Menu
 > レビュワー
 > いのうえ さんの口コミ一覧。2ページ目
いのうえさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 186
性別 男性
ホームページ http://vanitas.cocolog-nifty.com/blog/
自己紹介 半年レビュー書き込みがないまま放置でした。忙しかった。でも映画は見てたんです。だから、ぼちぼち再開します。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12345678910
投稿日付順12345678910
変更日付順12345678910
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  第七の封印 《ネタバレ》 
始めてみたときは、何か暗くてよくわからん映画だと思ったものだけど、二度目は(リマスターされた映像なのかな?)すごくシャープな映像で、シュールな展開で、一気に引き込まれた。結構笑える映画だということもわかった。 中世のヨーロッパは、ペストの流行で死が常態化していて、人間の驕りを矯めるために「死を思え」という言葉が一種の警句のように繰り返され、死の舞踏が描かれ、狂乱的なパフォーマンスにすら発展していった。演劇さえも「死」とか「信仰」などの抽象的なキャラクターを登場させる――そういう死と隣り合わせの中、主人公の騎士が、まさに「死」を相手に、自分の生死を賭してチェスをするなんて、これはとてもシュールな展開。最後には勝負をあきらめ、「死」を受け入れることで神の存在を見極めようとする。深い…。ちょっとついていけないくらい、深い。 超自然的存在が見えてしまう旅芸人の夫は、後のアレクサンデルを予見している? というか、共通のテーマを抱えてるってことか。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-29 06:32:30)
22.  あした晴れるか 《ネタバレ》 
ツンデレ芦川いづみショウではないの! いや、めがねでデコッパチのいづみ嬢の、なんとも魅力的なこと。かつては「裕次郎映画」だったのだろうけど、いや、この映画の裕次郎もかっこいいけど、でも、芦川いづみ映画にしか見えないのだな、今のおっさんには。冒頭の舌っ足らずな理屈っぽさや空回り気味のぼけっぷりも含めて、全てオッケー。加えて中平康のスピーディな演出! この監督のモダンなしゃれっ気が存分に発揮されている。中平のセンスと主役連中のエネルギーとの相乗効果。軽く、ひたすら軽く、その軽さが快感の絶品。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-15 07:18:20)
23.  夜のピクニック 《ネタバレ》 
先にここでの悪評を先に読んでると、いつもそうなのだけど、結果的に、意外とよかった。レビューサイトってそういうものかも。原作読んでいたけど、違和感もなかった。最後の展開はやっぱりよかった。もちろん、本音を言えば、アニメは要らないと思うし、原作にないギャグもあまりセンスはない。でも、青春映画の傑作と呼ばれる作品の中のギャグって、実は、結構貧弱だったりする。そのレベル。プラトーン、この年頃の子供にやられても、どうかって思う。ディープ・パープルの話に乗ってくる女子高生って(特にああいう軽い子には)いないんじゃないかなあ。リアリティないかな。と、文句は言ったけど、素直に感動したんだよ、おっさんは。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-13 22:57:37)
24.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 
すべての悪評を認めたうえで、私は言いたい。大好きだ。何故か。殺陣が美しいから。いや、もちろん、それだけでない。徹底的にB級だから。理屈じゃない。ただ不満もある。この手のB級は1時間半で終わらなくては。そこが残念。いや、もちろん、この2時間弱、飽きなかったんだよ。でも、この手の映画は1時間半で終わるものだ。それが美学なんだ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-13 22:52:12)
25.  影なき声
破綻のないところがあまり鈴木清順監督らしくない、けどサスペンスとしてはかなり上質の映画だったと思います。原作ももちろんいいのでしょうが、鈴木演出のテンポのよさ、構図の斬新さがいちばんの魅力なんだと思う。隠れた名作かも。 
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-10 21:45:49)
26.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
はるか昔に録画したテレビ放送のビデオで鑑賞。 最初に見たときはそれほど感動しなかった。レスリー・チャンの美しさが嘘っぽく見えて、それで物語に入っていけなかった。 でも、二度目は、何故か違和感なく引き込まれた。同性愛的愛情を抱いていることや現実世界で逃げ場がないことで、舞台の上という虚構の世界でしか幸せを見出せない男が、現実の過酷な動乱の中にいやおうなく巻き込まれる悲劇。ひたすら美しいレスリーの舞台姿が逆に嘘くさくていいのだ。うその世界の中にしか幸せがないのだから。二度目で気がつきました。 コン・リーが派手に登場して、そういう破天荒な振る舞いをするキャラクターなのかと思ったら、結婚してからは意外と常識的な女になってしまったのが、不満といえば不満。でも、コン・リーも、苦労してやつれた姿ですら美しかったから、まあ、いいか。 
[地上波(邦画)] 8点(2007-09-09 20:40:51)
27.  風船 《ネタバレ》 
もう15年位前にビデオでとったものを鑑賞。三橋達也はホント川島映画ではダメ男ばかりですね。北原三枝はもちろん、キレイ。でも、他の皆さんが認めてらっしゃるとおり、この映画はもう芦川いづみですよ。彼女の純真さが全てを救ってる。下にも書いておられる方がいましたが、私も最後の盆踊りのいづみ嬢の姿には、ガツンとやられてしまいました。森雅之も、私の知る限り、圧倒的にどうしようもない嫌な親父の役が多いのに、ここではかなりまともな知性の持ち主だったのが、新鮮でした。
[地上波(邦画)] 8点(2007-09-09 20:26:47)(良:2票)
28.  生活の設計
念願のルビッチ初投稿。この軽さ。このスピード。すばらしいです。これぞルビッチ。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-07 05:53:00)
29.  洲崎パラダイス 赤信号 《ネタバレ》 
客観的に観れば、新珠三千代よりも芦川いづみを取るべきだ(いや、あくまで映画の中の話)。だけどそうならないのが男と女の常。恋愛って理屈じゃないって言う典型的なストーリー。意外なことに(失礼!)、川島雄三って、こういうネオリアリズモっぽいものもいけたんだ!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-07 05:51:14)(良:1票)
30.  青空娘 《ネタバレ》 
日本映画専門チャンネルで鑑賞。若尾文子自身のインタビューが始まる前にあって、そこで「この映画はシンデレラなの」って語っていた。見始めて、なんとも甘ったるく手ぬるそうな展開に、「いや、これ、ハズレかな?」などと思っていた矢先、いきなりギアが入って一気に引き込まれてしまった。確かにシンデレラストーリー。でも若尾文子の文字通り若々しい魅力の前に、こんなシンデレラもありかな、などと思ってしまう。若尾文子主演でこんなに明るくすがすがしい映画があろうとは。確かに若尾文子ファン必見とうい【青観】さんのご意見に大賛成!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-07 05:47:57)
31.  座頭市鉄火旅 《ネタバレ》 
座頭市というと、たいていは三隅研次監督で語られることが多いけど、実は一番多く監督しているのがこの安田公義だ。その意味では、シリーズを支えているのはこの人といっていい。安田の堅実な仕事ぶりが堪能できる。東野英治郎の刀鍛冶がいい味出してるね。これこそ『折れた杖』ってタイトルを充てたいところ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-17 23:22:19)
32.  座頭市血煙り街道
娯楽路線の座頭市としては、一番面白い作品がこれだね。みんないい仕事している。 座頭市は、子供が出てくると、ホント面白い。同じ三隅で『血笑旅』とかもよかった。勝新の89年のリメイクや、シリーズの最後から二番目の『折れた杖』のようなえぐさが勝ってる作品においてすら、子供が出てくると座頭市の表情が緩むところがたまらない。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-17 23:16:52)
33.  若き日の次郎長 東海の顔役
何度目の次郎長だ、マキノさん?! といっても私のフォローしたのは、かの東宝版『次郎長三国志』九部作だけだけど。このエピソード1、『三国志』と全然違う。でも、それが面白い! まさに痛快時代劇。続編が見たい!
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-07-11 22:44:05)
34.  鴛鴦歌合戦
ああこの幸せな感覚。こんな映画が戦時中に作られていたなんて。 ものみな歌で終わる。千恵蔵も歌う。志村喬も歌う。志村喬の歌なんて、『生きる』のあの暗い歌しか知らない自分には何とも新鮮だったよ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-11 22:41:29)(良:2票)
35.  座頭市牢破り 《ネタバレ》 
監督は社会派山本薩夫。で、当然の結果として、これはかなり変な座頭市だね。鈴木瑞穂演じる大原秋穂という侍が、百姓たちに、いかにすれば効率よく収穫があげられるかを説き、団結して横暴なヤクザたちに非暴力で立ち向かうことの重要性を説く。まるで左翼思想の煽動かとも思ってしまうようなやり取り。彼の思想は、理屈で説得できないものは斬るしかないという市の発送とは正反対。でも、市はその大原に惹かれていく。しかし、その非暴力思想の大原が、最終的に市の剣さばきに救われる。だからと言って、この映画は、市が正しく、大原の理想論が誤りなのだ、という単純な線引きをしない。それは全てのキャラクターにおいてもそう。善玉と悪玉の区別が容易に行かない世界。評価も分かれると思う。特に、三国連太郎のヤクザのキャラは特に後半描きこみが足りないかなとも思う。でも、私は、これ、結構好きだった。断定を避け、判断を観客に委ねるようなこの姿勢が、ある意味潔いのだ。 
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-07 23:52:04)
36.  大殺陣 雄呂血 《ネタバレ》 
これはすごい。ひたすら敬服するしかない映画です。バンツマ版は見てないので比較的なことは何も言えないのですが、それでも、この反則ワザの連続にはひたすら感心してしまいました。この解決方法をやってしまえば、全ての時代劇の追い詰められた主人公は助かってしまう。きっと、多くのチャンバラ映画のシナリオライターは、この展開を一度は夢見たんじゃないだろうか。反則は、やってしまったモン勝ちだよね。ホント。 ギリシア悲劇の中で、「機械仕掛けの神様」という趣向があって、人間の主人公のいさかいが袋小路のところになると突然(水戸黄門のように)神様が現れて、人間たちのいさかいに強引に解決を与えるという(いささか信じられないような)荒業があるのですが、それを思い出しました。 ラストの強引さに対して、それまでのドラマの展開は、田中徳三らしい丁寧な描き方で、実は私の見たことのあるどの田中映画よりも感心してしまいました。それだけに、ラストとのギャップが、それはもう際立つこと際立つこと。思い出すたびににんまりしてしまいます。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-03 20:46:53)
37.  ひとり狼 《ネタバレ》 
私も主題歌に引いたクチです。最初に見たとき、それだけで気持ちが萎えてしまって、あとがひたすら辛かった記憶があります。十数年ぶりに、改めて、主題歌を軽く受け流して、本編を見たら、まあ、すばらしいこと! 過去に心に傷を負った一匹狼ってのは、雷蔵の演じるキャラのひとつの典型だけど、それをここでの雷蔵は期待以上にこなしている。ただ、もう、最晩年の病に蝕まれつつある雷蔵の顔は、本当に見ていて辛い。表情の鋭さはあるものの、決して健康的ではない。映画のすばらしさの一方で、その雷蔵の容色の衰えが気になって仕方ないのが玉に瑕。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-03 20:39:09)
38.  座頭市の歌が聞える 《ネタバレ》 
田中徳三は堅実な職人だけど、それほど映像美の人という印象はない。だけど今作は美しい映像満載だった。撮影の宮川一夫の影響が大きいのだろう。今作の特徴は影。ふすまに、障子に映る影。影で演出が完成している。それが、最後のシルエットでの大立ち回りの伏線になっているのだな。その美しさ。天池茂の再登場は、確かに第一作ほどのインパクトはないものの、やはりこの人がいると違うなあと実感してしまう。浜村純の琵琶法師もいいキャラだ。座頭市シリーズは、毎回、とにかく立ち回りの美しさに感心してしまう。こんな美しい殺陣を見せるシリーズは、他にないね。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-02 23:58:19)
39.  座頭市二段斬り 《ネタバレ》 
鬼才井上昭の座頭市デビューだ! って喜び方をするのは私だけかしらん。この人を評価する人をあまり聞いたことがないのだけど、私は大映の末期の遅れてきた才人だと思っている。長らく三隅研次や森一生、市川崑らのもとで助監督として下積みを積んで、ちょうどこのあたりに一本立ちしたのではないかと思う。ほとんどデビュー作に近いのに、あきれるほど大胆な映像を撮る。表情をえぐり取るようなアップ、真上にカメラを据えるかと思うと、極端にローアングルのショットもある。そして何より、テンポがいい。 座頭市の居合斬りは、たいていの監督はカメラをフィクスして、長まわしで撮っているのだけど、この監督は手持ちカメラで市を追いかける。この迫力。それだけで満足。 もう一つ付け加えるとすれば、三木のり平。いい味出してますなあ。 
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-01 22:24:20)
40.  座頭市地獄旅 《ネタバレ》 
三隅研次再々登板。やはりうまい。テンポが抜群にいい。加えて、名匠伊藤大輔のツボを押さえた脚本もさることながら、成田三樹夫のひねりのきいた敵役ぶりもたまらない。いい仲間になりそうで、しかし、結果的に剣を交えることになってしまうという展開は、第一作目の天知茂を思い起こさせる。こういう展開は、きっと三隅研次のお手のものなんだね。 賭場の場面は、またその手でだましてるの?と突っ込みたくなったけど、実はそのあとの場面の伏線にもなっていたんだね。 
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-01 22:17:25)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
563.23%
63418.28%
76333.87%
86937.10%
9126.45%
1021.08%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS