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サーファローザさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 111
性別 男性
自己紹介 日本映画好きです。以前、Yahooブログに1000本掲載していたのが削除されてしまいました(涙)DVDよりスクリーンで観た作品の方が点が高い傾向にあるようです。月に3・4回は東京にある名画座に通ってます。

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21.  弁天小僧
幼い頃に生き別れになった父と妹、父は江戸に出てきて呉服問屋として成功を収めるが、別れた子供のことを常に心配している。雷蔵も悪党をやりながら最後はこの父を救うという話で、途中、勝新太郎演じる遠山の金さんが出てきたりするわけです。こちらも、お涙頂戴のストーリーでした。それはそれでよいんですが、やはり、マキノ先生の例えば、「弥次喜多道中記」のようなリズムあり、笑いあり、涙ありの娯楽として完成されないとどうしても満足いかないものがあります(私が定番時代劇が苦手というのもありますが)。台詞が所々で説明クドイ感じがありました。ただ↓お二方のレビューを拝見すると私の観察不足も実感したりします。(池袋・新文芸座)  
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:48:57)
22.  足にさわった女(1952)
まず第一印象が「これって52年の作品?」この軽いテンポとユーモアがある展開は当時としてはかなり先を行ってると感じた。アメリカ喜劇的な雰囲気を醸しつつ、キャラクターを日本的個性でやっているので市川流になるのでしょうか。その個性溢れ過ぎるキャラクター達。女スリ役の越路吹雪は、スリといっても良くある「変幻自在」というものではなく、彼女の動作などの個性で持たせてしまう。これはお見事!「次郎長シリーズ」でも笑わせるし、名コメディエンヌですね。彼女の個性を生かすためか刑事役の池部良は平淡な演技に徹した感じで、飄々としていだが、時に大胆な事をシデかしてそのギャップが面白い。そして、なんといっても小説家役の山村聡!あの渋いおじさんがオネエ言葉を操る、柔らかい志茂田○樹のようなインパクト。「ねええ、いいでしょう」って、他の山村聡の作品を観ている方は爆笑しまくりでしょう。越路の弟子分となる伊藤雄之助の間の入れ方も流石(この二人は10年後に岡本喜八「ああ爆弾」でまた笑わせますね)。この二人が居るだけで何かを期待してしまう。市川作品は現在再DVD化がされてますが、初期の作品も加えて欲しいですね。 
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:13:55)
23.  夜の素顔
京マチ子の「当たり役」と思えるほど彼女の演技も良かったし、役も合っていますね。 彼女は若年時に親に死なれ・売られ転々としながら育った過酷な環境を経験しており、「成功」のためにはあらゆる手段をもいとまない女性。新藤さんの脚本はこういう作品が多いのですが、今回は悲劇調ではなく、「一人の女性」として描ききっている所に好感が持てた。彼女は常に向上心を持ち、前を向いている。そこには昔味わった「無一文の地獄」を二度と味わいたくないという背景があるのですが、それだけに【エゴ】が美しくも醜くも剥き出しとなります。  そういう、彼女の人生も「しっぺ返し」をくらいます。朱美の一番弟子である若尾文子の「したたかさ」は、まさに朱美に近い人物像で、同じく貧しい過去を持ち、トップに上がるためには手段を講じないのです(京マチ子よりは上品差がある人間に設定)。  その二人の衝突を観るだけでも面白い。ここは役者を信頼しての脚本なんだと思います。 そして、関西最強オバサン・浪花千栄子に驚愕させられました。 (池袋・新文芸座)
[映画館(邦画)] 7点(2007-08-30 14:44:51)
24.  石中先生行状記(1950)
青森、岩木山の麓弘前を舞台に、原作者(石中先生)が見聞したエピソードを綴る三話からなるオムニバス映画。成瀬監督にしては(失礼?)、肩の力を抜いて観れて、かつ、ユーモアと田舎の純粋さ暖かさをも丁寧に演出しています。特に第二話と第三話が素晴らしくて、第三話の若山セツ子の清廉で明るい女性がよいし、髪の毛をぴたっとポマードで押さえつけた三船敏郎には爆笑させていただきました。青森(私の故郷であります)に、本当に居そうな「しゃべるのが苦手なシャイで暖かい青年」でしたね。実際、三船さんってああいうタイプの人じゃないかなとも思った。田園風景をバックに若山と三船、そして村の人間との面白い交流は暖まります。観終わった後、とても清々しい気分に。
[映画館(邦画)] 7点(2007-08-14 17:04:28)(良:1票)
25.  グラマ島の誘惑 《ネタバレ》 
ずっと映画館で観たかった作品。とても奇妙な映画だった。ドタバタ喜劇を押し出したわけでもなければ、痛烈な風刺を込めている訳でもない。無人島に不時着した皇族である森繁と弟・フランキー堺と軍人・桂小金治、そこに従軍婦と何故か従軍女性記者がいて、奇妙な生活が始まる。従軍婦らは本土に帰ったら勲章を貰えるという期待を胸に森繁・フランキーらに仕えるのですが、これは典型的な戦前国民の象徴か。  淡路・岸田の従軍記者らは胡散臭さを感じ、彼らとは群を離れる。食料が無くなり、従軍婦らが栄養失調からマラリアにかかる。その時、岸田・淡路は清潔なワンピースを羽織って登場、B-29の残骸から食料・衣料を調達していた。不満の溜まっていた従軍婦らは、岸田今日子に乗せられてクーデターを起こす。民主的な生活を営むことになった。各自、食料調達部、栄養部等々割当てがあるのだが、ちゃっかり森繁が端っこで「宴会部長」となっているのには笑えた。  もう三橋達也の土人なんて笑うしかない。本土に帰ってから以降のシーンについては、なにか「社長シリーズ」に落ち着いた感じがした感じで蛇足気味。また、皇族批判等のメッセージについてもちょっと意識し過ぎた感じがした。  島で女性陣が笑いながら踊り回るシーンが印象的で、淡路恵子・浪花千栄子・春川ますみはまあ解るんですが(笑)、八千草薫・岸田今日子までもが、あの輪で楽しく踊っているというのは奇跡としか言いようがない。豪華メンバーの中でも彼女達の演技を堪能できるだけでも楽しい。そう、要は、あまり皇族批判とか、原水爆への抗議といった政治的メッセージを忘れて、豪華メンバーの演技を楽しめば良いのかもしれない。
[映画館(邦画)] 7点(2007-08-02 12:17:14)
26.  銀座二十四帖
ここまで、銀座の街を徹底的に撮るとは・・・ もう物語云々よりも「銀座を撮る」という方を優先しているようにもみえる。森繁さんのナレーションも銀座の歴史・広さなどの統計や全国の「○○銀座」まで様々な角度から調べ、紹介しているし、ヘリで銀座の全景を撮ったりしている。 ジョッキーとして森繁久弥を起用したのは成功だと思う。  その分、物語については面白味は感じなかったが、街を舞台としているので川島さん得意の演出(狭い所で動かす)は発揮しずらい環境もあったかと思う。 その中で、北原三枝は素晴らしい。美しい容姿にときにはコミカルで溌剌とした動きが凄く好感が持てる。彼女がズッコケル、三越のモデルショーのシーンなんかは最高でした。 銀座をここまで撮った作品は他には無いという意味で価値はあるし、楽しめる一品でもある。(NFC「川島雄三特集」)
[映画館(邦画)] 7点(2007-08-01 12:44:26)(良:1票)
27.  楊貴妃 《ネタバレ》 
昔映画館で観た時は寝てました。今回、DVDで鑑賞しました。 楊貴妃について詳しく解らない(鑑賞後に少し勉強)のですが、香港チームとのタックで脚本や時代考証にも向こうの名前があるので、考証は徹底的にやったんだと思いますし、それをしっかり再現しているのだと思われます。  しかし、それがこの作品では窮屈なものになった印象を持ちました。  楊貴妃が自らの意思で成り上がったわけではなく、担ぎ上げた楊一族が成り上がってそれが群衆・兵士達の不満・反乱に繋がる訳で、楊貴妃を「悲劇の主人公」として描く形。 溝口健二はこれまで女性内面の美や醜らを描写(献身愛・不義の愛、転落・復活、救済、、、)するのが上手いと思いますが、今回は、人形のような皇帝と貴妃ですので表面をなぞっただけになってしまった感が。それは、脚本が日本語は仕方ないとしても旧派調ぽい(確かに時代は古いが)というのもあるし、そもそもこの考証どおりの設定では描けないのかなとも思う。 いっそ、楊貴妃が民の不満や皇帝の安定ために成り上がった楊一族を断罪してしまうとか、逆に権力の恐怖がゆえに暴君となってしまうとか、史実と違えども彼女が変貌する契機を設けるか、もしくは、楊貴妃に絡む山村聰や進藤英太郎や山形勲のところをもっともっとエネルギーある悪人に仕立てないとなかなかキツイかなと思った。  最後のナレーションは雨月物語のようだし、雨月では改心した小沢栄太郎もこちらではのし上がって殺される役で本領発揮?だったかな。
[DVD(邦画)] 6点(2018-01-21 04:12:48)
28.  どん底(1957)
役者が強く喚いたり、強い主張をしたりする黒澤明の演出の一部にはロシア文学の影響を感じます。特にゴーリキあたり・・・この原作は未読ながら、やはり、劇のような台詞回しが黒澤演出を感じさせます。これが、時代劇であれば良いのですが、現代劇とかになるとどうも違和感を持ってしまう。それに、「白痴」でもそうなんですが、ロシアの原作をした場合、舞台設定が消化不良で役者達の巧い演技が作品の質をなんとか高めているような印象があります。山田五十鈴の狂人ぶりなどは、なんか日本・江戸?という設定とは離れているような気がする。面白いのだが私にはなにか引っ掛る作品でした。 私個人の推測ですが山中貞雄の「人情紙風船」を意識しているのかな?と感じさせるシーンがいくつかありました。山中貞雄はさらりとみせている(庶民的な世界)のに対し、黒澤明は力が入り過ぎているような・・・
[DVD(邦画)] 6点(2010-11-02 20:36:39)
29.  お嬢さん社長
川島雄三松竹時代の作品。お嬢さんのひばり嬢が菓子会社の社長になるのは強引だったが、専務に諌言したり、宣伝で番組に出演したり、会社経営を建て直す部分をしっかり描かきつつ、ドラマあり、歌あり、得意のユーモアとテンポまで加わり見応え充分の逸品と仕上っている。美空ひばりの才能を生かしつつ、所々に川島節を持ってきているのは流石。「美空ひばりを前に出して一本撮ってくれ」とまだ若くて力のない川島雄三が言われて、「ハイハイやりますよ」と撮った感じがする。 
[映画館(邦画)] 6点(2010-04-08 18:08:42)
30.  親不孝通り 《ネタバレ》 
題材がいかにも増村さんがやりそうな作品ですね。オープニングで引き込ませる。アメリカ人学生と川口浩が賭けボーリングをやるんですけど、その模様を、二人の投げるショットを素早く繋ぐ。当時からすれば斬新な(スピード感溢れる)オープニングですね。オーニングで魅せる監督といえば、増村さんとあと川島雄三くらいでしょうか。 川口浩の姉(桂木洋子)は、証券会社のディーラーである船越英二と付き合っていて、妊娠するが、中絶&別れ、要は捨てられる。唯一の誇りともいえる姉の姿に激怒した不良学生・川口浩は、復讐するため船越の妹である野添ひとみに同じ事をする。途中で結末は予測出来たんですが、それでも、テンポ良く進む展開が飽きさせない。川口浩の不良学生振りを観ているだけでも面白味がある。 でも、不満に思ったのは女優陣。(以下ネタバレ)桂木洋子は中絶したが、野添ひとみはおろさなかった。桂木洋子は野添と川口の姿に感化され、一度は捨てた船越英二を決して放さないと決意するというものだが、私にはこの野添・桂木の演技が甘いと感じた(念のため、二人は私の好きな女優です)。野添ひとみの妊娠が発覚して、船越英二に会った瞬間に川口浩の復讐が成立するんですが、野添ひとみは「自立して川口浩の子供を育てる」という決心をします。その「女の強さ」が野添ひとみにはみえない。同じ事が桂木桂子にも感じた。二人とも「お嬢さん」といった上品の一方的なイメージしか見えなかった。増村監督が描いていたイメージはもっと凄いところにあったのだと思う。 強く印象に残ったシーンがあって、野添ひとみら女学生7人がワゴン車でピクニックに行くんですが、川口浩が運転を引き受ける。川口浩は山道を荒々しくドリフト気味に駆け上る。かたや、女学生連中は車内でピクニックを合唱したり、ファッション談義をしていて運転には全く気に留めない。ワイルド、スピード、そしてモダン。初期増村作品を象徴しているかのような全快のシーンです。 
[映画館(邦画)] 6点(2007-10-23 16:44:58)
31.  紅の翼(1958)
「ねえ、殺し屋さんよ。空の上にいるあいだは人間を信用しなくっちゃね、 お互い信じ合わないとね」これは裕次郎だからこそ似合うこの台詞ですよ。「芦川いづみはいつ出てくるんだ!」と思ったら、中盤に滝沢修先生と一緒に出てきました。今回はチョイ役に近い状態で私も不満です。物語はセスナの中で起きる3人が中心なんですが、アクロバティックな飛行を織り込んだり、裕次郎が飛行・操縦知識を説明したり飽きさせない工夫が随所にみられた。(池袋・新文芸座)
[映画館(邦画)] 6点(2007-10-11 15:14:02)
32.  天使も夢を見る
これはまさに松竹得意のメロドラマ調。ちょっとあり得ない展開が続くのだが、しかし、川島節・ユーモアが散りばめられており、ただのメロドラマにしていない。  特に、鶴田浩二・佐田啓二がそれぞれ社長とやり合う場面においてはテンポの良さとユーモアが込められており痛快。30数席の狭い会場が爆笑!メロドラマに喜劇的な要素が融合し、実に気持ち良い作品であった。 個人的には川島雄三はこの辺りから、悪癖が抜けてウケの良い作品を作り始めたかなと思っている。  フィルムがボロボロで途切れる場面が多かったが、逆にこういう作品を上映してくれた事にも感謝しないといけませんね。 (ラピュタ阿佐ヶ谷 津島恵子特集にて)  
[映画館(邦画)] 6点(2007-07-30 16:04:05)
33.  浮草
正直な感想になりますが、どうも、大映スターと小津さんが私には違和感を持ってしまう。私の頭が「小津」「小津」と固いまま鑑賞したせいかも知れないですが・・・・中村贋治郎と京マチ子が関西弁でああまで暴言吐いたり、叩くシーンなどは小津らしからぬ印象がありまして、戦前の「浮草物語」は、そのやり取りが「サイレント」だったからこそ味が出ていたのであり、露骨にやられると・・・という感じがありました。若尾文子、京マチ子も小津作品に出演していたという点では貴重ですが、真価を発揮しているとは言い難い。 
[映画館(邦画)] 5点(2007-10-11 14:01:11)
34.  初春狸御殿
市川雷蔵が、姫御殿で幾人もの姫様と連続して(多分7人までは数えた、若尾のシーンを入れて9人かな)踊り戯れるシーンは、大映名物の特大スタジオを奥行と横をフル活用した豪華絢爛のシーンですね。凄くお金がかかっているんじゃないかと思いました。  若尾文子と市川雷蔵のドアップに流石にうっとり。中村雁治郎の狸姿には笑いつつ、唖然、脚の長い水谷良重。若さがとにかく目立った中村玉緒、勝新太郎。あと、河童ギャルのアレには、昨年の紅白歌合戦の物議を呼んだウェアを想い出しましたよ。とまぁ、新春のかくし芸大会みたいなお祭りモノで、当時は年始に映画館でこういうのを観て楽しんだんですね。  力を抜いて楽しむ映画です。(1月、NFC「ミュージカル映画特集」) 
[映画館(邦画)] 5点(2007-08-01 13:32:33)
35.  夢を召しませ
松竹歌劇団を総動員した豪華レビューもので、少女が夢を見るところからは完全に川島雄三ワールドが展開される。「陰を食べる」というは、陰陽を日常・非日常で揶揄しているのかもしれない。しかし、まぁ、相当ヒネクレテいるのだが、その分、ラストのミュージカルシーンが一層映えて皮肉にも見せ場になっています。  あと、早送りとスローモーションを1950年にやるわ、岡本喜八や市川崑よりも前にアニメーションを導入していたり、時代を先取りしている。それが、作品に活きているかどうかは別にして。  後期川島作品は完成された「変調」なのだが、松竹時代は本当、悪戯心とイマジネーションやリズムのみで持っていっており、そういう意味では川島ファンを釘付ける魅力を持っている。  しかし、まぁ数多くの目茶苦茶なシーンを川島監督はどうやって演出してたのだろうか?想像しただけで笑いが止まらない。
[映画館(邦画)] 4点(2010-04-08 17:53:20)
36.  お遊さま
すんません、私には駄目でした。映画館でもその後、DVDでも鑑賞したのですが、他の作品群に比べると凡作と感じました。乙羽の一途な愛に揺れる心の動きや、田中絹代の凛とした美しさを動きを、圧倒的な映像美や美術で作られる世界に同調して演出しているものと思いますが、私には如何せん動きに欠ける。この奇妙な関係の各々の心の動きは興味深いのですが、3人という限定した人物で持って、人物を描くのが難しいのかも知れない。内面の心情描写が巧いと言われる成瀬監督は、些細な動きを一瞬で捉えたり、狭い空間の中でも動きを見せたりするのですが、溝口監督は動かない。武蔵野夫人にも同様の印象があり、この手の作品は祇園2作品(姉妹・囃子)、「噂の女」のような、動きのある作品・題材の方が得意だったのかと思う。
[映画館(邦画)] 4点(2007-10-11 13:45:06)(良:1票)
37.  錆びたナイフ
私もNFCで鑑賞しました。 目当ての「突貫小僧」の次に観ただけあり、作りの甘さが何か目立ってしまった(突貫より30年も後の作品なのに何故だろう)。 アクションを売りにした作品だと思うが、脚本がとにかく単調だし、無理のある話だった気がする。多くの映画作品は「嘘」を前提としていて、その「嘘」を如何に巧妙に表現するか、良し悪しは大きいと思うのですが、この作品における「嘘」はかなり大雑把というかギコチナイんです。  警察署でのシーンに???が多かった(銃殺・毒殺ってあり得ないでしょ)し、北原がタクシーで逃げるところも待ってたかのようにタクシーが出てきたり、乱闘シーンもトラックをぶつけて小林旭を救出するが、銃持ったやくざがいるのに、旭を連れて退避しない。自分から敵に殴られる。最後も敵のボスが何故か車に轢かれる。  作品自体が石原裕次郎の磁場に引きずり込まれるかのような印象。 あくまで私の印象ですが、「裕次郎が居るんだから、多少、作りが荒くともいいや」みたいなノリを感じてしまった。 
[映画館(邦画)] 3点(2007-08-30 14:27:19)
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