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21.  海の上のピアニスト
ラストまでは本当に素晴らしいのですが、結末だけが残念。最後の廃船の中の問答と結末が何もかもぶち壊しに感じた。アメリカ映画なら、最後は全然違う形、細かく描かなくても希望を感じる形にできたろうに。ただこれがイタリア映画なんでしょうね。
[映画館(字幕)] 6点(2024-03-26 19:09:38)
22.  愛と哀しみのボレロ 《ネタバレ》 
第二次大戦前後までの第1世代のストーリーはとても素晴らしいです。冒頭のボレロから戦争に翻弄されていく様々な人々。 そして、最後にチャリティからのエンディングにつながるボレロ。これも本当に引き込まれます。 ところが、第2世代~アルジェリア出兵戦士~第3世代の繋ぎが、描写が意味不明だったり、いきなりシーンが飛んだり、一部誰が誰だか混乱したり、演出が全くわからなかったり、何度かみたり色んな推論をしなければ完全にわからないものとなっています。 クロード・ルルーシュが最初に作ったのは、公開作の3倍の長さがあったとかで、それを切り貼りしまくった結果なんだそうです。 もっとも、それも「仕方ない」と思えるほどの作品にはなっています。 でも、もったいないです。人物を整理してエピソードを丁寧に描いて、「戦前~戦後」と「現代」の2部構成にしたら素晴らしい傑作になったと思います。戦後から現代への繋ぎの描写が整理されていないので、混乱しているように思える。 クロード・ルルーシュは、本当に普通の人々を描けないんだなあ、と思います。でもそれがフランス映画ですね。
[映画館(字幕)] 6点(2024-03-26 19:03:38)
23.  おかえり、はやぶさ 《ネタバレ》 
はやぶさ3作の最終作。一番子ども向き。最後発なのでいろいろフィクションを交えなきゃ前2作と差別化できないためか、すごいことになってます。本筋をきちんと描ききれる力がないので、病気、親子関係、他にもどうでもいいドラマを入れ込むのはまだしも、なんと「のぞみ」のプロジェクトマネジャーの息子が「はやぶさ」の技術者。しかも親の方は「のぞみ」失敗で厭世的になってるうえ、息子も一度は投げ出して「イカロス」に逃げたりしてる・・・。フィクションにもほどがあります。JAXA(ISAS)の研究者・技術者を馬鹿にするにも程度があるでしょう。脚本の段階で問題がありすぎ・・・これを楽しめる層ならいいでしょうが。 映画自体も評価はあんまりできません。群像劇としてはまとまりがないし、役者の演技も良いとは言えないし、はっきり言って闘病親子は演技が下手すぎでした。ただ、予告編が「はっきり子ども向けだとメッセージを伝えていた」という点では評価できたかな。
[映画館(邦画)] 3点(2012-10-04 20:23:47)
24.  はやぶさ 遥かなる帰還 《ネタバレ》 
ナベケン好きとか、普通の邦画好きの人にはこれが一番合うかもしれません。だけど、きちんと「映画」をみたい人にはどうかな~。残念ながら、評価は堤版には及びません。 なにせ、暗い。画面のトーンが全体に暗いし、話も暗い。爽快感がないです。しかも、現場が暗くてギスギスしすぎ。実際はこんなギスギスやってるんじゃない、こんな雰囲気なら仕事なんかできない、と鑑賞した現場の人から反発があったとか(笑)。 話題女優を出して、どうでもいいドラマをくっつけるというのが邦画のお約束です。そのお約束が映画をつまらなくするんですけれど、その定石を踏みすぎてます。「はやぶさ」のような素晴らしい現実を、映画にそのまま描ききれる監督は日本には殆どいないのかなあ。誰にでもわかりやすい適当なドラマを入れ込むことしかできない。堤版で言えば、竹内結子の兄の死ですし、本作ならシングルマザー夏川結衣と山崎努の親子の絡み、「おかえり」なら病気とやっぱり親子の葛藤。腐臭がプンプン・・・。おまけに、江口と吉岡の愚にもつかない対立の描写。本作のこの辺の蛇足感は堤版より相当強い。これが良かったという人も多いでしょう。お手軽にできますし、これ以外の筋はわからない、という層は確実に存在しますから。でもこの手の蛇足を入れ込むドラマなら、はやぶさである必要はないんですね。任侠映画でも闘病映画でも懐古ものでも、同じ描き方でやれますし、実際やってますから。ディティールの説得力もありません。最初の打上場面はなかなかだったんですが、その後、カプセル試作品をその辺に転がしておく工場とか、一気に説得力がなくなっていきます。新聞記者が全く何も勉強してないという点は現実に忠実ですけど、そこからきちんと勉強してくる記者なんてみたことないですよ(笑)。
[映画館(邦画)] 4点(2012-10-04 20:23:01)
25.  はやぶさ/HAYABUSA 《ネタバレ》 
「はやぶさ」の映画は、プラネタリウムで上映されたものを映画版にした「BACK TO THE EARTH」、本作、「はやぶさ 遙かなる帰還」、「おかえり、はやぶさ」と全部で4作あります。最初の「BACK TO THE EARTH」は成り立ちや内容が特殊なので別にすると、残りの3作の中で一番マシなのが、堤版の本作でしょう。もちろん、竹内結子演じる水沢恵の設定がどうなのとか、水沢兄の死が取って付けたようであるとか、夢のシーンや最後の講演が余計だとか、はやぶさ絵日記への繋げがわかりにくいとか、生瀬さんのシーンはいるのかとか、筧利夫のカツラがちょっと(笑)とか、欠点はいろいろあるんですけど。それでも打上げまでの苦労や、苦労はあるけど好きなことに挑んでいる明るい現場とかが一番よく描かれています。川口さん役の佐野史郎、的川さん役の西田敏行とか、その他の人々の造形は悪くない、というよりすごく良い。予算取りの際の双方押し黙るさまとか、コマンド送りの様子とか、オロナミンCとかその他諸々、細かい作り込みもよくできてます。付け加えドラマ分が「遙かなる帰還」や「おかえり」より軽い分評価が高いです。3作の中では一番綺麗にまとまっていて、はやぶさ好きにはいいんじゃないかな、と思います。あと、佐野史郎似すぎ。姿勢の良さまで似せている。あれでもう少し華奢だと完璧。
[映画館(邦画)] 7点(2012-10-04 20:21:35)(良:1票)
26.  南極料理人 《ネタバレ》 
ゆる~いおっさんたちが、食を中心に南極でひたすら日常生活を送るだけのお話。それがなんでこんなに面白いんでしょう。そして、見終わったら、なんでこんなにラーメンが、それも「あっさり醤油ラーメン」が食べたくなるんだろう。というわけで、これはおすすめ。ただし、できたら、映画館で見てください。DVDやBSじゃなく、リバイバル上映で。あの巨大なエビフライや、あまりにも旨そうなラーメンは、大画面で見ることを計算されて撮られているのだそうです。 映画としては、かなりの硬派です。最近は字幕が読めないだけではなく、役者側が過剰に言葉で説明したり、説明エピソードを入れなければ理解できない観客が増えたと言われていますけれども、そんな層は最初からおかまいなしです。南極の自然環境の厳しさを、言葉で説明させることも、説明エピソードを入れることもしない。400日以上男だけで暮らすので、食が唯一の楽しみであること、そのためにどれだけの食材を苦労して運んでいるのかの説明もしません。一見たるいおっさんにしか見えない人たちが、どれだけの碩学かの説明もなし。作中で掘り出される氷柱が、100万年前までの地球の環境を知る世界第一級の資料であることも強調しません(これはホントです。これほど凄いのは日本にしかありません。地球環境関係なら、ほぼどんな文献にも引用されている世界唯一の資料なんです)。そういったネタになりそうな事項はガン無視して、ひたすらおっさんたちの日常生活を描くだけ。南極の厳しさが描けてないとか、エピソードに乏しいとか、ぐだぐだ抜かす想像力がない層への配慮は全くありません。頭を空っぽにして見るだけでも愉しい、想像力を働かせても愉しい、説明過剰な昨今のテレビ中毒の人にはつまらない、そんな映画です。
[映画館(邦画)] 9点(2012-10-04 20:19:45)(良:2票)
27.  私たちの生涯最高の瞬間 《ネタバレ》 
ハンドボールは、こんなたるい競技じゃない。
[DVD(字幕)] 1点(2008-12-28 19:59:19)
28.  庭から昇ったロケット雲 《ネタバレ》 
夢を追うことの感動を与えたいというのが、制作陣のやりたかったことでしょうね。しかし、余りに作りが杜撰なものだから、どうにも評価が難しい、というか低評価しかできないな。現実の宇宙開発に関係するものを扱う場合は、ライトスタッフのように考証をきっちりして必要な部分だけ改変するか、アルマゲドンのように完全にファンタジーとして扱うかにすべき。現実の宇宙がシビアなだけに、どちらかに徹底しないとどうも収まりが悪いのです。残念ながら、これは中途半端すぎて悪い方に出てしまった例ですね。日本では荒唐無稽気味に取られるけど、民間宇宙開発なんてのはアメリカでは珍しくないし(というか日本でもやってるし)、個人での有人ロケット開発だって、80年代から実際に挑まれているし、現実味が微妙にあるんだから、もうちょっときっちり作るべきだった。 主人公は、厳しい選抜を通り抜けた元宇宙飛行士候補生という設定です。なのに、銀行の窓ガラスにレンガ投げつけ、簡単な財政計算ができず家族を路頭に迷わせる寸前まで追い込むという人格破綻者。それ以外にも、どうみても最初の発射の失敗時の描写がひどくて、あれは普通リークから爆発するだろうとか、噴射煙が届く位置にマスコミがいるのに発射してしまうとか、単段式で軌道飛行やってるとか、地球軌道に載って各国がレーダーで追跡できるのにアメリカ政府がわかりませんと否定するとか、あんまり脚本が杜撰すぎる。きっちり作るか、あるいはファンタジーにするか、選べなかったのが敗因だと思います。 夢を追ったリアルなサッカー映画ですと宣伝した映画があったとしますね。その内容が、8歳の女の子がワールドカップに魔法で出られて運がいいだけで得点王になるというのでも感動するという人向けです。 そういう宣伝ならせめて45歳の盛りを過ぎたベテラン選手が艱難辛苦と努力の末になんとか代表に選出されるというストーリーが欲しいという人には相当にきつい。 手短に安直に上滑りの感動をその場限りで持てれば、荒唐無稽でもなんでもいいやという大雑把な人ならいいんでしょうね。だけど、そんな感動に意味などあるのかな。なにせ、物語の破綻に眼をつぶっても余りある演技や説得力が殆どないんですよね。ホントはもっと評価低い(2点くらい?)んだけど、バージニア・マドセンの例外的に良い演技と、久方ぶりの宇宙物ということで、それぞれ加算してこの点数。
[DVD(字幕)] 4点(2008-12-28 19:51:35)
29.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 
映画館で見たときもよかったけど、DVDで見直してやっぱり良かった。いや、海外版を見て見直したいな~と思って見たんですが、竹中直人とか扱いが秀逸です。「しこふんじゃった」もなかなかですが、やっぱ周防監督は気負わないコメディがいいですね。最近の社会派映画は監督の思い込みが強すぎて私にはだめです。海外版再編集の際のドキュメンタリを周防監督自身が本にしてて、この内容もお勧めです。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-24 01:31:22)
30.  JSA
なんで、こんなに平均点高いのかわからない。 ご都合主義の脚本、大げさな演技、無闇なテンション... ひょっとして、これを受け付けられないとだめなのかなあ。 それより、韓国メロドラマ=突然の他界・記憶喪失・血の繋がらない兄弟etcなのと同じように、韓国シリアス=38度線・反日しかないのでしょうか。 脚本のまずさ、大げさな演技、無闇なテンション、38度線、みんな同じに見えてくるんですよ。 センス・オブ・ワンダー、これが欲しいところです。
[DVD(字幕)] 0点(2008-04-24 01:21:53)
31.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 
あ~、邦題に騙されたかな。最後まで「猟奇」を期待した私が馬鹿でした。何か騙された気分。 全然「猟奇」じゃないよねぇ。
[DVD(字幕)] 0点(2008-04-24 01:14:57)
32.  遠い夜明け
昔、映画館に見に行ったときは衝撃だったんだけど、今見直すとう~ん。難しい。人間がすれちゃったんだろうか。音楽は変らずよかったんだけど、何かが違う。これが時代背景なのかなあ。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-08 03:33:56)
33.  私たちの幸せな時間
何を描きたいのかが今一わからなかった。拉致被害者の翻訳本で興味を持ったんだけど、映画は原作を生かせてない気がしたなあ。それ以前にそれなりに重い話なのに役者がミスマッチなのか、リアリティが全然なかった。こういう話なら、美男美女をキャスティングするより、渋い演技をきちんとできる俳優にした方がいいんじゃないかなあと思うんですが。
[DVD(字幕)] 1点(2008-03-08 03:20:39)
34.  それでもボクはやってない
ある意味「パッチギ」に似た監督の思い込み的プロパガンダ臭がだめでした。ただ「パッチギ」よりはまともに作ろうとしている姿勢が見えたので、この点数です。あと、かなりミスリードを誘う映画かなあ、とも。殺人を犯しているのに無罪になった殺人犯が再度殺人を犯した事例や、強姦で執行猶予ついた犯人が執行猶予中に強姦殺人を犯した事例、痴漢冤罪被害者の会の会長が痴漢を犯して現行犯逮捕された事例(いずれも日本の実例)について、周防監督が映画を作ったらどうなるのかな、とちょっと考えたり。でも、周防監督は、ちょっとだけ泣かせるようなコメディタッチの作品の方がやっぱりいいなあ、と再認識しました。
[地上波(邦画)] 2点(2008-03-08 03:10:49)
35.  12人の優しい日本人 《ネタバレ》 
いかにも三谷らしいデフォルメされた脚本、一人の人間を裁くのにリアリティのない芝居。法律実務をいい加減にあしらった製作者側の態度。映画作品としてはとりあえず出来上がってますが、それだけだな~と思ってしまいました。この作品では、推定無罪などが全く理解できていない陪審員が、「ジンジャエール」が「死んじゃえ」に聞こえたかもという感想で被告人を無罪にしています。ですが、もしあなたが被告人で、あなたが「ジンジャエール」と言ったのに「死んじゃえ」と言ったと思うという感想で、簡単に有罪にされたらどう思いますか?その程度の説得力しかない映画でした。本家の足元にも及ばず。
[DVD(邦画)] 3点(2008-03-08 03:06:30)
36.  スペーストラベラーズ 《ネタバレ》 
前半部分と後半部分が全く別の映画。とにかく「カタルシスがない」。導入部分は甘く見てもいいんですが、後半にかけて製作者の独善的な引っ張りが目立ちます。結果、見終わったあとに爽快感もなければ、考えさせられるものもない、一昔前の独善的邦画になっちゃったようです。踊る大走査線のノリなのか、俺たちに明日はないのノリなのか、どっちつかずの失敗作。得点は、深津絵里の演技に敬意を表して。
[DVD(邦画)] 1点(2008-03-08 03:00:42)
37.  パッチギ!
一方的な政治プロパガンダ臭が私にはだめでした。 これが違和感ない人ならきっと楽しめるのでしょう。 ごめんなさい、点数あげられないです。
[DVD(邦画)] 0点(2008-03-07 06:36:36)(良:3票)
38.  ガチ☆ボーイ 《ネタバレ》 
チャットモンチーの主題歌が流れるエンドロールにもう少し工夫が欲しかったくらいで、あとは全編面白かった。 エンドロールのせいで一点減点したいんだけど、本編内容が素晴らしいので、目をつぶって満点。「学生ノリだけど、芯はしっかりしている」描き方が秀逸でした。これは是非みんなに見てもらいたい映画です。ただ、宣伝の仕方が下手だなあ。「海猿」の時のように力を入れて宣伝して欲しかった。ROBOTが絡んだ映画は「逆境ナイン」も「サマータイムマシンブルース」も、面白いのに宣伝の力が足りないよ。宣伝が薄いし、なかなか話題に上らないけど「ガチ☆ボーイ」は文句なく面白いです。ええと、見るときはティッシュかハンカチを忘れずに、です。
[映画館(邦画)] 10点(2008-03-07 06:32:38)
39.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
原作も映画も含めてのネタバレも書いちゃうので、未見の人は注意してね。 単純にすごくいい映画でした、泣きました!!寂れゆく炭坑町、ロケットへの少年らしい情熱がよく描けているし、スプートニクを見ながらエレベーターで坑道へ下がっていくシーンなんて感涙ものです。炭坑町のストライキ中に我が町の少年たちだけは助けるなんて、昔の日本の炭坑町でもスポーツ大会などで本当によくあったことで、いずこも同じなんだなあと、違った意味でも泣けてしまいました。また、主人公たちの町は、現実の世界ではもう存在しません。人口も減り会社も撤退し、消滅しました。残っていても今の日本の炭坑町のように大変なことになっていたでしょう。その意味では「炭坑の町」へのレクイエムのようでもありました。音楽もいい!!ストーリーもなかなか。ただ、有名になった最後の実話のエピソードをカットしちゃったのは残念。実はあまりにもできすぎですが、この後、主人公はロケットのノズルと全国大会のメダルをいつのまにか忘れてしまいます。ところが、父親の死後、遺品を整理しているときに、父が大事に取って置いてくれたのを見つけるのです。これだけでもラストシーンになりうるのに、そのメダルとノズルは、1998年にホーマーの友人である宇宙飛行士の土井隆雄氏が、スペースシャトル・コロンビアで宇宙に運んでくれたのです。ロケットボーイズのロケットは、とうとう宇宙に行った!!この実際のエピソードは入れて欲しかったなあ。あと、撮影技術が非常に高いのには感心しました。映画の中で飛ばしたロケットが、見事に金属の質感を持っていましたから(実際は紙とプラスチックからなるモデルロケットを使用したそうです)。炭坑町とロケットという点では、日本でも北海道のカムイロケットが有名ですが、ますます応援したくなりました。この映画、お勧めです。
[DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-01-13 21:17:54)
40.  ペーパー・チェイス 《ネタバレ》 
日本にも法科大学院が根付いてきました。なので、この映画の理解がしやすくなってきましたかね。この映画は、日本に法科大学院がなかった頃の公開だったため、ロースクールの基礎知識がない人に大量に誤解を生じさせました。というか、今でも誤解している人が多い映画です。これは「大学」ではなく「大学院」の映画です。この辺の予備知識がない人が、アメリカの普通の大学の様子がこうだと誤解しまくったのです。アメリカには、大学に「法学部」はありません。4年制の大学を卒業した人のみが、法科大学院というところで法律を学びます。だから、この映画の学生はみんな歳を食っていたんですね。しかもこの映画の舞台はハーバード・ロー・スクール(HLS)という、「世界で一番有名な法科大学院」。言うまでもなく、HLSは世界の英米法(コモンロー)では最高峰。ここで優秀な成績を収めれば、英米の法曹界のエリートになれるというものです。そういった大学院の内実を恋愛絡めて描こうとした意欲的な作品です。日本にはうまくあてはまるものはないんですが、あえて言えば、東大ローで予備試験に在籍合格を目指すようなものです。だから、普通のアメリカの大学の物語ではないんですよ。 これはアメリカではかなり好評だったらしく、テレビ・シリーズにまでなりました。好評を博しただけに、勉強の映画でありながら、迫力もありスピード感もあって引き込まれ度は高いです。ソクラテスメソッドのやり方や細かいところで「あれ?」と思うところもあるし、One Lなのに、恋愛を絡めた描写などは非現実的かなと思いますが、演技もなかなかしっかりしています。また舞台となるHLSの建物や周辺の情景描写などは美しく、それだけでも楽しめます。「ある愛の詩」と同じキャンパスを舞台にしていますので、比べてみるのも一興です。 なお、「推定無罪」などの原作者スコット・タローが「ONE L」という本を出しています(邦訳は早川文庫)。スコット・タローが実際にHLSに入学して経験した最初の1年を描いてますので、この映画の背景を知るためには最適です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-01-13 20:34:11)
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