421. デス・プルーフ in グラインドハウス
「ふざけてた?こっちは本気だよ!」 [DVD(字幕)] 8点(2009-05-20 01:55:45) |
422. 狼たちの午後
《ネタバレ》 森達也の『A』は、オウム側から社会を見た映画ですが、この映画はそれの銀行強盗版ですね。メディアは面白おかしく彼らを取り上げるけど、彼らから見れば「お前らもよっぽどおかしいぜ」という感じなんでしょうか。過剰な人間ドラマもなく(日本じゃこんなの作れないよね)、キャラクター紹介も必要最低限。映画が進むにつれて主人公の人物像がやっとこさ見えてくる。人質たちも、見た目と仕草以外は殆ど情報がないけれど、それでも人となりがわかるようになっていて潔いですね。結局誰とも理解しあえなかった主人公が悲しいです。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2009-05-11 20:31:01) |
423. 世界最速のインディアン
ハートフルだけど熱いスピリットもあって大満足の2時間でした。バイクで直線を走るだけでこんなにもハラハラ、ワクワクさせられるとは。「夢だけじゃ生きていけないんだよ」なんてしょうもないことを言い出すヤツがいないのでいいですね。確かに現実はいいことばかりじゃないし、未来がどうなるかなんてわからない(いい人そうな青年兵士も、この後ベトナムで枯葉作戦に参加することになる)。逆に、「結果がすべてじゃないわ」とやさしく言ってくれる婦人もいるけど、そんな時、このじいさんの目は笑っていない。夢でいっぱいだけど、自己満足の ぬるま湯には浸かってない主人公。なんとカッコイイ! [DVD(字幕)] 8点(2008-11-12 01:35:29) |
424. 第三の男
よく出来てるし楽しめたんだけど、手放しで「名作」と絶賛できない映画だった。力作だとは思うんだけど、ここまで「名作」として評価されてることが、なんか違和感がある。当時の時代背景や大きなテーマを、ハイセンスな映像演出で扱っていたとしても、間に(越えられない壁)がある。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-11 01:22:36) |
425. ベオウルフ/呪われし勇者
「どうせなら人間も全部CGにしちゃえよ」と言われてホントにやっちゃったというような。もっと破滅的な内容かと思ったら、意外とそうでもないですね。自分がベオウルフだったら、死ぬ瞬間には「これけっこうオイシイ役回りなんちゃうん」と思ってしまうかも。いやー怖いですねえ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2008-11-10 00:20:53) |
426. アイス・エイジ2
前作とくらべるとジェットコースタームービー色が強くなったアドベンチャー。マンモスが子供たちにお話を聞かせてる場面は、スタッフたちのストレス発散シーンなのでは(笑) [映画館(字幕)] 7点(2008-11-08 00:05:05) |
427. ナイト ミュージアム
こんな博物館があったら行ってみたいなあ。死ぬかもしれんけど。どうせCGが凄いだけの映画だろうと思ってたら、意外とストーリーも魅力的でした。どちらかというと合成のほうがチャちい(笑)。歴史を勉強することって、過去から教訓を得ることだと思うけど、それを説教臭くなく伝えていて良かったなあと思います。思わず胸がホッコリしたよ。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2008-11-07 23:54:26) |
428. マンハッタン無宿
《ネタバレ》 犯人を追っている時間より女を口説いている時間のほうが長いような気がしなくもない刑事ドラマ。意味不明なシチュエーションの羅列が非常にシュールです。インディアンの目の前でタバコを揉み消す冒頭と、犯人にタバコを渡すラスト。主人公にどんな心境の変化があったのか、観客の想像にお任せされてるようなのですが、まだ想像してませんすいません。4点と低評価ですが、そんなに憎い作品でもないです。 [DVD(字幕)] 4点(2008-11-07 00:10:07)(笑:1票) |
429. 自転車泥棒
《ネタバレ》 大型液晶テレビで鑑賞なんかしちゃいけませんねこの映画は(汗)。とにかく貧乏なんですこのやろうという映画。仕事も自転車も手に入って、さあこれから頑張るぞ!という時でも、とにかく暗くて悲しいBGM。徹底的に貧乏。雨の中自転車探す場面や自転車を盗む場面はサスペンス映画として見ても一級のハラハラ感。自分の自転車が盗まれたときは殆ど誰も助けてくれないのに、自分が盗んだら群がるように市民が追ってくる。なんでオレばっかり!一見救いの無い展開だけど、もしあそこで逃げ切っていたら、もっと救いの無い人生になってたかも。最後にオジサンは許してくれたけど、あれは単純に「子供がいたから」という理由だけでは無さそうですね。多分オジサンも、貧乏な生活の中で頑張っていたんだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-06 00:16:40) |
430. 赤ちゃん教育
スクリューボールコメディ初挑戦。冒頭はイライラさせられるけど(というか最後までイライラさせられるけどw)、後半に行くにつれて素直に楽しめました。ウザイだけだったキャサリン・ヘップバーンが、中盤からガラッと魅力的に見えちゃうんだからずるいなこのやろう。恋愛だけじゃなくて一種の「宝探し映画」としての面でもよくできてます。予備知識無しでも十二分に楽しめますが、当時の時代背景(ヘイズ・コード)を知った上で見ると「うまいことやるなあ」と思っちゃいます。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-05 01:19:40) |
431. スマイル 聖夜の奇跡
子供たちが「ヘタクソなズブの素人ではない」というところが、ステレオタイプになってなくて良かったと思います。要はやる気になること、何のためにやるかということね。王道の快作。歴史に残る傑作!というほど大絶賛するほどのものではないけど、これくらいのレベルの邦画がどんどん現れるといいなあ。 [DVD(邦画)] 8点(2008-11-04 00:38:53) |
432. 300 <スリーハンドレッド>
とにかく肉さえあればそれでええという焼肉映画。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2008-11-03 04:15:19)(良:1票) |
433. 手紙(2006)
《ネタバレ》 マジメに作っているんだけど、それが仇となったか、道徳の授業で見せられる映画のよう。それでいて商業映画だから、なんだか裏のほうはスカスカしてそうでやんなっちゃう。個人的には、主人公の親友がもっと前に出てきても良かったんじゃないかと思いました。この映画でいう「差別されてる人」と付き合っていくのは、あの親友のような人たちでしょう。家族手に手をとって生きていくのはそりゃ大事だけど(まさにラストシーンだ)、その家族と付き合っていく人たちって一体何なんだ?映画を盛り上げるだけの小道具ですか?そういう人たちにスポットをあてても良かったんじゃないかなぁ(すると別の映画になっちゃう?) /// 子供が生まれた後の沢尻エリカがリアルすぎるw。 [DVD(邦画)] 5点(2008-11-01 21:00:43) |
434. さくらん
美術関係はディティールに凝っていたけれども、好きなものを、好きなようにポンポンポンと並べて、まぁキレイ、というだけに感じてしまった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-10-26 02:33:22) |
435. 監督・ばんざい!
たけしがタケシ人形を担ぎながら、どんな映画を作ろうかなぁ、と街を彷徨うビジュアルが強烈。これだけで武映画ファンの私は満足。それと、この映画は特報のキャッチコピーが良かったと思う。「次は何を撮るんですか?監督?」 結局のところ、この映画自体には意味がなくて、「次回にご期待ください!」と言いたいだけだったのでは・・・。まさに「代表作は次回作です」 なんというタケシ! [映画館(邦画)] 8点(2008-10-23 02:25:29) |
436. クローズド・ノート
原作と比べて、良いところもあれば悪いところもある、そういう意味では面白い映画。ラストの紙飛行機のシーンがいかにもベタベタのサービス精神で、ちょっと嫌になる。けど、このラストがないと、映画自体がどうも居心地が悪くなる。このラストシーンをやりたいがために、原作のディティールをチクチクと改変していったような感じですな。ただ、原作と映画を比べても、結局どっこいどっこいだよなあ。 [DVD(邦画)] 6点(2008-10-23 01:44:28) |
437. 陰日向に咲く
一応カチッと映画になってはいますが、よく見るとストーリーや役者が全部ちぐはぐでそれぞれが上手く噛み合ってないように感じました(撮影・編集スタッフは優秀だけど、監督と脚本家がダメって感じ)。後半に行くにつれて群像劇ですらなくなっていくし。感動するエピソードはいくつかあって、グッとくることもあったけれど、それに行き着くまでが非常にいい加減。素直に感動できなかったです。場面場面でそれっぽく作ってるだけで焦点の定まっていない映画でした。ぷはー。 [映画館(邦画)] 5点(2008-10-23 01:30:35) |
438. スピード・レーサー
「レースがすべて」と信じて飛び込んだ世界が、なんと嘘八百の出来レースだらけ(嘘の世界を描くためにCGを使いまくっているのも、映画の世界観とマッチしてると思う)。そのなかでも主人公が必死に”本物”を掴もうとする姿に感動!映画の中の観客のように手に汗握りました。皆の期待を背負って突っ走るクッライマックスは思わず熱くなります。上手いこと煽るなこのやろう。レースシーンも大迫力ですが、こういう「観客の絶叫シーン」もバシバシ挿入され、荒唐無稽な映像に説得力を与えているような気がします。 [映画館(字幕)] 8点(2008-10-22 23:19:54) |
439. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 とにかく大迫力で、終始ビビリながらの鑑賞となりました。いい意味で「もうつらい、早く終わってくれ!」と思いました。「逃げ出したい」という気持ちは当然あるけど、それと同時に「見届けたい」という気持ちもあるので、最後まで登場人物たちについていけるんだと思います。そしてクライマックスのあの長い間は衝撃的。もう助からない人間だけが見る最後の光景。ヒェー! 手法やアイデア自体は斬新というわけではないけど、全編に細心の注意が払われているように思います(上映時間も、DVテープで撮影した時間とほぼ一緒)。撮影テクニックやら合成のマッチムーブ、役者たちの演技もトータルでバッチリ決まった快作です。 [映画館(字幕)] 9点(2008-10-22 23:01:42)(良:1票) |
440. 逃亡者(1993)
これ以後の警察ドラマのお手本になったのでは?ところどころ強引なネタもあるけど、トミー・リー・ジョーンズの魅力の助けもあって楽しめました。自分もこういう働きマン(?)になりたいですね、憧れます。 [ブルーレイ(吹替)] 8点(2008-10-21 01:48:37) |