3761. いとこ同志
とにかく描写が作為的というか、観念的というか・・・一つ一つのシーンを役者が指示通りに演じているだけであって、登場人物が生きてないのです。したがって、いくらストーリーを盛り込んでも、それがそのまま流れるだけで、面白みがありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-12-09 00:03:19) |
3762. 月曜日のユカ
何がしたかったのかということについては、一応想像できなくはないですが、気怠い会話のやりとりだけを延々と聞かされても・・・。各シーンが制作側に都合良く撮られているだけなので、俳優陣についても魅力的に映りませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-10-14 23:31:18) |
3763. 大冒険
《ネタバレ》 逃げる→追いかける→危機の発生→何だかんだで切り抜ける、を繰り返しているだけなので、特に面白くないのです。こういう設定なんだったら、敵側や警察側がもっと有能でないと、それを脳天気に切り抜ける面白さ、というものが出てきません。で、あれこれ特撮方面には頑張っていても、最後のキャッツ勢揃いの数分間のステージだけで、それまでの全部を上回ってしまっているという・・・。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-10-10 00:49:56) |
3764. 必殺! ブラウン館の怪物たち
まあ、中身はどうしようもないくらいグシャグシャなんだけど、実は私は、仕事人では竜と政が一番好きなので、この2人が動いているだけで、そこそこ満足なのです。すみません・・・。 [DVD(邦画)] 3点(2017-09-08 01:43:17) |
3765. クリエイター
全然テーマがはっきりしていませんし、登場人物の造形も何とも中途半端です。したがって、キャラクター同士のぶつかり合いも起こっていないので、変化もドラマもありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-09-06 00:57:36) |
3766. ダンディー少佐
どこまで行っても作品のテーマらしきものが見当たらないのが致命的。なので、いくらシーンを積み重ねても、「そうなりました」というだけで、必然性が何も存在していない。全体がちぐはぐなのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-08-23 01:18:50) |
3767. ターザン(1999)
フィルコリの、テーマ曲よりずっと格好良い"Two Worlds"に乗せて冒頭を一気に展開したところで、物語としては終わっていました。一番困るのは、ターザンがジャングル生活で何を得ていたのか、それが何一つ表現されていないということです。木々の間をあれこれ敏捷に動いているのは、作画で遊んでいるだけであって、人物表現とは言わないですよ。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-08-11 02:09:29) |
3768. プリンス・オブ・エジプト
声優陣があまりに豪華なのにびっくりしたが、演技力が全然発揮されていないのにはもっとびっくりした。やはり、声優と俳優って、全然違うんですね。今さらのことなんですけど、それを改めてこれほど実感できる作品も珍しい。 [DVD(字幕)] 3点(2017-08-10 01:04:04) |
3769. ザ・マペッツ
《ネタバレ》 まさに設定から予想される展開そのまんま。しかも、ウォルターとの友情譚がスタートだったはずなのに、途中からウォルターはどこかに行っちゃってるし、何よりも各マペットの個性がほとんどゼロで、ワーワー騒いでるだけに見えるのは痛い。仲間が集まることによる連帯の力というものがいいたいんでしょうけど、それが台詞で言われているだけであって、実体を伴っていないのです。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-08-06 23:34:55) |
3770. マネー・ショート 華麗なる大逆転
何か、「グッドフェローズ」とか「カジノ」の金融版みたいだなあ、と思いながら見ていました。一つ一つのシーンや台詞に必然性がないので、いくらもっともらしいやりとりがしつこいくらい積み重ねられても、後に残るものがないのです。ナレーションもどきも邪魔だし・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-07-29 01:55:26) |
3771. カルテット!人生のオペラハウス
びっくりするほどつまらなかった・・・。この4人にどういう背景があるのかも不明だし、それぞれどういう個性(登場の必然性)があるのかも分からないし、オペラという対象とどう接していたのかも分からない。つまり、基本的な人物設定からしてまったくできていないのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-07-27 00:58:33) |
3772. スローターハウス5
えーと、結局何がしたいのかほとんど理解できなかったのですが・・・。無秩序や混沌を表現したいのであれば、だからこそそこには制作者の意志としての1つの幹が必要なのです。この作品にはそれがないので、単なる発想の垂れ流しです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-07-10 23:53:02) |
3773. グレート・ビューティー/追憶のローマ
初老のオッサンの妄想的回想(回想的妄想?)に140分延々とつき合わされるという、困った作品でした。主観が前面に立つ内容だからこそ、前後の脈絡は必要なのであり、そうでなければ、単に思いつきのシーンをつなげただけになってしまいます。 [DVD(字幕)] 3点(2017-07-03 01:51:08) |
3774. オブリビオン(2013)
何というか、単に、頑張って作った映像関係の数々を順に並べただけとしか思えませんでした。登場人物が、何を考え、何に基づいて行動しているのかという要素がことごとくすっ飛ばされているので、途中で世界が反転しても、落差もカタルシスもありません。ポイントとなるべき各シーンも、すでに指摘されているとおり、先行有名作からの引き写しが丸わかりだからなあ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-20 00:55:58) |
3775. 捜索者
《ネタバレ》 先住民がほとんど人間扱いされていないのは、まあ半世紀以上前のこととして・・・それよりも一番気になったのは、数年がかりで追跡を行っている風でありながら、時の経過がまったく表現されていないこと。それと、「物心つく前に拉致され、先住民部族の中で育った」ことの重みもまた表現されていないこと(再会のシーンで英語であっさり会話している時点で違和感がある)。唯一インパクトを感じたのは、ウェディングドレスのヴェラ・マイルズが階段を降りてくるシーン(その後はグダグダでしたが)。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-15 00:54:26) |
3776. ゲームの規則
すみません、何かみんながワーワー言っているだけにしか見えなかったのですが・・・いろんな人間関係が「ただ置かれているだけ」であり、発展性がないので、いくら登場人物があれこれ動いても、見ていて疲れるだけでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-08 22:09:10) |
3777. 彼のオートバイ、彼女の島
《ネタバレ》 肝心のオートバイシーンを格好良く撮っておらず、「ただ走っているだけ」なのは致命的。しかも、意味もなく通行車のミラーを破壊するとか、走行トラブルの相手を殴る蹴るだとか、ほとんど暴走族以下ではないのか?「すぐにカッとなる人は運転には向いていません」と教習所で習わなかったか? [DVD(邦画)] 3点(2017-06-04 04:47:38) |
3778. ミニー&モスコウィッツ
《ネタバレ》 出会ってから4日間の恋愛というふれこみだったので、さてはもりもりロマンチックなラブロマンスかと一瞬期待しかけたのですが、カサヴェテス&ローランズでそうなるわけはないですね。むしろ何というか、出会った時点ですでに退廃しているというか、疲れ切っているというか、そもそも何で結婚に至ったのかさっぱり分からないというか。その辺はいいとしても、いろんな人がやたら大声だったり怒鳴りっぱなしだったりするのには参りました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-03 02:20:02) |
3779. ナイト・アンド・ザ・シティ
これはやっぱり、キャスティングの失敗でしょ。デニーロを主演にすれば客は呼べるんでしょうけど、この主人公は、中身薄っぺらの口先だけの人間が、見果てぬ夢を実現しようとして敗北していくところがミソであるわけで、それを彼がやってしまうと、いつ切れて怒鳴り出すのか、いつバットを取り出して殴り始めるのか、というようなことばかり気になるし、また何かの危機が起こっても、何も動じてそうに見えません。したがって、ギャップがもたらす面白みがありません。それ以外の人たちも何か重厚な存在感で、この話が持っているはずのハリボテ感や空虚感というものを感じさせないのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-23 01:15:25) |
3780. チザム
いろいろキャラクターを詰め込んでいる割に、みんなで割とのんびり動いているだけなので、あまり機能していないと思うのですが。クライマックス部分は突然気合が入っていますが、それまでの盛り上がりがないので、空回り気味です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-21 01:04:46) |