21. キングダム 運命の炎
《ネタバレ》 圧倒的なスケールと、豪華な出演陣など迫力はやはり邦画離れしている。 でも、前半の多くを占める趙からの脱出シーンは過去を振り返るエピソードとして長すぎるし、これからという場面で終わってしまうので物足りない。 信の修行エピソードに期待してたけど、ほとんどないし、あんまり強くなっていないようで残念。 存在感ありすぎる王騎将軍はよく出てくるが、肝心の戦闘シーンもなく、次への期待を膨らませるだけ。 映画館で観るぶんには迫力もあって良いと思うけど、テレビ画面だとこの点数に落ち着かざるを得ない。 [地上波(字幕)] 5点(2024-07-14 15:55:05) |
22. かもめ食堂
《ネタバレ》 現実的にありそうでない店と主人公たちの小さなエピソードの積み重ね。 荷物の件とか、猫を預けられるところとか、??というシーンも多いし、退屈で観るのに時間がかかった。 それでも綺麗な店構えと美味しそうな料理、主人公たちのほのぼのとした会話は評価できる。 小林聡美がハマり役。何度も出てくる膝行とプールで泳ぐシーンがなぜか印象に残るのこ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-07-08 18:01:10) |
23. ドラゴン怒りの鉄拳
《ネタバレ》 ブルースリーのアクションをたっぷり楽しめる点では満足。後の「燃えよドラゴン」には完成度で叶わないが、ヌンチャク使うところなどキレキレで楽しめる。復讐のためにキレている時間が長い。 反日を中心としたストーリーが全体的に暗く、長尺でゴタゴタもしているが、途中で可愛いヒロインとのラブシーンがあったり、スマイリーな電話交換手の役で潜入するところなどは面白い。途中の下品なエロお座敷シーンは不要かと。 北斗神拳的な手のモーションと、ラストシーンは好き。笑 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-04 22:52:29) |
24. いちご白書
他の人も書いてるけど、要領を得ない散漫なストーリーが目立ち、面白くなかった。 この時代ならではの世相をうまく切り取ったんだろうけど、大学紛争とかまったく思い入れも興味もないのでちょっと。 ただ紛争の生々しい雰囲気は作りものっぽくなく、リアルなのは見事。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2024-06-21 22:15:31) |
25. 白い巨塔
かなり重厚なストーリーで、配役も良いし、演技も素晴らしい。 教授の投票選や裁判のシーンなどは見応えがある。 でも、実際の開腹手術のシーンが繰り返し出てくるところはいただけない。白黒とはいえかなりグロいので、目を背けたくなる。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-06-13 18:41:06) |
26. ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
前作がまあまあだったのだけど、これはダメ。 ストーリーがめちゃくちゃとまでは言わないが、わかりづらいし面白くない。 迫力はあるので単なるアクションホラーとして大画面で観るのなら良いかも。 旧作シリーズの主人公が揃い踏みっていうのも、思い入れがないのでよく分からない。 帽子のシーンとか、インディージョーンズシリーズのオマージュが感じ取れた。 [地上波(吹替)] 3点(2024-06-08 21:15:04) |
27. マディソン郡の橋
《ネタバレ》 これは良作。 落ちついた大人な作品で、バックミュージックも最小限のピアノで抑えられている。 四日間だけの不倫を描いた作品ながら、気品のある味わい深いストーリー。 主人公二人の演技と存在感も良い。 雨の日の突然の再開、バックミラーにかけるペンダントのシーンはとても素晴らしかった。 ちょっと残念だったのは、フランチェスカが何回かキレたり不安定になったりするところかな。アメリカらしいと言えるけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-06-05 19:16:26) |
28. 伊豆の踊子(1963)
《ネタバレ》 あの小説の映画ということで、話の展開はさすがに大正の時代描写でかもなく不可もない。 肝心の高橋英樹と吉永小百合の二人が魅力的なので一点プラス。 この映画のなかの吉永小百合は、まだまだ純真な子供心を持っているという役どころなので難しかったと思うが、見事に表現されていた。 やがて汚されるであろう哀しい運命もまた随所に散りばめられていて、味がある。 冒頭とラストの白黒現代シーンは、対比としてあってもいいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-05-28 20:28:14) |
29. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 前作よりはスッキリしていて断然いい。 島からの脱出劇も見応えがあったし、後半もダレずに見ることができた。 前作は脚本がダラダラ会話調子で、後半パニックホラーになるだけだったが、今回は一つ一つのエピソードがまとまっていたように思う。 ただ相変わらずの主役が生き延びる勧善懲悪は、もはやお家芸。ラストの展開は次回作につながる予想外な展開で、期待も持てた。 [地上波(吹替)] 5点(2024-05-25 20:50:09) |
30. ジュラシック・ワールド
《ネタバレ》 パニック映画を超えてホラーに近いかんじ。 映画館で見たら、とてつもない迫力のアトラクションに乗っている気分になることだろう。 そういう刺激を求めている人には良いけど、テレビ画面でこの脚本じゃこの点数。 大勢の人が殺されるが、見目麗しい主人公たちが無事生き残るストーリーはもう見飽きた。 [地上波(吹替)] 3点(2024-05-25 16:29:05) |
31. 快盗ルビイ
ほのぼのとした娯楽映画。 犯罪ものというより、弱気な男が振り回される恋愛ドラマチック。 暇つぶしにはもってこいな感じで可もなく不可もなく。 小泉今日子が好きな人はぜひどうぞ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-05-25 13:04:16) |
32. 永遠に美しく・・・
《ネタバレ》 ひどい。悪趣味も良いところ。 ブラックコメディーということで見たけど、ホラー映画だった。 二人の女性の醜い争いと、その間に立って右往左往する男が見たければどうぞ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2024-05-14 18:01:50) |
33. 耳をすませば(2022)
《ネタバレ》 原作は未読。 ジブリ作品版が好きなんで期待してみたが、やはり実写化は難しい。 子供時代の再現はうまくキャスティングしていると思うけど、現在の雫が魅力なさすぎて感情移入できず。 アニメでは二人のひたむきさや爽やかさが魅力的だったけど、今回はそれが感じられなかった。 それを雫の土下座という形で描いたのなら、失敗だと思う。 天沢聖司との恋愛のやりとりも最後に無理矢理ハッピーエンドにした感じで、どうにも消化不良。 アニメファンとしてはガッカリしたので、低評価点。 [地上波(字幕)] 3点(2024-05-11 10:47:02) |
34. ハイジ アルプスの物語
《ネタバレ》 原作は未読。アニメもほとんど知らない。 やっとおじいさんとうまくいっているところで、おばさんによる拉致。 中盤の窮屈な屋敷生活の描写が長すぎて退屈。 山に戻ってからは生き生きとした描写に戻るものの、車椅子をぶっ壊したり、歩けなかった少女が立ち上がるどころか数日で歩けるようになるとか、現実的なのかファンタジーなのか良く分からない中途半端な作品に感じた。 ヤギ好きにとってはヤギシーン多発なのは良かった。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2024-05-10 18:05:06) |
35. ビッグ・フィッシュ
見たときに身体の調子が悪かったせいもあるが、面白くないし共感できなかった。 父親のエピソードがどれも嘘っぽくて惹かれない。 これがファンタジーといえばそれまでなんだろうけど、この監督とはどうも合わないようだ。 ただ、やや長尺ながら一気に観ることができたのは自分でも意外。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2024-05-01 21:19:21) |
36. 日日是好日
《ネタバレ》 終始落ちついた雰囲気で、茶道が好きな人ならきっと共感できるところがたくさんあると思う。 日本の茶道ってまず形から入る、頭でなく身体で覚えていくという過程が描かれるのは良い。 樹木希林先生はもちろん、和風美人の黒木華も適任。 が、多部未華子は後半ほとんど登場しないので、ファンはガッカリするだろう。 ストーリーも主人公の成長物語と思いきや、淡々と終わっていくので物足りない。 父親のエピソードはいらないんじゃないかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-04-29 18:07:42) |
37. すずめの戸締まり
《ネタバレ》 序盤はわかりやすくて面白かったが、中盤からダレて意味不明なシーンが多い。 サダイジンなどの登場人物もよく分からなかった。 最後のほうの子供すずめとの再会シーンもとくに感動せず。 どうもすずめ(君の名はのヒロインにそっくり)の、イケメン君に対するラブストーリーに傾きすぎているような気も。 画面自体は相変わらずとてもキレイなので、映画館ではなくテレビで見たのもこの点数に。 [地上波(字幕)] 5点(2024-04-06 19:17:25) |
38. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 すごく丁寧に作られている。 特に事故のシーンはボイスレコーダーもかなり現実に忠実に作られているらしいし、見ていて生々しい緊張感も伝わるのが、さすがアメリカの映画だなと感心した。 でも、機長を追及する委員会は実際にはなかったようだ。ここを事実のように取り上げているのが疑問だが、この作品のミソでもある。 主演のトムハンクスは老け役だが、さすがの貫禄。副操縦士の人も素晴らしかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-27 16:30:33) |
39. 雨あがる
黒澤明っぽい作りの佳作。シナリオ通りだから当たり前か。 寺尾聡と宮崎あおいの夫婦の物語で、自然をバックにわりと淡々と進む。 人の良さが際立つ夫婦も良いし、殺陣もしっかり描かれていて良かった。 「人に優しくしながら世渡り」って、難しいもんだね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-23 18:03:28) |
40. 彼らが本気で編むときは、
《ネタバレ》 高評価を受けてのテレビ鑑賞。 7年前ということで、この国もジェンダーについての理解は進んだと思うけど、まだまだ当事者にはリアルな悩みや苦悩があることが伝わる映画。 それを静かでまったりした雰囲気で包んでいる。 でも、尺が長すぎて余計なものを詰め込んでいたり、暗い画面のシーンが多かったのは残念。 [地上波(邦画)] 5点(2024-03-18 11:06:31) |