21. キングダム 運命の炎
《ネタバレ》 キングダム3作目。 前作をふまえた話になっているし、今作も「つづく」的な終わりになっているので、もう固定客で勝負というところでしょうか。 前半の紫夏編は泣かせます。 本来、嬴政が人質だった年齢は9才なので子役がやるべきでところ、自分にやらせてくださいと直訴までして吉沢亮が演じたというエピソード。熱演でした。 9才ならば草むらに逃げても仕方ないですね。 後半の戦闘シーン。大体、邦画だとアップの画面の多用でごまかすことが多いですが、引きの画が多い印象。横から砂煙を上げて突進してくるシーン、臨場感がありました。 でも、最後に龐煖の登場シーンで勝利に水を差された感があり、単作として後味の良い映画とはなっていません。その部分は次作への予告だとしても減点です。 あと、上映前の映画予告編で「沈黙の艦隊」が出てきました。 なぜ今、沈黙の艦隊?というのと、主人公の海江田を演じるのが大沢たかお!「全軍、前進」とか言いそう。 [映画館(邦画)] 7点(2023-07-30 21:04:38) |
22. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
《ネタバレ》 アクション映画はこうでなくてはです。 でも2時間40分は長い…。 映画館でポムのポストカードが配られていました。ポム推し? 確かにいいところ持っていってますけど。 フィアット チンクエチェントは絶対にルパン三世のカリオストロの影響受けているでしょ。 [映画館(字幕)] 8点(2023-07-22 22:24:33) |
23. 君たちはどう生きるか(2023)
《ネタバレ》 ジブリの新作、今日から公開だよと教えて貰って行ってきました。 空襲の中、主人公が駆けていく画のレベルが高くてびっくり。 話し的には色々詰め込み過ぎてしまって、考えながら観ると置いて行かれてしまうかもしれません。 結局、この世界観が好きか嫌いかの映画です。 大監督も晩年は哲学的になってしまう傾向にあり、痛快娯楽作を期待してしまうとガッカリだと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2023-07-15 23:25:24) |
24. インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
《ネタバレ》 トゥクトゥクが激走!トゥクトゥクってタイだけじゃなくヨーロッパにもあるんですね。 このトゥクトゥクが強い!抜群の安定性、装甲車並の強靱性。(^_^;) 途中、インディ、若いなあ変わらないなあと思いましたが、その後、年齢相応になり、 痛々しさが倍増でした。やはりハリソンは80歳。レイダース失われた聖櫃から42年ですから ねぇ。それを思えば凄い頑張りです。 登場したのが意味不明な人とかいて、つくりがちょっと雑なのが残念。 最後に老いと孤独から「ここに居る」という気持ちになったのを見せられて寂しさを感じ させられましたが、その後にレイダースからのシリーズのヒロインと再会。シリーズが無事 締められました。 あと、あの人、字幕まだやってたんですね。 [映画館(字幕)] 6点(2023-07-02 08:12:17) |
25. スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
《ネタバレ》 スパイダースは、スパイダーマンとしては初のアニメ作品だが、もともとアメコミであった スパイダーマンとの相性はいい。 ゲームを思わせるPOPな画面。次元を移動するスポットの表現はアニメだからこそ。 話の内容はこれまでのストーリーを受けたものになっており、しかも最後に「つづく」まで 出る始末なので、あくまでも壮大な話しの一部分でといったところ。 そうはいっても、今作単独では子どもの成長と親離れといった普遍的なものがしっかり描か れている。 ちなみに、合うと思って4DX2Dで鑑賞。終始揺れていてストーリーどころでなくUSJ のアトラクション状態であった。でも、今作には合っているかも。 [映画館(吹替)] 6点(2023-06-18 08:39:50) |
26. 怪物(2023)
《ネタバレ》 自分の理解を超えたモノは「怪物」。だから何とかしないといけない。 母親にとって事件と向き合わずにいる学校。教師にとってこんなものだと思っている子ども。男の子にとって妙に女の子とつるんでいる男子。 それぞれに現実の結末とそうでないものを見せる。 観客も怪物と思う側に引き寄せるための演出がちょっと過剰気味。 [映画館(邦画)] 6点(2023-06-04 16:41:43) |
27. 名探偵コナン 黒鉄の魚影
《ネタバレ》 オードリーがオールナイトニッポンで、話しを知らない初心者にも最初にちゃんと説明していて面白かったというので、 初めて劇場版を観に行きました。 実は100巻超えの原作読んでるんですけどね。 コナン、蘭、哀ともスーパーマンでした。みんな。 水深30メートルであんなこと落ち着いてできませんよ。ゴーグルがない時点でパニックです。 コナンとどっちをくっつけようとしているかと前からのコナンのファンも取りこぼしなく上手くまとめてます。 [映画館(邦画)] 6点(2023-05-21 21:14:34) |
28. ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
《ネタバレ》 息もつかせないカーアクションは流石で、ホッと一息ついた頃には終盤です。 シリーズ最終話として2部作か3部作になると言われてましたが、案の定、「続く」といった終わり方でした。 不仲報道の多い、ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンですが、次作では共演するのでしょうか。不仲報道は一部でいわれているようにドウェイン・ジョンソンだけに「プロレス」なんでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2023-05-20 00:25:13) |
29. 銀河鉄道の父
《ネタバレ》 以前、花巻を訪れた際にご家族の映像を拝見したことがあり、この家族に囲まれている中での賢治であったのだなと感じたので、今回、家族に囲まれる賢治をみてきました。 期待を背負って生まれてきた賢治でしたが、自意識は高いものの何者にもなれず、苛立ちが高まる中、妹の死、自らの死を見つめるようになって紡ぎ出された珠玉のものがたり。 当時、結核は不治の病で、身体は衰えていくものの精神は研ぎ澄まされ、「永訣の朝」などに結晶していきます。 映画ではやや乱暴な賢治だったので、穏やかな作風との違和感をちょっと感じてしまいましたが、暖かい家族愛の映画です。 街のロケ地は岐阜県恵那市とのことですが、高台から見た一面の畑は花巻の風景のようでした。 [映画館(邦画)] 6点(2023-05-09 22:36:05) |
30. 仕掛人・藤枝梅安2
《ネタバレ》 トヨエツ梅安のパート2。 パート1の方が画面から感じる緊張感が高かったように思います。 対決もあっさりでしたし。 エンドロールを見ていて、あれ?どこに出ていたんだろうと思ったら、その後に出てくるとは…。 [映画館(邦画)] 6点(2023-04-18 22:55:37) |
31. 仕掛人・藤枝梅安
池波正太郎先生生誕100年企画「藤枝梅安」。 あの原作を映画化するならここという所を映画化してます。 ダークヒーローのディープな世界。 4月7日からの「藤枝梅安2」との2部作。 池波作品は、おいしそうな食事もポイントです。 どんなときでも最後の食事として食べる、この心掛けですね。 [映画館(邦画)] 7点(2023-02-23 21:22:06) |
32. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 当時、映画館でこの映画の予告がよく流れていました。 題名から、カニバリズムを思い起こさせられるので観なかったように思います。 今回、原作本を読んだので、映画の方もみました。 崇める人と同化したい、引き継ぎたいというカニバリズムもあるので、やはり最初の印象は間違ってなかったようです。 もちろん、良い方のカニバリズムでしたが。 映画は、主役の2人が頑張ってます。いい演技ですね。 不治の病は吉永小百合の時代から若手映画の王道です。 ただ、原作では(膵臓は食べていないものの)桜良のようにへと変わっていく春樹が描かれているのに対し、映画の春樹は 教師になっても桜良のようにはなっていません。屈託ありげの恭子への態度も、原作のガムいる君とくっつける方が数段いい と思います。 [DVD(邦画)] 5点(2023-02-06 21:50:02) |
33. THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ
《ネタバレ》 「ぎふ信長まつり」に46万人が集まったということでキムタク信長を見るのも一興と映画館に足を運んできました。 これは完全に信長と帰蝶(濃姫となってましたがバタフライですからね。)のラブストーリーですね。 なので、戦闘などについてはサクサク進んでいきます。 「あずみ」張りのシリアスな使い手の帰蝶とそれに敵わない信長。ターニングポイントは長良川の戦いの後の 「お主の役目はわしの妻じゃ」ですね。 本能寺では、抜け道があって途中で行き詰まったという説もあったので、それに乗っかるかと思わせて、夢落ちでした。 あと、信長と光秀の茶番を見抜いた家康がエンドロールで斎藤工と出たときには会場がざわつきました。 [映画館(邦画)] 6点(2023-01-29 21:19:31) |
34. RRR
《ネタバレ》 インド映画。 でも、途中まで全然踊らない。 しかし、白人に挑発されて、怒濤の踊り。 扱っているのは、使命を取るか友情を取るかという昔からの大きなテーマ。 ラーマの大義を知り、後に行動を理解するビーム。 大義はもちろん大事だが、ビームを死なせていいものかと葛藤するラーマ。 いやあ、娯楽映画なのに泣けます。 独房で足を痛めていたハズなのに、肩車の後、魔神全開でもいいんです。勢いですから。 [映画館(字幕)] 9点(2023-01-29 20:50:53) |
35. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 36年前の前作は街中のいたるとことにトップガンがあふれ、空前の大ヒット作でした。 今作は事故で失った相棒の息子との話で、このリアリティを出すために36年を要したのでしょうか? CGを用いず、実際にGに耐えながら撮影したという画像は大空の爽快感が味わえる映像になっています。 キャストも歳をとり、ライバルだったアイスマンは本当に喉頭癌で声が出せない状態のようです。 メグライアンは亡くなったことになってしまっていました。 [映画館(字幕)] 7点(2022-05-29 07:25:56)(良:1票) |
36. ハケンアニメ!
ハケンアニメのハケンは派遣だと思いましたが覇権だそうです。最も売れたアニメという業界用語のようです。 原作は、「鏡の孤城」などがある直木賞作家の辻村深月。 話しは、同じ放送枠で天才監督・王子千晴の作品に新人監督・斎藤瞳が挑むというものです。アニメ制作は部門 ごとのチームの集大成といった面があるので、いわば団体競技の対決といった趣になっています。チームで仕事し ていて、こういうことあるよねっていうエピソードが盛り込まれていて、仕事に頑張っている人へのエールになっ ています。 対決するアニメ2作品もハケンを争うレベル?が感じられて、しっかりつくられていると感じます。 なお、エンドロールの後におまけがあるので、直ぐに席を立たない方が良いですよ。 [映画館(邦画)] 7点(2022-05-21 21:45:59) |
37. 海街diary
久しぶりに再見。ストーリーはほとんど忘れていた。 大きな事件は何も起こらない。異母妹を引き取った後の日常。 その日常が自然に切り取ったように撮れている。 そうそう、ちょっと前の日本は梅を漬けたりして季節を味わっていたんだよね。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-01-08 22:56:31) |
38. 燃えよ剣(2020)
《ネタバレ》 やはり上下2巻を映画にするにはどこかを端折るしかないですね。 新撰組は京都時代が華ですので、ここをメインにするしかないですね。 岡田歳三、殺陣は流石です。 でも、近藤局長との別れのシーンなど、ウ~ン…、もうちょっと感動させてよ!という感じでした。 ちなみに、ここで近藤局長が新撰組のケジメをつけてくれたので、トシも死に場所を求めず、斎藤一、永倉新八のように、生き残る道もあったかもしれません。それではドラマにならないかもしれませんが。 [映画館(邦画)] 5点(2021-11-25 20:53:31) |
39. エターナルズ
《ネタバレ》 監督・脚本は「ノマドランド」のクロエ・ジャオがつとめる!との触れ込みだったので見に行きました。 けど、アベンジャーズの方が良かった…。 個々の話があってこその集団戦だと思うのだけど、個々のバックボーンが分からないまま集団戦。 知的生命体が必要?養分にもなってないし、関係ないのでは? ディヴィアンツって、結局、戦いの相手として必要なだけでは? 裏切りがあっても最後は一緒にというのは従来からのご都合主義だけれど…、なんだかなという感じ。 流行のマイノリティに配慮してます風のつくりもストーリーに生きてこそでは。 マーベルは娯楽に特化して良いと思う。 [映画館(字幕)] 4点(2021-11-06 08:07:57) |
40. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 ともあれ、ダニエル・クレイグ、お疲れさまというところです。 前作のスペクターが終わった時に、次もボンドやる?と聞かれたときに死んだ方がマシだと言ったのに戻ってきてくれました。 今作、やはりアクションは辛くなってきてますね。 それに007にも現代に合わせ色々な変化が。 日系人監督ということで、千島列島あたりが出てきたり、能面が出てきたり。 でも、子持ちになったり、死んだりはダメでしょ。 [映画館(字幕)] 7点(2021-10-09 23:25:56) |