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佐吉さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 61
性別 男性
ホームページ http://flyinghigh.exblog.jp/
自己紹介 おもしろい映画に出会った時って、生きててよかったと思いますね。DVDが普及して以来、すっかり映画館に行かなくなりました。

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21.  ロッキー
この有名な作品を、公開後30年以上経て初めて鑑賞。 いちばん肝心な試合のシーンが良くなかった。まず、はるかに実力差のあるはずの二人が互角の試合をすることが不可解。 それからサウンドトラックがあまりにスタンダード化しすぎ、テレビ番組などで「ほれ!感動しなさい」という場面で使われるため、実際に映画中で使われるとちょっと笑ってしまった。これは映画自体の責任ではない。 ロッキーの生活のすさみっぷり、エイドリアンとのぎこちない恋愛の描写はよかった。
[DVD(字幕)] 4点(2009-07-21 01:56:26)
22.  タイタンズを忘れない 《ネタバレ》 
そこそこです。でも 1)当時の黒人差別の実態があまり強烈に描かれてない 2)選手が融合していく過程が簡単すぎる ので、ハッピーエンドに至ってもあんまり感動がないんだよねえ。 それと一番疑問に思ったのが、主人公のコーチの指導が独裁的すぎること。一方で黒人差別の撤廃という良いことをしようとしながら、クラブ内では圧政を敷いて選手たちを抑圧するとは。そこんとこが、どーも完全に共感するに至らない理由。どうせならそこも好感を持てるように描いてほしかった。実話をもとにしてるらしいが、別に事実にこだわる必要はなかったんじゃないの。
[DVD(字幕)] 5点(2009-07-09 01:18:47)(良:1票)
23.  明日に向って撃て!
激しくつまらないですな。 確か「名画」扱いされていたような気がするが……間違いだったか? こういう、社会的に見て「悪人」が主人公の時は、観客が感情移入しにくいから、引っ張り込む何かがなきゃいけない。話が圧倒的に面白いとか、キャラがめちゃめちゃかっこいいとか、もっとあくどい巨悪に一泡吹かせる、とか。 この映画の主人公の二人、ただの悪党やん。そりゃ追われもするし、大勢の警官に囲まれてめちゃめちゃ撃たれもするわな。 強盗してる奴らを好意的に描くこと自体気持ち悪い。軽妙なんてものじゃなく、ただのモラル欠如だろ。
[DVD(吹替)] 3点(2009-07-06 01:03:03)(良:1票)
24.  レオン(1994)
主人公の側に共感できない、というのが決定的にまずい。 レオンというのは日頃は金のために人を殺すという極悪非道な人間のわけで、それが少女を守り、その仇を討つという大義名分ができたとたんに「正義の味方」に早変わりされては困る。 女の子を守るという一銭にもならず、かつ危険をともなう事を、レオンがあっさり引き受けるのも分からん。殺し屋ってのは感情的に最もドライな人種であるはず。どうやらマチルダ一家に恩があったわけでもなければ、事件の起こる前にマチルダと親しい友達であったわけでもなし。 レオンは殺人場面以外では極めて「良い人」のように描かれており、だからマチルダを守った、ということなんだろうが、だとするとそういうレオンがなんで殺し屋をやってるんですか、という疑問がわく。 これらの部分を説得力ある描き方をしていないから、すべての展開がご都合主義のようにしか思えない。 あと、マチルダがクソ生意気で、まだ色気がまったくないという点も僕にとっては良くない。思い入れる人物がいない。 なので、スタンフィールド一味が悪徳警官だったとしても、結局悪と悪の戦いでしかない。特殊部隊の警官もぶち殺しまくるし。彼ら個人個人には、何の罪もないわけですよ。 こういう映画、感情移入できるかどうかが全てでしょ。俺はできなかった。そんなに評価すべき映画とは思わんね。
[DVD(吹替)] 4点(2009-07-04 23:48:14)
25.  アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 《ネタバレ》 
残酷なシーンも、サスペンス要素を盛り上げ緊張感を高めるためなら意味があるだろう。しかしこの映画ではそうではない。血なまぐさい場面が、だらっだら延々と続くだけ。 不快。極めて不快。 キムタクは常に血まみれで、どういうわけか怪我人を直す不思議な力があるらしい。ハートネットはキムタクを必死で探すでもなく、以前の猟奇殺人の犯人を思い出してはわめきちらしている。イ・ビョンホンは仕事をミスした部下を金槌でぶっ叩いて殺し続ける。 それぞれ全部、気持ち悪い。そして全部、話として面白くない。 最後のシーンでキムタクがキリストに模されていることが暗示される。一応その不思議な力とか、自分を犠牲にして他人を救っていることの説明にはなるわけだ。しかし、だからどうしたというのか。それでこの映画のつまらなさが変わるわけではない。その程度の理由付けで、この映画の全編にわたる不快さを正当化できると思うなよ、と もしかして、男性スター3人の裸の上半身を見せることが主眼の映画じゃねーの? それだけじゃあまりにも露骨なんで、一応映画としての体裁ととのえたるか、みたいな。
[映画館(字幕)] 0点(2009-06-28 01:30:18)(良:2票)
26.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
あまり面白くない。映像的な見どころがほとんどない上に、腑に落ちない点が多い。 主人公は正常な状態で残った地球上で唯一の人間。少なくとも本人はそう思っている。想像を絶する孤独。しかし映画が始まってみれば、鹿を追い、犬と話し、研究をし、割と平然と暮らしているように見える。彼がそうなるまでの葛藤は一切描かれず、最初からその状態で現れる。だから、そんな馬鹿な、と思う。 ラジオで他の生存者への呼びかけを続けていたにも関わらず、それに応じて人間が現れると主人公は彼らに対して拒絶的態度をとる。生存者コロニーの存在も認めない。なぜだ。嬉しくないのか。一人は女だ。犬はすでに死んだ。コミュニケーションを渇望していたんじゃないのか。そして性行為への渇望は無いのか。 細かい部分。まず、電気はどうしている。水は。ガスは。食料は。鹿だけでは栄養が足りないだろう。 これらの物を調達するための「ゴーストタウン・サバイバル」を描くだけでもけっこうドラマになるだろうに、まっっったく描かれない。そりゃま、自家発電とか、川の水をくむとか、想像すりゃいくらでも説明はつく。それにしても、いくら何でももう少し映画中で説明すべきだろ。
[DVD(字幕)] 4点(2009-04-15 02:41:57)(良:1票)
27.  ガール・ネクスト・ドア 《ネタバレ》 
エリシャ・カスバートのファンだから見た。彼女の顔と体を見る、という点ではおおむね満足。可愛(ミ´∀`) ドラマの方は、まあ途中で放り出さない程度。後半の性教育映画うんぬんの話は何のことやらよく分からなかった。もしかして、あれで一応「どんでん返し」のつもりか(笑) AVプロデューサーのケリーが格好よかった。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-22 21:05:44)
28.  告発のとき 《ネタバレ》 
戦争の悲惨さを描いてさえいればいい映画、というわけではない。ドラマとしての見ごたえがなさすぎる。 携帯電話の映像がもったいぶって少しずつ見られるようになり、イラクでの実態が明らかになっていくが、それほど衝撃的な事実があるわけではない。犯人探しのミステリーとしては、結局同僚の兵士が嘘をついていました、てだけのこと。ひねりもなし、サスペンスも無い。捜査を巡る軍と警察の対立も、軍の犯人隠匿工作などが絡むわけじゃないんで話に関係ない。 兵士の人間性をゆがめた戦争が、真の犯人だ……てことだろうが、そういう立派なメッセージがあっても映画として訴える力が弱くては仕方がない。 しかし被害者のあの無残な殺され方は何だったんだ……。ものすごい陰謀がにあることを想像するじゃねえか。何も無いのに。 最後まで見るのに非常に苦労した。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-21 22:59:20)(良:2票)
29.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
エンドロールで流れるゴジラ調音楽。なるほど、納得だ。 素人ハンディカメラの映像に見せかけるという手法はそもそも、リアリティを演出するためのもの。「もしかして本当にあったことなんちゃうん」と観客に思わせるためのもの。ところがこの映画では、巨大怪獣が街を襲う。そもそもあり得ないことを描いているわけで、リアリティも何もない。いわば水と油、矛盾するものを混ぜているわけで、そうする事によって何かを生み出そうというアイディアとチャレンジ精神にまずは拍手したい。 が、その素人ハンディカメラ、結局映画にとってプラスだったのかマイナスだったのかというと、マイナスの方が大きかった。「こんな状況で悠長にカメラ回してるわけねーだろ」と百回ぐらい思う。誰かが「撮ってんじゃねーよ」と言わないわけねーだろ、と二百回ぐらい思う。最初の30分ぐらいは、素人カメラが一刻も早く終わって通常の映像になることを願ってた。次にカメラのぶれ。90分あれを見させられるのはきつい。そして素人カメラらしい手ぶれがありながら、バケモノが目にはいったらご丁寧にアップしてピントを合わせる、てどういうことよ。それと、場面がとこどころ飛ぶことが、ビデオを編集しているということを感じさせる。リアリズムにこだわるなら、編集無し、リアルタイムにまでこだわらなきゃいけない。 上手かったのは、こういうカメラだからこそ起こりうる、バケモノのチラ見せ。徹頭徹尾チラ見しかできなかった怪獣が、最後に全身カメラに映る場面は、それまでじらされただけに壮観だ。怪獣は見たらがっかりしない程度に、気持ち悪くてよくできてます。 トータルで見れば、パニック映画として及第点なんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-21 00:21:15)(良:1票)
30.  ミスト 《ネタバレ》 
これはいかん……! 後味が悪すぎる。息子まで殺した後に助けがくるとは。 しかしおかしいだろ。外には化け物がいるのに危険をおかして薬を取りに行き、車に乗ろうとした人々が、ガソリンが切れたからといって絶望するかあー? スーパー内では、「教祖」の煽る絶望論に抵抗してた人々だし。なんでラストだけ急にあきらめが早くなるんだ。 それとこれ、携帯電話のない時代という設定だったか? 誰一人携帯を使ってない。 ラストまでは、けっこう楽しんでた。「MIST」という題名と、なんか格調高そうなジャケット。ところが始まって見りゃ、昔なつかしいB級スリラー。こういう映画は傑作にはなりえないけども、気楽に楽しむにはいい。バケモノどももほどほどに気持ち悪くて、よい。「教祖」がパニック状態を利用してだんだんと人々を悪い方向に導くさまも、なかなか迫力があって良い。 ラスト直前に現れる虫の親玉らしき巨大生物を見た時は、ジュラシック・パークのブラキオサウルスと同じような驚きと感動さえあった。 人間ドラマの描き方は、全体的に不自然。前半、巨大触手に若者が食われた直後に作業員が「俺が悪いんじゃない」と弁解を始める。そんな責任問題より、生まれて初めて見る謎の巨大生物への驚きと恐怖が頭を支配してるはずだろ。食品フロアでもそう。まず最初にやることは、窓をふさいで虫が入れないようにすることのはず。命の危険がある時に、他人との人間関係なんぞどうでもいい。 そういう風にアラばっかり目立つ映画だったけども、B級スリラーだからイイヨと思って見てました。ラストまでは。 言っちゃなんだが、観客に「人間とはなにか」といった哲学的なことを考えさせる高尚な映画じゃないんだから。あんな展開はまったく不要だった。 
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-15 19:49:51)
31.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 
「レッドクリフ」というタイトルでありながらまだその「赤壁の戦い」が起きてないわけで、パート1だけで評価するのはおかしいかもしれない。とりあえず前編を見終えたいま思うのは、Part2を映画館に見に行くことはないだろう。しかしレンタルは借りるだろう、ということ。 僕は三国志のファンだから、何はともあれ三国志にふさわしいスケールで映像化してくれたことだけでもありがたい。有名なシーンが出てくると、あの場面をこういう風に描いたか、と興味深く思う。 問題点その1。役者がパッとしない。全体的に、その時代の中国を動かしていた人物たちにふさわしい迫力が無い。トニー・レオンという人、名前はよく聞くが、団子っ鼻の普通の人にしか見えない。関羽、張飛は小太りのおじさんで、強そうに見えない。曹操には周囲を畏怖させるカリスマ性が感じられない。 問題点その2。切り合いのシーンに見ごたえがない。関羽、張飛、趙雲にはもっと、バケモノのような強さを見せてほしかった。やや中途半端。 林志玲さん、美しい。とんでもなく美しい。 「赤壁」という地名は、この映画で描かれる(予定の)「赤壁の戦い」の後でつけられた。曹操船団が燃え、岸壁が赤く染まって見えたから「赤壁」なのだ。パート1中ですでに「赤壁」と読んでいるのは、間違いである。
[DVD(吹替)] 6点(2009-03-14 22:33:10)(良:1票)
32.  カリートの道 《ネタバレ》 
デパルマっていうのはアクション・サスペンスを無難に撮る人であって、傑作を生むような演出力は無い人だと思っている。この作品も悪くない。パチーノの格好良さ、ショーン・ペン演じる弁護士の姑息さ。この二人の行く末を追うだけでも興味深い。しかしなんたる画面の古くささよ(笑)。後で1993年の作品と知って驚いた。最後に主人公を追うのが、電車内であたふたするようなショボいやくざだったのはちょっとガッカリだが、それもデパルマっぽいか。ロック・バラードの使い方の臭さ、これにも苦笑した。なんか演出が70年代で止まってるよ。 それも含めて、佳作だと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-09 02:54:04)(良:1票)
33.  ラスト サムライ
武士道とかサムライ精神っていうのは、江戸幕府が幕藩体制を維持するために、儒教という他国の哲学を利用しながら作り上げていったもの。戦国時代以前の武士を見りゃわかる。保身と欲のために、主家をころっころ替えている。仁も義も礼も無い。 だからこの映画が勝元一派を「古き良きもの」を大事に守っていると描いているのは滑稽だし、日本にきてまもないアメリカ人がそれに魅せられることに至っては片腹痛い。 そう思った時点で、ストーリーが優れていようが役者の演技が良かろうが、この映画を評価することはできない。 ちなみにストーリーも、ものすごく面白いとは思わない。 まあ元々この映画、日本人が見て評価するように作ってないのだろう。南北戦争の将校が日本に来て、欧米にはない価値観をもつ人々を発見しましたよ!強烈な美学を持ってます。生き方は壮絶ですよ!てのを見せる映画であって、この時代が現代日本からしてもかすむほど昔になったのをいいことに、ちゃっかり背景として利用しただけのことだ。日本以外の他国の人が、実際の歴史に照らし合わせて細かいツッコミを入れることはあるまい。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-04 02:38:27)(良:1票)
34.  紀元前1万年
ここまで面白くないと、「なぜ面白くないか」を文章化することが極めて苦痛。脚本ができた時点で映画化を断念しなかった勇気に乾杯。さらには撮影が終わり、編集した時点で映画公開をとりやめなかった勇気に拍手。駄作メイカー、エメリッヒにふさわしい一本。近所のツタヤ、この映画のDVDがやたらたくさん置いてあったよ。俺みたいに、借りちまう人多いんだろうね。宣伝ってすごいよ。
[DVD(字幕)] 1点(2009-03-04 01:20:19)
35.  ミュンヘン
つい先日までイスラエル軍がガザを攻撃していた今、この映画の持つ意味がより大きく感じられる。 時々勘違いしている人がいるが、この映画、政治的な意味はまったくない。単にパレスチナ紛争が背景になっているというだけで、どちらが良いとも悪いとも描いていない。歴史的・政治的に言えば、中等における「悪」はイスラエルとアメリカ政府である、と僕は思っている。しかしどちらが悪いのかは、ここでは重要ではない。 テロリズムは民族問題の解決に何の役にも立たないばかりか、怨嗟を循環的に再生産し、犠牲者だけを増やしていく……。それはイスラエルだけでなく、PLOにとっても同様だ。それを、ユダヤ人のスピルバーグが映画にしたことの意味は大きい。 原子爆弾の場合と同じである。太平洋戦争において日本、アメリカどちらが悪いのかといった論議とは関係なく、手段として絶対的に悪い物というのはあるのだ。 スピルバーグらしい活劇ではない。サスペンス要素も薄い。だが、良い映画だ。 文句としては、「情報屋」ルイ一家があまりにも全能すぎること。あんな便利な存在があるんだったら、最初から殺しまで依頼したらどうよ。
[DVD(吹替)] 8点(2009-03-02 15:58:46)
36.  スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
何はともあれ、エピソード3で終わったと思っていた「スター・ウォーズ」の、新たな映像が見られるというだけで興味深い。それだけで最低5点。あれが出た、これも出てきたみたいな、知り合いに再会したような気分が何回も味わえる。ただまあ、全編CGの映画ってのはやっぱり臨場感は薄いね。「実写版」の方もCG満載なんだから違和感はないだろうと思っていんだが。顔の平べったいドロイドの天然ボケには笑った。映画としてはまあ、ものすごく面白いってことはなかったね。ただ、こういうアニメでいいから新作はどんどん作ってほしい。なんぼでも見ますよ。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-01 00:21:02)
37.  パーフェクト・ストレンジャー(2007) 《ネタバレ》 
何ですか、宣伝文句の「ラスト7分11秒まで真犯人は絶対わからない」、あれに騙されて、とは言わないがあれのせいで最後まで見ましたよ。確かに真犯人は意外ではあるが、犯則気味。それまで主人公に感情移入するように描いておいて、実は彼女が犯人だったてのは。小説で言うと、一人称の語り手がいきなり「俺が犯人」と言うようなもの。そりゃ見る人、分からなくて当たり前だ。映像も全体的に安っぽい。日本で言うと2時間ドラマのレベル。最近金がかかってるアメリカのテレビドラマをよく見るから、特にそう思う。ハル・ベリーは色っぽくて好き。なので+1点。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-28 19:01:34)
38.  天然コケッコー
これがNHKの1時間ドラマであれば、「けっこういいドラマを見た」という感想になるかもしれない。田舎の少女の恋愛をさほどの起伏もドラマもなく描くには、2時間は長すぎる。映される農村、田園、山河は本当に美しい。風景がもう一つの主人公と言ってもいい。ストーリーはその美しさを損ねないようにほのぼのして、舞台のユートピア感を醸し出す。しかし。その「ほのぼの感」だけを2時間楽しむのは無理。 退屈。この一言に尽きる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-02-09 00:34:58)(良:1票)
39.  ノーカントリー 《ネタバレ》 
最初から、わけがわからない。大量殺人の場面に偶然でくわした主人公があわてるでもなく騒ぐでもなく、平然と金を探し、持ち去る。もともと主人公自身が持ち逃げ犯だから、義も理もなし。追われるのも仕方ない。 とてつもなくサイコで不気味なあの殺し屋も、追われる者への共感がなければ怖さ半減。 さらに保安官トミー・リー・ジョーンズ。主人公と殺し屋の足跡を後から追いかけてブツクサ言うだけで、存在する意味なし。 主人公が殺し屋に追いつかれると、大した抵抗もなく、従って盛り上がりもないまま殺される。そこでさっさと終わりゃいいものを、またジョーンズが事件を回顧してブツブツ言う。 個々の場面の緊張感はある。冒頭の荒野の映像は、殺風景な風景なのに息をのむほど美しい。演出90点、脚本10点。そんな映画だ。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-01 22:01:56)(良:1票)
40.  仁義なき戦い
そこそこ面白い。基本的にヤクザ映画は嫌いだが、この映画はヤクザを過度に美化していない点に好感がもてる。 広島出身者としては、劇中の広島弁がどうしても気になった。映画の質と直接関係はないが、思った事をいくつか書いておく。 セリフ自体は、ほぼ正確な広島弁だった。だが、ほとんどすべての役者がイントネーションを間違っていた。一番マシだったのは菅原文太だった。 映画中で「こんな」という言葉を「お前」という意味で使っていた。しかし広島弁で「こんな(こんなあ)」は「こいつ」という意味であって、「お前」ではない。同様に「そいつ」を「そんなあ」、「あいつ」を「あんなあ」と言う。 イントネーションについては最も難しい部分だから、ある程度はやむを得ないと思う。だが語彙の間違いはできるだけ避けてほしいものだ。
[DVD(邦画)] 6点(2008-12-30 13:44:30)
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