21. サニーサイド
チャップリン映画は無意味に暴力的な部分が多すぎる。 バイオレンスな映画は嫌いなどころかむしろ好きなのだが、平和な雰囲気をかもしながら、実は暴力的なのが好かないところ。 でも、そのユーモアあふれる暴力描写に思わず笑ってしまうのが正直なところ。 それにしても本作の終り方はあまりに唐突すぎて納得がいかない。 また、本作でも動物の使い方が実にうまい! チャップリンは動物使いの名人だ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-03 00:59:26) |
22. 國民の創生
黒人差別、銃、単純勧善懲悪型ストーリー、ご都合主義的勘違いなどなど、アメリカの悪い部分ばかりが際立つ本作。 アメリカ史、アメリカ映画史を語る上で、最も重要な作品であることは間違いない。 しかし、アメリカの悪い部分ばかりをこう見せられると、元々アメリカ嫌いな私は、ますますアメリカという国と文化が嫌いになってしまった。 嫌悪感を増幅させる本作を、高く評価することは私には無理だ。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-06 01:46:34) |
23. ノックアウト(1914)
典型的なドタバタ喜劇。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:26:46) |
24. ヴェニスにおける子供自動車競走
チャップリンの定番スタイルである「ステッキ、ヒゲ、帽子」スタイルとしてのデビュー作。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:26:00) |
25. 成功争ひ
チャップリンの貴重なデビュー作。 しかし、どうも内容が分かりづらい。 入り込みづらかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:23:08) |
26. チャップリンのスケート
チャップリンがこんなにスケートが上手いなんて! あとは何となく観ていたら何となく終わってしまったという感じ。 まだ未完成なチャップリンという印象。 [DVD(字幕)] 4点(2010-06-15 23:40:49) |
27. 笑ひのガス
女性をガスで眠らせてほしかったなぁ… [DVD(字幕)] 4点(2008-04-03 18:28:03) |
28. カリガリ博士
《ネタバレ》 博士が夢遊病者を操って、自らの隠れた欲望を果たすという設定は、一種のエロスも感じて面白い。 だが、同時代のムルナウやシュトロハイム、グリフィスといった監督達の代表作と比べると、「面白さ」という点において決定的に劣る。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-04-05 23:14:54) |
29. キートンのコニー・アイランド
「キートン傑作集」の中に入っているのに、キートンが主役がでない。 そこからして不満だが、話自体もよく分からないし、キートンのアクションも特にはない。 キートンが監督業に進出する前の貴重なキャリアを観るという点について、唯一の意味を見出せる気がする。 [DVD(字幕)] 2点(2010-05-15 22:06:34) |
30. ジゴマ
フィルム・センターにて鑑賞。 元々、『忠臣蔵(1910)』目当てで行ったので、それとセットだった本作はオマケという意識だった。 そんな意識の上で観たせいか、非常に長く感じた。 しかも、途中で終わったかと思いきや、まだ続くみたいな演出は、余計に観る気力を奪われた。 よくある探偵とギャングとのミステリー劇。 それのフランス版先駆け的作品というところだろうか。 夜8時を回っているのに、客席は結構うまっていて、熱心なファンの集中力に感嘆させられた。 私はつまらないと思った作品でも最後まで観る方なのだが、『忠臣蔵』目当てで来ただけに、さすがに集中力を奪われ惰性で観る中、熱心に本作を観る他の観客たちに敬服した。 なんだか客層がコアで、ほんとに映画好きが集まっている空間だった。 ポップコーン片手とかもいないし(もっともフィルム・センターには売ってないが)、私語を交わすなどのよくあるマナー知らず老人もおらず、集中して観ることができた。 フィルム・センターの夜上映で、しかもサイレント映画とくると、さすがに客層も真の映画好きが集まるようだ。 [映画館(邦画)] 1点(2010-08-04 23:58:02) |