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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  陸軍中野学校 密命 《ネタバレ》 
シリーズ第4作。今回は次郎(市川雷蔵)が冒頭いきなり逮捕され、憲兵に拷問されるという衝撃の展開によるいつもと違う幕開けだが、それは拘留されている今回の敵であるキャッツ・アイとつながりのある高倉(山形勲)と接触するための作戦だったのだが、その詳細を事前に次郎に伝えない草薙(加東大介)の敵を欺くには味方からと言わんばかりの巧みさに感心させられると同時に彼の次郎に対する絶対の信頼感というものも感じることができる。さて、そんな今回は国際スパイ(英国諜報部というのがなんか007を意識してるみたいだけど。)が敵ということでスケールも大きくなり、このシリーズではよく出来た脚本になっていて1作目に次いで面白かったし、失敗した後輩スパイ(山下恂一郎)に次郎が自決を迫るシーンの雷蔵の演技など鬼気迫るものがあり、思わずドキドキして見入ってしまう。でも、それだけにラストはちょっと急展開すぎてご都合主義的なものも感じてしまったのはちょっと残念。ヒロインを演じる高田美和の可憐さと野際陽子の若さ(でも野際陽子、見た目的にはそんなに変わってないような気がする。)が印象的。
[DVD(邦画)] 6点(2023-06-04 14:40:14)
22.  陸軍中野学校 竜三号指令 《ネタバレ》 
シリーズ第3作。今回はいよいよ上海での次郎(市川雷蔵)の諜報活動が描かれるわけだが、もちろん国外ロケではなく、登場する上海はセットによる再現。でもそんなことがあまり気にならないほどセットが作り込まれているのは大映らしいし、主演の雷蔵はもちろんヒロイン役の安田道代をはじめ、中国人を演じる俳優陣がちゃんと中国語を話しているのも良い。(ただ松村達雄だけはイントネーション含めて全部日本語で風貌も中国人に全く見えず、最後までいつもの松村達雄だったのはちょっと残念。)3作目ともなると雷蔵演じる次郎もそうだが、シリーズとしても板についてきた感じがあって安心して見ていられるし、草薙(加東大介)から提供されるメガネや万年筆といった小道具を次郎が駆使するのも前作よりもさらにスパイ映画らしさが増した感じがして面白い。(こうしてみると草薙は007のMとQ、両方の役割を持っているんだなと分かる。)今回は中国人に扮して関所を通り抜けるシーンがハラハラさせられるが、次郎の変装はやはり巧みで見事。この変装シーンはシリーズ毎回の見どころで、また雷蔵だからこそ様になっている。1作目からずっと出ていた杉本(仲村隆)が殉職してしまうのは悲壮感があり、またそれによって彼らの目的が果たされるわけではないというところにやりきれなさがありスパイという仕事の無情さがよく出ていたのがけっこうリアルで印象に残る。
[DVD(邦画)] 6点(2023-05-28 18:05:55)
23.  陸軍中野学校 雲一号指令 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。前作で中野学校を卒業し、任地へ向かった次郎(市川雷蔵)が列車の中で草薙(加東大介)から別の指令を受け引き返す冒頭はやや拍子抜けしてしまうものの、新型砲弾をめぐる攻防が描かれていてスパイ映画らしい内容になっているし、次郎の母親のその後についても触れられるところは前作とのつながりも感じさせてくれて良く、全体的に地味な印象を受けるものの、続編としてはまずまずといったところ。雷蔵演じる次郎も相変わらずクールでカッコよく、それでいて商人に変装して敵に近づくシーンなどは彼ならではの芸達者ぶりが堪能できて、まさに雷蔵の魅力が詰まっていて、やはりこのシリーズの魅力は主演の市川雷蔵自体にあるのだと早くも2作目にしって感じることができる。スパイアクションものというよりはミステリー要素が強く、刑事ドラマのような雰囲気があるのもまた良い。ツッコミどころも多い映画ではあるが、それも微笑ましく見ていられる。でもやっぱり、次郎に病気の母親の見舞いに行くように促す草薙はさすがに違和感があり、いくら演じているのが加東大介とはいえ、こんな人情派なスパイ組織のリーダーはいないだろうと突っ込まずにはいられず、この部分だけで前作ではそれほど感じなかったミスキャスト感が思いっきり出てしまっているのが残念。前作の増村保造監督に続いて今回は森一生監督が手掛けていて、この二人がこの翌年に雷蔵の「ある殺し屋」の脚本と監督をそれぞれ手掛けるのはなにか感慨深いものがある。
[DVD(邦画)] 6点(2023-05-20 18:40:27)
24.  どうぶつ宝島 《ネタバレ》 
「宝島」をタイトルの如く登場人物の大半を動物に置き換えて子供向けに脚色した東映動画のアニメ映画。ストーリー自体はシンプルだが、全体的にコミカルでキャラクターもよく動き、とても楽しく素直に面白かった。若き宮崎駿がアニメーターとして参加しているだけでなく、アイデア構成も担当しており、そのためか実際は違う監督の作品にも関わらず冒頭から宮崎駿が監督した作品かのような雰囲気があり、ヒロインのキャシーがナウシカ、ブタのシルバー船長はポルコをそれぞれ思わせる風貌だったり、そのシルバー船長が率いる海賊の雰囲気はドーラ一味やマンマユートの雰囲気によく似ていて、それだけでなく登場人物たちがみんな憎めなく魅力的に描かれていて見ていてとても気持ちがいいのもいかにも宮崎アニメといった感じで、この時点で既に宮崎駿の才気を感じることができ、まさに宮崎駿、ジブリの原点を見ているようで、その意味で貴重な作品と言え、また本作が宮崎駿の処女作といっても過言ではないだろう。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-05-15 22:34:26)
25.  五瓣の椿 《ネタバレ》 
自分の出生の秘密を知った女が母と関係のあった男たちを次々と殺していく復讐劇を描いた野村芳太郎監督による時代劇。こう書くと松本清張原作かと思ってしまうが、山本周五郎原作というのにまず驚かされる。とにかく女の怖さや執念がよく描かれた映画で、主演の岩下志麻はこの頃はまだ清純派女優だったはずだが、本作ではその美しさの中に父(加藤嘉)を弄んだ者たちへの恨みや情念を秘めた主人公にうまくハマっていて、これがのちの極妻などの後年の岩下志麻のイメージにつながって行くと思わずにはいられないし、また映画自体も見ごたえじゅうぶんな傑作になっているが、それもこの主人公おしのを演じる岩下志麻のキャスティングによるところも大きかったように思う。しかし、本作はただの復讐劇に終わらず、おしのの悲しみやつらさといったものもしっかりと描いており、それが映画にドラマとしての深みを与えている。おしのの母であるおその(左幸子)はまるで自分のことしか頭にないようなとんでもない女で見ていてとても憎たらしく思えてくるが、父の遺体のそばでおしのに真実をあっけらかんと打ち明け、平然と男と情事をしている姿にはさすがに唖然とさせられる、演じている左幸子の演技ももちろんすごいのだが、おしのによって放火されたあとの断末魔の絶叫とそれを無言で見つめるおしのが忘れられない。後半になって本格的に登場する加藤剛演じる同心(ちょっと「大岡越前」を思い出すが。)の人物像には好感が持て、この映画においてはまさに清涼剤のよう。野村監督とは名コンビの川又昂による映像も美しく、とくにおしのが犯行現場に残していく椿の花の美しさがよく出ていた。しかし、やっぱり本作は岩下志麻につきる映画で、「岩下志麻=怖い」というイメージになるきっかけになった映画(「鬼畜」を見た時からこのイメージは野村監督の映画でついたんじゃないかと思っていたがやはりそうだったかと本作を見て感じる部分もあるのだが。)かもしれないが、決してそれだけではない深さがこの映画にはあると思うし、そういうものを演技を通して感じさせてくれる岩下志麻はやはり名優なのだ。2時間40分少々の長い映画だが、その長さを感じることなく見れたのも良かった。
[DVD(邦画)] 8点(2023-05-05 02:30:26)(良:1票)
26.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》 
庵野秀明監督による実写版の「キューティーハニー」。アニメはオリジナルはちゃんと見た事がなく、セーラームーンの後番組でやっていたリメイク版も少し見た程度で今ではほとんど覚えておらず、そもそも永井豪作品にも馴染みがあまりない状態で本作を見たのだが、逆にそれが先入観がなくてよかったのか、思っていたよりは面白かったし、最後まで飽きることなく楽しく見れた。「シン・ゴジラ」のような大作然とした感じではなく、作っている側もB級と割り切っているような感じがよく出てて、それが潔い。オープニングタイトルバックがテレビアニメ版のオープニング仕様だったり、映像表現にアニメを取り入れているのはアニメ畑の監督らしいところで、それを駆使した冒頭のゴールド・クロー(片桐はいり)率いる戦闘員とのバトルはアニメ的なコミカルさも加わっていておかしみがあり、とても楽しかったし、エレベーター内でのコバルト・クロー(小日向しえ)との戦いも見ごたえがあるものになっている。ハニー役のサトエリは本作を見る数日前にネットニュースのインタビューを見ていたので、とくに始まってすぐの街中を走るシーンは絶対恥ずかしかっただろうなと思ってしまったのだが、それでもよく頑張っていて素直にハマり役だと思うし、魅力もじゅうぶんに出ていたと思う。しかしそれ以上に印象に残ったのが秋夏子で、演じる市川実日子は「シン・ゴジラ」でも強烈なインパクトを残す役を演じていたが、本作でのこの役はその原型といった感じがする。その他、悪役であるパンサークローの面々を演じる役者陣も実に楽しそうに演じていて、中でもブラック・クロー(及川光博)が歌い始めるシーンのノリノリさはそれがいちばん伝わってきて、見ている側としてはつい笑いが込み上げてくる。一方、ゴールド・クローを演じている片桐はいりはもともと個性的な女優のためか、こういう特殊メイクで扮装した役だとなんかもったいなく感じる。映画全体の構成としてはハニーと夏子の出会いからパンサークローの壊滅までを一時間半で描いているためか、テンポが良すぎて展開が目まぐるしく、そこがちょっと残念だったかな。やはりこの構成だと映画一本よりもテレビの連続ものの方が向いてる気がする。
[DVD(邦画)] 6点(2023-04-16 16:04:40)
27.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 《ネタバレ》 
さて後編なんだが、意味ありげなセリフを言ってるわりには中身が皆無で(でもセリフ自体は前編より聞き取りやすかった。)ただ意味ありげなことを言わせたいだけにしか見えないし、登場人物たちの行動もよく分からないままなのでドラマとしても退屈で面白くないし、エレン(三浦春馬)が巨人に変身できるのに爆弾を使って壁を破壊しようとするなど前編同様に突っ込みどころだらけの脚本で案の定の駄作。そのうえ、前編での見どころだった巨人の出番がほとんどなく、ずっと内輪もめのようなやりとりが続くので見ていて本当にどうでもよくなってくるし、その分、スケールも小さくなりこじんまりとしてしまった感がすごくある。公開当時は原作が完結しておらず、結末はオリジナルとのことだが、ヒットしたらさらなる続編をやろうというのが見え見えの終わり方で見ていてすごくイライラする。樋口真嗣監督の本作の次作が「シン・ゴジラ」なわけだが、もしこの二部作を先に見ていたら確実に映画館には見に行っていないだろうなぁ。
[DVD(邦画)] 3点(2023-04-09 16:49:42)
28.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 《ネタバレ》 
中島哲也監督の「告白」の次回作として製作が発表された時にはすごく楽しみだったのが、監督以下スタッフの交代で一気に興味が失せてしまっていた映画であるが、評判の悪さを承知のうえで、全然期待せずに今になってようやく見た。原作漫画も未読ならばアニメも全く未見という状態で見ても見事な駄作としか言い様のない映画で、きっと漫画やアニメは面白いのだろうという一語に尽きてしまうのだが、最初に巨人が登場して人を捕食するシーンは「サンダ対ガイラ」を少し思い出して多少のインパクトはあった。しかしその後は最後までグダグダな印象で、こういう映画に不可欠な緊迫感もまるでなく、登場人物たちも魅力を感じられずにただギャーギャー言っているだけのアホにしか見えず、見ていてすごくイライラした上にヒロインであるミカサ(水原希子)をめぐる恋話が中途半端に差し込まれるのは本当にどうでもいい感じしかしない。映像的にも暗いシーンが多く、セリフも聞き取りづらいなど二部作映画の前編とはいえテンポも異様に悪く退屈で、エンドロール含めて約100分が長く感じる。脚本的にももちろんツッコミどころだらけであるが、冒頭で巨人に襲われて行方不明になったミカサが生還するのは無理がありすぎで完全にこの後の展開のためのご都合主義まっしぐらな感じしかしないのがこの時点で既に本作の脚本の悪さをすべて物語っている感じがする。後編で挽回するとは全く思えないのだが、取り合えず後編も間を置かずに見るつもり。
[DVD(邦画)] 3点(2023-03-31 02:09:11)
29.  仮面ライダー対じごく大使 《ネタバレ》 
「仮面ライダー」劇場版第2作。今回は富士山を舞台にショッカーの要塞を破壊しようとする仮面ライダー1号の活躍が描かれているが、前作と比べるとゲストのライダーがいない、諸事情により本作のメインとなる新怪人であるカミキリキッドが本作よりも先にテレビでメイン怪人として登場してしまっているなど劇場版としてのイベント性に薄く、少し尺が長いいつものテレビの仮面ライダーといった感じが前作よりも強い。タイトルだけ見るとカミキリキッドとともに地獄大使もメインなように感じるのだが、地獄大使の役回りもテレビでの印象と変わらない。(でも、テレビでは死神博士が倒された時期の公開だったらしいので、これから本格的に始まるライダーと地獄大使の戦いを前面に出したかったタイトルなのは分かる。)例によって登場する再生怪人軍団だが、今回は名乗りを上げるだけでなく、ちゃんと名乗りに参加した怪人が本郷や滝と戦っているのはやはりこうでないとと思った。(名乗りシーン自体は前作の方が好きだけど。)そのシーンで再生怪人を率いるリーダー格の怪人がカミキリキッドではなく、前作劇場版でメイン怪人だったザンジオーというのが、まさに劇場版怪人に対する特別待遇のようだった。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-03-27 22:45:25)
30.  ガリレオ 禁断の魔術<TVM> 《ネタバレ》 
今回は湯川(福山雅治)の元教え子(村上虹郎)が湯川から教わったレールガンで復讐殺人を企てるという内容で、サスペンスものにはありがちの展開だとは思うが、それによって普段は個人としての人間性をあまり見せることがない湯川の人間性が今までよりもよく描かれていて面白いし、草薙(北村一輝)との関係の描き方もこれまでよりも深く描かれていてこのへんのドラマにしっかり見ごたえがあるのが良い。湯川がレールガンのプログラムを書き換えたうえであえて犯行を止めず逆に協力を申し出るクライマックスはなかなか緊張感があり、ここだけでも本作はテレビドラマよりも映画でやったほうが良かったのではと思えるくらいだった。(大げさかもしれないが。)久しぶりの新作ということで、少し不安な面もあったが、湯川が数式を書いて推理するシーンも懐かしく、最後まで安心して楽しめたのは素直に良かったと思う。しかし、難を言えば今回またヒロインとなる女性刑事が変わっている(新木優子)が、連続ドラマのレギュラーとしてならいざ知らず、単発のスペシャルドラマで今回だけのために新キャラを出すのは果たしてどうだったのだろうという気がしてしまい、湯川と草薙が中心という話の構成もあって、普通に岸谷(吉高由里子)あたりでも別に良かったのではと思ってしまった。
[地上波(邦画)] 7点(2023-03-26 17:03:22)
31.  ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!
ドラえもんズシリーズ第6作。今回はドラえもんは登場せず、1作目以来にドラミちゃんがドラえもんズとともにメインをつとめているが、まあいつも通りのドラえもんズといった感じ。直前に「ゴール!ゴール!ゴール!!」を見ていたのでこちらは見ていて安心感というものはあった。よこざわけい子のドラミちゃんが映画に登場するのは本作が最後ということで、いよいよ大山ドラの終了が近い時期の作品だと感じてしまう。
[DVD(邦画)] 5点(2023-03-18 14:18:45)
32.  ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!! 《ネタバレ》 
ドラえもんズシリーズ最終作となる第7作。ドラえもんズ(ドラえもん除く)がアチモフ軍団とサッカー対決をするという内容は明らかに日韓ワールドカップに便乗したものと思うが、10分未満の短編でほぼ試合のシーンしかなく、ストーリーも無いに等しいのでいくら子供向けのドラえもんズシリーズとはいえこれはちょっとなあという感じが否めない。でも、全編セリフ無しのサイレントというのは挑戦的ではあった。本作でドラえもんズシリーズも終わりなのだが、全7作でドラえもんズのメンバーも7人なら1作ずつでメンバー1人ずつに主役が回ってくる構成でも良かった気はする。
[DVD(邦画)] 5点(2023-03-18 13:47:35)
33.  ゴーゴー仮面ライダー 《ネタバレ》 
仮面ライダーシリーズ初の劇場公開作品となるが、新作ではなく第13話のブローアップ版。シリーズで初めて再生怪人(10体以上)が登場することもあって劇場公開されたと推測できるのだけど、藤岡弘が撮影中の事故で出演できなくなった直後の作品なので何もこの時期の話を選ばなくてもというのはあった。でも、ライブフィルムで登場する本郷の声を納谷六朗が演じていて、(けっこうイケボ)ショッカー首領の声を演じている納谷悟朗との敵対関係での間接的な共演が見られるのが嬉しい。(別の回で一回だけ掛け合いもある。)それに実はこの話は旧1号編の最終回で、ヒロインである緑川ルリ子は今回で退場。それを踏まえて見るとラストのライダーとルリ子が見つめあうシーンに感慨深いものがある。それにしても再生怪人はこの頃から弱い。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-03-13 18:27:46)
34.  21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス 《ネタバレ》 
「21エモン」のテレビアニメシリーズの劇場版。数年前に初アニメ化作品である「宇宙へいらっしゃい」を見ているが、やはり自分にとっての「21エモン」はリアルタイムで見ていたこのテレビシリーズなので非常に懐かしく見た。「ローマの休日」を下敷きにしたストーリーとのことだったが、特にファナが迎賓館を抜け出してエモンたちと出会うまでの序盤部分はほぼそのまま。ファナが街を歩くシーンも彼女のお転婆ぶりや世間知らずぶりがコミカルに描かれているが、同時に魅力もしっかり出ているのが良かった。一転して後半はファナとともに宇宙に出たエモンたちがある事情から銀河ラリーに出場するという展開が「21エモン」らしいところかもしれない。ラストのファナとの別れが宇宙船の窓ガラス越しの会話というのがロマンチックでとても良かった。本作はテレビシリーズの最終回直前に「ドラえもん のび太と雲の王国」の同時上映作として公開されており、(当時毎年ドラえもんを映画館で見ていた故に本作も映画館で見てるハズだが、本作の記憶が完全に消えていた。でも今回見る上でそれは逆に良かったのかもしれない。)本作が全体的にも最後のエピソードになるわけだが、それを考えて今見るとこのラストシーンでファナがエモンたちに言う「また会いましょう」というセリフはアニメの視聴者である子供たちにも向けた言葉のように思えてくる。
[DVD(邦画)] 7点(2023-03-11 23:23:26)
35.  ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ? 《ネタバレ》 
ドラえもんズシリーズ第4作。今回の主役は王ドラとエル・マタドーラで、このコンビがけっこういい味を出しているのだが、舞台や登場人物がアンパンマンのような世界観でさすがにこれはちょっとと思うし、15分ほどの短編でほぼずっと主役の二人にドラえもんズの同級生であるジェドーラを加えた三人で話が進むので、後半になって登場するほかのドラえもんズの出番が少なく、活躍もほとんどないのがなあ。山寺宏一が本作でドラえもん初出演というのがけっこう意外。
[DVD(邦画)] 5点(2023-03-02 20:00:23)
36.  ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦! 《ネタバレ》 
ドラえもんズ見るのもかなり久しぶりなのだが、現在ではすっかり忘れ去られた存在になってるためか、少し懐かしさもある。とはいえ、このシリーズは完全に子供向けなので今になって見るのもどうかと思ったが、割り切って見ればそこまでつまらないわけでもない。(特に面白いわけでもないが。)ただ、ドラえもんズを合格させるためとはいえ、校長のハゲ頭が光って日没前というのはやっぱり強引すぎるよなぁ。横山智佐が声を演じる黄色いドラえもんが2度目の登場を果たしていて、まさか再登場している作品があるとは思っていなかったので思わず懐かしさを感じた。主題歌を歌っているのが神崎ゆう子というのも、まさに「おかあさんといっしょ」で歌のお姉さんをやっていた頃にドンピシャで見ていたので、少し意外に感じたが、これも懐かしかった。
[DVD(邦画)] 5点(2023-02-23 17:13:11)
37.  STAND BY ME ドラえもん2 《ネタバレ》 
フル3DCGによるドラえもん映画第2作。前作はテレビアニメシリーズや原作の短編エピソードで構成されていたが、それに対し今回は「おばあちゃんの思い出」に前作でやった「のび太の結婚前夜」の後日談をオリジナルエピソードとして絡めて脚色した一本の長編ストーリーになっていて、よくここまで話を広げられたなと思うものの、その脚色がうまく溶け込んでいて違和感はなくよくまとまっている。とはいえ、(監督二人も言っているように。)やはり前作の予想外のヒットを受けて作られた続編ということで、かつ、「のび太の結婚前夜」の続きでもあるので、先週に見た前作と合わせて考えると無理を感じる部分もあるのがちょっと残念だし、何よりものび太のダメぶりを強調したことで、前作のしずかちゃんの父のセリフの感動が薄れてしまったように感じてしまったのはちょっと悲しかった。でも、そんな欠点があまり気にならなかったのは、タイムトラベルSF作品としての伏線の張り方やその回収の見事さによってその面白さがきちんと出ている(山崎貴監督はやっぱりSFの人と感じる部分でもある。)からだと思うし、話の発端となる「おばあちゃんの思い出」の部分がやはりこの映画でも秀逸で、ここだけでもじゅうぶん良いと思えるのに、ラストで過去からやってきたおばあちゃんがのび太の結婚式を見ているシーンは不覚にもグッとくるものがある。一本のストーリーになっていることで前作と違っていつもの長編ドラえもん映画に近い印象ではあるものの、いつものように悪役や異世界などの非日常が登場しない長編ドラえもん映画という点が異色に感じるのだが、こういう作品がシリーズで一つはあっても良いと思うし、山崎監督もそういう思いがあったのではと感じずにはいられない。見る前は酷評ばかり目にしてたのもあって不安な面が多かったが、いつもとは少し違う長編ドラえもん映画として素直に楽しめたし、前作よりドラえもんらしさもあって面白かった。でも、評点数は控えめに。
[DVD(邦画)] 6点(2023-02-18 17:52:21)
38.  STAND BY ME ドラえもん 《ネタバレ》 
話題になっていた公開時はあまり興味がなかったのだが、同じ山崎貴監督が手掛けていた「ルパン三世 THE FAST」を見たこともあり、本作も見てみることに。見る前はやはりルパンの時と同様に「ドラえもん」をフルCGアニメでやる意味とかを考えてしまったものの、実際に見始めると悪くないし、そこまで違和感も感じなかった。ストーリーとしてもいつもの劇場版のように冒険譚ではなくテレビアニメシリーズのエピソードのリメイクになっているのが、今となっては異色に感じられるものの、安心して見ていられる。でも、最初のほうでのび太に簡単に道具を出しまくる(学校に遅刻しそうとかの理由でどこでもドアを出していたり)ドラえもんにちょっと違和感を感じて、この映画大丈夫なのかと思ってしまったし、ドラえもんがのび太のところにいる理由の一つである本作オリジナル設定である成し遂げプログラムもちょっと説明過剰な感じがした。(でもこれがあることで終盤の「のび太の結婚前夜」と「さようならドラえもん」という本来無関係なエピソードをうまくつないでいる。)後半は大山ドラ時代末期の同時上映作品である感動短編シリーズでも使われたエピソードが登場し、確かに知ってる話故か分かっていてもやっぱりいいなと思うのだけど、30分一本の独立した短編としてならともかく、一本の映画の中でまとめて見せられると少しあざとさも感じる。逆に「雪山のロマンス」のエピソードは全く覚えていなかったので、ここだけは新鮮に見る事ができた。でも、しずかちゃんが意識を失ってからはいつもの劇場版のような感じになってしまったように思えたのは本作に限ればちょっと残念に思えたし、強引さも感じてしまった。それに一本の映画としてドラえもんとのび太の出会いから始めたのであれば、別れでキレイに終わってほしかった気もして、そのあとに「帰ってきたドラえもん」のエピソードをやったのはけっこうな蛇足に感じた。しかし、思えば山崎監督はデビュー作「ジュブナイル」でもドラえもんネタを盛り込んでおり、一度はドラえもんを自分で監督してみたいという思いもあったのかもしれない。当初はこれ一本で終わる予定だったようでドラえもんでやりたいことを思いっきりやったからこその結果が本作なら本人は満足だったんじゃないかな。
[DVD(邦画)] 5点(2023-02-11 17:47:34)
39.  ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 
シリーズ第5作。前作ではマクレーンの娘が主要人物として登場していたが、それに対して今回は息子(ぜんぜん似てないぞ。)がマクレーンの相棒として登場するのはまあ自然な流れと思うものの、今回はブルース・ウィリスがジョン・マクレーンを演じていて「ダイ・ハード」とタイトルがついていれば何でもいいという感じが非常に強くなっていて、舞台がこれまでと違ってアメリカ国外であるなどこのシリーズっぽさがほとんどなく、マクレーンのキャラも完全に崩壊していて、ブルース・ウィリスが同じ役名の違う人物を演じているだけの別の映画を見てるようで、B級アクション映画としてはまあまあだが、「ダイ・ハード5」として見てしまうと相当な物足りなさを感じてしまうし、6週間ほどで5作全部見たわけだが、本作が断トツにいちばんつまらなかった。全部見終わってあらためて1作目の偉大さが分かるし、個人的にも多少の思い出補正が入っているのもあるが、このシリーズはやっぱり1~3までかなと思う。
[DVD(字幕)] 4点(2023-02-02 18:33:11)
40.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
「アルマゲドン」や「シックス・センス」が流行っていた高校の頃、もうブルース・ウィリスは「ダイ・ハード」はやらないのかと友人と話していたことが今となっては懐かしいが、前作から12年後に公開されたシリーズ第4作。マクレーンが完全にスキンヘッドになっていたり、1作目で登場したマクレーンの娘ルーシーが成長して再登場(役者は変わってるけど。)したりと1作目から続けて見ていると登場人物の変化に時の流れを感じる。敵がサイバーテロ集団というのも現代的で、新聞の文字ならぬ歴代大統領の映像をつなぎ合わせた犯行声明などは強烈にブラックで印象に残るものの、アクション映画としてはかなり普通の印象で、マクレーンもトレーラーに乗って戦闘機を墜落させるなど別の映画なんじゃないかと思うほど無敵のヒーローぶりを見せていて1作目のたまたま巻き込まれただけの普通の刑事という設定はどこへという感じになっているのはちょっと残念に思う(1作目でハンスに「ランボーのつもりか」と問われて否定的な答えをしていた同一人物とは信じられない。)し、サイバーテロというハイテクなテーマも確かに面白いのだけど、ちょっとこのシリーズには似合わない感じがした。とはいえ、今回のマクレーンの相棒となるハッカー青年が良いキャラしてるし、ホリーと別れたことでマクレーンと疎遠になり、彼を嫌うようになったルーシー(このへんの話をちゃんと映画でやってほしかった気もするが、それだけで一本アクション映画ではない違う映画ができそう。)がしっかりマクレーンの血筋を引いているところはニヤリとさせられる。いろいろ書いたのだが、何も考えず見る分には退屈はしない映画だとは思う。でも、やっぱりシリーズとしては前作のほうが面白かったかな。
[DVD(吹替)] 6点(2023-01-21 23:45:33)
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