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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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21.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
対象年齢15歳以下ですが、これが意外とよく出来ていて楽しい映画です。当時ローティーンだった私は、、「こんなに可愛い女の子が世の中にはいるんだ!」と感激した思い出が蘇ります。映画雑誌ロードショーなどを買ってマジマジとジェニファーの顔を見たものです。彼女のゲジ眉をバカにする同級生もいましたが、私は顔では笑いつつも密かに恋心を募らせたものです。デヴィッド・ボウイも当時人気爆発中でしたが、個人的にはあまり好きではありませんでした。35年以上の月日が経って、今見てもやはり歌のシーンは少々退屈。あと、タイツのもっこりが気になってだな・・  ストーリーはシンプルで分かりやすく、魔王の設定などにも無理がありません。幼い少女が遭遇するおとぎ話としては非常によく出来ていますが、ジェニファーの設定が15歳にしては少々幼過ぎる印象はありました。序盤の弟への接し方やお姫様遊びなどは明らかに10歳程度の精神年齢感覚で、この部分においては少し違和感を感じてしまいました。(まあでも、そのおかげでジェニファーが余計に可愛いわけですが)  今の年齢(50歳)になって見返してみると、魔王=明らかに彼女の負の心理であることが判ります。そう考えるとホグルは良心、サー・ディディモスは勇気、ルードは平和(安心)でしょうか。ラストのエッシャー的な世界(部屋のポスター)からも判るように夢見がちな少女の空想の産物といえなくもない物語でしたが、最後のパーティー描写を付け加えていることを考えると現実に起きたお話といえなくもありません。  他の方も書いてらっしゃるように、マペットの動きが今見ても素晴らしいです。終盤の石コロ戦争も可愛くて安心して見ていられます。光学合成もさほど違和感なく今の時代でも十分に見られますが、オープニングのフクロウは流石にラフ画のようで粗かったですね。とにかく、今見てもジェニファーがものすごく可愛い。一発屋の二世俳優だと思っていましたが、まさか超一流の女優になるとは当時夢にも思いませんでした。懐かしい思い出補正で少々甘めの点数です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-12-16 22:34:54)
22.  クロッシング(2009)
皆さんおっしゃる通り、タイトルが良くありません。交差することがこの映画の本質ではなくて、三人の警官のそれぞれの生き方や流儀を見せることがこの映画の主題だと思われます。確かに「Brooklyn's Finest」では意味が判りませんが、素直に「ブルックリンの警官」としたほうが映画としてはシンプルに伝わったかもしれません。  で、ストーリーはあってないようなもので、誰が悪徳警官なのかを推理したりカッコいいアクションを期待する作品でもありません。オープニングの通り「より善か、より悪か」を淡々と俯瞰の位置から見守るだけの作品といえます。この点をどう捉えるかによって、見る人によっては評価が分かれそうです。 生々しい反面、あまりにも日本と違い過ぎていてリアリティは感じられません。というか、アメリカに生まれなくてよかったという感じです。また、主役3名がやたらと豪華で驚きです。シリーズものにして三本映画を作ったほうが良かったかもしれません。でも実際の物語として面白いのはウェズリー・スナイプス扮するキャズが関わる物語だけだったように思います。  イーサンホークのファンなので少し甘めに点数をつけましたが、ちょっと暗くて重たい映画でした。いわゆる「映画として素敵な作品」という感じではなくて、ダーク&ビターでドキュメンタリー風味の映画です。
[地上波(字幕)] 6点(2023-12-16 22:31:49)
23.  翔んで埼玉
ネタとしては結構面白いですが、あくまで関東限定といった感じです。茨城、千葉、埼玉、神奈川が中心になっていて、群馬栃木、長野山梨は割とスルーです。凄いのはリアル各県が結構ガッツリ協力してガチで撮影されている点です。東京なんてあれだけの酷い言われようなのにシッカリ都庁まで貸してあげるってのは流石の貫禄。(というかあざといだけ?)  個人的には神奈川の竹中直人の歌がツボでした。次作もTVでやっていたら多分見ると思いますがロードショーには行きませんね。多くを語るような作品ではありませんので、感想としてはこんなところです。
[地上波(邦画)] 5点(2023-12-16 22:31:23)
24.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
これは酷い。「以前、、見てないハズはないのだが・・」と見始めるも、やっぱり見てない。ビッグネームが二人も出ているのに見てなかったとは意外でした。でも30分も見てるともう割と退屈しちゃってダメですね。セブンとか羊たちの・・の雰囲気はあるものの、アレらとは明らかに何かが違うんですよねえ。。  まあ一応最後まで見ましたが、双子ネタはちょっと強引でした。全体的に上手くかみ合っていなくてネタが割れても大して楽しくならない映画でした。ちょっとこれは酷いですね。。大人気で続編が作られたそうですが、、それは嘘ですよね?
[地上波(吹替)] 3点(2023-12-16 22:31:02)
25.  ザ・フライ 《ネタバレ》 
やっぱりなんだかんだいってクローネンバーグが撮影した本作は名作。ただ、序盤から不要な部分は潔くカットされていて、本当に必要なことしか見せないのはちょっとやり過ぎです。個人的な感覚ですが、映画といえば無駄にゆったりしたシーンも必要だと思っている私からしたらちょっとせせこましい印象でした。  冷静に考えたらあれほど頭が良い主人公(セス=ジェフ・ゴールドブラム)が、少し女に絆された程度で頭に血が上って、、勢いに任せポッドに入ってしまうのは少々無理があります。まあ、裏を返せば女が絡むと怖いよなぁとも言えなくもありませんが。あと、ハエ男の変化途中はかなりリアルでグロいですが、当の本人は割と興味津々で精神的にタフな点も少し違和感がありました。普通なら自殺もんですよねこれ?  全体的によく出来た哀愁漂うSFホラーですが、ベロニカ(ジーナ・デイビス)の精神がちょいちょい理解不能で困っちゃいました。アレ(ハエ男)を見て、いくら元恋人であっても「可哀そう~ ハグ~」とはならないと思います。やっぱ明らかにキモイしグロい怖いしで、一刻も早く関わりたくないってのが正常でしょう。 あと忘れてはいけないのが、キモウザ元彼(ジョン・ゲッツ)も、ぶっちゃけた話、こんな女に関わったばっかりに手と足を無くしてしまうという大惨事に見舞われてしまった不幸な男です。ラストでジョン・ゲッツが死ななかった点もクローネンバーグのいやらしいところだと思います。数十年ぶりに見ましたが本当に素敵な映画でした。
[地上波(吹替)] 7点(2023-12-16 22:15:22)
26.  アメリ
15年ぶりに再鑑賞。こんなに面白かったっけ?そんな驚きがありました。言葉の響きと美しい風景、ポップな色合いなどなど、フランス映画特有の良さが最高に表現できていると感じました。表面上はオシャレでポップなガールズムービーを装っていますが、男子が見ても十分共感できる仕上がりになっています。(いわゆるこじらせ人間でしたら性別に関係なく共感できると思います)  おフランスらしく下ネタは結構ストレートですが、それでも全体のトーンは非常に落ち着いていて上品で小綺麗。画面の細部まで細かく演出されていて、置いてある小物から全体の色調、アメリの目の表情から指のしぐさまでどこをどう切り取っても抜かりがありません。編集も過不足がなく、ほぼ完璧といえる編集でしょう。15年経った今見ても映像の見せ方やカメラワークもCoolで素晴らしいです。「デリカテッセン」、「エイリアン4」を撮った監督の作品とは思えない綺麗で軽快な作品です。いや、全く色褪せない名作と呼べるレベルの仕上がりでしょう。  昔はあまり共感できなかったのに今は共感できるのは、自分自身が成長して己をよく理解できるようになったためか。人間の根本にある「笑い」と「自意識からの脱却」がよく表現されています。個人的には文句なしの名作です!
[インターネット(字幕)] 8点(2023-11-29 22:24:32)
27.  ロリータ(1997) 《ネタバレ》 
キューブリック版(1962版)と比較すると、本作は15分も短いにもかかわらず情報に過不足がないベストな仕上がりだったと思います。例えるなら本作エイドリアン版は文芸的で、キューブリック版はコメディといったところでしょうか。  本作ではハンバートとロリータそれぞれの心情が理解できるよう、各シーンがとても丁寧に作られています。ハンバートは14歳の初恋の呪縛から永遠に逃れられない不幸な男で、彼は初恋の面影を勝手にロリータに投影し、その身勝手な想いを彼女に対して一途に貫きます。対するロリータはその気持ちを知ってか知らずか、その奔放さでおじさんを手玉に取ります。仕方がないとはいえ、お互い依存しあう関係性が悲しくも必然的で、妄想上のエロさを加速させています。 ロリータの足がハンバートに頻繁に触れたり、ロリータがズボンを踏んで横切るシーン、噛みかけのガムなど、、エロ目線で見ると途端にエロくなってしまう表現も非常に素晴らしかったです。反面、終盤、手紙が届いた以降もまた違った意味で素晴らしいです。ロリータがキルティに抱いていた気持ちを聞いた時に全てを悟って全財産を渡すシーンは悲しすぎます。運転席からロリータを見た時に彼の理想像がオーバーラップするシーンはまさに初恋の呪縛から一生逃れられないことを決定づけています。  本作ではキルティの扱いが特に上手く、虫が燃えるシーンでの重要なセリフが後のハンバートを追い詰める過程でとても効果的に作用しています。ハンバートの心情をも表していたように思いますし、キルティに激しく嫉妬の炎を燃やすラストは悲惨です。愛していた(所有していたかった)彼女を奪われた悔しさは計り知れないものだったのでしょう(人間として全く歪んでいますが)。そういった意味では、、趣味として一線を越えなかったキルティはある意味正常な大人であったとも考えられます(正常とは言い難いが)。  明らかにハンバートは人間として壊れてしまっていますが、初恋の呪縛から逃れられない哀れな想いと自身のせいで自分の人生が破滅してしまった悔しさは理解できます。非常に虚しく悲しいラスト、芸術作品としては申し分のない仕上りでした。(各演者も最高の演技でしたが、ママさんの退場方法だけが少々強引で違和感を感じましたので減点しました)
[インターネット(字幕)] 9点(2023-11-29 21:22:36)
28.  ハイウェイの彼方に 《ネタバレ》 
これは掘り出しものでした。この映画をビデオスルーした配給会社のなんと見る目のないことか。同じ日本人ながらあまりのセンスの無さに驚きを通り越して呆れるばかりです。本作「ハイウェイの彼方に(原題:Adopt a Highway)」は、人によっては地味な映画に見えるかもしれません。しかしなぜだか私は非常に奥深い映画だと感じ入ってしまいました。それはおそらく人として不変的であろう親子の愛を描いているからに他なりません。赤ちゃんがフューチャーされた予告動画やパッケージを見ただけではこの映画の本当の内容は理解できません。両親の墓前で「思うような人生ではなかった」と告白する男。インターネットすら使ったことがない40代の独り身の男が20年の刑期を終え乗ったバスの先に、この男の新しい人生が待っています。  【ここからはネタバレを含みます】 世間から取り残された独身息子に向けた手紙になっていますが「小さなこの子は私に愛を教えてくれた」という文面の通り、親としていかに無条件の愛情を子に注げたのか?という親から子に向けた愛の物語にもなっています。終盤までの70分がほとんど前置きですが、その前置きに沢山の伏線・理由・意味といったものが散りばめられています。「何でも分け合う優しい子だった」とか「父が嬉しそうに開ける茶封筒の話」、墓前で座り込む絵面の素晴らしさなどなど、、シンプルで静かな映画なだけに後で思い返すと「なるほど~」と妙に染み入ってきます。とにかく、亡き父からの手紙が非常に良い。あれほど感動させられる文面には滅多にお目に掛かれません。  ちなみに「三振法」とは1990年代にアメリカで実際に州法として運用が開始された法律で、前科が2回以上ある者が3度目の有罪判決を受けた場合、犯した罪の重さにかかわらず極刑(スリーストライク=アウト)となる非常に厳しい法律。 また、原題である「Adopt a Highway」は、Adopt-A-Highway Program というアメリカの州間をつなぐ幹線道路をそれぞれ関わっている州が分担して清掃やメンテナンスなどを行うプログラムのことを指しており、各州が道路の一部区間を「養子」として引き取って面倒を見るという意味合いから、捨て子を養子として引き取りたい主人公の心情を掛け合わせた題名となっています。「ハイウェイの彼方に」ではこういった深い意味合いまでは汲み取れていないようです。 ラストで人生を取り戻せと託された「チリアン・プラム(切手)」ですが、これは非常に高価な物で評価額が15万ドル以上(今の日本円で2,000万円近くにもなる!)の非常に貴重なものだそう。主人公(イーサン・ホーク)の目で訴えかけるような渋い演技も含め、とにかく本当に素晴らしい映画でした。これがビデオスルーだなんて信じられません。
[インターネット(字幕)] 9点(2023-11-29 21:12:58)
29.  ぼくのエリ/200歳の少女 《ネタバレ》 
暗闇で静かに雪が吹雪くオープニングシーンから素晴らしかったです。派手な音楽を排除し雪に閉ざされた北欧の寒くて暗い雰囲気は、失敗するとやたらと暗い映画になりがちですがこの映画はそうなっていません。配役、演出、カメラワーク、80年代風な共産的色の少なさ等、とにかく全てが素晴らしい映画でした。プールのシーンは本当に素敵で、描き過ぎない美学というものを感じました。でもオスカーが頭を押さえられて沈められている前を何かが横切るシーンは物理的に?ですね、、まあそこ突っ込むのは野暮というものでしょうか。  エリにとっては打算もあろうかと思いますがラストの電車のシーンでは色んな想いがよぎります。大人の男女であっても色々あるのに、この子達ったら・・(泣) ただ、映画では12歳で頭脳も成長も止まっているのか、頭脳はずっと成長を続けているのかの説明がありませんでしたので、場合によっては200歳の年増でやり手ババアな可能性もありますが・・ エリやオスカーの気の毒具合が理解できてこその映画だと思いますので、彼らの立場に立つことができなかった人にはあまり感動がない映画かもしれません。ハリウッド版リメイクの「モールス」しか見ていない方は是非オリジナルであるこちらも見てほしいです。  2020/11追記 原作小説を読みました。非常に良かった。あまりに面白くて3日で上下巻とも読破しました。原作小説の出来栄えが非常に良いので先に小説を読んでしまうと映画が面白くなかった可能性が高いです。もちろん映画のほうも2時間弱という短い時間で原作小説の大切な部分を上手にかいつまんでありますが、悪くいってしまうとあまりにもダイジェスト的でした。絶対に映画を見てから原作小説で情報補完するのが正解だと思われます。 小説ではエリの過去・ホーカンの気持ち・中年カップルたちの状況・オスカー(オスカル)を取り巻く詳細な事情・唯一オスカーの友人トンミのことなどが詳細に描かれています。およそ映画と小説は同じ結末を迎えますが、映画にはトンミは出てきませんし、ホーカンの結末もかなり違います。ラストの締めくくり方としては小説のほうがキレイでしたが、よくぞここまで小説の世界観を壊さずに上手に映画化したものだと感心します。  映画を見た段階ではエリはしたたかな200歳のババアかもしれないと思っていましたが、小説を読むと違っていました。エリ(エライアス)は身体も心も頭脳も全てが12歳のままで止まっている可哀そうな子なのです。そういう前提で考えるとオスカルとのラストはとても美しいです。(ただし極めて破滅的ではありますが)映画も本もどちらも本当に素晴らしい作品でした!  【追伸】 他の方もおっしゃっていますが、日本版のボカシとタイトルのせいで映画の基本かつ根底部が捻じ曲げられています。監督のトーマス・アルフレッドソンは日本の配給会社や映倫を訴えてもいいレベルです。今からでも撤廃すべき由々しき問題、心底残念でならない。(いや、大真面目に)
[DVD(字幕)] 9点(2023-11-25 21:44:26)
30.  ゴッドファーザー PART Ⅱ
「パート2はコケる」というのが世間の定説ですが、この作品では徹底的なディテールと二代目と比較する形で初代の人生(前日譚)を綴っている点から、コケるどころかより良くなっている部分すらありました。  本作は二代目(アル・パチーノ=現在)と初代(ロバート・デ・ニーロ=過去)の「人生の比較」という非常に難しいことをやっていますが、本作ではパート1に負けないほどの重厚なエピソードとストーリー展開を見せます。細かく丁寧に描写された人間ドラマは、マフィアに興味がない一般人でも感情移入がしやすく、ただのやくざ映画に成り下がっていません。 やはり見所は二代目の強引な成り上がりぶりと比較される、若き日の初代の素敵なカリスマ性です。初代=(父)はやくざであっても魅力的で誠実、興味深い人間性がありましたが、二代目にはそれが一切ありません。時代の流れもありますが、組織を守るために極悪非道な二代目の振る舞いが兄弟、姉妹、嫁すらもファミリーから遠ざける結果になってしまいます。もちろん全てが二代目のせいではありませんが、ファミリーが内側から崩壊してゆく様が空しく、そして物悲しくも壮大に描かれています。  今作でも家族愛はしっかり描かれていて、普遍的で深いテーマ性は揺るいではいません。しかしながらパート1と異なりかなり強引で歪んだ家族愛が描かれていますので見ていて痛々しいです。(まあ、これも含めて家族なのかなぁと・・)  このシリーズはある程度精神年齢が高くなってから鑑賞すると、より深い感銘を受けると思います。折をみて繰り返し鑑賞したい映画ですが、時間に追われて鑑賞すると本質が理解できずに見終わることになりますので、慌てずゆっくり鑑賞してみてください。文句なしの大作映画に仕上がっています。
[ビデオ(字幕)] 10点(2023-11-21 20:55:40)(良:1票)
31.  ショコラ(2000)
タイトルは知っていましたが今まで見る気が起きず躊躇していた作品。TV録画されていたので頑張って見ることにしました。メルヘン&コメディということで仕方がないのかもしれませんが、、序盤の入り方が一方的かつ少々強引な印象でした。おとぎ話風に始まったわりには堅実路線で更に困惑してしまって、もしかしたらガチの魔女モノかなと疑ってみたり・・  脇を固める俳優陣がほとんど主役級ばかりで驚きますし「ギルバート・グレイブ」を撮った監督ということで期待値も上がりますが、ストーリーの骨格自体はいわゆる変わり者風情のよそ者が伝統を重んじる村をかき回して新しい風を吹き込むというありきたりなもの。チョコレートを作る過程など凝っていて美味しそうではありますが、イメージビデオのようで少々鼻につきます。余談ですが、この手の映画を見ていつも思いますが、つくづく人間と宗教ってあまり相性が良くないですよねえ。結局のところ、できる人間は宗教に頼らずともできるし、できない人間はどんな宗教にすがろうともできないものです。  アルマンドばあさんが良い味を出していて意味ありげ。素晴らしい演技力でさすがのデンチ様といったところです。その娘のキャロライン(キャリー=アン・モス)もかなり意味ありげでチラ出しますが結局最後まで立ち位置不明のままよく判りません。ルー船長(デップ)も同様、イマイチよく判らない立ち位置で解釈に困ってしまいました。セルジュ(ピーター・ストーメア)も明らかにオーバースペックだし、よく判らない&勿体無いのオンパレードです。  結局最後まで予定調和の域を出ませんが神父の説教はスマートで素晴らしかったです。情緒不安を心配していましたがジョゼフィーヌ(レナ・オリン)も最後にはイイ場面をもっていきました。予定調和的でほとんど文句も出ない無難な仕上り具合をどう見るかでしょうか。私はテレビドラマ程度のライトな作品だったと感じてしまいました。7-8点付けられる内容ではありますが、映画としての評価はあえて厳しめの6点としておきます。
[地上波(字幕)] 6点(2023-11-19 21:20:20)
32.  バグダッド・カフェ 《ネタバレ》 
昔からタイトルと給水タンクのイメ―ジは有名です。もちろん主題歌「Calling You」も有名ですが、でもなぜか全く見る気がしないまま2023年になりました。TV録画されていたのでついに重たい腰を上げて見ることにしました。序盤油断してると、主題歌の素晴らしさと凝った映像で一気に引き込まれそうになりますが、30分くらいまではほとんど意味が判らなくてもう見るのを止めようかと思うレベルです。ただ、掃除をし始めてからがぜん面白くなってきて、ジャスミン・ムンシュテットナー(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は何者なのか?急に彼女が魅力的な人物に見え始めてきます。  絵のモデルになってから徐々に気持ちを許して脱いでいくのは笑えます。また、やたらとキレイなタトゥーの彫り師も気になりますが、なかなか全容が映りません。正面から映ったと思ったらまさかの退場(笑)窓越しからの夕陽のシーン、感度を上げてワザと粗い映像で見せる幹線道路の先の距離感も素敵です。あと、カラーシートを当てたようなブーメランのシーンも素敵でオシャレ。 ただし、現実的な事を書くと最高級の主題歌から連想されるイメージはやはりイケてる刹那的な若いカップルだったと思うし、フィルム感度を上げた粗い映像もスマートな若者カップルを被写体とした方が絵になるような気がします。おそらくこの監督さんは絵にならない被写体をあえて絵の中に納めたかったのかもしれません。ヤスミンのビーチクや変な果物などからもそう感じました。  原題「Out Of Rosenheim」を「バグダッド・カフェ」とした配給会社のセンスは素晴らしかったです。原題のままだと多分ヒットしなかったかも。個人的にはラストのパーティは全カットで静かに求婚する流れでしたら9点でしたので非常に惜しい作品。何度も見たくはなりませんが印象深くて素晴らしい映画でした。ミニシアターブームも納得の、まるで小さな宝石のような作品です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-11-14 18:19:02)
33.  フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 
あるがままを淡々と描いてくれたストーリーには好感が持てました。内容的にはかなり重たいテーマやメッセージが多く、ライトな部分をフォレスト(トム・ハンクス)が担当し、ヘビーな部分をジェニー(ロビン・ライト)が担当する形で明暗をつけていますが、フォレストも決して良いことばかりではなく、やはり人生とは「物事の捉え方や取り組み方で結果が変わるのである」ということを最後には教えてくれます。 フォレストの人生がちょっと都合良過ぎな感じはありますが、そこんところはフィクションということで華麗にスルーしたいです。淡々と描いた歴史の中で「こうなったらイイよね」という部分、アメリカ的理想像をフォレストが体現してくれています。世界的事実・大事件などと絶妙に整合性を持たせ、なんとなくフォレストが関係していく点も見ていて笑えます。ウォーターゲート事件、アップルコンピューターの株、ファッキンベトナムの演説を省く部分など超ハイセンスで最高でした。ただし、批判意見の中には監督の都合の良い部分だけ映画に納めてあって事実と異なるというレビューも多く見られます。確かにそうですが、この映画はファンタジーであり、またギャグ映画でもあるのです。悪名高き白人至上主義団体の創立者から名前を貰ったフォレストが今度は純粋無垢にアメリカの為に尽くしたギャグ映画なのです。  この時代(1995年前後)あたりから飛躍的にCG技術が進歩し、あり得ない映像をリアルに表現できるようにもなったと思います。足を切断したダン中尉(ゲイリー・シニーズ)の特撮には心底驚かされたし、前述の通り、フォレストが歴代大統領らと握手するシーンなども素晴らしすぎました。 この作品で語られる台詞「Life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get.(人生とはチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでどんな種類かは判らない)」は『アメリカ映画の名台詞ベスト100』にも選ばれています。良い意味で前向きに物事を考えて生きるべきだと教えられます。142分なのに長さを感じさせない点も素晴らしく、いつ観ても何度観ても飽きることがない本物の名作だと思います。観てない人なんて居ないでしょうが、万一観てない方は大至急観るべき名作です。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2023-11-05 15:37:52)
34.  キャスト・アウェイ
難破・サバイバル物という典型的プロットを安定のトム・ハンクス一人芝居で映画化された作品です。前半はリアルすぎて怖くなるくらいの完成度で非常に素晴らしい映画でした。  救出されるまでを描くとありきたりな作品になりそうなのを知ってか知らずか、救出後にきちんと続きがあったのは良かったです。ただ他の方も書いてらっしゃるように、さらにもっと続きが観たかったところです。きっと観客は十字路のその先が観たかったハズですが、、監督の意図としては「十字路の選択はあなたたちに委ねますね~、それが大人ですから~」といったところでしょうか。個人的にはその先の新しい人生に踏み込むまでをきちんと描いてくれていたらもう1点追加だったかもしれません。  題材やプロットは素晴らしかったのに全体的には予定調和的すぎて、どうなるか判ってしまうあたりがありきたり感を醸し出してしまったかもしれません。救出後もイマイチ中途半端に感じたので少々厳しめの点数です。あと個人的な意見ではありますが、トム・ハンクスの演技力は誰もが認めるところですが、ちょっとあざとすぎるというか鼻につくというか・・ 役になり切って自然に見えるようにやってます感が強過ぎてなんか嫌です。そういった個人的な感情からも少々低めの点数になってしまっています。
[DVD(字幕)] 6点(2023-11-05 15:07:59)
35.  ブレット・トレイン
”ネタ映画”としてはかなり面白いほうだと思います。個人的には往年の「ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT」に匹敵する面白さでした。主役ブラピ、準主役のタンジェリンに(アーロン・テイラー=ジョンソン)、サンドラ・ブロック(友情出演)など大物も多く、大真面目に遊んでみました的な作品です。(アーロン・テイラー=ジョンソンといえばキックアスのデイヴ役の彼ですが、彼がビックリするほどカッコよくなっていて驚きました!!) 2022年作品なのに今だに”コレジャナイ感”満載の日本描写がお寒い訳ですが、多分お寒いと思っているのは日本人だけで、日本を知らないエセ日本ファンの外国人には、日本=”コレだよ!感”満載だと思われます。新幹線、仕込み刀、真田広之、京都、東京、マシ・オカ・・(まあたぶんブラピとかは日本をよく知っているハズなので確信犯的にやってますよねコレ)  高速走行中の新幹線に掴まったり、車内で乱闘・殺人・破壊行為が行われていても普通に走っている新幹線に激しく違和感を感じましたが、まあそこは映画として割り切りが必要でしょうか。駅で待ち構えているヤクザも失笑もんですが、クローズとかの邦画をありがたがる国民性なのでこんな風に描かれていてもまあ文句は言えないでしょうね。 脚本はかなり複雑ですがしっかり作りこんであるのか、目立った破綻もなく結構分かりやすいのは流石です。途中途中でかなりゴリ押し部分もありますが、それでもラストの種明かしはむしろ良くできてるなといった印象を受けました。あといつも感じますが、日本を舞台にした邦画でも洋画でも銃が沢山出過ぎです。日本の一般社会に銃はそんなに蔓延してないはずですが?え?してるの?  見て損したということは全然なくて、普通に楽しめました。でも意味がある作品なの?と問われると全然違うと思います。一生見なくても困らない作品です。アーロン・テイラー=ジョンソンに免じて点数はオマケしておきます。※余談ですが弾丸を意味する「bullet」はブリットとかブレットと読みますね。Bullet Trainという歌もありますが、歌を聞く限りブゥリィットと聞こえます。(ちなみに歌繋がりで、本作の主題歌は女王蜂のアヴちゃんが日本語でサタデー・ナイト・フィーバーを熱唱していて、これが日本語に聞こえなくてとてもクールです)
[インターネット(吹替)] 7点(2023-11-03 13:01:01)
36.  扉の影に誰かいる 《ネタバレ》 
日本では「うーんマンダム」で国民的スターとなったブロンソンとその妻ジル・アイアランドの共演作。本作では実妻ジルはローレンス・ジェフリーズ医師(アンソニー・パーキンス)の妻役(やたらとキレイ)。物語の発想自体はとても面白いものの、オープニング映像からの15分間ほどは意味が判らなくて、観客サイドとしては非常に掴みが悪い作品と言わざるを得ない。ブロンソンも彼のイメージからはかけ離れた役柄で、全体的に何だかちぐはぐな印象ばかりが目立った導入部でした。  しかし話が飲み込めてくるとコレがなかなか面白く、ローレンス・ジェフリーズ医師の微妙にネジがズレた感じが絶妙で面白い。アレですよアレ、、この医師は「サイコ」のアノ人なので、どうしてもサイコパスかもしれないというバイアスが働きます(オープニングの意図も何となく理解)。勝手な意見ですが、この映画をサスペンスの名手(例えばヒッチコックなど)が監督していればもっと面白くなったと思われます。そういった意味では非常に惜しい、本当に惜しい作品です。 ストーリーは非常に凝った作りで、”本番”が始まるまではハラハラさせられますが、その後終盤に向けては何となく別のベクトルの生々しい感じの流れになります。これは夫婦共演ならではといった流れで、個人的にはウハウハでしたし1973年当時としては結構衝撃的だったかもしれません。  最終的には良くまとまっていて悪くはないのですが、前述の通り、サスペンスの名手(例えばヒッチコックなど)が監督していればもっと面白くなったかもしれないという惜しい感が残りました。あと、他の方もご指摘ですが音楽がちょっと合っていません。
[地上波(吹替)] 7点(2023-11-03 12:48:37)
37.  フラッシュダンス
4KのTV放送でやっていたので久々に鑑賞しました。フラッシュダンスとクイックシルバー(1985)を見ると当時”倉庫暮らし”に真剣に憧れたな~!という青春の思い出が鮮明に蘇ります。その後社会人になって大真面目に代々木の事務所ビルのワンフロア(副都心が見える)を住居として借りようとしたのがいい思い出です。(事務所=風呂が無くて、当時の代々木には近所に銭湯も無く結局断念しました)  映画としては大して面白くないです。当時もそんなに面白いとは思っていませんでしたが、なぜか巷では大流行りで”アノ音楽”が社会現象化したほどです。久々に見ると主人公がやたらと若く、ほとんど子供だったことに驚きます。自分もハタチ前後の時はあんなもんだったのかなと、妙にノスタルジーを感じる映画です。  終盤の流れが端折り過ぎていて今見ても少し違和感ですが、”ここは察してくれ”という映像表現は嫌いじゃないです。よく考えたら1985年のバックトゥザフィーチャーくらいから妙に説明的な映画が増えたかもしれません。あと、一つ気になったのが、カメラワークが下手だと感じた点です。当時の流行りだったのかもしれませんがアップが多くてカットが落ち着きません。アップのおかげで官能的か?というと別にそうでもなくて、単にワチャワチャした印象ばかりが悪目立ちしたシーンが多かった印象です。  いつか乗りたいと思って結局乗れなかった黒の81年式ポルシェ911が素晴らしいです。思い出補正で少しオマケの点数です。
[地上波(字幕)] 6点(2023-11-03 12:43:08)
38.  モ’・ベター・ブルース 《ネタバレ》 
皆さんの評価が高いので驚きました。正直私には誰が誰だかよく判らないシーンもあったりして、全体的にセリフも騒がしくあまり乗り切れませんでした。表現的にはしつこくて重たい雰囲気を装っていますが、セリフや映像はイマイチ軽くて何だか深みに欠けるといった印象ばかりが先行しました。 おそらくこの違和感はブリーク・ギリアム(デンゼル・ワシントン)の淡々とした演技によるところが大きいように感じます。彼は黒人のジャズトランぺッターにしては学があり過ぎる印象で、綺麗すぎるように見えました。ジャイアント(スパイク・リー)のキャラももう少し面白くなりそうな感じでしたのでちょっと勿体ない感じです。モダンジャズのことや黒人の問題など色々探求しながら鑑賞したらもっと深いのかもしれませんが、私自身のモチベーションがそこまで至りませんでした。  私も一応若い時はバンドマンで、東京の夜の世界に少しだけ居ましたが、音楽の世界といえば「酒、女、金、闇の勢力、創造の苦しみ」が定番です。この映画でも至極当たり前のことを軽くざっくりと描いただけのようにしか見えませんでした。軽く表面的になぞって終わってしまった印象です。特に喧嘩以降の流れが早歩き過ぎて何が何だが・・  ラストのマイルス・ディビスのネタはカッコイイですが、親がお笑い好きだから「さんま」と名付けられたレベルで、中途半端にトランペットを練習してる子供の側からしたらいい迷惑でしょうね。この辺りはもう少しブリーク(親)がどういう気持ちで子に名前を託したのかを描いても良さそうでした。
[地上波(字幕)] 5点(2023-11-03 12:39:53)
39.  007/ドクター・ノオ 《ネタバレ》 
007シリーズはあまり好みではないのですが、最近しきりにTVで放送されていて、ついに第一作目を見ることができました。まず第一に一作目からきちんと007の人と成り、キャラクター造形が完成していることに驚きました。(というか、その後60年もずっとブレずに設定を維持してきたことに驚きます)また、私のような007素人が初めて初期作品を見ても普通に見られることにも驚きました。  ただ、ディティールにこだわっている割にはアタッシュケースの指紋の件が回収されなかったり、敵がタランチュラを部屋に放ってみたり、女と遊ぶだけ遊んでポイしたりと、割とグズグズだったりもします。CAIネタもほとんどボンドを助けるためだけに存在しているにすぎず、最初のもったいぶった演出は一体何だったのかと。酷いのは初代ボンドガール(シルビア=ユーニス・ゲイソン)、ストーリーにはほぼ絡まない無意味な登場で、当時の世相的には女性=華やかな添え物でしかなかったことが伺えます。 またノオさんもかなり失笑もんで、中国=エセドラゴン、なぜロケットに妨害電波を放っているのかもよく判らず、義手も何だか変だったりと色々??が付く部分が多いです。終盤もノオさんが研究所で指揮している最中、ボンド氏がでたらめに機器を触る流れもほとんどドリフ。あと、後半のボンドガール(ハニー・ライダー=ウルスラ・アンドレス)も画面に花を添える為なのかラストでイチャイチャしたいだけの為なのか、かなり強引な登場のさせ方で笑っちゃいました。  文句たらたら書きましたが予想外に楽しめましたし、記念すべき第一作ということで点数はかなりオマケしておきます。
[地上波(吹替)] 7点(2023-11-03 12:28:52)
40.  愛は静けさの中に 《ネタバレ》 
他の方もご指摘のように、きっかけが「見た目が好みだったから」というのがバレバレでシラケます。出来れば外見が普通の見栄えの女性と中身だけで勝負していただきたかったところですが、それだと映画的に絵がもたないのも理解はできますので、、何ともまあ、もどかしいところではあります。  調べてみるとサラ(マーリー・マトリン)はガチのろうあ者だったのですね。先天性ではないにせよ、障害者であの美貌は驚きです。ジェームズ(ウィリアム・ハート)は主演男優賞ノミネートのみですが、彼もかなり良い演技だったと思います。彼は心底良い人が表現できていたと思うし、先生としての努力や健常者の立場から見た愛する人への苦悩もきちんと描けていたと思います。「君が聴くことができないレコードを聴いてももう楽しめない」は結構深くて、本当に彼女を愛していることを端的に言い現わしていた素晴らしいシーンだったと思います。また、言い争った後、責められた彼女が初めて思いきり大声を出すところもかなり泣けるシーンでした。  全体的にそつなく綺麗な脚本ですが、裏を返せばろうあ者であるということを抜きにすると何だかただの真面目で普通の恋愛映画。ここは思い切ってプールで二人で戯れる美しいシーンをラストに持ってきたほうが良かったかもしれません。また、ろうあ者の世界を表現するためにエンドロールは無音にしていただきたかったと、個人的には思いました。(辛口評価ですが、最近見たような障害者を題材にした映画よりは百万倍良かったので甘めの点数にしてあります)
[地上波(字幕)] 8点(2023-11-03 12:26:07)
030.44%
181.18%
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