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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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401.  NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
動画やSNSでの承認欲求と現金を利用した危険なゲームが流行っているニューヨーク。不特定多数の「視聴者」(観客としてあちこちで動画を撮影していたり、プレイヤーへの課題をアップロードしたりできる立場)を引き連れ、「プレイヤー」側は視聴者が考えたあらゆる課題(無理難題)をリアルタイム(制限時間あり)でクリアしてゆくという内容。  期待せずに見始めましたが予想に反してなかなか面白かったです。今時の若者の携帯依存・SNS・ネットありきの状況が誇張されていてなかなか興味深い映画です。匿名性はもちろんのこと、そこにはビッグマネーも動いていて課題をクリアするたびに高額な報酬が得られるというアングラな仕組みが危険度をエスカレートさせてゆきます。  リアルタイム×匿名×承認欲求×ビッグマネー、これらが重なって若者たちは各自行動に歯止めが利かなくなります。怖いのは匿名の不特定多数(視聴者)で、その匿名らが課題を考えている点です。不特定の匿名の彼らが見たいモノとしてどんどんエスカレートする課題はそのうち犯罪スレスレ、そして命の危険が伴う派手な課題を経て驚愕のラストへと向かいます。  ラストは予定調和的&茶番的ではありましたが、、それでも十分に脚本は練ってありますのでストーリーはシッカリしています。見たら忘れる系の娯楽作品ですが、何となく全体のプロットは心に残るものがある映画でした。悪くないですよコレ。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-12 02:54:51)
402.  アリータ:バトル・エンジェル 《ネタバレ》 
アニメや日本的背景などに興味がなく、予備知識なしで純粋に一つの映画として鑑賞しました。大作風でキャメロン脚本・ロドリゲス監督ときたら期待値も上がるというもんですが、表面的にも内面的にも想像以上に浅い描写の数々、CGIありきで派手なアクションを沢山見せられてもシラケるばかりでした。昨日「アド・アストラ」を厳しく評価しましたが、アリータより大分マシだったのかもしれないと思う自分がいます(唖然)。。  主人公がデカ目でキモイ的な意見が見られますが、アニメっぽくて可愛らしかったと思います。町の描写も精細で良かったです。それよりもヒューゴの人物設定やアリータの頭脳の状態とか色々キモくて嫌でした。人間でないもの(アリータ)が人間以上の感情を有していて(泣いて愛して)、そしてその物体を完全体である人間(ヒューゴ)が愛する。もうこれ一部が機械になった準人間(人造人間アリータ)という設定にしてくれたほうがよっぽど感情移入しやすいんですけど。  私はアバターも大概面白くなかったもんですから、もしかしたらキャメロン作品とは相性が悪いのかもしれません。それと手足がモゲたのに生きてる描写はキモいから要らないです。まあそもそも、いい加減に子供向け映画からは卒業すべきなのかもしれません。(PS 麗しのジェニファー嬢も御歳を召してしまいましたね・・)
[インターネット(字幕)] 5点(2020-01-31 10:23:04)(良:1票)
403.  レプリカズ 《ネタバレ》 
評判が悪かったので覚悟して見ましたが、、全然問題ありませんでした。確かに安くて軽い感じの映画ですが、それは今時のハリウッド作品でしたらみんな同じです。CGが悪いという書き込みも多いですが、それほど悪いとは感じませんでした。むしろ、本作は”十分普通に”楽しめるエンタメ作品に仕上がっていると思います。  真面目に書いておきますが、家族を大病などで亡くす寸前まで経験したことがある方ならこの映画の主人公に共感できるハズです。そしてラストもキアヌ良かったねと思えるハズ。確かに倫理的な問題や複製した家族に意味があるのか?という根本的な問題は置き去りになっていますが、最愛の家族が死んでしまうくらいなら身体が不自由であっても、例え複製であったとしても帰ってきて欲しいのではないでしょうか。(精神や脳に少々障害が残ったとしても生きていて欲しいと願うものです) 倫理的な問題が解決できるのであれば、私は家族がクローンになって戻ってきてくれたら嬉しいかな。(本人の同意があるという前提ですが)  大オチのドバイのシーンは洒落としては切れ味鋭く、ぜんぜん嫌いじゃないデス(笑) あの鉄仮面はキアヌの複製で、自分の使命を見出したという認識でOKですよね?(笑) あと悪役の彼も神経をチョチョイと操作されて有能な部下になったんですよね?(笑) うん、案外いいラストなんじゃないかと思います(笑) いや、まったく悪くない映画だったと思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-11-22 10:24:15)
404.  グリーンブック
目立った粗もなく非常に良い映画でした。しかしどうにも高得点がつけにくい、いってしまえば地味で退屈な映画であったようにも感じました。昔からアカデミー賞といったら一般感覚から少しズレた作品が受賞するものですが、本作も作品賞と脚本賞を受賞した映画には感じられませんでした。  確かに友情物語や差別描写など一見すると非常によく描かれています。しかしこの監督さんは事の顛末を端折り過ぎる傾向があるようで、結果しか画面に表現されていないことが多いです。手紙の一件、お風呂場(室内プール?)の一件、二人して拘留される一件など、いくらでも深く掘り下げられるシーンはありましたがサラっと流して次へ。これらのことから各シーンが表面的に見えてしまい深みを損なう軽い仕上がりになってしまったのではないかと感じます。他の映画を引き合いに出して申し訳ないですが、先に見た「ロリータ1997(エイドリアン版)」などは画面の端々から各自の内面が感じられ、不謹慎な題材の割にとても感情移入しやすい作品でした。  好みの問題と言ってしまえばそれまでですが、この映画はコメディであったとしても中途半端、感動ドラマであったとしても中途半端だったように思えました(そもそもコメディとして描かれていないような気もしますが)。 しかし主演と助演の演技力は大変に素晴らしく、彼ら二人がノミネート(ドクターは受賞)されたことには納得です。十分に素晴らしい映画でしたが作品全体のトータルバランスで見た場合、私の中では並の上レベル(6点に近い7点)の映画でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-11-14 12:05:20)
405.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
この映画に10点つけないでどの映画に10点つける?文句なしの10点満点でしょう!かなり粗が目立ちますがぜんぜん気にならないですねぇコレ。なぜなのか理由は判りませんが好きで好きでたまらない映画です。   この映画の凄いところは全人類共通の夢である「自分と同年代の両親に会ってきた」ところです。どんなにお金を積んでも絶対に叶えられないこの夢を実現した、この映画の価値は計り知れません。車を流用したタイムマシンも最高にクールだし、レトロなギャグも冴えわたっています。おまけにタイムトラベルした年代も1955年という最高の時代です。ご存知の方も多いと思いますが発売前のジョニーBグッドを主人公が演奏し、それをチャックベリー本人に電話で聞かせる従弟の図なんか最高過ぎます。(チャックベリー本人がアノ曲と赤いギターを丸パクリしたことになっていますw)  全世代対応、どんな境遇の方にも安心してお勧めできます。続編が見たくて見たくて仕方がなかった映画は後にも先にもこの映画がナンバーワンです!これ以上おかしなレビューは書けない・・(笑) 文句なしの10点満点です!!
[ビデオ(字幕)] 10点(2019-11-10 16:15:55)(笑:1票)
406.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 
いったいどのようにして三部作のラストを向かえるのかドキドキして見守りました。三作共に時代背景が異なっているのはうまいやり方です。時代が違うおかげで毎回新しい気持ちで鑑賞できました。  今回はシリーズ初の試みとしてドクの恋愛がキーワードになっていますが、ビフとの対決などシリーズ通しての名物シーンも沢山あって、いつも通り安定した面白さでした。NIKE(にーけ)の件(80年代後半から90年代前半はナイキのバスケットシューズが世界を牛耳っていた)、早撃ちの件(80年代、画面に向かって撃つリアルなゲームが流行った)、フリスビーの件、ムーンウォークの件、イーストウッドの件、時計台の件などなど、小粋でハイセンスなジョーク満載の小ネタがちりばめられています。特に時計台の写真はファン納得の収め方だったと思います。(私もあの写真に写りたい!)  ベタなのに最高にかっこよかった列車強盗からデロリアンを押す流れと、因縁のビフとの対決も最高です。今までの伏線もキレイに回収してスマートにラストを締めてくれました。ご都合主義満載の脚本ですが、それが全く気にならない作品は後にも先にもBTTFだけ!三作ともに文句のつけようがありません、10点満点!!
[DVD(字幕)] 10点(2019-11-10 16:13:22)
407.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 《ネタバレ》 
何度鑑賞したか忘れるほどです。うーむ、面白いことは面白いのですが、あまりにも子供向け過ぎてさすがに大人になってからはキツイですね。思い出補正というか、、昔の楽しかった気持ちを加味して点数をつけました。(お子様補正&ノスタルジー補正がなければ3点)  トロッコ→靴燃える→水が押し寄せる、敵を追いかけて画面はける→沢山引き連れて戻ってくる、釣り橋=落ちるもの。。最高に面白い流れですが、あまりにも安直すぎてまるでドリフのコントです。当時コレに熱狂していたとはにわかに信じられないほど陳腐な流れです。いや・・ 確かに面白いんですけどねぇ・・(困惑)  他を引き合いに出しても仕方がありませんが、BTTFはわざとらしい演技が目立つのに今観ても全く色褪せていません。いったいどこにこの差が出たのか判りませんが、インディシリーズは年齢と時代を選ぶ映画だと感じてしまいました。お子様補正&ノスタルジー補正を含んだ点数です。
[DVD(字幕)] 5点(2019-11-05 15:14:37)(良:1票)
408.  ブレイン・ゲーム
発想が面白く、内容も知的で序盤からグイグイ引き込まれます。映像の美しさもありますがアンソニー・ホプキンスの佇まいが更に上質感を漂わせます。ジェフリー・ディーン・モーガン(ニーガンの人)とアビー・コーニッシュのコンビも落ち着いていて名作の香りをプンプンさせています。しかし見終わって一番に感じたのは「何だか薄味だったな・・」、、残念ですが名作には一歩届いていないような気がしました。  全体的にソツなくキレイに仕上がっていて随所に良いシーンもありますが、でも何だか印象に残りません。コリン・ファレルもかなり頑張っていますが、A・ホプキンスより上級の超能力者(敵役)という設定にはチト役不足だったように感じました。むしろ、そもそも敵と味方に分ける必要があったのか?とすら思いました。コリン・Fのせいではありませんが、彼が出てきて急につまらなくなったというのが率直な印象です。再度書きますが映画としては決して悪くありません。むしろ綺麗にまとまっていて完成度が高い映画といえます。  担当者も相当苦労したと思いますが、原題の「SOLACE」を真っ向から否定するような浅はかな邦題も良くありません。映画の冒頭で「SOLACE」の意味がきちんと説明されますので、素直に原題のまま行くべきでした。中盤にジェフリー・D・モーガンの大切なシーンがあり、この映画の主題が語られます。この映画は決して安易なB級アクションなどではなく、あくまで慰めや慰安を主題に置いたもっと深みがある落ち着いた作品です。 ただ、この主題を監督自身も途中から蔑ろにしてしまったようで、終盤の流れが安易なアクション映画のような方向性でまとめられています。とにかく犯人の扱いが雑、犯人の掘り下げ方が全然できていません。例えば、犯人にも不治の病があって死ぬのが必然、死ぬまで精一杯他人を助けているなどの設定のほうがより素晴らしかったと思います。犯人側の脚本をもっと練ってあれば名作になったのではないかと本当に悔やまれます。  好きなジャンル&俳優陣も好きなタイプが多く出ていてかなりひいき目に見ましたが、、それでも何となくこの点数に落ち着きました。映画って本当に難しい。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-10-19 13:47:03)
409.  28週後... 《ネタバレ》 
オープニングはシックで素晴らしい。特に妻を見捨てて全速力で船に逃げるシーンは名シーンです。このシーンは本当に素晴らしかった、怖すぎでしょコレ。  28日後の続編ですが、前作のような情緒的な風景や心の機微といった部分はかなり薄れてしまいました。しかしそのおかげで映画としてのまとまりが良く、エンターティメントとして素晴らしい仕上がりになったと思います。全体的にいちいちバカばっかりが集まっていて事態が悪くなる一方ですが、現実にこのような事件が起こったらこんな風になるんだろうなと感じます。前作同様軍隊が幅を利かせますが、前作よりは軍隊の描かれ方は正常です。そもそもコードレッドだと確実に軍隊が必要ですし。  マニアックなレビューも多く見られますが、テンポが良いのでライト層にもオススメできる映画です(でもかなりグロいです) 個人的にはパパさんが地下鉄まで追いかけてこなかったら名作認定しましたが、変異したにもかかわらずパパさんだけが子供を追ってくる違和感はいただけません。せっかくのこの映画のエグさ&終末感に水を差してしまっていますね。  前作もそうでしたが、終盤に不要なパートをねじ込んできちゃうダニー・ボイルとアレックス・ガーランドらのセンスのなさが名作にならない原因だと思われます。前作同様にホント残念な作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2019-10-14 16:12:55)(良:1票)
410.  28日後... 《ネタバレ》 
前半の情緒的な雰囲気は最高です。車で逃げるところまでは行動にも理由があってとてもよかったのですが、ピクニックを始めたあたりから何となく雰囲気がおかしくなってきます(映画の内容ではなく、制作サイド側がおかしくなってくる)。  お父さんが死亡して軍人パートに切り替わるまではかなり素晴らしい映画ですが、軍人パートから完全にB級映画になってしまいます。あれほど弱かった主人公も軍人パートになったとたん一流のコマンドーみたいに戦いまくります。これって前半と後半で監督変わってません?そんな温度差です。そもそもですが、終盤を無理に盛り上げる必要なんてなかったと思いますけどねぇ・・  車で逃げる中盤までの情緒的な雰囲気、そして終末観たっぷりのエンディングは最高です。カメラワークも結構良かったので、全体的に訳がわからないままエンディングまで情緒的な映画を貫いてくれたら10点を付けたかった映画です。本当に残念な作品でした。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-14 16:01:30)
411.  はじまりのうた
評判が良かったので試しましたが個人的にはあまり響きませんでした。例えば日本のドラマなど見慣れた方には違和感はないと思いますが、海外ドラマなどに慣れ親しんできた方には全く物足りないと感じるかもしれません。ハッキリいってしまうと、全体的に出来過ぎていて無難で退屈な映画でした。  とにかくみんなとてもとてもいい人たちばかり。そして予想の範囲内の行動しか起こしません。プレイリストを見せ合うシーンが高評価みたいですが、私にはまるで中高生をターゲットにしたアニメかドラマ程度にしか感じられませんでした。正直、NYCで結果を出している人たちってもっとこう、、尖がっていて他人を蹴落とすこともやぶさかではない人たちが多いハズです(笑)そういう意味でも少し軟弱で物足りませんでした。この映画と「セッション」を足して二で割るくらいの塩梅の音楽映画はないものか?(そういった意味では「あの頃ペニーレインと」は結構面白い切り口だったと思います)  大成功したラッパーの人たちの雰囲気はとてもよかったですし、途中で娘さんがセッションに参加する雰囲気も良かったかな。でもそれだけって感じです。
[インターネット(字幕)] 5点(2019-10-11 15:08:17)
412.  ロリータ(1962)
1997版(エイドリアン・ライン版)を見たいがため、しょうがなしにキューブリック版を先に見ました。やはりこちらは古いだけあって冗長としか言いようがない仕上りだったと思います。公開された時代背景もあろうかと思いますが、大切なことはほとんど語られない&見られないのはやはりつまらなかったです。  そもそも私とキューブリック監督の相性は最低最悪で、唯一バリーリンドンだけは最高傑作だと感じますが、それ以外はまるで良いと思える映画がありません。本作に関してもいったいどこが良いのか全く理解できませんでした。スー・リオンは非常に可愛いのですが女子大生にしか見えず、ロリータのイメージとは程遠い印象です。本作のラストも全く意味不明なエピローグがくっついただけで、極めて雑な仕上がりだったとしか思えませんでした。  エイドリアン・ライン版が存在しなければ並程度の評価だったのかもしれませんが、エイドリアン版を見てしまうとどうしてもこの点数を付けざるを得ない残念な映画でした。
[インターネット(字幕)] 3点(2019-10-11 11:43:56)
413.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 
YESといい続けたらどうなるのか?プロットも良くて中盤まではかなり興味深い流れになっています。この映画は自己啓発系や宗教系とは異なるベクトルで話が進みます。説教臭いところもなくどこまでも単純明快。私には、、YESということで人生の「可能性」が開かれるかもしれないよ!という、「もしも」を判りやすく提示してくれていたように感じました。難しく考えずに「人生はポジティブに行動したほうがいいんだよ!」と受け止めてあげると映画の本質が分かり易いように思いました。  人間は何を基準にYESとNOを決めているのか?本作では休日出勤にYESと言ったから昇進しましたが、もしかしたら休日出勤の途中で交通事故に遭っていたかもしれません。人間は「もしも」を考え出すとカオスに陥りますので、そういう難しい判断はひとまず置いておいて、何はともあれ「YES」と言ってみようと。人はYESと言われて嫌な気持ちになることはありませんので、これに尽きると思います。  ゾーイ・デシャネルの可愛さもあって、終盤付近まで面白さを維持しますが結末のつけ方があまりにも雑でした。銀行マンでこれほど利発な男が「YES=契約」という馬鹿な勘違い(思い込み)をするかね?せっかく「単純なのに深い」風味で進んできた哲学も、浅はかなラストのおかげで一気にB級映画に成り下がってしまったように思います。あまりにも雑すぎるので点数を下げざるを得ませんが、まあ・・ 最も可愛い時代のゾーイの映像が残ったという世界遺産的観点から1点加点しておきます。  もう少し深みのある哲学的なラストに収まってくれていたら名作になったような気もしますが、じゃあどんな結末が良かったのか?と問われても難しいですね。結構面白い映画でしたが微妙に惜しい作品でもありました。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-09-30 14:13:36)
414.  ラスト・ターゲット(2010) 《ネタバレ》 
高級食材を集めて料理を作ってみたがちっとも美味しくならなかったという典型例か。一つ一つのプロットには拘りがあって本当に最高級なのですが、これがどうにもウマく機能していません。惜しいとしか言いようがない作品です。  雰囲気も景色もシックで上質ですが、まずセリフ&説明が少なすぎて感情移入が難しいです。オープニングに関しても観客はパッケージを見て知っているから「ああ、彼は暗殺者で人里離れた場所に隠れているんだな」ということが理解できますが、パッケージを見ていない人には意味が判りません。同様に何故女性を後ろから射殺したのかも理解が難しい。このように終始全ての場面が説明不足なので観客が勝手に想像するかイミフのまま進むしかないのが凶と出てしまっています。主人公が寡黙過ぎて何を考えているのかもほとんど理解できず、携帯電話を捨てた理由も微妙、娼婦を買っている理由もよく判らない。裏を返せば説明がないおかげで情緒的にはなっていますが、とにかく間延びしていて退屈としかいいようがない展開が続きます。  中盤、女性二人が絡むサスペンスに突入してからはそれなりに楽しめます。どちらかが騙すんだろうなということは理解できてもどちらが悪人なのか判断がつかずハラハラさせられます。反面、意味ありげな神父と車の医者が関係するストーリーはセリフが哲学的でよく理解できません。 終盤早めに女のほうのサスペンスが終わってしまうのでオチは割とバレバレ&結構ベタな展開で何となくしらけムードが漂います。説明不足のしわ寄せからまるで他人事のようにどうでもイイ感が漂ってしまっています。景色が素晴らしいのとジョージの演技がイイのがせめてもの救いです。  文句たらたらですが、閑散としたレストランで女との取引を終えるシーン、終盤、車中で自分の体がモタないことを悟ってハンドルを叩くシーンなど非常に印象的で素晴らしいシーンもありましたので本当に惜しい作品です。個人的には情緒的な雰囲気が好きなので掃いて捨てるには惜しい映画でした。ちなみに原題の「The American」のほうが内容を端的に表していてイイと思いますね。(ラストターゲットはセンス悪すぎ。邦人のセンスのなさにガッカリです)
[インターネット(字幕)] 6点(2019-09-26 13:13:01)(良:1票)
415.  フィフティ・シェイズ・フリード
前2作は見ていません。よって本作のみの評価ですが、びっくりするほど面白くなかった。何なのこれ?死ぬの?そういうレベル。  拘束器具系のエロ目当てでしたが大してエロくもなく、サスペンスのほうもかなりチープ。結構バカにしてきたトワイライトシリーズのほうが大分マシに思えるレベル。ハッキリ言ってこれがTVドラマシリーズだったとしても、これはないといえるほど程度が低い作品。アナ演じるダコタ・ジョンソンも皆さんがおっしゃるほど美しいとは思えず、特に加点にはつながりませんでした。(前二作は見る予定なし)
[インターネット(字幕)] 2点(2019-09-19 15:58:38)
416.  ビーンストーク ジャックと豆の木
この手の海外ドラマが大好きです。特に当作品とアラビアンナイト(1999)は異例の完成度ではないかと思います。ぶっちゃけ、そこいらの有名な映画よりずっと面白いです。  ジャックと豆の木といえば、通説では豆の木を上って天界の悪の巨人を成敗、金の卵を産むガチョウとハープを持ち帰ったヒーローとしてジャックが描かれています。でもよく考えたらこれは一方的な言い分で少々都合が良すぎます。このドラマでは天界の超人格者である巨人を殺害し、金の卵を産むガチョウまでをも奪って逃走してきた極悪人ジャックという設定になっています。確かにこのほうが無理がありません。ストーリーもラストまで破綻なく、大人の心に響く素晴らしい結末に仕上がっています。騙されたと思って是非一度お試しください!お勧めですよこれ。
[地上波(吹替)] 8点(2019-09-10 11:58:53)
417.  ブラックホーク・ダウン
中盤くらいまでやたら臨場感があって面白いのですが、一度基地に帰った後(太もも撃たれて亡くなっちゃうあたり)から一気にダレてきます。長すぎたせいもありますが後半やたら哲学的になってきて観客にはセリフが言い訳がましく、終いには鬱陶しくなってくる始末です。 隊員の髪型や顔つきが似た人ばかりで、誰が脱落したのかもよくわからない状況で足早に話が進んでいくのも集中力が途切れる原因になっていると思われます。現場の混乱が上手く描かれているという見方もできますが、もっとブラックホーク墜落に焦点を絞るなり、追うのを一部隊のみに限定するなりしたら、もう少し分かり易くなったような気もします。 まあ前半部分だけでも見る価値大だとは思いますし、アフリカ系民兵の怖さを体験するという意味でも非常に意義のある映画だったと思います。出撃時のブードゥーチャイルがジミヘン版じゃなくてSRV版だったところはいかにも現代風(ベトナムより後)といった雰囲気で監督のセンスが光っていました。  PS、エンドロールのソマリア1000人、米兵19名うんぬんというナレーション必要でしたか?19と1000という数字を出しちゃうあたり、やっぱりアメリカのあざとさを感じてしまいました。この映画の流れであの数字を出しちゃうと、なんだか1000人が軽く見えます。民兵にだって1000通りのドラマがありますよね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-09-10 11:33:26)
418.  エイリアン3/完全版 《ネタバレ》 
エイリアンシリーズは4作で一つの作品として考えたいです。バックトゥザフューチャーやゴッドファーザーと同レベルの映画なのは間違いない!でしょ?(笑) また他の方からも指摘があるように続きモノ作品は連続で見たほうが正しく評価できると思います。結果論ですがエイリアン2の続編として考えた場合、劇場版は最低でした。あれはあまりよくない。1-4まで完全版で通して鑑賞した場合はパート3もかなりの完成度です。  パート3はパート2のようなエンタメに走らず、またパート1ともタッチが違う哲学的(宗教的?)&重厚感あるSFに仕上がっています。観客はもう十分にエイリアンの怖さを知っていますので、なかなか姿を表さない演出も正解だと思いました。そのおかげで荒涼とした無名の星での置いてけぼり感&たった一匹の最強生物と対峙することになるであろう終盤に向けての絶望感が素晴らしいです。今作は囚人の人数が多いのでワケワカメですが、パート1とは違う鬼ごっこになっているのも素晴らしいです。ラストのメッセージ性も含めて、なかなか奥深い仕上りになっています。フィンチャー監督は嫌いですが、意外とイイ映画に仕上がっていますよ完全版は。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-09-06 18:18:02)
419.  エイリアン4
あのエイリアンの最終章!流れ的にもかなり冒険に走ったパート4ですが決して嫌いじゃないです、いや好きですこの流れ!今作は完全にあちら様側(会社側)の視点ですが、これがまたグロくてバカバカしくて素晴らしいです。エイリアンの飼育・研究、エイリアンと人間の融合、リプリーがクローン化して出てきた点も高評価です。今までの疑問やうさん臭さがきちんと映像化されていて、ストーリー的にもエピローグとしてきちんと機能しています。  ウィノナ・ライダーは超絶に可愛くて素晴らしい女性ですがクローンリプリーが出ていなかったら全く締まらない映画に成り下がっていたと思います。賛否ありますが本当に出てくれてありがとうというくらい重要な役柄でラストも綺麗にまとまっています。(まあ、ニューボーンとのくだりは本当に悪ふざけが過ぎるが・・)  ジャン=ピエール・ジュネ監督の手腕は認めるべきです。アメリもエイリアンも撮影できる監督はそうそういません(笑) 超ビッグヒット作の最終章としてはかなり納得できる形で終わってくれたと思います。エイリアンといえば4作品で一つの作品として考えたい映画ですね。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-09-06 15:24:17)
420.  エクスペリメント(2010) 《ネタバレ》 
三流映画だと思い込んでいましたが、案外良かったです。”アス”という映画のリメイクだそうですが私は全く知りませんでした。主役二人の演技が非常に良くてついつい引きこまれます。私も看守側になったらちょっと意地悪目に色々言いそうな気がします・・  そもそも論ですが、このシチュエーションで集団の行動心理を調べてもこの結果しかありませんよね。判りきったことをやっちゃう人間ってある意味サルより怖いです。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-09-05 13:42:16)
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