21. 真夜中のカーボーイ
夢ばかり見続ける人間を批判しているようにも見えたし、夢を持つ人間を突き放す世界を批判しているようにも見えた。出てくる人物がみんな人間臭くて凄く惹かれた。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-20 01:22:13)(良:1票) |
22. ソナチネ(1993)
《ネタバレ》 殺し合いになったからって、空の色や街並みが変わるわけじゃない。目の前で始まった撃ち合いに悲鳴を上げられるほど、事態に敏感に反応するなんて出来ない。ヤクザがいつも任侠気取ってかっこつけてるかといえば、アイス食べるし、初対面の人には会釈して敬語を使う。そういうツマラナイ現実が描かれている所がこの映画の魅力だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-19 22:21:59)(良:1票) |
23. イノセンス
話の筋は「怪奇な事件に挑むアウトロー刑事」という刑事モノの王道、その中で「何をもって人間と定義するか」というテーマが語られている作品だと思った。話とテーマの溶け合いが悪く、筋/テーマ/筋/テーマ、とブツ切りで進む感じはあったが、テーマ自体が好きで「なるほど」と思えるモノがあったので楽しく観られた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 12:10:38) |
24. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 目が見えなくなる中で心まで盲目にして、自分の望みの代償を清算しようとするセルマの行動に、一途である事の健気さと、一途である事の愚かさを感じ、「愛情だけじゃハッピーエンドは掴めない、頭使わなきゃ」と、こんな教訓が残った。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-23 23:10:14) |
25. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
時代が進み、人間が機械のようなエラーを起こし、機械が人間のように考える。じゃあ機械と人間の境界線は何だろう。便利と危険が混じった未来に、そんな事を考える時が、現実にも来るような気がしました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-11 01:14:25) |
26. アンブレイカブル
《ネタバレ》 家庭に悩み普通に仕事もする、敵だって世界征服を企むような奴じゃなく単なる犯罪者、それを暴力で倒すだけのヒーロー。事件を起こして、捕まれば頭のおかしい奴として精神病院にブチ込まれる名ばかりの悪者。ヒーローも悪者もそれを許す世界があってこそ輝くのであって、現実にただ、その要素だけを持っていたとしても虚しいだけ。この映画はそんな痛々しいくらいリアルなヒーローモノを上手く描いていると思います。 [DVD(吹替)] 8点(2005-11-10 22:01:39)(良:1票) |
27. キューティ・ブロンド
「ブロンドをバカにするな!やれば出来るんだ!見てろよ男ども!」っていう方向に、気持ちいいくらい突っ走ってるけど、それに乗れないと置いてけぼりくらう、それぐらい一直線な話だった。楽しめなかったけど、その姿勢には感心した。 [DVD(吹替)] 5点(2005-11-10 01:17:15) |
28. アラビアのロレンス
前半の穏やかな青空と砂漠の美しさと、後半の砂埃に覆われた砂漠の光景が、人々の変化を表しているように思えました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-09 14:44:49) |
29. 戦場にかける橋
《ネタバレ》 もっとも軍人らしくあろうとした人間が、その為に敵に加担することになり、自分らしくある事が大切だと考える人間が、重要な軍務を任せられ戦地に戻る。世の中の流れにのまれ、気付かないうちに変わっていく人間模様が、良く描かれていると思います。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 22:42:55) |
30. トレーニング デイ
勤務初日に目の当たりにするアロンゾの奇行に、これがただの悪なのか、歪んだ正義なのか迷いながら行動するジェイク。デンゼル・ワシントンが今まで溜めた善人のイメージが、この迷いをより一層悩ませるのに役立っていると感じました。 [DVD(吹替)] 7点(2005-11-02 14:48:52)(良:1票) |
31. 戦国自衛隊
「自衛隊がタイムスリップしたら無敵じゃない?」っていう自分の子供じみた想像に答えてくれた映画。戦国時代に思いっきりとけこんでる伊庭三尉が素敵。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-30 17:55:17) |
32. ブレーキ・ダウン
《ネタバレ》 事件のスケール自体は小さいけど、犯人の日常風景が出てきたり、妙な側面が描かれているのは、けっこう珍しいと思う。 [DVD(吹替)] 6点(2005-10-30 16:32:39) |
33. HERO(2002)
国語の教科書に載っている漢文を、映画にしたという感じです。色が綺麗で、動きも柔らかく、踊るような戦いがとても印象的でした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-29 20:02:23) |
34. 日本のいちばん長い日(1967)
終戦の日を遂げようとする政府は、この一日の終わりを待ち焦がれ、それを阻止しようとする兵士たちは、刻一刻と迫る終戦に焦り狂う。二つの相対する“焦がれ”が上手く重なり合い、複雑で良い緊張感が感じられた。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-29 18:00:35) |