21. 湯道
ネタバレ ちょっと湯道には無理があるのではないかと感じる。もう少し所作、成り立ち、道の魅せ方、の作りこみが必要だと思う。そこが足りていないので、奥行きが無い(軽い)という感想を持つ。 また、全体的になんかいい話にまとめてあるけど、内容は無いし、そんなに面白くない。おまけに将来への希望も薄い。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-26 21:13:18) |
22. 落下の解剖学
ネタバレ 論理的な推論と謎解きを期待したが、見苦しいほどの法廷での絶叫暴露劇。がっかり。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-10-26 21:07:09) |
23. トラップ(2024)
ネタバレ 「トラップ」というタイトルと「予測不能の騙し合いサスペンス!」「あなたは罠に隠された衝撃の真実を見破れるか?」という宣伝文句から、ワクワクしながら色々考えた。 店員から聞き出した関係者だけの秘密の言葉が実は犯人特定のトラップ? 店員から聞いていなかった、関係者に配布されたというカードが実はトラップ? 観客席のあちこちでわざとらしく目立つ観客の任意連行は、犯人あぶり出しのトラップ? キャデラックで会場から簡単に脱出できたのは、観客の安全に配慮したうえでのトラップ? FBIが行く先々で犯人に簡単に逃げられ過ぎなのも実はトラップ? 数々のトラップ候補がことごとく肩透かしの末、ラストにクーパーが家に戻ってくることを予想して、既に家のどこかに潜むであろうクーパーに、護衛は2人だけと聞こえるように嘘ついて、妻も鎮静剤?入りのお菓子をせっせっと準備して待っていた・・・というのが、唯一トラップとして認識できたプチトラップなのだが、種明し(もしくは仕込みのシーン)がないからどうにもスッキリしない。 結局最後まで、「あー、だまされた。」も無いし、「なるほど、そうきたか。」も無い。予測の範囲を逸脱することも無く、話はどんどん進んで驚愕のラストもない。 タイトルに騙された…これが一番のトラップだ! サスペンス・ミステリーとしても、妻が夫クーパーの行動を怪しんでレシートを隠れ家に置いたこと自体、かなり無理がある展開なのだが、それでも「へー、そうなんだ」という感じで流せる程度で驚きはない。 驚きと言えば、歌姫レディ・レイブンがスクリーンにアップになるたび、作り物に見えるその表情(ディズニーアニメ?AI?後加工?)に終始違和感しかなかったが、実は監督の娘と知ってびっくり。 ストーリーも凡庸で、展開も大してエキサイティングじゃない作品だけど、コンサートに集中しない(娘の邪魔をする)父親にも優しい娘のライリーの演技が良かったのがせめてもの救いだ。 私はM・ナイト・シャマラン監督の作品を面白いと思ったことが無い。いつもアイデア倒れでタネは予測可能、やっぱりこの監督は私には合わないな。 [映画館(字幕)] 5点(2024-10-26 16:04:22) |
24. ナイトスイム(2024)
ネタバレ 父親の憑依されっぷりはシャイニング(キューブリック版)を思い出させる。言い換えれば、既視感しかない。 全体を通して全く怖くないし、ハラハラドキドキもなく、驚きどころが分からないまま物語は終盤へ。 で、終盤、水底で出口を探す母親の目前に現れた少女の霊?が、コインで出口を示唆するシーンで、ホラー映画からいきなりファンタジー映画になった。 そして、最後は父親の愛と自己犠牲で家族も救われ、感動の物語に・・・なんてなるかい。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-10-21 19:25:45) |
25. VIRUS ウィルス:32
ネタバレ よくあれだけの情報で32秒ルールに気付いたよね。 で、この2秒が微妙で絶妙。1秒目はどこからカウント? 2秒とか誤差の範囲じゃ? なんて考えたらだめ。 展開といえば、ゾンビも人間もお互い相変わらずのぐずぐず、もたもたで、ツッコミ入れながら、それなりに楽しめる。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-10-19 09:51:21) |
26. Cloud クラウド
ネタバレ ひげが似合わない菅田将暉の演じる転売ヤーの現実的な世界から、嘘っぽい銃撃戦への展開は違和感しかない。 また、登場人物のキャラの薄さと、転売ヤーを標的として集まった奴らの動機の嘘くささも違和感しかない。 ただ、これがこの監督の世界観なのだから、それはそれとして受け入れるしかない。 しかし、最初の工場の男(在庫を抱えて困っていた)は、転売ヤーが売ると高額で完売するほどの需要があるのだから、自分で何とかできたはず。追い詰められているのに、努力が足りないとしか言いようがない。 [映画館(邦画)] 5点(2024-10-19 09:28:22) |
27. アビゲイル
ネタバレ 久し振りに吸血鬼ではなく「ヴァンパイア」映画をみた。 アビゲイルが「またね」、と言っていたので、生き残った彼女と再び二人が共闘する続編がみたい。 [映画館(字幕)] 8点(2024-10-19 09:06:56) |
28. スオミの話をしよう
ネタバレ ヤマトナデシコ七変化ならぬ長澤まさみ〇変化。 色々な役の長澤まさみを見たいだけの三谷幸喜が造った、個人的趣味?的な長澤まさみマニア向け作品・・・とも言えなくないかも。 何故なら、誘拐事件と正体不明のスオミは何者?と、ミステリー要素を匂わせておきながら、実際のところは謎解き、サスペンス要素は凡庸でつまらない。コスプレしている長澤まさみが出ているだけの作品。 また、2024年公開の映画としては、なんだか古臭い印象を受ける本作品は、映画よりは舞台劇のほうがしっくりくるような気がする。 ラストの歌とダンスは正に舞台そのもの。 やっぱり三谷さんは脚本だけに注力して、監督は他の人に任せた方が良いと思う。 [映画館(邦画)] 5点(2024-10-12 01:07:40) |
29. ハウス・バウンド
ネタバレ 彼女の味方の皆さん(絶対死んだと思った)が、みんな生きていてよかったよかった。壁男も実は気のいい奴だったし。 しかし、正面からぶっ刺された義父が生きていたのにはちょっと驚き。 それにしても、なかなか肝が据わっていて、見ていて気持ちがいい彼女(主人公)だった。カノジョは最強~。 この手の映画でハッピーエンドって、ちょっと珍しい。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-11 22:53:09) |
30. 室井慎次 敗れざる者
ネタバレ 長いプロローグ・前編・事件編・種まき、から次回、本編、後編、解決編、回収へ・・・。 今回一切事件については何も進展していないので、次回も見なければモヤモヤが晴れない。 警察組織の中で青島との約束を守れなかったのは仕方ない・・・が、退職時に青島に会わずに居なくなるのは室井さんらしくない。 あと、敵役の官僚の皆さんの行方だけでなく、すみれさんや係長、スリーアミーゴのその後も知りたかった。 余談ですが、「敗れざる者」を観に行っている劇場で、本編上映前に「敗れざる者」の劇場予告(今まで観ていたやつよりも超長め)を流すのはやめてもらいたい。事前情報を極力入れないようにしていたのに・・・これってTV局のやり口だよね。本当にどうかしてる。 [映画館(邦画)] 6点(2024-10-11 22:23:10) |
31. あの人が消えた
ネタバレ マンションの住人達が目撃していた怪しい行動の数々を、順に謎解きしながら回収していく下りはなかなか面白かった。 全ての謎解き終了と思わせたところから、先に複線張ってた『すべてうそ』でちゃぶ台返ししてからの、「連続殺人犯?じゃ、誰が浴室で・・・」で主人公が実は死亡していたというオチ(これはよくあるパターンだけど、差し込むタイミングというか流れが自然で抜群にうまい)で終了。と思いきや、再び複線使用した『さよなら』で、実は主人公だけが消えたことで『あの人が消えた』のタイトル回収はお見事。(小宮さん、丸子くんが205号室の地縛霊にならなくてよかったね) 確かに4人がテーブルを囲んでいるときに、カップが3つしかなくて、何で?急に来たからお茶だしてもらえなかったのか、と思っていたが、なるほどね、そういう事だったのね。 単純に面白かった、けど、後でよくよく考えると、つじつまが合わない。。。 血だらけの女性を住人が目撃した件は? 麻酔銃で眠ったとされる彼女を担いでいた男を住人が目撃した件は? ベランダで血だらけでタバコを吸っていた隣人を住人が目撃した件は? 警察は連続殺人犯としてマークしていたというが、連続の意味での被害者は主人公であり二人目の被害者という事からいうと、警察がマークしていた段階での連続殺人犯とはどういう意味か? これは小説を読んで、情報補完するしかないな。 [映画館(邦画)] 8点(2024-09-28 21:56:52) |
32. 夏目アラタの結婚
ネタバレ オープニングの掴みはOK!(俺と結婚しようぜ)から始まり、話のテンポも良く、最後まで飽きずに一気に突っ走った感じ。 終始、真意が読めない真珠とアラタの駆け引きに、アラタを心配しながらも(婚姻届けはヤバイって・・・)、グイグイ引き込まれる。原作未読だが、話の流れに無理や無駄が無く、おそらく上手に纏められているのではと感じる。 話が進むにつれて、猟奇殺人鬼と思っていた真珠が実は不幸な生い立ちで、可哀そうで・・・て、いやいや実はいい子なんだと危なく騙されそうになったが、実際4人殺して死体損壊して、人体バーツ埋めてるから。おまけに墓荒らしもしてる。未成年という事で死刑は回避されたけど、かなりヤバイ犯罪者ですから。 アラタは真珠の小さいころに一度出会ってたんだ。真珠も会えて良かった(臭いクンクンとハンドタオルがいじらしい)・・・て、思わずほっこりしてしまうが、いやいや犯罪者ですから。 真珠はいずれ刑期を終えて出所したら、今度は帰る場所があってよかった。そしたら歯も治療して・・・て、また騙されそうになる。いやいや、いやいや。 これってハッピーエンドなんだと思うけど、冷静に考えるとこれでいいのか微妙。。。いやいや、いいんじゃない。 総括、やっぱり「柳楽優弥」はいい役者だなあ。 [映画館(邦画)] 8点(2024-09-11 21:57:25) |
33. 奈落のマイホーム
ネタバレ 何と言ってもイエローサブマリンのネタが一番好き。 本作、ディザスタームービーとしても十分通用するところを、ちょいちょいギャグを挟む(この挟み加減が絶妙)。まさにディザスタームービーの皮を被ったコメディ映画なので、ガチのディザスタームービーで押し切ったら「おかしい!ありえない!」と思いっきりツッコむ個所も、じゃないので取り敢えずいいんじゃないとなる。なので、死人は0で終わって欲しかった。特にラストの子供の死を告げられた母親のシーン・・・は余計。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-10 20:18:50)(良:1票) |
34. ラストマイル
ネタバレ 最近流行りのシェアード・ユニバースですが、絶妙な役割分担でそれぞれの世界観が壊されなくてよかった。それは「MIU404」の2人と「アンナチュラル」のメンバーが満島ひかり達と直接絡まなかったからだろう。ということは、それだけ絡まないのであれば、「MIU404」と「アンナチュラル」をわざわざ出さなくても、ストーリー的には何も影響がないという事。え、なんでコラボした? まあ、それは置いといて、話が進む中、途中途中で観客をミスリードするために用意された罠が色々。社員データベースからの情報削除とか、誰かに電話で「死んだ人はかわいそうだけど…」とかあったが、ミステリー的には仕掛けが甘い。騙されません。 そんな甘い仕掛けだから、ネタバラシでも、情報削除は日本赴任前にアメリカの上司からアドバイスに従ったからというのは、あの爆弾事件のさなかに有能なセンター長として取る行動としてはバカすぎて無理がある。 他にも「福岡から来るはずの人と交代したというのは嘘ですね!あなたはいったい誰・・・・」みたいなのもあったけど、会社関係者以外がIDカード持って赴任してくるわけないじゃん、別の部署から来たに決まってんじゃん。「福岡から来られたと思ってましたが、違うんですね。どちらから赴任されたんですか?」と普通はなるはず。 つまりは、観客をミスリードするために本編に追加した演出?エピソード?だからなのか、底が浅いと感じるので、ここはもう少し何とかならなかったのか。 犯人の彼女は「あなたのブツが、ここに」の女性宅配ドライバーだったが、今度は逆に宅配ドライバーを苦しめる役になるとは、キャストの妙が何とも面白い。 ディーン・フジオカは最近悪役が多い気がするが、これがあまりしっくりこない。(最後は情けない奴になることが多いし・・・)やるんだったら中途半端な悪を演じるより、もっともっと振り切ったほうがいいのでは? [映画館(邦画)] 7点(2024-09-10 19:31:48) |
35. クリスタル殺人事件
ネタバレ 役者が登場した瞬間に犯人がわかる・・・昔の、往年の有名ミステリー映画のあるあるだな。犯人役を有名俳優がやることで映画に箔が付くし、役者もやりたがる。原作はアガサ・クリスティーなので、誰が犯人なのか?ではなく、誰が犯人を演じるんだろう?が興味のあるところ、それでよいと思っている。 で、感想はと聞かれると、作品としてはそこまで面白くない。トリックが甘い。ミスリードを誘う演出が下手。ミス・マープルの体格が良い(大きい)。犯人が階段の聖母の絵を見てフリーズするシーンが微妙。公衆電話のシーンが分かり難い、等々、ちょっとね。 ちなみに変な邦題の「クリスタル殺人事件」は、当時「なんとなくクリスタル」という小説が流行って映画化された流れがあって、邦題がそうなったと聞いた記憶がある。あくまで私の記憶の中では(思い込みかもしれませんが)ですけど。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-09-09 20:42:13) |
36. サユリ(2024)
ネタバレ 原作未読。想像してたのは、地縛霊に家族を殺された一家のばあちゃんが実はものすごく強い人で、地縛霊をフルコンタクトでボッコボコにして祓ってしまう話だと思っていた。 これが、当たらずとも遠からずではあったが、期待と展開的には大外れ。 ばあちゃんが地縛霊をボッコボコにするのではなく、地縛霊のサユリの家族を拉致してきて、そいつらをボッコボコにして、地縛霊に留飲を下げて引き取ってもらおうとするとは、ばあちゃんがホラーだ。。。 そもそも、ばあちゃんの目的はお祓いではなく、サユリに殺された家族の敵討ちではなかったのか? 本作は、前半のホラー部分が全く怖くない(弱い)ので、後半のばあちゃんの逆襲のインパクトも薄い(弱い)。 ばあちゃんのはじけ具合の演出も弱く、派手な色合いの髪型、乱暴な言葉遣い、タバコをスパスパだけじゃあね。。。 車のカセットから流れる曲も爆音のロックでガンガンに行くかと思ったけど、意外とおとなしかったし、ちょっと拍子抜け。 家族が5人も死んだのに、何故かとても明るい長男(無理している様には感じないのだが…)も違和感あり。それにこの長男の演技も、終始なんか微妙だった。 それにしても、ばあちゃんと長男が鍛錬している間はサユリが全然ちょっかい出てこなかったけど、空気を読んで遠慮していたのだろうか???一番の謎である。 [映画館(邦画)] 5点(2024-09-08 16:20:03) |
37. エイリアン:ロムルス
ネタバレ SFホラーの名作である「エイリアン」からの続きであることの優位性で、貨物船ノストロモ号の残骸(破片)チラ見せ、リプリーに宇宙船外にたたき出されたエイリアンの「モリ」の突き刺さった状態の死骸、あの初期型アンドロイドの再登場(ここでも破壊されている)、モニターに映るノストロモ号の乗組員の写真など、色々と「1」ファンの心をくすぐる演出がなかなか憎いのだが、途中で「プロメテウス」というセリフが出たところで「おやっ?」、と嫌な感じがしたが、それが的中してしまった・・・。 SFホラーの名作である「エイリアン」について、「プロメテウス」や「コヴェナント」でおかしな定義付けしてしまったリドリー・スコットは、その非を改めるのではなく、本作にもその悪影響を及ぼすほどの老害街道まっしぐらみたいで、超がっかりだ。 造形最高のエイリアンから、造形最悪の人型のぬぺっとした化け物に選手交代させて、自身の前2作の「プロメテウス」と「コヴェナント」を正当化したうえで、その世界観に何とか引っ張りたいとする展開と演出はもう最悪。老害オヤジが関わるとろくなことが無い。 それにしても、宇宙船に乗り込むまでが物凄く退屈で退屈で長すぎるので、半分はカットしてもOKでは?また、そこまで時間を割いたにもかかわらず、登場人物もレインとアンディ以外は顔も良く分からんし、登場人物の関係性も良く分からん。 個性は坊主頭の女性と妊婦という記号的なものだけというのもいかがなものか。いくら殺されキャラにしても魅力が無さすぎる。 その妊婦も、あれだけ飛んだり、跳ねたり、落ちたり、走ったりしたらヤバいでしょう…なのにレインの「赤ちゃんも無事よ!」っていう軽いセリフはなんなの? 映画としてはそこそこ楽しめたが、SFホラーの名作である「エイリアン」の続きを期待していたので、残念。 やはり「エイリアン」1,2は越えられないみたい。 [映画館(字幕)] 6点(2024-09-08 15:31:22) |
38. ブラック・デーモン 絶体絶命
ネタバレ 本作は、いくつかの映画作品からインスピレーションを得て、登場人物に言わせたいセリフ、観客に見せたいカットやシーン等が色々と先にありきで、制作に踏み切ったのだろう・・・と思う。(そうとしか思えない) それらのシーンとシーンの繋ぎの展開のだるさに熱量の差を感じるし、それらのシーンのために生まれたキャラのせいなのか、登場するキャラの設定がブレブレで白けるので、最後まで誰にも感情移入できないまま本編終了。(トラロックを何度も何度も言い間違える子供には、本当イラっとする) また、舞台を海上油田施設にしてスケール感を出そうと背伸びしながら、かつ、家族愛をテーマに据えて感動を煽りつつ、メガロドンの存在説明は良いアイデアが浮かばなかったのか古代アステカの伝説でお茶を濁しておきながら、更に欲をかいて、作品に箔をつけるためなのか、自然破壊と環境問題と大企業の責任まで盛り込んでごちゃごちゃ。 結局、それらをストーリーとして練り上げることが出来ておらず、どのテーマも中途半端でまったく共感できない、乗れない、面白くない。の3ない運動で、最後まで見続けるのがとてもとても辛かった1作。 それに加えて、粋でもシャレてもいない、既視感バリバリのしょうもないジョークが差し込まれて、作品がより一層陳腐なものに仕上がってしまっている。 [インターネット(字幕)] 2点(2024-08-16 01:42:01) |
39. キングダム 大将軍の帰還
ネタバレ 王騎編完結、コロナ禍の中でここまでの大作の撮影(完走)は大変だったと思う。 だけど、コロナ禍の中の撮影の影響としか考えられないが、動(どう)の戦場等の盛り上がっている場面が切り替わってから、静(せい)の戦場以外の場面で喋る皆さん(別撮りの人たち)が、戦況、その他諸々の補足説明や状況説明をするだけの狂言回し役でしかなくて、何というか、繋がりが悪いというか、間が違うというか、役に入りきれていないというか、その直前のシーンとの空気感があまりに違いすぎて、作品の中で一体感に欠けていて、浮いた感が半端なかったのがとても残念で不思議だった。 別撮りなんか普通のことだろうに、キングダムでのこの違和感、何でだろう…。 本作を観て改めて思う。3部作で締められなかったものだろうか。 そもそも長編のキングダムの全てのエピソードを入れ込むのは無理な話なのだから、「信大将軍への道/王騎編」として(勝手に思ってますけど)、もっと大胆にエピソードを取捨選択して、第1シーズン全体の流れ(テンポ)を大切にすべきだと思う。 この4作目もそうだけど、余計なエピソードや冗長なシーンが多くて途中ダレる。(今回で言えば、尾到の最後のシーンとか長い!) 逆に、今回の摎のエピソードについては掘り下げが足りない。王騎と摎の互いを思いやる気持ちを描いてこそ、あの怒りに繋がる重要エピソードなのに、王騎が戻ったら既に殺されていました…じゃないだろ。 前作で紫夏のエピソードを映像化し(無駄~)、延々と本編に入れて時間を消費したが、それとはエピソードの重要性が違う。(あくまで映画キングダム王騎編としての話ですけどね) [映画館(邦画)] 8点(2024-07-21 16:40:42) |
40. ミンナのウタ
ネタバレ 恐怖リミッターが物凄く効いた、怖さ控えめのホラー作品です。 全く怖くないうえに、事務所の都合から、絶対にヤバい展開にはならない感じがありありで、最後まで安心して(ドキドキハラハラなし)観ていられるという、ホラー風味が強めのアイドルドラマです。 なので、色々と整理回収されないことが多いですが、まじめに考え始めると消化不良で胃もたれします。(みんな無事でよかったね、で、サラッと流したほうがよい) 胃もたれと言えば、マキタスポーツの飯の喰い方が汚いのでドン引きです。(おまけに食べるシーンが割と多いので気になります) 演技なのでしょうが、やさぐれ感?ワイルドだぜー?とかそういうものとは違う品の悪さで、食べ物がおいしそうに見えないし、ぜーんぜんダメです。 最後のコンサートシーンもいらないな。興ざめです。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-07-12 22:11:55) |