21. ゴースト・ハンターズ
HW→殺されても平然と立ち上がってくる怪人(ジェイソン/ターミネーターの元祖?)、物体X→着ぐるみでない宇宙人、NY1997→近未来という舞台を使った夢的世界の再現… カーペンター監督の持ち味とは、ちょっとひねりの利いた独創的なアイデアを、最小限の力で、最大限に見せる所にあると思う。 その点、この映画も監督の代表作といっていいのかも。 なんせグリーンディスティニーもマトリックスもない時代、「ハリウッドSFX+カンフーアクション」を10年も先駆けて撮ったわけだから。この頃の監督のこの先進性は何なんだろう。 …ただし個人的にカンフーアクションはそれほど好きでないので点数低めです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-16 19:50:08) |
22. ナイトホークス
スタローンもハウアーも若い。ラストの両者のドアップの睨み合いが迫力。裕福な家庭に育った事が罪だと信じるテロリストってまだ居るのだろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-16 00:01:19) |
23. 未来警察
工作風昆虫メカ地獄。チープでシンプルだと逆にアイデアの良さがよく味わえるというのはあります。大して期待してなかったB級ものにこういうのがあるとちょっと得した気分。 7点(2004-11-22 23:04:34) |
24. 座頭市(1989)
緒方拳が好演。こんなイイ感じの敵役になるとは思いませんでした。殺陣も痛快。ただ主人公の友達がいちいち殺されり不幸な目に遭ったりするのは、ちょっと無理矢理な感じがして残念。悲惨さは煽ればいいものでなく、砂糖と塩の塩梅をもう少し練っていたらもっと評価されていたと思う。 7点(2004-08-15 23:39:28)(良:1票) |
25. 豚と天国
《ネタバレ》 金持ち、普通、貧乏人…平行して語られる三者三様の生き様が、最後にお墓で結びつく。 「お墓に入ればみんな一緒」ではなく、「お墓の形状」から「死に対する考え方」もが階級によって違うのだ…というラストは面白い。 安直な人道主義を振りまく男が試練に立たされてあっけなく崩れ去っていったり、普段粗暴な少年より理性的な少年の方がいざとなると残虐であったり、色々人間観察が巧みだなぁ…と感心させられました。 リアルな描写ながら、唐突に「えっ?!」というようなシュールなシーンが登場する感覚は、流石、南米文学に共通するものがあります。 7点(2004-07-20 21:35:24) |
26. ブルース・ブラザース
お笑いアクションとしての完成度もさることながら、今見ると凄いメンバー。音楽映画としても秀逸だと思います。 7点(2004-04-24 02:40:02) |
27. ドゥ・ザ・ライト・シング
公開当時起こったL.A.での黒人の大規模暴動も相まって興味深く見れました。一般的な米黒人の本音が垣間見える所が良かったです。 主人公の黒人達と対立する朝鮮人コミュニティの様子も興味深かった。「何処へ行っても嫌われ者」ってのは居るんだなぁ…って感じ。 7点(2004-04-24 02:37:30) |
28. ステップ・アクロス・ザ・ボーダー
ロック~ジャズ~現代音楽~民族音楽の狭間でユニークな活動を続けるミュージシャン、フレッド・フリスの80年代後半の活動を「映像詩」風に綴ったドキュメンタリーフィルム。単体でアルバムも出てますが、アルバム未登場のジョーイ・バロンや美しいユーゴ・トラッドを歌うイヴァ・ビトバ、凄まじい長尺の絡みを見せる林英哲(和太鼓)、アンビエント風?に挿入される猪脅し(ししおどし…竹がコーンのやつ)などアルバム単体より聴き応え(見応え)アリです。聴くだけでは何なのか良く解らない音群もこういう状況で出されているんだ…と見えてみるとかなり面白い。「虫の音を聞いて日本人は音楽を感じるが、西洋人は雑音にしか聞こえない…」とはよく聞く例えですが、この不協音群はそういう耳を彼等が獲得するための試索かな…?とも思ったりしました。 「やきいも~」のシーンが無いのが残念。 7点(2004-04-07 22:32:13) |
29. 007/美しき獲物たち
当初の敵役はデビッド・ボウイだったらしいけど、ウォーケンでよかったと思います。さすがプロ俳優といった感じでした。ビジュアル的にも綺麗なムーア期の快作。 7点(2004-03-21 16:08:16) |
30. 007/ユア・アイズ・オンリー
生身のアクションがたっぷり。音楽も良し。ギリシャのエキゾチックなムード満点で好きです。メテオラ、どうやって登るんだろうと思ってましたがあーやってですか… 7点(2004-03-21 15:57:44) |
31. ブラック・レイン
当時ロケ地として予定されていたお寺が撮影を拒否した話を聞いて、「何で頭固いんだよ」と怒っていた私ですが、今は「よくぞ断った」と思うようになりました。 それはともかく、リドリースコットと日本人実力俳優陣の組み合わせはいまだに感慨深いものがあります。 この映画のテーマ(組曲)はハンス・ジマーの中で一番好きです。 7点(2004-03-19 22:17:17) |
32. 未来世紀ブラジル
社会主義国家とは実際こんなものだったんだろうか。同時期に「1984」が映画化されたけど、こちらにお株を奪われた感じ。美術がとても良い。「鎧武者」は英米人のトラウマを表しているようでちょっと笑いました。 7点(2004-03-19 22:00:52) |
33. ヒドゥン(1987)
アイデアもさることながら、キャスティングの妙。2人が並んで囚人の間を歩いていくシーンがイイ。落ちにもう一ひねりほしい感じです。 7点(2004-03-04 00:22:09) |
34. ミシシッピー・バーニング
おそらく日本では想像もつかない「本物の」差別を扱った映画。パワーあります。キレた役の多いデフォーがひたすら生真面目なキャリア刑事を演じているのは新鮮。 ラストはかなり強引かも。 7点(2004-03-03 23:17:29) |
35. エンゼル・ハート
物凄くイイ雰囲気の探偵オカルト映画。ただラストはピンと来ず。逆に、キリスト教の人はこういうのが怖いんだ…と勉強になった感じです。 7点(2004-03-03 22:49:36) |
36. シー・オブ・ラブ
《ネタバレ》 最後の数シーンで今までのもやもやが一気に氷解する、推理ドラマとしてはかなり良く出来てる方だと思います。 「二重人格」「自作自演」「被害者が加害者」のどれでもない「意外な犯人」というのはあまり見た事ない気がします。エンディングのトム・ウェイツ版ニューバージョンがカッコイイ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2003-12-01 21:04:14) |
37. 遊星からの物体X
密閉空間で互いに不信感を募らせていく…という話は色々ありますが、最もよく出来ている部類だと思います。今では珍しくないSFXも当時新鮮だった。前基地の凍りついた死骸は、北斗の拳「たわば!」系の元祖ですよね。 7点(2003-11-29 02:24:56) |
38. オーバー・ザ・トップ
腕相撲…と甘く見ていたせいか、今にも血管のぶちきれそうな迫力にビビった記憶が。ある意味見ていて最も力の入った映画かもしれない。ロードムービー仕立ても気持ちよく、割合好きな映画です。 7点(2003-11-27 21:43:58) |
39. バード(1988)
ニューヨーク、南部、パリ…それぞれの都市の情景の対比が面白かった。埃っぽくも詩情溢れる映画。前世代のプレイヤーの演奏シーンがあると、当時ビバップがどう新しかったかがもっと解り易かったと思う。 7点(2003-11-20 23:11:30) |
40. ハイランダー/悪魔の戦士
中世と現代の両方の情景が味わえて「お得」な感じ。 時空を超えて戦い続けるというアイデアが素晴らしいです。 一人しか生き残れないはずなのに何故戦士同士がああも仲が良い?等、 設定をもう少し詰めてほしかった感じもする。 7点(2003-11-20 21:02:05) |