21. CURE キュア
《ネタバレ》 Youtubeで日本語音声で鑑賞。なんの映画かまったく予備知識なしに観たので、イラついて萩原聖人をぶん殴りたくなった。暗くてよくわからない描写、BGM無しで間延びしたカット、さまざまなノイズ、すべてげんなりさせられる。洗濯機の音は実際に夜中にやられるとイライラするんだよね。寝ていても目が覚めてしまうし、そのあと眠れなくなるから(わかるか?隣人!)。 で、これってホラーだったんだね? う~ん、ぜんぜん怖さを感じなかったな。最初はサスペンスとして観ていたが、だんだんオカルトっぽい展開になって途中から「自分が望んでいたものと違う」と思うようになった。それもあって、さらに退屈さが増し、100分程度の映画が2時間以上経ったように感じられた。 とにかくイラつくから、二度と観ることはないだろう。 鑑賞者にこう↑思わせるのが狙いだったりしてね。萩原聖人の演技力と製作者の演出にはめられたとも言える(笑)。 [インターネット(字幕)] 5点(2012-10-29 13:13:16) |
22. Avalon アヴァロン
《ネタバレ》 Youtubeでポーランド語音声・英語字幕で鑑賞。ツボった! はまった! 自分は押井信者じゃないけれど彼のベスト監督作品じゃないかと感じる。 なんの予備知識もなしに観て、最初、ロシア語かなと思っていたがなんかちょっと発音が違う。それも当然。エンドクレジットでポーランド軍の協力とあって納得できた。 モチーフは「ビューティフル・ドリーマー」と「灰とダイヤモンド」だね。もちろん「ウィザードリー」と「攻殻機動隊」の要素もあるのだが、わざわざポーランドで撮影してることが大きいだろう。ラストで主人公のアッシュが手にする拳銃は「灰とダイヤモンド」でマチェクが持っていたのと同じラドムVIS35。銃マニアの押井としては、この拳銃を出したいがためだけにポーランドに行ったんじゃないかとさえ思えてくる(笑)。 余談だけど、中盤で任務失敗するときに出てくるのはワルサーPPKかなと思ったら大半がPPなんだね。てっきりPPKだと思ってた。それと、相変わらずモーゼル好きだよなあ。C96にストックつけたのが出てくるシーンは嬉しくなってニヤニヤしてしまった。さらに、冒頭の市街戦でのT-72や前半でのハインド乱舞、スターリングラードのトラクター工場を彷彿とさせる対決シーン、そこでのPPSh41乱射など共産趣味満載なのも楽しい。 アッシュはマチェクと同じようにけりを付けるつもりだったんだろうが、果たしてリセットされた世界でどうなるのだろうかと想像する。これからもゲーマーとして戦いながら地味なメガネっ子としてルーティーンな毎日を寒々と生きていくのかな。 そんな余韻に浸りつつ、いきなりエンドクレジットと同時にはじまる「ほこxたて」の音楽(笑)。好いなあ。この曲、身震いするくらい大好きだ。これからは、「ほこxたて」ではなく「Avalon アヴァロン」の音楽として聴いていこう。 [インターネット(字幕)] 9点(2012-10-26 08:29:05) |
23. デス・リベンジ(2007)
Youtubeで英語音声・字幕無しで鑑賞。IMDbなんかでも評価が低いのはどうして? わたし的にはかなり楽しめた。簡単に言っちゃうと、「コナン・ザ・グレート」と「ウィロー」と「ロード・オブ・ザ・リング」と「ハイランダー」をミックスしたような印象(笑)。ロン・パールマンにジョン・リス・デイビスが出てきてるだけで、かなり満足度は高いよ(それだけでプラス1点)。 「ターミネーター3」でT-Xだったねーちゃんが女ターザン部族で出てくるが、たった4年で顔が丸くなった印象で、最初誰だかわからなかった。 相変わらず体毛がぼうぼうのバート・レイノルズと頭の薄いジェイソン・ステイサムの関係はお約束として、王の甥っ子役がなかなかの悪役っぷりで好かったね。あの後どうなったのか気になるが。 最終対決の場でレイ・リオッタにはぜひとも化けて欲しかったんだが人間体のままだったのが残念。それと、クレア・フォーラニはけっして美人じゃないんだが妙に色っぽい感じが好かったし、芯のある強い女性だった。 馬がたくさん出てきたり、弓と剣で戦うアクションシーン満載で、上に挙げた作品が好きだったら楽しめると思う。 【追記】エンディングクレジットで流れる歌がなんとなくクイーンを彷彿とさせるのも「ハイランダー」っぽい感じ。 私は楽しかったので、未見の人は騙されたと思って英語・字幕無しで観てごらん。騙されるかもしれないけど(笑)。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-10-19 17:25:14)(良:1票) |
24. DRIVE 破壊王
《ネタバレ》 Youtubeで字幕無し・英語音声で鑑賞。 ダカスコスって悲壮感がまったく出てこないんだよね。アクションだけは超一流の動きを魅せるので楽しめるんだけど、台詞も表情もダメなので純粋にアクションを見るだけの作品かと感じる。表情だけ見ていると、民主党の前原やお笑いの有田、俳優の渡辺裕之に見えてくる(笑)。 悪役との絡みはラストを除いてはコメディタッチで、頭突き根多には笑った。あと、前田敦子似のモーテルのねーちゃんのその後が気になる。 それから、オートバイが出てくるが、なんでこの手のアクションで出てくるのはいつもフルプロテクターのオフ車なんだろうね。スタントマン保護のためか? どうせやるんならリッターオーバーのモンスターマシン(オンロード)、たとえばドラッグスターとかを使う方が迫力も増すのにと、いつも思う。 最後に、アポロは飛ぶと予想してた。 [インターネット(字幕)] 6点(2012-10-09 16:21:05) |
25. スターリングラード(1993)
《ネタバレ》 Youtubeでドイツ語で観た。ことばはほとんどわからなかったが、映像だけでだいたいのストーリーは把握できたと思う。JJアノーの作品よりも遙に秀逸な反戦映画だと思う。 冒頭のイタリアのビーチからトンネルを抜けてロシアに至る演出はなかなかニヤニヤしてしまう。 基本的にドイツ軍の視点から描かれているが、トータルして観た場合、"Das boot"と同じく上質な反戦映画として成り立っている。 ロシア人少年、メガネのドイツ軍将校、ロシア人女性兵士といったキャラクターとの再会が印象的に描かれ、悲劇的かつ絶望的なストーリーが展開される。T-34-85との死闘を描くシーンがやたらと取り上げられる本作だが、それ以外にも見所はたくさんある。第6軍はソ連に投降してしまうのがわかっているだけに、つかの間の勝利も虚しく感じてしまうのだ。 終盤、私だったらあの地下で食糧と酒と暖房に囲まれて過ごす道を選ぶと思うんだが、なぜか彼らは全員そこを捨ててしまうのは、どういう心理状態だったんだろうか? それが悲しいラストにもつながるのだろう。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-09-21 22:05:51) |
26. フォーリング・ダウン
午後ロー最高!(笑) 何の予備知識も無しに観たからすごく楽しかった。ぶちこわしたくなる衝動って誰に出もあると思うが、ふつうはそれを「常識」とか「良心」で抑えている。それがどういうきっかけで壊れるかという話なんだろう。ちょっとしたストレスの積み重ねでね。 わらしべ長者的に武器がパワーアップするのは笑えた。道路工事の無意味さや、ゴルフ場を動物園にしろって主張は同意できるし、いろいろと同意できることも多いんだが、実際にやっちゃうととんでもない犯罪者になっちゃうんだよなあ。でも、明日死ぬとかわかっていたらやってみたいぞ(笑)。 ラストはまあきっとそんなもんだろうなと思った。彼もある程度は満足だったんじゃないかな? 余談ながら、バーバラ・ハーシーはやっぱり好い女だね(まだこのときは)。 [地上波(吹替)] 8点(2012-07-18 13:22:28) |
27. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 映画館の大画面と迫力サウンドで観る作品として単純に面白かった。「沈黙の戦艦」的な根多がアメリカ人は好きだね。年寄り(ダブルミーニング)にあまり無理させちゃいかんよ(笑)。【2012-0416追記】”とうびょうたーん”は想像すればするほど傾きが怖くて脂汗です(個人的にデカい船が傾くの苦手なので)。【追記ここまで】 ブイを使った後半のゲーム的戦闘シーンは当てモノのドキドキ感があって好かったし、いろいろな伏線が活かされていたのも納得。エイリアンの戦闘艦がボスタングのように飛び跳ねて移動するのは、なんかものすごく無駄の多い動きだなと思うし、メカメカしさを強調する動きはわずらわしいなとさえ思えるが、戦闘シーンの躍動感を描くためと考えれば許容範囲。 ただ、なっちの翻訳で、デストロイヤーに引きずられて、「みょうこう」を駆逐艦としてるのはすごく気になった。やはり「(イージス)護衛艦」としようよ。ところで、アメリカ人ってドアーズが好きなのかね? あ、エンドクレジットは最後まで観ましょう。 [映画館(字幕)] 8点(2012-04-14 23:40:42)(良:1票) |
28. 戦火の馬
《ネタバレ》 【2012年4月2日一部追記】 なんの予備知識もない段階で「なぜアカデミーひとつも取れなかったんだろう?」と思っていたのだが、劇場で観て納得した。あれじゃダメだ。「スティーブン、やっちまったな!」感が強かった。「プライベート・ライアン」もそうだったが、戦場体験を鑑賞者に強く印象づけようとするあまりのやり過ぎ感が強いのだ。今回はさすがにオマハ・ビーチのような手を拾うとか内臓を入れるとかいった描写は無いが、それでも塹壕(ざんごう)戦の迫力あるシーンのごり押しが続く。私はとても楽しんだがなじめない人もいるだろう。賞レースの上で、ここが大きくマイナスになったと感じる。 主人公の馬の中身は幼少時から含めて14頭居たというが、そこまでいかなくても複数いるのがすぐにわかってしまったのは残念だった。冒頭の農場のシーンと徴用されてからの大きな違いがあるのだ。右目の目尻側上の白い模様に注目すべし。 個人的には、鑑賞者の勉強を強要する作品だと思う。WW1の知識がないと映像の解釈が難しいこともあると思う。ひとつ挙げると、ソンムはイギリス軍がたった1日で2万人の死者を出した激戦地だったということ。これを知ってるかどうかで見方が大きく変わると思う。「プライベート・ライアン」のオマハビーチは死傷者5000人程度。また、イペリットガスの致死性は過大解釈されていることも重要。即死ではなく視覚障害などが多かった。 残念なのは、独仏語をそのまま使って欲しかった。一時的に「アイン、ツバイ」と行進場面で聞こえるが、基本的な会話が英語じゃダメだよね。 最後に、個人的にはペーターのその後がとても気になる。 [映画館(字幕)] 7点(2012-03-05 21:23:28)(良:1票) |
29. サンダーハート
《ネタバレ》 ガス・グリソムとチャック・イェーガーが競演してる(笑)。ヴァル・キルマー好きなんで、なかなかおもしろく観ることができた。西部開拓はそのまま少数先住民の迫害になったわけで、サム・シェパードがコーラ飲みながら話す、敗者の運命は勝者に左右されるって話が大きく伏線になってくる。 一件落着と思わせたジミー逮捕のシーンで、フレッド・ウォードと握手した後、さっと手をズボンで拭く演出、思わずニヤっとしてしまった。 ラスト、車の中に彼がいたのが秀逸。嬉しいね。 [地上波(字幕)] 8点(2012-01-19 15:38:55) |
30. ノウイング
まさに竜頭蛇尾。つかみはオッケーだったんだが、あの展開、あのエンディングでは納得できない。ということで、点数評価は中盤までのもの。後半はダメダメだった。残念! [DVD(字幕)] 5点(2011-12-04 17:11:11) |
31. ノーカントリー
プシュッ! なんなんだあのエンディングは! 殺人鬼が不気味なのは好いんだが、途中まで彼の目的がわからず、追いかけられる側もどうして逃げるのかがわからず、トミー・リー・ジョーンズの保安官も絡んでこないで、どうにも中途半端な印象。 それにしても(←口癖(笑))、あの「プシュッ」って奴、便利だな。ドアノブを簡単に開けられる(笑)。 [DVD(吹替)] 6点(2011-11-11 20:41:03) |
32. 僕はラジオ
今(2011年11月6日17時44分)MX-TVで見終わったんだけど、最後、いきなりぶった切った感じで、「え?」と思った。 アメリカ映画では、実話ベースで障害者根多というのはホントによくあるが、「レインマン」も「I am Sam」も本作も、“ちょっと好い話”というレベルで、それだったらまだ、コメディにシフトした「チャンス」(1979)の方が楽しめる。せっかくのホーナー節もあまり感じられず、ちょっと残念。 なんといっても、エド・ハリスがそこまで“ラジオ”に執着する理由があれでは希薄に感じられるのが大きい。ストーリー展開は予想できるようなもので(私には)意外性もなく進んでしまった。 次のシーズンがどうなったのか、ものすごく気になるよね。 [地上波(吹替)] 7点(2011-11-06 17:56:04) |
33. ドラゴン・キングダム
《ネタバレ》 【字幕でも観直してます】 そりゃ、やっぱりジャッキーの声はあの人じゃないと(笑)。 オープニングのLが重なるクレジットといい、背景の映画の数々といい、なんかワクワクする感じがたまらないし、寺院の中での李連杰と成龍との対決シーン! その後の酔拳みたいな訓練シーンとか、もうこれだけでお腹いっぱいじゃないですか(微笑)。ただ、主人公が西洋人というのがちょっと残念。できれば全部アジア系でまとめて欲しかったかな(これが減点)。魔女は色っぽいし、スワローも"あの空間"では健気で好かった。 で、字幕でわかったけど、寺院での対決シーンではチャイニーズで会話してたのね。それと魔女も部下に命令するときは。こういうの、吹き替えで観ちゃうとわからないのが欠点だね。 でも、とにかくおもしろかった! [DVD(吹替)] 8点(2011-05-31 19:19:43) |
34. シャーロック・ホームズ(2009)
(英語音声、日本語字幕でも観ています) それまでのホームズ観、とくにグラナダ版で印象づけられた紳士っぽいものが本作ではことごとく崩されてしまったのが強烈だった。 鳥打ち帽もかぶらず身なりもラフで、たんなるKYおやじという描写(笑)。相棒ワトソンとの仲もピリピリしたもので、破天荒なホームズ像という新しいイメージを作ったのはアリかもしれない。 ただ、他の登場人物たちが19世紀末のロンドンを彷彿とさせる労働者であったり娼婦であったりという中で、ホームズだけが浮いている印象を受けたのはなぜだろうか? 彼だけがその時代の中に生きているという一体感が無かったのが残念。 19世紀末のロンドンのゴミゴミしたイメージを再現した世界観は観ていて楽しいし、今後登場するであろうモリアーティ教授との戦いを想像するだけでもワクワクするものがあるが、まだまだホームズの人物像としてはなじめないのが残念ではある。 [DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:21:21) |
35. ワルキューレ
《ネタバレ》 (英語音声、日本語字幕でも観ています) この手の事実を元にした話はすでに結果を知っているだけに、どれだけ結末までの展開を魅せるかが重要なのだが、最後までハラハラドキドキという印象もなく終わってしまったのが残念。まあ、ヒトラー暗殺"未遂事件"の顛末を知らない人なら手に汗を握って観ることもできたのかもしれないが、この手の映画を観る人ならたいていは事件の概要を知っているだろうから、かなり損をしているとも思える。 わたし的には、冒頭、アフリカ戦線で4号F2型やSd.kfz.222ぽいのが出てきたシーンだけでも観る価値はあったと思うしかない(笑)。その直後から終盤までJu52も大活躍していたし、将官の逮捕拘束シーンでppkが出てきたりといった、様々な装備を楽しむという見方では楽しめた。 クーデター決行後、反ヒトラー勢力はかなり混乱していて統制が取れておらず組織的な行動ができていなかったというが、その辺の描写がものたりなく、レーマーひとりの手柄でクーデター計画が挫折したかのような描かれ方になってしまったのが残念。実際は、ベックやオルブレヒトの行動力の無さが大きかっただけに、もし彼らがラジオ局を占拠して煽動放送を繰り返していたら結果が変わっていたかもしれないし、ロンメルも死なずにすんだかもしれないと思うとさらに残念でならない。 実際のシュタウフェンベルク伯爵は、思ったよりも最初はヒトラーに傾倒していたようだから、本作の中で、そういう思想だった彼がいかにして暗殺の主役になるほど考えが変わったかを、もっと描写して欲しかったと思うのは私だけだろうか? [DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:10:44)(良:1票) |
36. オーメン(2006)
《ネタバレ》 オリジナルの評価は8点。 ほぼオリジナルをトレースするように作られている本作。でも何かが決定的にもの足りなく感じるのはなぜだろう? まず第一に思うに、ダミアンに感じる得体の知れない怖さが圧倒的に不足しているせいではないだろうか? 表情の不気味さがオリジナルにはあったが本作にはまったくそれが感じられない。 次に、やはりアメリカ大使がグレゴリー・ペックだったのは非常に大きいのだと感じさせられる。重厚さという点で本作と比較のしようもない。 あとは、音楽が本作もJGというのだが、なぜかオリジナルほどのおどろおどろしい感じが本作ではまったく感じられなかったのが残念。どうして? それから、ジェニングス役の役者がデヴィッド・ワーナーとイメージ的に重なるように思えたのはよかったのだが、なぜ「ガラス板」じゃないんだ? そこが決定的に違ったのがダメなのかもしれない(笑)。 救われる点は、ミア・ファーローが不気味さを醸し出していたところくらいか。でも、アップになったときにそばかすが可愛く思えてしまったのがもったいない(笑)。ミアはファニーフェイスで好きだから、可愛く思わせた点でホラーとしては失格! ところで、レポーター役で元祖ダミアンが居たというのだがまったく気がつかなかったよ。 [地上波(吹替)] 6点(2011-03-04 21:42:33) |
37. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
紀伊半多(笑) 白馬(笑) こまかい駄洒落には満足。 それにしても(←口癖(笑))、仲間由紀恵の背中太ったね。なんなんだろう、あの盛り上がり方は。20代の頃の細い後ろ姿が印象に残っているだけに、無惨な後ろ姿に残念! [DVD(邦画)] 6点(2011-02-20 22:55:23) |
38. ハプニング
《ネタバレ》 まずまずおもしろかった。 最初「原作はスチーブン・キングか?」と思えるような展開で始まるので、相変わらず「つかみはオッケー!」なシャマラン作品だ(笑)。期待は大きくふくらんだよ、シャマラン! それから、「なぜ? なぜ? どうして?」を解決せずにストーリーが進み、けっきょくあいまいなまま終わってしまうのは彼の作風かと(笑)。車を提供してくれたあの夫婦がホントに死んでしまったのだとしたら残念。そんなに銃弾は入ってなかっただろうに。 ラスト、どうせだったら仏蘭西だけにこだわらず、世界あちこちで同じこと起こしてくれたらよかったのにと思ったのは私だけか? [DVD(吹替)] 7点(2011-02-20 22:50:03) |
39. ベスト・キッド(2010)
ジャッキーは吹き替えこそ至高と思って観たのだが、なんともテンポが悪い! あれじゃ字幕で好かった(笑)と思っても当然。特訓が始まるまでのあれこれを引っ張りすぎで、映画全体の尺にしても長すぎる印象。ジャッキーが単なるふぬけにしか感じられず、見せ場といえばガキども相手の受身くらい。主人公の少年に肩入れする魅力が感じられず、一方の中国人少年たちがいじめに走る動機も不明で、なんのために争うのかがまったくと言っていいほど意味不明。また、ジャッキーの妻子に関するエピソードが浮いてしまって、オリジナルのミヤギ老人と比べてしまうと浅いとしか思えない。観客に、車にワックス掛けするのかと期待させつつはぐらかされてしまったのは、オリジナルファンとしては納得いかない感じだろう(笑)。 結末は誰もが想像できるので、大会に入ってからの緊張感はなくなってしまうので、それ以前の段階でどれだけ魅力的な場面があるかを期待していたのだが、それがあまりなかったので残念。 とにかく長すぎてだれてテンポが悪かった。 [DVD(吹替)] 5点(2011-02-20 22:43:02) |
40. ガフールの伝説
《ネタバレ》 子供向けではなく大人も楽しめた作品。吹き替えで観たせいか、伝説の勇者がヨーダとかぶって見えてしまったのは愛嬌か(笑)。自分は彼が死んじゃうんじゃないかと予想して観ていたので、そうじゃなくてひと安心。逃げた女王といい、主人公の兄貴の行く末といい、パート2ができる可能性大のエンディングと感じる。 この手の3Dアニメで好く出てくるキャラクター(シュレックのドンキーとかアイス・エイジのシド、スチュアート・リトルのモンティ(ちょっと違う?(笑)))でディガーの位置づけがけっこう大きくて楽しめた。ただ、イモムシてんこ盛りをがっつくシーンは個人的に「勘弁してくれ!」って感じだったが(苦笑)。 最初、テレビの大画面で観ていた時には気がつかなかったが、パソコンの画面で近くで観たら、フクロウの目の中に相手が描かれていたり、細かい羽根の流れが描写されているのに気がついて、その繊細さに再度感動。 いろいろな種類のフクロウが出ていたが、もっとその特性がわかるような解説があったら楽しみも倍増したかもしれない。 ラストのおとぎ話シーンは、主人公がもっと大人になってからの姿の方が好かったと思うのは私だけだろうか? [DVD(吹替)] 7点(2011-02-14 22:21:50)(良:1票) |