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尻軽娘♪さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  少年メリケンサック 《ネタバレ》 
 メイプルレコードの新人発掘部に勤務するかんなは、2年ものあいだ何の成果も出せずに、契約止め寸前。そこに動画サイトで、エネルギッシュなパンクバンド<少年メリケンサック>を発見。紹介ページを作ると途端に10万アクセスを記録。気を良くした社長は全国ツアーを組み、かんなはバンドメンバーとの契約に向かうと、動画の人物とはうって変わって50過ぎのオッサンばかりだった・・という話。    脚本は「GO」「ピンポン」「木更津キャッツアイ」「舞妓Haaaan!!!」の宮藤官九郎。監督兼任では、「真夜中の弥次さん喜多さん」に続く2作目です。クドカンの作品は、異様にテンション高いキャラを主人公にして、強引な流れの中に小ギャグ小ネタを重ねる展開が多いですよねw  今回は、たぶん自分でもやってるバンド「グループ魂」から延長させた発想なんでしょうか。  いまさらパンク?って感じではありますけど、音楽を題材にした作品には目がないので、そこら辺見どころあればなぁと。でもやっぱり小ギャグ小ネタで笑わせる展開(というか苦笑w)。「ヘドウィグ・アンド・・」みたいにちょっとアブノーマルながらも音楽性で引っ張る作品のように期待しちゃいけませんでしたね^^;   Gacktモドキの田辺誠一や「農薬飲ませろー」とシャウトする田口トモロヲ、「○んこデカいのか?」と連呼する佐藤浩市など、役者はどれもオバカキャラに設定させられていますが、監督と出演者が一番楽しんでたようで^^; ということで逆に観客には悪ノリにしか見えないかもです。  それにしても、宮崎あおいって顔も体型もやっぱり幼くて、それを生かした「ただ、君を愛してる」は良かったけど、よく「篤姫」なんて大作に出てたなぁ。。  
[試写会(邦画)] 6点(2009-01-31 23:25:20)
22.  ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 《ネタバレ》 
 イースト高校のバスケ部キャプテンのトロイ、転校生の秀才ガブリエラ。そして、バスケ部やクラスの仲間たち。高校生活も残りわずかに卒業を目前に控え、それぞれの進路に不安を持ちながら、卒業記念ミュージカルを上演することになり・・という話。   ディズニー・チャンネル番組の一つ「ハイスクール・ミュージカル」の映画化シリーズ最終編。ザック・エフロンはこの作品で一躍スターになって、「ヘアスプレー」というミュージカル作品にも出演。劇中の恋人でプライベートでも付き合っている、ヴァネッサ・アン・ハジェンズもこの作品でブレークしましたよね(ヌード流出事件もありましたが^^;)。  内容は典型的な青春学園もので、歌って踊るまさにタイトルそのままの作品。アシュレイ・ティスディル演じるシャーペイが自己中に一人かき回すくらいで基本的に悪人はいないし、さして凄い事件が起きるわけでもなし。ディズニーらしく安心健全な内容から、逆にドラマ性は薄く刺激もないので、歌と踊りに魅せられないとつまらないかもしれません。でも、ディズニーにとっては楽曲はヒットしサントラ盤も売れたので、優良コンテンツだったことでしょうねw  とりあえずこれで一旦終了。かつての「ビバヒル」みたいに酒や薬に人間関係ドロドロにして長引かせるようなことは決してしない、ディズニーらしい引き際かも知れません。   それにしても、あんなに部活に恋愛に歌に踊ってばかりの高校生活を送っておきながら、スタンフォードだのジュリアードだの皆いい大学に進学決まって、バラバラになるのが淋しいとか名残惜しいとか言ってるという、妬ましいほど羨ましいかぎりの設定。自分もプロムに誘われたりだの優雅な高校生活送ってみたかったですw (*´`*) 
[試写会(字幕)] 6点(2009-01-26 01:17:34)(良:3票)
23.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望 《ネタバレ》 
 西暦2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主と崇められていた・・という話。ビッグコミックスピリッツで連載していた同名作品(22巻)が原作、映画版は全3部作の2作目。コミック版では21世紀少年というのも出てるようで^^;   ロード・オブ・・のように3部全て観た上で評価しなければいけないかもしれないのですが、原作未読の自分にとって、もう大体の方向性が見えてくるだろう2作目に関しては、これで最終編進んで収拾できるの?という率直な感想。トモダチがなぜそれほどのカリスマを得ているのか、もうちょっと民衆の口やマスコミメディアから語られると良かったような・・^^;  それにしても原作が世界的規模に著名となれば最初から続編ありの複数で作られることが多い昨今。これも指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)のように3部作ありきで設定されているので最初から大作扱いですが、実際のとこ海外の評価はどーなんでしょう? ロード・オブ・・は古典小説なのであまり比較する人もいないでしょうが、これはまだ新しいしコミックゆえ絵もありますから、原作既読未読によって評価はかなり変わるでしょうけど・・ここらが、有名原作をベースとする場合の製作の難しさかもしれませんよねぇ。   主役はケンジから姪っ子のカンナへ変わり、彼女のプロモ的要素も加味しつつ、ケンジ以外の仲間の密かなレジスタンス、子供時代を含めた人間関係の謎が徐々に明かされていくという流れ。 登場人物も増えているので、少なくてもフライヤーくらいは読んでいた方がいいかもしれません。今回は前回の登場人物はほとんど活躍せずにチョイ役レベル。新登場の高須(小池栄子)や、小泉響子(木南晴夏)、仁谷神父(六平直政)がいい味出してましたねw   (某宗教団体のような)菌散布というテロ行為で次回作へ繋げて終わるんですが、前回同様エンドロール後に次回作予告が流れるので、席はすぐ立たずに!ですw 
[試写会(邦画)] 6点(2009-01-25 04:27:18)
24.  レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで 《ネタバレ》 
 1950 年代のアメリカ。エグゼクティブな若い夫婦が、ニューヨーク郊外レボリューショナリー・ロードの家に越してきた。しかしやがて歯車が狂い始めて・・という話。  リチャード・イエーツという作家が1961年に書いた、「Revolutionary Road(家族の終わりに)」をサム・メンデスが映画化。奥さんのケイト・ウィンスレットの配役は当然ながら、夫役をどうする?って奥さんに聞いたら、「タイタニック」で共演したデカプーとやりたぁい、ということで決定したそうなw   約50年前という設定で、自動車や電話など古めかしい美術以外、特段特殊なシチュエーションというわけでもなく、ちょっといい会社に勤め小奇麗な家も買っちゃった、ややバブリーちっくな夫婦の話です。夫は会社が面白くもないけど我慢できる程度なんですが、妻は子供2人も抱え専業主婦に鬱屈している。昔女優になりたかったってゆー夢を捨てきれず、地元劇団でショボい舞台をやる程度で欲求不満ぎみ。ちょっとイマイチだったねだなんて夫に言われて車の中に外にで大喧嘩。  あるとき、パリへ移住しちゃわなぁい?って思い付きで夫を説得。夫も妻が“私が働くからあなたは暫く遊んでてもいい”なんて根拠裏付け乏しい与太話に乗ってしまい、それを会社や近所にも吹聴するんですが、なんと3人目ご懐妊でパリ行きは御破算に。  精神病の息子を連れてくる老夫婦とかも間に入ってきたりで、デカプーもケイトも声を荒げてお互い罵倒しまくりの連続。それでもって短絡的に自らゴムポンプで・・><   「アメリカン・ビューティー」って思い起こせば、つまらない視点を針小棒大にして、ビューティーだなんてまとめた作品でした。  「タイタニック」の綺麗な話とは打って変わって、本当の私はこんなんで一生を終えたくなーいという思い込み強く見栄っ張りな夢見る妻と、それに引き回される夫という、ともすればそこらにいそうなバカ夫婦の話とは!確かに喜怒哀楽の凄さがゴールデングローブ受賞だったのかもしれませんが・・。  シーンも家と会社と飲み屋くらいで繋いで、それが閉塞感だったりするわけで、二人の綺麗な顔立ちや踊るシーンなどの予告映像から壮大な愛の話だと思わない方が良いです。夫婦・カップルで行ったりしたら、居たたまれない気持ちにさせられること請け合いですからw 
[試写会(字幕)] 5点(2009-01-22 00:45:31)
25.  誰も守ってくれない 《ネタバレ》 
 長男が殺人事件の容疑者として逮捕されたある一家。容疑者家族の保護を一人の刑事が命じられる・・という話。   「それでもボクはやってない」と同ジャンルの社会の裏側を引き出した作品ですね。監督・脚本は「容疑者 室井慎次」の君塚良一。殺人者の妹となって状況が一変してしまう沙織役に志田未来。それを保護する刑事役に佐藤浩市。  家族に殺人者が出てしまった場合の状況変化と身の処し方を描いているんですが、寝耳に水な話に一家が戸惑う中、いきなり警察やら弁護士やらがやってきて、事務的作業で離婚、苗字変更、転校などの手続きが目の前で淡々と進められていく、というのはさもありそうで勉強になります。刑事が保護するというのも米国辺りでは普通にあるみたいですしね。でもマスコミ攻撃は分かるけど、あれほどオタク攻撃が身を隠さずに波状的に来るというのはあまりに大袈裟に描き過ぎかと。一応身近な国家権力である警察があんなに軽くあしらわれちゃ、公安委員会も文句言ってくるんじゃないでしょうか^^; そんな中で飄々とふてぶてしくしている松田龍平が、警察の威厳のように錯覚してしまいますw   ストーリー仕立てにちょっと脚色が多すぎで、社会派な切り込みからどんどんと離れていってしまう感じが残念でしたが、こういったニュースの裏側を抉ったような作品はこれからも作られていくべきですよね^^ 
[試写会(邦画)] 6点(2008-12-24 11:18:33)
26.  マンマ・ミーア! 《ネタバレ》 
 エーゲ海はギリシャのカロカイリ島。母子家庭で育ったソフィの願いは、父親とヴァージン・ロードを歩くこと。母の日記を内緒で読み、父親の可能性のある昔の恋人3人に結婚式の招待状を出すと、本当に全員やってきて・・という話。   ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品で、日本でも劇団四季が未だ公演中ですね^^ 作品向けに楽曲が作られたわけではなく、既存の楽曲を軸に脚本を作るというジュークボックス・ミュージカルと言われるスタイル。この既存の楽曲が過去世界を席巻したABBAというダブル夫婦グループのヒット曲の数々から。タイトルも同作品中の楽曲の一つです。 タイトルでもある"Mamma Mia!"はイタリア語直訳で"私の母"ですが、意味は"おお!、なんてこったい!"という、英語でいう"Oh my god!"と同じだそうでw   ソフィ役には、「ミーン・ガールズ」のアマンダ・セイフライド。母親はメリル・ストリープ。父親候補の3人にはピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド。配役はイメージと歌唱力で選ばれたんでしょうけど、みんな上手いですよねー(ピアース・ブロスナンを除いてw)。  ソフィの結婚式を主軸にストーリーが進んでいくんですが、カッコイイ・カワイイ若者たちも結構多かったにも関わらず、ほとんどが引き立て役。真の主役はメリル・ストリープであり、その親友や昔の恋人たちが中心メンバーですw   結婚式をネタに父親探しを行うという、確かに彼氏や母親、呼ばれた母親の元彼たちにしてみれば噴飯ものの流れ。が、それはそれ、エーゲ海辺りには楽天的な土地・人柄が多いのでしょう、みんな心広く和やかに受け入れるわけです。イギリスでは「タイタニック」を超えて、史上歴代興収1位になったそうで、もしかしたら閉塞感を打ち破りたいという願望が表れているのかもですね。  なにしろミュージカルって、みんなが能天気になったり或いは思い込み激しく叫んだりで、ストーリー中にいきなり歌い踊りだすってゆー展開が普通なんですが、そういうお約束を受け入れて観れば、ミュージカル好きでなくてもツボにはまれます。そして何より、30年も前の楽曲ながら色褪せずに見事に融合しているABBAの作品って凄かったんだなぁと思わせますよね^^ 
[試写会(字幕)] 8点(2008-12-23 22:30:10)(良:2票)
27.  感染列島 《ネタバレ》 
 いずみ野市立病院のもとに一人の急患が運び込まれてきた。救命救急医・松岡剛がただの風邪と診察した患者だったが、吐血して息を引き取った。それからWHOからメディカルオフィサーが派遣されてきて、院内は隔離病棟に分けられるが、止まらぬ連鎖はやがて交通網・都市機能を停止させ、感染者は数千万人に拡がっていき・・という話。   「武士の一分」でキムタクの妻を演じた檀れい(檀ふみの娘ではないw)が、気丈に冷徹ながら最後は儚く身を賭す女リーダーという設定です。妻夫木聡より主役な感じですね。 ただの風邪かせいぜいインフルエンザかと思ったのが、正体不明で対処不能な病原菌ブレイド。しかも致死率が高く、必死に往診する医師・看護師までもが倒れていく。佐藤浩市なんてそうそうに死んじゃうし。なにしろ、脈拍が止まりそうに目から口から血を吹き出しちゃってる患者と、寝食忘れるくらい働かされる看護師たちが病室の中でごった煮状態。  過酷な環境な中にひたむきで献身的に尽くす姿は、まさに医師の現状に等しいんだと言わんばかりです。最後は妻夫木くん無医村で働いちゃったりしちゃうしw 医師会推奨にされそうな内容ですねぇ^^    銀座・新宿・渋谷・道頓堀などが世紀末的なCGでゴーストタウン状態に感染者と死亡者の数字が時々テロップで出したりするんですが、最終的に感染者4000万人に死亡者1200万人だかの数字に増えて、人口の1割かよ!と観ていましたw でもヨーロッパのペストなんて人口の3割も亡くなってるんだから、さもありなんてことですよね^^;   鳥インフルエンザの疑念で養鶏業者が嫌疑を受けるも、実はアジアのある洞窟の○○○○が媒介していた新種という設定。現在だって、インフルエンザで学級閉鎖なんかも毎年お約束だし、遠いアフリカ・ジンバブエではコレラ感染者数が2万人、死者が1000人を超えたという話がつい最近という、ウィルス完全克服なんて夢のまた夢。藤竜也も劇中で語るフレーズがごもっともな事実という意味ではディザスタームービーとして、定番な堅い路線かもですね^^  
[試写会(邦画)] 7点(2008-12-20 02:18:55)
28.  空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS― 《ネタバレ》 
急病の母を救ってくれた航空救難団に憧れ、女性初の救難ヘリの新人パイロットとなった女の子が一人前に成長していく・・という話。  「レスキューウィングス」というコミックス原作を角川が映画化したわけですね。 主演は新進の高山侑子という女優ですが、ボーイッシュで気が強そうでいて可愛い感じ。脇は隊長役で三浦友和のほか、井坂俊哉、金子賢、木村佳乃など。  まー、墜落した戦闘機のパイロットを残燃料リミットぎりぎりで救助に向かうという展開が、「252生存者あり」となんとなく被る点でちょっと興行面で厳しいかもですが、男所帯な職場に整備士含めて女性が数人もいて、ちょっぴり恋愛モードを含んだりする点が売りでしょうかね。 確かにヘリコプターの免許なんか持ってたら民間でも就職に有利かも、なんてちょっぴり思ったりしましたw 
[試写会(邦画)] 6点(2008-12-10 00:44:37)
29.  ミラーズ(2008) 《ネタバレ》 
 元警官のベンは、ある事件から未だ心癒えず、昼間の仕事につけないでいる。そして廃墟となっているデパートの夜警の仕事につくが、奇怪な出来事が続発するようになり、調べていくうちに、50年以上前の忌まわしい出来事にたどり着く・・という話。   主演は「24」がロングシリーズ中のキーファー・サザーランド。監督は「ヒルズ・ハブ・アイズ」ってゆー被爆化け物一家とのバトルホラーをリメイクした人。これも韓国産「Mirror 鏡の中」のリメイクです。  建物が昔は○○だったとか、鏡に映るものが○○だったとかは他作品でもあるようなプロットかな。捜査資料を手に入れたり、遺体を調べるのには刑事や医者という設定は都合のいいショートカットですよね^^   火災で何十人も死んで係争中という、デパートの中は焦げた什器類がそのまま残されて、鳩なんかも住みついちゃってる。何故かマネキンではない銅像石像みたいなのが一杯店内にあって、不気味感を醸し出してるんですが、取られて困るようなものもなし、なんでそんなとこを夜も警備しなきゃいけないのか分かりません。で何気に降りた地下で壊れかけた壁を壊すと、デパート以前のある部屋が見つかり、それからドンドンと昔の出来事が判明してくる。といっても勘違いの治療という脱力な設定なんですがw   「ジョジョ・・」のハングドマンみたいな敵を倒すために、原因となった人物を連れてくるはいいとしても、あっという間にサスペンスホラーからモンスターものへ。じゃーずっと幽閉しておけば良かったってゆー話? 多分、ラストが気に入ってリメイクしたんでしょうねぇ、ちょっと腑に落ちませんけど^^; 
[試写会(字幕)] 6点(2008-12-07 18:42:17)
30.  252 生存者あり 《ネタバレ》 
 関東に直下型地震が発生して数日後。新橋地下鉄構内に辛うじて生き残ったのは、一発逆転を狙う倒産寸前の社長、医者の見習い、銀座のホステスと元ハイパーレスキュー隊員。そこに史上最大規模の巨大台風が近づいてくる・・という話。   「舞妓Haaaan!!!」の水田伸生が監督。なんだか、全然ジャンル違うんですけど・・w  いきなりこぶし大の雹(ひょう)が降ってきて、和製ディザスター・パニックに期待と緊張が高まります。そしてもの凄い津波が来襲。これがお台場や品川周辺を完全に飲み込み、フジテレビ本社の球体展望室なんて削られプカプカ浮いちゃってます。あれだけ浸水したら既に何万人規模の被害です。もし自分がベイサイドに住んでたならアワワ・・なんて思ってたら、汐留・新橋がまだまだ平気。すぐ傍なんだからあの程度で済むわけがないはずなのに><   デイ・アフター・トゥモローばりの映像見せて風呂敷拡げてといて、こじんまりと銀座線数駅レベルに話が縮小。ハイパーレスキューに使われる信号の2回5回2回の鉄パイプ連打をひたすら繰り返し、お兄ちゃんが一発勝負で助けに来るという展開。18分でもの凄い台風が来るって言っていながらヘリコプターをちょっと揺らす程度で、一気に大団円へ。いったい台風はどこへどーなったんだい?  伊藤英明も地下鉄構内の濁流に飲まれながら、最後に至っては山本太郎を担いで出てくる様なんざ、あまりに不死身すぎです^^;   製作委員会に日本テレビが入ってるんで舞台を汐留にしたのかもですが、挑発するようにお台場沈めときながら日テレ本社は無事みたいな設定では、地理感無視の子供だましに近いような気も。むしろ、津波はいらなかったんじゃないかなぁ? 内野聖陽なんて舞台劇調だし・・。海猿と同じと思われるのがイヤだったのかしら?w   公開前にTVドラマ版を放映したけど、伊藤英明はちょい出程度で、映画とは別の市原隼人主演にした別バージョン。「エピソードゼロ」は偽りありだなぁ・・    
[試写会(邦画)] 5点(2008-12-01 20:29:27)(笑:1票) (良:1票)
31.  1408号室 《ネタバレ》 
 呪われた場所を取材し本にするオカルト作家・マイク・エンズリン。しかし、幽霊など見たことがないと呟く。ある日、送られてきたホテルのカードに、“何があっても決して1408号室に入ってはいけない”と書かれてある。そのドルフィンホテルの1408号室は56人の客が全員謎の自殺を遂げているという。そして支配人の忠告を無視し、ついにその1408号室に独り宿泊する・・という話。   米製作和ホラーで中越典子主演の「1303号室」なんてゆーのもありましたね。  スティーヴン・キング原作作品は数々映画化されましたが、ヒットした「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」はホラーではなく、感動話。「シャイニング」はキューブリック作に満足せず、別作品を作ってしまいました。「IT」も正体が○○だったんでガックリだったし・・。あまりの期待は禁物にと臨みましょw   ホラー?トリック?サイコもの?夢落ち? なんかいろいろと仕掛けが起こるビックリハウス的な部屋にジョン・キューザックの一人芝居な感じはありますが、どの可能性もあり得るような流れに一体結末は?・・・まーキングですしね^^ で、サミュエルは何者だったんだろ?  最後は元奥さんがニヤリと笑えば更に不気味だったんじゃないかなぁと脚本変更を想像してみました^^;  
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-14 23:25:45)
32.  D-WARS ディー・ウォーズ 《ネタバレ》 
 TVリポーター・イーサンは、幼い頃に聞かされた話を思い出す。ドラゴンになるため善悪の大蛇が500年前に闘うも決着がついていなかった。ドラゴンになるには肩に龍のタトゥーがある運命の女性が必要。LAに多数の怪物が出現し、その女性を巡る闘いが始まる・・という話。   ドラゴンになるとか言いながら、手下には西洋ドラゴンが一杯出てきます。ここでいっているドラゴンは中国龍のこと。あの玉を咥えたヤツです。  スターウォーズやロードオブ・・のような微笑ましい造形の敵たちが多数出てきて、戦闘シーンはなかなか見ものです。500年前の朝鮮バトルは圧倒的な戦力差で怪物軍圧勝。なんたってロケット砲を背負った怪物の砲撃が凄くてまともに闘えません><  LAではトランスフォーマーばりの空中戦を含む米軍の戦闘が結構頑張ってたので、もうちょっと見たかったんですが^^;   大蛇はCGだし、いちいち鎌首をもたげたり威嚇したりで時間稼ぎするので、毎度毎度逃げおおせますw でも、西洋ドラゴンが吐く火で遂に・・。  最後はどっか異世界の祭壇で生贄にされそうになり・・鱗ペンダントが光り・・二匹の大蛇が・・・と太王四神記の一話みたいな映像です^^ で、イーサンそこからどーやって家に帰るんだ?  あさうさう、主人公のジェイソン・ベアは米ドラマ「ロズウェル」や「THE JUON」以来、ほんとに久し振り。またどこかの作品で会えることを祈ってますw 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-14 18:41:55)
33.  ソウ5 《ネタバレ》 
 自ら喉を突きさし一命を取りとめたFBI捜査官ストラム。無傷でジグソウのゲームを脱出したホフマン刑事こそ彼の後継者ではないかと疑い始める。そして、また5人の男女が首輪に繋がれゲームに強制参加させられていた・・という話。   ご存じグロ描写が売りのサバイバルスリラー第5弾。1作目はなかなか衝撃的で、謎解き部分にオチが秀逸でしたよね。その後はいかにバラエティに富んだグロシーンを見せるかに腐心していたようで、ちょっとゲンナリだったのですが、今回はジグソウがゲームをセッテイングする裏方シーンなども見せてくれますw  5人のサバイバルゲームが、実は全員が○○○る選択があったというオチ。これにはホホウと頷いてしまいました^^ それにしてもジグソウって余命幾ばくもないくせに、しょうもない仕掛けばっかり考え、ターゲットの行動を予測し、しかも機敏に動くって設定。極悪なヒマ人ですよねぇw   ジグソウが変貌してしまったのは、奥さんが○○してしまったからでしたが、その奥さんは遺産として弁護士から変な箱を受け取ります。中身は見せませんが、いかにも続編の布石という感じで、ソウ6もいずれ観ることになりそうですw 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-14 17:39:07)
34.  トロピック・サンダー/史上最低の作戦 《ネタバレ》 
 新作映画の撮影に入るも、新人監督が無駄遣いな演出でワンマンプロデューサーは怒り心頭。そこで、リアルなシーン撮影のため、落ち目な役者たちを置いてきたのは本物の戦場だった・・という話。   監督は、「ズーランダー」でも兼俳優を演じたベン・スティラー。俳優陣はオバカ仲間のジャック・ブラック、「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr等。なんとダウニー・Jrは黒人になりきっていますw  なんだか、こういうオバカコメディって、アメリカ人と日本人の笑いのツボの違いを実感しますよね。ラブコメと違って苦笑しかないような展開の連続にいつも戸惑います^^; 「ズーランダー」は好きだったんだけどなぁw   「プラトーン」や「地獄の黙示録」を意識したようなシーンにニヤリとする方もいるかもしれません。でも一番受けたのは、随分と引っ張るなぁと思っていたキャラがなんと○ム・○ルーズだったこと。こういう役を喜んで引き受けるセンスが笑えますね^^ 
[試写会(字幕)] 5点(2008-11-05 23:58:08)
35.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 
 パイロット、パーサー、キャビンアテンダントをはじめ、管制塔、ターミナル、コントロールセンター、整備場など、空港で働くさまざまな人たちを描くコメディ。  監督は「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖。主役は一応、田辺誠一ですが、いろんなキャストにもスポットを当ててます。  子供向け職業体験場・キッザニアにもスポンサーとなり店を出しているANAが全面協力。出だしには酸素マスクや救命胴衣、非常口脱出などのご案内から始まりますw   機長昇格訓練の最終試験が、乗客を乗せて普通にフライトするという、ホントにそーゆーのあるの?という設定。まーちゃんと横にも機長さんがいるからいいのかにゃ。何しろ、空港勤務の裏側って実際のとこあまり見ることはないでしょうから、さもありそうな話ですよねぇ。それに女性が多い職場ってどこでも表裏差が激しそうですしねw  色恋話もほんの少々、田畑智子がそれっぽい展開になるんですが、はっきりと結末を見せるわけでもなし・・。あるトラブルをもとに、それぞれのセクションがそれぞれの持ち場でベストを尽くす、ベテランも新人もいい味を出しつつ、一致団結組織力の結実みたいな話になってます^^  でも客にとっては別にメデタシなラストではないんですけどねw 
[試写会(邦画)] 7点(2008-11-05 00:33:16)
36.  彼が二度愛したS 《ネタバレ》 
 真面目で孤独な会計士ジョナサン・マコーリーは、あるとき顧問弁護士と名乗る男と意気投合。お互いの携帯を間違えたことから会員制秘密クラブの存在を知ってしまう。そこで知り合った女性の一人はなんと以前に地下鉄で一目惚れした女性。そして、知らずに犯罪の世界に嵌められていく・・という話。   主役のユアンは、根は堅物で純愛を守るという会計士を演じています。アクティブなオビワンキャラはカッコ良かったですが、こちらのキャラも結構ピッタリな感じです。たくさん色っぽい人とゆきずりの欲に溺れるちゃうんですけどねw ヒュー様(グラントではないw)はこんなものかなぁ^^見るからに悪どそうな風貌ですものw   まークライム・ラブ・サスペンスとでもゆーんでしょうか、途中まではドキドキ、最後は予定調和な感じですかね^^ 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-03 22:15:51)(良:1票)
37.  ハンサム★スーツ 《ネタバレ》 
 亡き母が残した定食屋を継いだ大木琢郎。料理の味は常連で毎度満席になるほどだが、ルックスはブサイクでメタボ。と突然アルバイトに美人さん。思い切って告白するもあっさり振られてしまい、失意の中、友人の結婚式のためにスーツを買いに○山に行き、特注スーツを着込むと世の中の女性の対応がまるっきり変化していた・・という話。   お笑いのドランクドラゴン・塚地が谷原章介になっちゃうってゆー、ルックス変化ネタ。「ブスの瞳に恋してる」もそうでしたが、森三中・大島のダンナである鈴木おさむが脚本。  概ねの展開は読めちゃいますが、何しろ皆がハイテンション。谷原章介も嫌味ない弾けたキャラを演じて笑いを誘ってくれますw まー、ガールズコレクションでの告白シーンはもうちょっとスマートに作って欲しかったですけどね^^;  配給の方々も“内緒にしてね”というお願い文を配るくらい、ところどころに“実は・・”というネタを仕込ませてあります。ということで素にして観た方がお得です^^ 
[試写会(邦画)] 7点(2008-11-01 00:53:15)
38.  ホームレス中学生 《ネタバレ》 
たむちんと呼ばれる中学2年生。夏の日家に帰ってくると、玄関の外に見慣れた家具の数々、玄関には"差し押さえ"と書かれたテープ。兄と姉も合流し、最後に父が帰ってくると「解散!」の一言でわけも分からずホームレス生活が始まった・・という話。  原作は、お笑いコンビ"麒麟"・田村裕による自叙伝『ホームレス中学生』。200万部を超えるベストセラーになりましたねw これを、小池徹平を主役に据えて、兄役にお笑い"キングコング"の西野、姉に池脇千鶴、父親にイッセー尾形、母親に古手川祐子を配しています。  本の表紙やフライヤーでも使われているように、空腹に耐えきれずに段ボールを食べるエピソードが売りなんですが、これはちょっと齧った程度だそうで、ホームレス生活自体も1週間かそこらじゃなかったかな?  まーどちらかといえば、周りの親切・人情話で泣かせるジャンルです。 実際、自分に振りかかったら大変だろうなぁと、普通に寝て食べられる生活を幸せに思わせますw  画的にはもちろん小池徹平の主役が集客力あるだろうし興行面を考えれば分かりますけど、田村裕と小池徹平じゃリアリティにギャップあり過ぎですよねw 最近はおバカや貧乏キャラが前面に受け入れられている時代なんでしょうか。。  
[試写会(邦画)] 6点(2008-10-16 23:48:58)
39.  センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演) 《ネタバレ》 
大学教授で地質構造学科学者のトレバー・アンダーソンは、地球マントルを貫く裂け目の存在を探求していたが、成果があがらずに研究室の閉鎖を申し渡される。そんな時、姉の息子を預かることになり、兄の形見の愛読書「地底旅行」に研究解明と兄失踪の謎を解くメモを見つけ、アイスランドを目指すことに。そこにはヴェルヌの「地底旅行」に描かれていた地球内部への入口が実在していた・・という話。   監督さんは、ディズニー3Dアトラクションの「キャプテンEO」や「ミクロアドベンチャー」にも参加していた人だそうで、まさにそのまんまアトラクションの如き展開と映像です。 キャストは、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザーを主役に、「ザスーラ」や「テラビシアにかける橋」のジョシュ・ハッチャーソン、そして頼りになる女性ガイド役に新進のアニタ・ブリエムなど。「インディジョーンズ2」のように、女性・子供を加えた冒険活劇はファミリー向け作品としてはお約束なのでしょうね。ワーワードタバタしながら、シーンを変えて進んでいくわけですw   最初、山上の雷から逃れるために逃げ込んだ岩穴に閉じ込められ、そこから脱出しようとするんですが、なぜか違う抜け道があるはずだと言って、ズンズン地下深くに降りていく強引な流れ。すると昔の坑道が見つかり、「インディジョーンズ2」そのままなトロッコ滑走から、宝石群発見、さらなる落下、なんと地底深くの世界発見。大海があったり、魚や食虫植物や恐竜が襲ってきたりで、ヴェルヌの「地底旅行」は本当だったんだ・・という展開。今となっては現実味薄い荒唐無稽ものですが、その意味ではどことなくノスタルジックとも言えるかもしれません。そして間欠泉を使って噴火口から無事脱出w   3D作品って最初観たときは驚きで、目の前の飛び出し映像を手で触ろうとしたり、メガネ外してみたりしましたよねw そのうち目が疲れちゃったりするんですが、技術も良くなったのか映画レベルの尺でも使えるようになってきたんですねー。そして内容はこういったライトな冒険ファンタジーがちょうど合ってるんでしょう。うまく短く端折れば、アトラクションで再利用できるかもです^^ 
[試写会(吹替)] 6点(2008-10-14 00:03:38)
40.  イキガミ 《ネタバレ》 
 厚生保健省の国家公務員に採用された藤本賢吾の仕事は、死亡予告証:通称“逝紙(イキガミ)”を、配達すること。国家繁栄維持法により、全員が幼少時に注射された中に0.1%で無作為に入れられたナノカプセルが設定された日時・時刻に破裂する。その少し前にリストアップされた、18~24歳の若者が対象先となる。言われるままに配達して、その人間の最後の生きざまを見届けているうちに、様々に葛藤が生じていき・・という話。   映画では説明不足ですが、原作では政府内で縦割りに工程を分けて情報を分断し、カプセル破裂日数カ月前でデータをマージするという、お役所的発想をうまく取り入れ納得させていますw  デスノート的な感じながらデスノートより簡単に多くのバージョンが作れそうな、シリーズ化にもってこいのコンテンツと実感^^  人の生死を握られているという設定は、「デスノート」や「死神の精度」などの死神系も多いんですが、政府管理系の作品は枚挙に暇ないでしょう。   本作エピソードは3つ。スカウトされたはいいが、かつての相棒を捨てて思い入れのない楽曲をあてがわれたミュージシャン。政治家の母親の過大な期待に押しつぶされた引きこもりの少年。交通事故で両親を失い、残された失明の妹をわが身なりふり構わず支える兄。これらの中で、一番好きなのはミュージシャンのエピソード。テーマ曲にも使われていますしねw 原作では、かつての相棒は事故で生死のさなかという設定なのですが、映画もこちらの設定にして欲しかったなぁと思ったりww   この原作の上手いところは、法により生死を管理された社会と、生を全うしながらも死を宣告されてしまう悲話を融合させたこと。逆に言えば一話で作られてきたような話を管理社会と悲話に分離させ、管理社会を主軸固定にしつつエピソードを複数分散化させたことでしょう。エピソード自体はそう目新しさはないものもあるし、そういう意味では、星新一の短編「生活維持省」を下敷きにした可能性はかなり高そうですね^^;  続編はいくらでも作れそうなコンテンツ。あとは泣けるエピソードを探せばいいんですから^^ 
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-27 03:18:42)(良:2票)
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