21. インビンシブル<TVM>
《ネタバレ》 四元素の戦いとか発想は面白いと思うけれどね。一重に物語や作品の根底に流れるテーマを成すプロットが足りない気もするし、 足りないならその分アクションシーンで補えば良いと思うけど そこも腹五分で終わっているという感じ。せっかく四元素の戦士それぞれの鍛錬を行ったにも関わらず、それぞれの個性の切り分けもできてないしね。敵を多大な愛を与えて救うという爽やかなクライマックスはハリウッド製アクション映画にはあまり見れれない要素でこの東洋の武道哲学にも通じる考えはジェット・リーが影響しているのかなぁと思ったり。 [DVD(字幕)] 4点(2013-04-29 22:11:09) |
22. ナイス・ガイ
このディティール描写のいい加減さとストーリーの薄っぺらさはあまりにも酷過ぎ。物語の要であるビデオは途中からどうでも良くなってるし、アクションがどうも“やっつけ仕事”のように思えてしまった。何よりせっかく敵役に剛柔空手の達人リチャード・ノートンを迎えたにも拘らずジャッキーとのガチンコどころかその腕前すら披露してくれなかったのが残念でならなかった。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-04-29 22:08:58)(良:1票) |
23. ロンリーマン
《ネタバレ》 展開自体はべたべた。親子の反目から和解を経て信頼へ変わって行く過程をどう描くかがミソだと思うんだけど、プロセスにどうも無理ありというか肉付けが不十分な感じ。例えば息子が野生の暴れ馬を捕獲したことで一人前の男に成長を遂げたことが描かれるわけだけども、それ以外に息子を変えるきっかけとなるイベントがこれといって見当たらない。クライマックスも問題ありで、仇敵一味と父の撃ち合いで悪漢の凶弾に倒れた父に代わって息子が敵を討つというそれ自体は問題ないけど、息子の腕の中で死んで行く父という悲劇的な展開もなしに息子が駆け寄りかがんだ瞬間、突然画面が消えENDマークという結局は父の生死もわからないままの幕切れ。本当に親子の確執を何を描きたかったのかな。その辺いい加減でいただけなかったかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-04-29 22:07:31) |
24. 原始人100万年
『恐竜百万年』から特撮とエロを取り上げて劣化させたような映画。具体的にいうとエロさは残ってるけど、ラクェル・ウェルチみたいな華になるような女優がいないのでこちら目当ての人もキツいと思われる。クライマックスの全身白塗りの原住民との集団バトルが唯一盛り上がったもののそこに至るまでの退屈さといったらしょうがなかった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2013-04-29 22:02:48) |
25. 戦国自衛隊
本当に彼らに何をさせたかったんだろう。自衛隊が戦国時代にタイムスリップ。この面白そうな粗筋に抱いていた“期待”全てを見事に裏切られた。自分たちが戦国時代にタイムスリップしたという事実をすんなり受け入れてしまう自衛隊の諸君。突如出現した、最新鋭の戦闘機に特に驚くことも無く戦いを挑んでいく武士たち。何かが違うんだよね。鑑賞後わけは分からないながらも「歴史は残酷」というしんみりした気分にはなったけど、それ以上に感じた脱力感も凄まじかった。 [DVD(字幕)] 4点(2013-04-29 21:59:28) |
26. 白昼の暴行魔
《ネタバレ》 海辺の別荘で合宿を行っていた女教師と女子学生たちが逃げ込んできた三人の銀行強盗に…という何やら起りそうなシチュではあるけど、女性陣と銀行強盗グループの間の空気が終始のほほんとした雰囲気で、緊迫感はほとんどなし。肝心なところも肝心なところを見せずに顔面ドアップだけとかなりあっさりしていて、総じて伊映画にありがちな中途半端な作品だった。クライマックスは一番マトモなリーダー格の男が「俺は何もしなかったのに何故だ!」と叫びながら撃たれるんだけど、その後追い討ちかけるように全員から鈍器でフルボッコと三人の中で一番悲惨な殺され方をするのはあんまりだと思った。 [DVD(字幕)] 4点(2013-04-29 21:56:30) |
27. 香港近未来バイオレンス/爆烈戦士
《ネタバレ》 サモ・ハンプロデュースによる近未来アクションものだけど、ストーリー自体はシリアスなのに変な所でコメディが入ったり、作品全体の緩急がアンバランス。アクション面もてんで評価すべき点は無いし、主役の兄ちゃんは二枚目だけど、主役張るほどのオーラがイマイチ感じられない。とりわけ評価する所がない感じだし、尻切れトンボな最後も拍子抜け。 [ビデオ(字幕)] 4点(2013-04-29 21:51:42) |
28. 霊幻師弟・人嚇人
ハッキリ言って駄作。序盤からダラダラしてて何度も見るのをやめようかと思った。ウー・マの不手際によって幽霊になってしまったサモ・ハンを生き返らそうとチェリー・チャンが悪戦苦闘するクライマックスも前作の祠でのやり取りの面白さには遠く及ばない。 [ビデオ(字幕)] 4点(2013-04-29 21:49:49) |
29. ゲットバック
《ネタバレ》 シチュ自体はこのテの映画によくある話でそれ自体別に悪いとは言わないけど、派手なアクションがあるわけでもないし、見せ場らしい見せ場も見当たらず退屈。娘を人質にという苦境の最中、主人公はろくな策も講じられないまま無駄に走り回ってばかりで、結局金塊強盗に乗り出しちゃうし、シメの決着のつけ方がただの殴り合いなのは本当に落胆。定石なストーリーならせめて定石通りに堅実に演出してもらいたかったね。その辺、妙にハズしてばかりでツボすら押さえてないよ。落ちぶれたミッキー・ロークみたいな風体のジョシュ・ルーカスもただ小汚いだけで悪役としての魅力なし。それと車の火を消すためとはいえ、車ごとダイブさせて自ら娘を溺死の危機に陥れていたのは失笑した。元々ドラマ自体が弱いせいもあるけど、最後まで娘のことをロクに考えていないダメ親父にしか見えなかったなぁ。 [DVD(字幕)] 4点(2013-04-29 21:48:20) |
30. アルティメット・ディシジョン
これは香港格闘アクション好きにとっては思わぬ拾い物なのでは?「島内にはガスが充満しているから銃器使用禁止ネ」ということで銃撃戦を封印。ほぼ全編ひたすら格闘アクションに徹したつくりはこのテの映画が好きな人にはまず嬉しいところ。出演者は知らない人が多いけど皆動けるメンツ揃いだし、ド派手な立ち回りと今や本場香港でも滅多にお目にかかれなくなった仰々しい効果音等バイタリティ溢れる演出で魅せる、素直に燃える格闘アクションモノになっています。(とはいえ、ささいな動作にもいちいち「シュッ」という効果音が入るのは流石に苦笑したけど)ジャケや邦題からは想像しがたいだろうけど、格闘アクション好きには大推薦の一作。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-29 21:17:18) |
31. 水滸伝(1993)
《ネタバレ》 信用していた友人ロケンに裏切られ、妻や恩人を殺された主人公リンチョンが兄弟の契りを結んだ僧ローと共に戦いを挑むと云うお話だけど、『水滸伝』と謳っている割にはどうもスケール感に乏しいストーリーで至って普通の時代劇。クライマックス。ロケンを倒し、腐敗しきったこの世に嫌気がさしたリンチョンはローと共に梁山泊へ向かうことに…なるほど、これは梁山泊の英雄の一人がどのようにして仲間に加わったかを描いた物語だったわけだ。まあ、物語自体は地味の極みみたいで面白いものではないんだけど…地味に登場して、豪快に首チョンパされるツォの死に様がスゴかった。あれはイヤでも印象に残る。 [インターネット(字幕)] 4点(2013-04-27 22:33:26) |
32. 傾城之恋
恋愛ものは苦手だけどせっかくリリースされたショウブラ作品だし…という感じで借りてみたけど…うまい感想が思いつかない。誰にも感情移入できなかったし、心動かされるものもなかった。雰囲気はいいのでロマンスが好きな人には受けるかもね。 [ビデオ(字幕)] 4点(2013-04-27 22:31:53) |
33. ピラニア(1978)
ジョーズの亜流の中ではマシだけど、ダレどころおが多くて個人的にはあまりノレなかった。肝心のピラニアがちーとも怖くなくて…オッカナイ面して集団で近寄って来られても、やることがプルルルルと妙な音出しながら振動するのみじゃな…。研究所をうろつくイーマみたいなモンスターが予定通り巨大化してくれれば2点追加したかも…とはいえそうなると「ピラニア」というタイトルが意味を成さなくなるか…。 [DVD(字幕)] 4点(2013-04-27 22:29:38) |
34. ロボ・ジョックス
ロボ自体にギミックは仕掛けてあるものの、その特性をまるで生かしきれていない攻撃のバリュエーションの少なさ。ロボットから降りた主人公が捥げ落ちた敵のアームの回路をうまく繋ぎ、そのギミックでロボを破壊する…という撃破方法も意表を突いたようだけど燃えないんだよなぁ。その後の殴り合いの果てに和解という少年漫画の典型みたいな展開にも白けた。そもそもゲームが終わっても対戦者を踏み潰そうとする無慈悲なヤツがそう簡単に改心するかな? [DVD(字幕)] 4点(2013-04-27 22:27:17) |
35. 香港極道 野獣刑事
《ネタバレ》 映画の内容は本当に「『Mr.ハー~』の親子の設定が気に入ったから、今度はそれをメインに映画一つ作っちゃおうぜ」というノリの映画だけど、類似点がやたら多くわざわざ作り直す必要があったのか疑問。ダンが非業の死を遂げ、息子の死を父に伝えるのにためらう警官がタイ・ポーというクライマックスは特にそっくり。全体的に単調でジ~ンとくるところも特に無かったので低評価。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-04-27 22:24:47) |
36. ロミオ・マスト・ダイ
「リーサル・ウェポン4」の悪役で称賛を浴びたので作られることになったハリウッド主演デビュー作だけど、どうも外連味が足りない。レントゲンだとか過度のワイヤーなどでお茶を濁してばかりいないでもっと格闘シーンを作りこんでください。ハリウッド作品なら「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のほうが彼をうまく生かしていて断然面白い。 [地上波(吹替)] 4点(2013-04-27 22:22:27) |
37. ドラゴンカンフー/竜虎八拳
この作品の最大の見所はやはり殺し屋に扮したカサノバ・ウォンの見事な足技。冒頭からいきなり跳び蹴り三連発。連続飛び回し蹴りを披露。その見事な開脚や蹴りの打点の高さたるや!二人まとめて飛び蹴りを入れた後、そのまま片方にもう一度蹴りを入れるという足技に至ってはもはや神業で、殺陣の稚拙さを補うほどの凄さ。正直、この映画は彼の足技だけ見ていればそれでOKでしょう。ジミー映画悪役専門のロン・フェイが超珍しく優しいお父さん役で出てるのも必見。まあ、こちらは冒頭ですぐに昇天しちゃうけどね。 [インターネット(字幕)] 4点(2013-04-27 22:17:45) |
38. ファントム・ブライド/鬼新娘
チョウ・ユンファ、チェリー・チャン主演の「チャイニーズゴーストストーリー」現代版のような映画で幽霊悲恋ものの定番をなぞっただけの安易に先が読めるストーリーなので特筆すべきものはありません。ただ、最後の魔界に連れて行かれるシーンと少しグッときた。二人のファンならどうぞという感じ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2013-04-27 22:13:58) |
39. ロボ・フォース/鉄甲無敵マリア
元々ツイ・ハークが実写版でガンダムをやりたかったけど、版権から断られたため変わりに作りあげたのがこれらしい。…でも出来栄え見る限りでは作られなくて正解だったのかもしれない…。製作のツイ・ハークとジョン・シャムが自ら主役を演じてるけど土台主役向きの風貌ではないのでかなり違和感あり。即席で作り上げたような世界観にものめりこめず、何が何だかわからないうちに終わってしまった。ジョン・ウーがエンドロールにちょこっとだけ出演。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-04-27 22:09:35) |
40. 人質奪還 アラブテロVSアメリカ特殊部隊
Nu-Imageらしく安いけど、自身が武道家でもあるフロレンティーンの監督作らしく格闘アクションだけは良質。何といっても本作のキモはスコット・アドキンス。このヒト、とにかく変幻自在の足技と惚れ惚れする体捌きが凄いのなんのでアクションスターとしては一際素晴らしい身体能力をお持ちの方。クライマックスの敵方の腹心との対決なんかは舞台が廃屋であることといい格闘シークエンスの間の取り方といい香港映画さながらで、こっちが凄過ぎるせいでメインであるはずの主人公とボスの一騎打ちが霞むほど。格闘アクションといえば香港と信じ切っていた私にとっては当時見たときえらく衝撃的だった。全編このテンションで押し切ってくれれば文句なしだったんだけど…それ以外のアクションにしろ、ドラマにしろあって無きが如しのプアーさ加減なので作品としては特におススメできるもんではない。ま、格闘アクション好きならここだけでもレンタル代のモトはとれるんではない? [DVD(字幕)] 4点(2013-04-24 22:36:40) |