲撃などぐいぐいと進む。ただ、最後の飛行機墜落からアメリカ戦艦による救出、放送は余計。プロパガンダっぽさがあまりにも鼻につき白ける。そこだけ1点減点。あとはすばらしい。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-15 18:58:53)(良:1票)
344.  殺人者たち 《ネタバレ》 
DVD化されたので、買ってみてみた。 見せ方がなかなかうまい。いきなり中核の人物が殺されて、で回想による謎解き。ありきたりではあるが、回想の映画はいいのが多い。これもその一つ。 レースシーンなんかものんびりしていながらも見ていて楽しめるし、後半の強盗は緊迫するし短い中で話が二転三転する。 狙撃のアングルからの写しや、ラストのよろめきながら倒れるシーンなんかも凝っている。 レーガン大統領の映画時代の姿も初めて見た。 そして、女は怖い、ことに美人は、ということを思い知った。 ただ、暴力描写が激しいと言うわりには、個人的にはたいしたことがないと思った。「オールドボーイ」とか見ちゃっているせいかな?
[DVD(字幕)] 6点(2007-08-11 22:47:06)
345.  アトミック・カフェ 《ネタバレ》 
ともかくもこれが本当に行われていたのか、と疑いたくなるようなことの数々。  最初の広島・長崎で「原爆を落としたとき本当に興奮した」だの「投下後の広島の惨状はすごい。ダブルヘッダー後の野球場のようだ」だのトンデモ発言の連発。  また、「核が落ちてきたらすぐに物陰に隠れましょう(地震か!)」と堂々と宣伝、「髪がぬけてもまた生えてきます(んなわけないだろ)」だの「爆心地から20キロ離れていれば安全です(ほとんど即死だって)」だの「シェルターに隠れて、原爆が落ちて1分したら外に出て後片付けを(いや死ぬって)」だの、目を疑いたくなるようなプロパガンダが当時は本当に流れていたのか・・・  最後に極めつけが「原爆の中で放射能が一番安全です(逆だって)」と軍で指導し「放射能は全部皮膚で跳ね返します(いやいや・・・)」と言われ、核実験の現場に何の防備もなく兵士が歩いているという・・・  ただ、核兵器とは関係ない反共プロパガンダは、確かにやりすぎ感はあるけど、実際共産主義の悲惨さは後に明らかになったわけだから、そこまで責められるのかは疑問である。  あと、アメリカ人がこれを見て「え、これって事実じゃないの?」とか言い出しそうで怖い・・・  これから見る人に。きちんと心構えをして見ないと、腹が立つだけになるだろう。
[地上波(字幕)] 7点(2007-08-09 22:42:27)
346.  ザ・ミッション 非情の掟 《ネタバレ》 
ここの評価を見て期待しすぎたかな、確かに面白かったけど、それほどでは・・・ なんかごちゃっとしててわかりにくい印象を受ける。ただ狙撃の恐怖感のあおりはうまいと思ったけど。なんか漂っている「いい味」がうまつ伝わってこなかった。
[DVD(吹替)] 6点(2007-07-26 23:13:51)
347.  突破口! 《ネタバレ》 
祝DVD化!しかもお店で全部流していたからその場で立って見ていたという・・・ お金かかっていない感じがよく出ていますが、そこはまたそこでいい。銀行もマフィアも強盗も、みんな裏切り、罠が仕掛けられて、凡庸な人間ははまって死んでしまう。最後マッソーは金を持って逃げるが、家族も仲間も全員失っている。こういうラストはシーゲルの映画にはよくある。 ラストの爆発は予定通りといった感じ。飛行機の曲芸があそこで生きてくるとは、だった。 ところで、最後アンディにマッソーの指輪と腕時計がされてましたよね?細かい。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-25 23:16:12)
348.  アマデウス ディレクターズカット 《ネタバレ》 
■天才と秀才の差ということなのだろうか。必死に努力した真面目人間サリエリに対し、天才モーツァルトはすごく怠惰な生き方なのにあっさりとサリエリを乗り越えていってしまう。天才とバカは紙一重ということだろうか、素行はとても幼稚じみた一面を見せる。一回聞いただけでサリエリの曲を弾いてしまい、しかも「ここがよくない」とその場であっさり修正までしてのける。「こんな奴に」というサリエリの思いはよく届く。  ■後半はモーツァルトの生活はどんどん堕ちていく。金に困窮し、またサリエリによってどんどんやつれさせられていく様は、前半と打って変わってかわいそうに見える。おそらくはただ一人心を通わせられるサリエリに裏切られ、死に追いやられる。ただ、あんな簡単に死ぬのか、という疑問は残ったが。  ■この映画のもう一つのテーマは「神」にあると思う。事あるごとに出てくる「神」、冒頭からラストまでそうである。努力型秀才の凡人代表サリエリは、卑怯なまでの才能を持つモーツァルトを神に成り代わって殺す。ここで、ニーチェ的に見るならば、キリスト教徒はルサンチマンのものであり、つまり凡人であること、それこそがすばらしいものとし、秀でた能力を不当に持つものに対する怨恨を抱く。その肯定がキリスト教である。とするならば、異常天才モーツァルトに嫉妬して殺したサリエリは、神を否定した人間として描かれていながら、むしろキリスト教のありようを体現していると言えるだろう。最後の「皆凡人さ」というセリフも、そうした流れとして読んだのだがどうだろうか。
[DVD(字幕)] 9点(2007-07-24 23:31:50)
349.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 
期待してみたのですが、ちょっと自分には合いませんでした。閉塞した現実からの破壊的逃避、といった映画だろう、と思ってて、「太陽を盗んだ男」「ファイトクラブ」はよかったから、自分に合うかな、と思っていたのですが・・・ 陰鬱で汚れた現実への悲観はまあまあ伝わってくるものの、いまいち乗り込めない。前半はグダグダと時間が過ぎるだけにも思える。重要ではあるんだろうけど。 後半、ジョディ・フォスター登場だが、評論家が騒ぐほどすごいとは思わない。もちろん演技は十分うまいのだが。 最後が急展開すぎ。なぜかモヒカン(そんなカッコだったら何もしなくても目をつけられるに決まっている)、そして逃げ帰ると間髪いれずに売春宿へ突撃。どこでもよかったというのはわかるが、早すぎ。銃撃戦は悪くないけど、暗くて見にくい。 最近の映画に慣れすぎたせいかなぁ 
[DVD(字幕)] 6点(2007-07-21 10:07:20)
350.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 
96分というコンパクトさで、テンポがよく、軽めで、笑いも多い。 実のところはギャグ映画ではないか、というくらいコミカルだし、登場人物全員どこかネジが一本違っちゃってるようで何かおかしい。「金魚の糞」もそうだし、「赤でも白でも、どっちでもいいだろ」(これは伏線だが)とかもわりと面白い。ラストの決闘は確かに名シーン。長く間を置いて一瞬で決まる。だけどあの血の出かたも、本当はああいう風になるのかもしれないけど、なんかギャグな感じ。 ということで私的にはギャグ映画という認定ですが何か(笑)
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-13 20:27:20)
351.  切腹 《ネタバレ》 
いや、ホントに引き込まれるいい映画。白黒で古臭く、音響もほとんどない。でもまず脚本がうまい。回想でだんだんと真実がわかっていくのはホント上手。そして役者陣もみんな演技がうまい。 一応善悪はきちんと分かれているけど、ご家老によってきちんと事実がもみ消されてしまうのは「歴史は勝者が作る」にぴったり。家名の前には家臣もなんら意味を持たず「病死にしておけ」で終わりとは。 千々岩求女、最初と最後と全然違って見える。最初のはだらしない浪人だったけど、最後のほうは腰の座った人という感じが出ている。それにしても竹光で切腹は厳しい。痛そう。見てるこっちまで痛さが伝わってくる。多少しつこいし直接的描写だけど、あのぐらい描くからこそ悲劇性やその後の主人公への感情移入を容易にしているのであろう。 武士道はいろいろと本も出てて、いわゆる普通の武士道イメージと合戦の武士はかなり離れていたらしいが、そんな武士道の虚構性に着目していて、特にその中で切り捨てられていく浪人武士にスポットを当てている。「畳の上の水練」も、実際の合戦(だまし討ち、卑怯な手、はざら)と本の武士道(正々堂々)との差がよくわかる。津雲半四郎も最後はすべてを投げ打ってかかってくる。最後の殺陣はしつこすぎる感もあるけど、こうした思いを反映していると思えば納得できる。 この映画、カンヌでいい評価受けたらしいけど、やっぱり日本イメージを大きくねじ曲げたよね。やっぱ切腹シーン強烈だもの。
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-11 20:24:58)(良:1票)
352.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 
極めてありきたりな大衆向け娯楽作品といえばよいだろうか。 大味で派手な戦闘は、はっきり言ってごちゃごちゃしてて見にくい。 ストーリーもあったもんじゃない。凡庸すぎる。 キャストは豪華だし、音楽は決まってるけど、あとは・・・ まあ見ている間は楽しめるけど、後には何も残らない典型的な作品。そういう作品にしてももうちょっと上手にできたはず。
[地上波(吹替)] 6点(2007-07-05 22:55:10)
353.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
いい映画であることには間違いない。見てて何か吸い込まれるものがあるのはその通りだ。 ただ、なんと言うのか、主人公があまりにも「完璧なまでにいい人」であるのが見てて恥ずかしくなるような感じがして、ちょっと入り込みにくかった。ラピュタの主人公は、いい人ではあるが「人間味のあるいい人」だったのに対し、こちらは「人間のレベルをはるかに飛び越えたところにいる人」という差があるように思う。 そして、ならばこそ最後はみんなのために命をささげて死ぬ、という方がいい流れだと見てて予測したが、あっけなく奇跡が起きて生き返る。ラストのところも白々しさが残る。 確かに見ていて面白い作品ではあるのだが(だから8点つけている)、だからこそもう少し工夫できたのでは、と思う。
[地上波(邦画)] 8点(2007-07-04 23:22:31)
354.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 
予想していたよりも、前半がかなりアクション系だったのには驚いた。 展開とかはかなりありきたりの流れと言ってしまえばそうだが、ツボをきちんと押さえていて、観ていて面白い。 後半は結構訴えるものがある気がした。崩壊シーンとかは体震えていたし。 最後にどうでもいいのだが、ときどき聞くセリフ「人がゴミのようだ」がここから来ているのも知りました。
[地上波(邦画)] 9点(2007-06-17 17:54:42)
355.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 
あまりドラマ系の映画は見ないのだが、これは見終わって「いい映画だった」と言える映画だった。 わりとありきたりの掛け合いと、展開の読めるストーリーながら、なんか心に来るものがある。 最後まで行って、すごくほっとできる映画。
[地上波(字幕)] 9点(2007-05-23 23:03:38)
356.  野獣死すべし(1980/日本) 《ネタバレ》 
松田優作は確かにすばらしかった。あの演技はそうそうできたものじゃない。あの眼はめちゃくちゃに怖かった。 でも、それ以外の本筋がホントどうでもいいような作りになっているのが「・・・」。個別のシーンではいいのもあるんだがなぁ。
[地上波(邦画)] 4点(2007-05-04 20:26:53)
357.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 
確かに潜入捜査がばれないってのはちと出来すぎだが、ストーリーがうまい。細かい伏線が後半にきいてくるし、緊迫感が持続していて良かった。 う~ん。でもあのラストは驚いた。ってか「善人になる」のか???そのまま善人になる甘いストーリーを考えてたら完璧に裏切られた。
[DVD(吹替)] 9点(2007-03-22 23:27:09)
358.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
確かにいい作品ではある。喜劇とかそういう枠でとらえるのは間違いですね、名作です。 しかし、ラストの運びが極めて強引なのと(いきなり演説に飛ぶのかよ)、ラストの演説がわりと淡々としていて移し方が定点的だったので、そこは期待していたわりに、だった。 まあ見て損はないでしょう
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-26 23:03:54)
359.  エンゼル・ハート 《ネタバレ》 
サスペンスというよりはオカルトミステリーといった感じの映画。 ちょっと中盤中だるみなのと、仕事を依頼するシーンの時点で「まさか」と思ってしまったのとで、う~ん、な点もあるけど、まあまあ。 宗教観が違うから、アメリカではまた違った風に受け止められるんでしょうね。 あと、デニーロもっと出番与えればいいのに。フィンチャーがリメイクしたら面白そう。「セブン」系列だね。「オールドボーイ」かなと途中まで思ったけど違った。
[DVD(字幕)] 6点(2007-02-20 22:30:14)
360.  16ブロック 《ネタバレ》 
僕もダイハード系統のサスペンス・アクションかと思ってたが(宣伝のたった16ブロック。タイムリミットは118分とかで)、どちらかというとドラマが重視されている。 マクレーンっぽさはまるでなく、ホントおっさん、な感じがいい。 細かい設定や小道具もうまく使えてて、なんか一昔前の刑事ものって感じがする。でも別居は罠だろ。マクレーンが浮かぶからねぇ。 あと、なそなそはよかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2007-02-13 21:02:08)(良:1票)
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