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ヴレアさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  ミッドナイトスワン 《ネタバレ》 
題材的にはとても面白くて、どんどん引き込まれる話だった。 最初は全くわかり合えなかった2人が段々と心を通わせて行くという王道的展開で。 ただ、ちょっとわざとエグいシーンばかりを抽出した感じもあって、その辺は見ていて辛いし、やり過ぎにも感じられた。 おまけにただそういうシーンを持ってきただけでその後のフォローが何も無くて。 後は観客の想像に委ねますって感じがしてちょっと無責任に感じた。 例えば、一果がコンクールで踊るシーンと交互に映し出された同級生の子とか。凪沙の最後の方とか。 あと、凪沙の一果に対する想いもいつの間にあんなに愛情が湧いたんだろう?って。ちゃんと決定的なものがあれば尚良かったんだけどね。その後、再度引き取りに行くシーンもなんか不自然というか、彼女は絶対あんな事しなさそうなのに、この短期間で何があった?みたいに感じられて。  それでも、一果の成長物語として観ればとても面白かったし、バレエをしている時の彼女はとても生き生きとしていて心揺さぶられた。 凪沙は最初は一果に対して冷たい態度で接していたが、怒りながら「らんま1/2」を読んでいたのがなんかじわじわ面白かった。  草彅剛の演技も良かったし、一果を演じた新人の子の演技も大変素晴らしくて、とても引き込まれた。
[映画館(邦画)] 8点(2020-09-29 21:54:20)(良:1票)
22.  窮鼠はチーズの夢を見る 《ネタバレ》 
とても見応えのある恋愛ドラマが展開されていたし、男同士の絡みもかなり攻めていたと思うし、とてもリアリティーが感じられたので良かったと思う。  今ヶ瀬の恭一に対する想いはストレートで分かりやすいし、嫉妬深く勝手に恭一のスマホを覗いたりする所なんかとても人間臭くてよろしい。  しかし、食えないのは恭一だ。 あまりに流され易いというか本心が全く伝わって来ない。  今ヶ瀬に弱味を握られて仕方なく付き合っていたのはしょうがないとして、その障害が早々に無くなるのにも関わらず、何故かそのまま関係を続け、しかも家に今ヶ瀬を住まわせて半同棲状態!どうしてこうなった?しかもこの段階では肉体関係はキスのみ。付き合っているわけでもないらしい。どういう心理状態なんだ?単に一人暮らしが寂しいだけ?  まあ、その後なんやかんや合って無事(?)ヤッて(下品)めでたく付き合い始める訳だけどまたすぐ別れて、恭一は会社の娘と結婚するとまで言い出すのね。これはさすがに今ヶ瀬的にはバッドエンドか…と思ったのも束の間、何故かその娘と別れて、今ヶ瀬とよりを戻すというウルトラ逆転今ヶ瀬真ルートキターー!と思ったんだけど、なんで最後はああなるのか。  でもまあ、逆に恭一の気持ちが読めない事がこの映画の面白さであるのかもしれないわね。 今ヶ瀬共々観客もまた恭一に大いに振り回されっぱなしの130分だった。
[映画館(邦画)] 8点(2020-09-29 21:53:08)
23.  思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ映画版)
原作ファンとしてはこちらに軍配が上がる。 とにかく原作準拠だし、少女漫画らしいキラキラした展開が魅力。  王子様が飛んできて告白されるなんて、現実ではありえなさ過ぎるが、それをあんなシャボン玉とかのエフェクト演出で見せられたらもうどうにでもしてくれとしか言えない。  実写版に比べて、ちゃんと主人公達4人の存在感もバランスが良く。 それぞれの想いが交差して行く様を丁寧に描いており好感が持てる。実写版では省略されていた由奈と理央のイチャイチャ展開も見られたし良かった。  ただ、テレビアニメだったら12話くらいかけてやっても良い内容を1つの映画としてまとめているのでやや駆け足感は否めなかった。  それにしても和臣君の映画愛は「(500)日のサマー」(原作)→「アバウトタイム」(実写版)→小津作品、「秋刀魚の味」(アニメ版)とそれぞれ趣味が違うのが面白いな。
[映画館(邦画)] 8点(2020-09-24 19:22:55)
24.  劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 《ネタバレ》 
原作もテレビシリーズも大好きで、原作には原作のアニメにはアニメの良さがあったが、この劇場版はどちらのファンも納得するだろうまさに良いとこ取り。悪く言えば無難な出来。 これまで、少佐の死が原作との一番大きな違いであり、その点をどうするのかが私が本作に期待する最大の興味であったが、やっぱりそうなったのねという感じで、むしろ劇場版で感動的な再開を描きたいからこそあえてそうしたのかな?とも思っちゃったりして。また、少佐が何故あそこに居て、何をしたかったのか。彼の歩んできた道程をもう少し知れたらより入り込めたような気がした。 とは言うものの、この壮大な物語のフィナーレとしてはもう落とし所はこれ以外に無いとも感じたので、そういう意味では最高の展開だったのかもしれない。 また、良かったのは原作より一歩進んで、未来をちゃんと描いていた事。電話というものが発明され、自動手記人形サービスという仕事が廃れて行くという未来。 その行く末をちゃんと見せてくれたのは良かった。そして、ヴァイオレットの未来も。 愛してるを知った彼女にとっては最高の未来が待ってるに違いねぃ! また、その後のヴァイオレットと少佐のラブストーリーが見たいという人には原作をおすすめしたい。
[映画館(邦画)] 8点(2020-09-19 00:35:38)
25.  ミッドウェイ(2019)
エメリッヒ監督なので、もっと大味な作品かと思いきや、結構人間ドラマもしっかり描かれていたし、なかなか見応えのある内容だった。  ただちょっと残念だったのは戦争の悲惨さだとか残酷さがあまり伝わって来ないのよね。戦争描写があまりにCG感丸出しってのもあるけど、他の戦争映画と比べちゃうとあんまし血とか流れないし、人体が吹っ飛んだりしないし、これじゃあ「インデペンデンスデイ」の宇宙人に襲撃されてるのと変わんねぇぞって感じてしまった。  また登場人物が多いのに、誰に対しても感情移入できないというか、明確な主人公を配置していないからかどうも盛り上がりに欠けるし感情移入しにくい作りだった。 例えば暗号を解読した事によってミッドウェイの勝利に繋がったんならば、その解読した人物についてもう少し掘り下げてくれれば面白くなったのになと思った。 ジョン・フォードにしても一応出してみました感しかなかったし。「海辺の映画館」で大林監督が演じたジョン・フォードよりはマシだけど。 一番良かったのはやっぱりトヨエツ! 最初観た時はトヨエツいつの間にこんなに太ったんだ?って思ったけど、役作りなのかね?凄いなりきり具合だったわ。
[映画館(字幕)] 6点(2020-09-14 12:45:04)
26.  青くて痛くて脆い 《ネタバレ》 
この作品のテーマとしては、理想を実現することの難しさと、人との距離感についてだと思う。とにかく陰キャである主人公の痛々しいまでの生態が描かれている。即ちタイトルの“青くて痛くて脆い“とは吉沢亮演じる主人公の事である。 杉咲花演じる秋吉が彼に向けて放った一言「気持ちわるっ」が全てを表している。 初めて会った秋吉をヤバい奴だと言っていたが、実は一番ヤバい奴は主人公だったという意外性こそが面白い。  少々残念だったのはせっかく決定的な“証拠“を掴むシーンが原作に比べてあっさりしていた点と、張本人が何もペナルティ無いってのがスッキリしなかった。ていうか横流しという絶対悪に対してちゃんと追求していない所が駄目。  また、原作にはない部分として、主人公のifの世界、もし主人公が素直な奴だったらというパラレルワールドが描かれていた点は良かった。 これこそが本当は主人公の望んでいた世界なんだなぁと思うとなんか切なくなってしまった。
[映画館(邦画)] 7点(2020-09-14 12:35:03)
27.  海辺の映画館 キネマの玉手箱
大林監督のデビュー作「ハウス」では登場人物達が家に食べられるという話だったが、遺作となる本作では登場人物は映画の中で映画に食べられ、映画そのもになってしまうというストーリーだ。 そして、我々観客も…。  日本の戦争の歴史と記憶を辿る3時間。そのあまりの熱量と情報量の多さに打ちのめされ、頭の中がごっちゃになったのを必死で整理しながらこのレビューを書いている。  「この空の花」から始まる大林宣彦監督の戦争3部作は実はこの作品も入れて4部作として完成されていたのだった。  これまでの作品では主に第二次大戦の頃を描いて来ていたが、本作では坂本龍馬や新撰組の活躍する時代にまで遡り、そこから徳川幕府の時代、白虎隊や娘子隊にさくら隊、そして、太平洋戦争と、あらゆる時代の戦争の記憶を辿って行く。 そこに中原中也の詩の一節が繰り返し挿入され、中原中也の想い描いた未来を2019年の現代(タイムラグはあるが)に重ね合わせて読み解いて行くというのが大きな枠組みである。ただし、語り部となる人物は宇宙船に乗って宇宙を1人漂う男というぶっ飛んだ設定になっており、とにかく予測不能の世界観が繰り広げられているのである。  大林監督の作品を観てきた人にとっては馴れているかもしれないが、そのあまりの自由かつ特殊性溢れる映像は初見の人には少々取っ付きにくいかもしれないので悪しからず。 くどいほど何度も繰り返される同じ光景のイメージ。 演劇みたいな俳優の演技。 合成に合成を重ねる映像マジック。 尾道のノスタルジックな風景。 全ての事柄を言葉でナレーションで説明してくれるという親切心溢れる演出(パートナー会社の名前までしっかり読んでくれる親切心。さらには実際には一緒に仕事する事が叶わなかったダンサーまで登場させる粋な計らい)  キャストに関しても映画の中に入って行く事によって複数のキャラクターを演じていたり、豪華キャストがちょい役で出ていたりとかなり楽しませてくれる。 坂本龍馬が武田鉄矢とか、蛭子さんが芹沢鴨とか、どういうキャスティングなんだよ(笑) あと、「花筐」の主要キャストも皆出ていて、窪塚俊介の丸山定夫役とかはまっていたし、満島真之介は相変わらず裸で登場したりしていて思わずニヤリとさせれるキャスティングの妙だった。 あと、笹野さんの役柄はぶっ飛んでて面白すぎたし、成海璃子辺りも凄い光っていた。  とにかく大林監督の遺作を映画館で観れて良かったし、大林宣彦ワールドにどっぷり浸かってお腹いっぱい、大満足だった。最後まで素晴らしい作品を見せてくれた監督に感謝を捧げたい。
[映画館(邦画)] 9点(2020-08-29 18:24:53)(良:1票)
28.  事故物件 恐い間取り
これ観て怖くて家に帰れなくなったらどうしようと心配したが全くの杞憂に終わった。  前半は結構怖かったんだよ。まだ恐怖の煽り方がさりげないというか、ジワジワ来る感じが。 しかし、後半、かなり盛り上げに走っちゃった感があってもうポカーンとするしかなかった。ていうかこれはコメディなのか?(笑)やっぱりこういうのはやり過ぎちゃったら駄目だね。原作は読んでないけど、もしあんな体験談が綴られてるんだとしたら、「嘘つけ!」と叫んでしまうだろう。  事故物件を楽しそうに紹介してくれる江口のりこがいい味だしてた。 あと、ヒロインがいい子。めっちゃ優しい。けど、あれはフィクションだろうねぇ。
[映画館(邦画)] 3点(2020-08-28 21:13:51)
29.  2分の1の魔法 《ネタバレ》 
私の住む街では吹替え版の選択肢しかなかったので吹替えで鑑賞。声優の演技は概ね満足だったものの、近藤春菜だけちょっと違和感があって、棒読みというか感情がこもっていないというか。もしや、キャラクターと顔が似てるからと言う理由で選ばれたのか? あと、最近の吹替えって吹替え用の字幕が要らないのね。映画内に登場する文字などが全て日本語に置き換わっている。でも、「全力少年」の所で歌詞に字幕を使うんかい!って思ったわ。別にいいんだけど。  前置きはこれくらいにして、内容について語るとしよう。  兄弟、そして親子の普遍的なドラマが展開され、兄と弟のそれぞれの立場での相手を思いやる気持ちなどが細かく描かれていたのでとても感情移入しやすく、素直に感動した。  ただ、ちょっと勿体無いなと思ったのは世界観の設定的にまだまだ面白く出来たんじゃないかなという所。  例えば、魔法を捨てて文明に走ったという説明があったが、いくら面倒でもあれだけ便利な魔法を易々と捨てるなんておかしいと思ったし、羽や翼を持っている種族もなんで皆飛ぶのをやめてしまったのかその辺の理由が軽いというか説得力に欠け、あまりに人間社会的な世界観を作り過ぎている点がちょっと守りに入ってる印象で、もっともっと未知の世界を描いても良かったんじゃない?って思ったわ。  主人公に魔法の才能があるのはいいが、あまりに簡単に次々と覚えるので、もうちょっとじっくり成長を描いて欲しかったというのもある。まあ、タイムリミットがあるから仕方ないんだけども。  全て綺麗にまとまっていて伏線の張り方もお手本のような感じで隙の無い作り。もう一歩予想を上回って来るような展開があれば尚良かった。
[映画館(吹替)] 7点(2020-08-28 21:09:08)
30.  弱虫ペダル
原作やアニメは未見。  とても熱い青春スポーツものだった。 アニメオタクの男子高校生、小野田坂道がアキバに行くために千葉から自転車で通っていた事によって自動的に自転車乗りとしてのスキルが上がっていて、そして、自分の可能性を試したくて自転車競技部に入るという展開がとても面白いなと思った。 また、坂道の友達を作りたいと言う素直な気持ちと、彼が活躍する事で次第に周りと信頼関係を気付いて行くという青春の王道的な物語で良かった。 主人公がニコニコしながら自転車を漕いでいる所とか楽しくてしょうがないというのが伝わってきてその辺は見ている方も楽しくなってしまった。  ただ、どうも後半にかけては盛り上がりに欠ける部分もあり、もう少しアツい展開があればなぁと思っちゃった。
[映画館(邦画)] 6点(2020-08-15 11:55:37)
31.  思い、思われ、ふり、ふられ(実写映画版) 《ネタバレ》 
原作コミック12巻分の内容を上手くまとめた感じがしたし、俳優陣の演技も素晴らしいし、これは良い実写化だったのではないかと思う。ただ、原作とは若干変わっている所もあるので、これはこれで別物だと思って観た方がいいかも。  細かい所で気になった点としては ①由奈が理央に告白するタイミングとニュアンスが微妙に違う。映画では理央が朱里を好きな事を知っているから告白しても叶わないという事に気付いて、それでも、諦めたい為に告白するという流れだったが、原作では理央はメンクイで、告白する前に顔が好みじゃないからと遠回しに玉砕している。それでも、ダメ元で告白するという流れ。つまり映画では理央のメンクイ設定が無くなっている。 ②我妻がなんの前触れもなくいきなり登場。原作を読んでないと誰やねーん!となること請け合い。 ③「500日のサマー」→「アバウトタイム」に変更。なぜ?配給元とか大人の事情? ④朱里がアメリカに行く決断をするのが、完全に本人の自発的な意思によるものだった。原作では乾君に言われて突き放されるように行く事を決断する。だからこそ、切なかったのに、なんかあっさりしていたなと思う。 ⑤1巻で原作者が言っているように、由奈と朱里2人が主人公の物語というのが最大のポイントだったが、どうしても浜辺美波が目立ちがちだった。由奈と理央のイチャイチャ展開が足りない。乾君の天然エピソードも足りない。  など細かい所が気になったのと、原作はもっと目まぐるしく展開してキュンキュンするような内容だったが、映画はキャラクターが皆落ち着いているというか大人びた印象だった。アニメ映画版も公開されるのでそちらはもっと原作に近いのかな?そっちも楽しみ。
[映画館(邦画)] 7点(2020-08-15 11:44:09)(良:1票)
32.  糸(2020) 《ネタバレ》 
北海道各地でロケを行ったとあれば道民としては観に行かねばなるまい!という事で期待を膨らませて先行上映に行って参りましたが、結果は…一言で言うとつまらなかったという事になる。  たしかに、中島みゆきの名曲「糸」を連想させるような物語が展開されてはいる。 遠い空の下、2つの物語が展開されていましたよ。 でも、糸が互いに織り成す事はなかった。 交わらない物語を延々と見せられる。 いや、たまには交わるんだけど、偶然に便り過ぎてる展開が目立つし、あまりにベタというかそれぞれのエピソードに深みが無くて薄っぺらなんだよね。ダイジェストを見ているような感じで。 まず、主演の2人に言いたいのは、今時携帯持ってるんだから久しぶりに会ったら普通連絡先交換くらいするよね?昭和かよ!と思ってしまった。 それから、斎藤工のあのキャラの適当な都合の良い奴感なんなの?何がしたいの?  なんか非常に極端な物語が展開されるもんだから全然付いて行けなかったし、感動する間も無く、ええー?そこで終わりー?って、、そんな感じよ…。  それから、思い立って急に美瑛から函館まで車で行く展開が2回くらいあったが、そんな気楽に行ける距離じゃないよ(笑)6時間はかかるぞ…。
[映画館(邦画)] 4点(2020-08-15 11:41:22)
33.  ステップ
文化庁推薦だけあって素晴らしい人間ドラマだった。 山田孝之が子育てに奮闘する物語という事くらいしか前知識無しで観たのだが、まさにそんな映画だった。  娘がまだ小さい頃に妻を亡くしてしまい、父親が仕事と両立しながら子育てを行うという物語で、その大変さは画面を通して、また彼のモノローグによって明らかにされていく。時折くじけそうになり追い詰められもするが、彼は周りの人に恵まれていて、義理の父母や保育園の先生などほんとにいい人に助けられて日々を送って行く。ただ、小学校の先生なんかは父子家庭というだけで厄介なものを背負ってしまった感がありありで、その辺の描写はとてもリアルだったなぁと思った。  とにかく、全体的にとてもリアルな人間模様が描かれていたし、演じた役者の演技も素晴らしくて、山田孝之はもちろんの事、伊藤沙莉と國村隼の演技が特に良かった。 人を亡くしてしまってもいつも家の中に居るんだという考え方と、死を乗り越えるんじゃなくて一生付き合って行くという考え方が当たり前だけどとても心に響いた。
[映画館(邦画)] 8点(2020-07-20 20:46:20)(良:2票)
34.  今日から俺は!!劇場版
ドラマを観ていた人なら満足できる内容だとは思うが、もうちょっと劇場版ならではってのが欲しかったかなー。 喧嘩シーンがスケールアップしてるのはいいけど、ちょっとシリアスな展開ばかりなので、ドラマ版の軽いノリのギャグなんかを期待しちゃうとなんか物足りなくてね。展開も読めるし…。  新キャラクターの敵番長2人は存在感があって良かったと思うけど、竹刀を持った女性キャラとそのいとこのキャラがいまいち弱いし、単に三橋達を絡ませる為に存在するようなキャラに過ぎなかったのが残念かな。
[映画館(邦画)] 7点(2020-07-20 20:45:24)
35.  劇場 《ネタバレ》 
道で偶然会った見ず知らずの女性に無理矢理付きまとい、いつの間にかその女性の家に転がり込んで食わしてもらってるという王道的ヒモ男ムービーだ!この間わずか30分。展開早すぎ!笑笑  とにかくヒモ男の行動と心理描写に全く付いていけないんだけど、ここまで徹底してクズだと逆に清々しい(笑)  例えば、①彼女の実家から送られてきた食料を食べるクセに彼女のお母さんを嫌いだなとか言い出す。 ②彼女が仕事に行っている間家でずっとゲームをする。 ③彼女の金で自分の好きなもの買ったり豪勢な昼飯を食べる。 ④生活費を払うのが嫌だから、お金の話になりそうになると物憂げな表情を浮かべて誤魔化す。  このような数々のクズエピソードにより、全く主人公に魅力を感じなかったのでかなり観ているのが苦痛だった。 彼女に関しても何故この男に入れ込むのか全然理解出来なかったし、甘やかし過ぎだと思った。  ひたすらこの2人の会話劇が繰り広げられて行くのだが、何処に向かうとも無くただグズグズと燻っている感じがリアルで良かったんではないでしょうか。 それから、一緒に寝ている描写はあるが、愛し合っているシーンはおろかキスシーンすらないってのはどうなの?本当に好き同士なのか、それすらよくわからなかった。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-20 20:44:37)
36.  透明人間(2020) 《ネタバレ》 
透明人間というとワクワクしてしまう自分が居るが、本作は透明人間をホラーに用いた新感覚の映画だ。なのでワクワクするというよりはドキドキビックリする展開が待ち受けていた。  いまいちだったのは透明人間の正体よね。 いや、一発目のレビューなのでそこには触れないでおこう。  透明人間の視点で描かない所が新しい映画かな?と思ったけど、2年前に公開された「エンジェル、見えない恋人」という映画でも同じ事をやってたわ。主人公は女性で、透明人間の男にストーキングされるという所まで一緒。ただ、この作品では男がいい奴だったからラブストーリーになっていたけど、一歩間違えれば本作みたいな展開になっていたはずよね。  透明人間がほんとに居るのかどうなのか?主人公の女性は頭がおかしいのではないか?という前半の展開はそれなりに面白かったんだけど、後半はちょっとジャンルが変わってしまっていまいちだったかな。
[映画館(字幕)] 6点(2020-07-20 20:43:22)
37.  ナイチンゲール
もうポスターのデザインからして不穏さが漂うし、暗そうな映画だなというのが察せられるが、まさにその通りの内容だった。 はっきり言って嫌いなタイプの映画だった。 まず、主人公の女性が軍の将校達の手によって酷い目に遭うのね。  で、彼女が復讐する為に将校を追いかけて旅に出るというリベンジものなのだが…。  これがまたなかなか復讐しないのね。黒人のガイドと2人でひたすら山道を歩き続けるという話で、サバイバルをしていく内にガイドと仲良くなって友情みたいなものが芽生えて行くという所は良かったんだけどね。  なんか、最初は復讐に燃えていたのに段々とモチベーションが下がって行ってしまうのが残念だったし、まあとにかく銃の扱いにも慣れてないし色々と危なっかしくて観ていられないのね。  そのくせサバイバルパートがとにかく長くて飽きてくるし、途中黒人の差別なんかも描かれるんだけど、軽く触れただけでそこまで深掘りしないし、まあ敵の将校もとにかくこんな人間居るのかという位狂っててヤバイし…。  まあ、一言で言うととにかく暗い映画だった。
[映画館(字幕)] 4点(2020-07-20 20:36:36)(良:1票)
38.  ランボー/ラスト・ブラッド
あのランボーが家族を持ち牧場で平穏に暮らしている。 しかし、また彼は暴れる事になるのだ。じゃなきゃ映画にならない。 彼がいかにして怒りを爆発するに至ったか、その過程は他のランボー作品に比べると意外に普通だなぁという印象だった。 やっぱりランボーというとジャングルや山の中や戦場というイメージだが、今回は普通に街中や家の中で戦う事になる。 まあ、家の中と言ってもランボーの家だから普通ではないのだけど(笑)  途中まではあんまりランボーの見せ場は無いんだけど、ラストの暴れっぷりの良さには唖然。というか爆笑。彼が戦いに備えて準備している段階からその後の展開を想像して笑いが止まらなかった。 なんだかんだで、これでもう終わってしまったんだなぁと思うとちょっと寂しさも残る。
[映画館(字幕)] 7点(2020-07-20 20:34:40)(良:2票)
39.  エジソンズ・ゲーム
子供の頃に読んだエジソンの伝記。エジソンは電気を始め様々なものを発明した偉い人。誰もがそんなイメージなのではないだろうか。  しかし、この映画でエジソンのイメージが一変した。自分の発明を真似された事に怒り、ウェスティングハウスが推し進める“交流“電気に対し、ネガティブキャンペーンを繰り広げて行く。まさに直流対交流の戦いを描いている。  エジソン側も直流の素晴らしさを提唱してはいるものの、交流が必ずしも駄目であるとは考えておらず、むしろ交流の方がいい事に気付き始めるんだけど、それでも引くに引けなくなってもはや意地になっている所が、発明家というよりもビジネスマンとしてのプライドが感じられてとても面白かった。  この手の映画にありがちな一方を悪者として描く訳ではなく、ちゃんと互いの主張を公平に描いている点がとても良かった。
[映画館(字幕)] 7点(2020-06-20 14:45:14)
40.  CURED キュアード
もはやゾンビ映画自体ありふれていて、どうやって他との差別化を図るか、どう見せるかに比重を置かれがちな昨今。 本作もそこまで斬新な内容では無かったが、オリジナリティを感じさせる要素として、ゾンビに感染しても治療によって治す事が出来る(限られた人だけ)、その人は“回復者“と呼ばれ、ゾンビに襲われないなどの特典がある。ここが最も肝となる設定で、それを生かした物語となっていた。 また、前半は主に回復者と家族との人間ドラマに重きを置かれており、その辺は若干退屈だった。 と言うのも、普通に会話してたと思ったら急にゾンビが「ウオオーー!」っと出てくる→場面転換。というのを何度も繰り返すので急に音で驚かされて心臓に悪い。 とにかく断片的なシーンの積み重ねが多い為、物語に入り込むまでに時間がかかった。 後半はやっと王道のゾンビパニックが楽しめたのでそこは良かった。 とにかく、ゾンビの「ウオオーー!」という叫び声が凄く怖い。  もう、ゾンビは走るのと叫ぶの禁止にして頂きたい。笑
[映画館(字幕)] 7点(2020-06-12 21:52:30)
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