441. 呪怨<OV>(2000)
作品内での時系列が分からなくて混乱したので、観終わった後も「で、どうなったの?」としか思えなかった。訳の分からなさでは劇場版と同様。夢に出てくるような怖いシーンは噂通りたくさんあるんだけど、物語である以上、話の筋を整理する必要があるのに、全くと言っていいほどそれをせず、作りたいシーンを、とりあえずぶち込んだ印象がある。(追記)しかし、これまでに何度も見返したほど、病み付きになる何かがある。 [DVD(邦画)] 7点(2004-05-29 13:59:40) |
442. 悪い奴ほどよく眠る
《ネタバレ》 復讐を狙う若きヒーローに、何も知らない新婚の奥さんがおり、その父親は狙う標的。この図式が示された時点で、情に流されあの悲惨な最期を遂げることは予想されたわけですが、分かっていても観てしまう役者たちの濃い演技が魅力的です。西が捕まる場面が描かれず、小道具と加藤武の台詞だけで暗示されるのは巧いと思いました。 7点(2004-05-23 03:09:10) |
443. 死霊のはらわたII
出だしから、アレ?前作の続きじゃないの?と思ったら、パラレルワールドだったんですね。そして今回もブルースのパントマイムが冴え渡ります。その上、死霊からも人間からもいたぶられまくり。忙しい人だね本当に。特撮の方は、作風の変化に合わせて滑稽さが増した様子。前作のあんまりなグロさが好きだったんですが、これもありか。どこか憎めない作品です。 7点(2003-08-24 02:34:33) |
444. スパルタンX
クライマックスでの3人の戦いは何度も何度も見直したほどの傑作なんだけど、それまでがかなり長く感じられます。日常シーンはもっと短くしても構わないんではと思いました。 7点(2003-08-08 17:19:03) |
445. レッド・ドラゴン(2002)
《ネタバレ》 「羊たち~」が良すぎたのか、どうしても本作の点は辛くなります。まず犯人と盲目の女性とのロマンスは余計だったと思う。そのせいで「羊たち~」で有効だった犯人探しの要素が薄くなったように思います。しかもレッドドラゴンは向こうから出てきてくれるし。姿の見えない犯人を追う緊張感が感じられないのは大きなマイナスでした。レクター博士は相変わらず怖い人なんですが・・・。 7点(2003-08-08 16:59:26) |
446. CURE キュア
黒沢作品は意味を理解できないものが多いんですが、これは良い。作品全体が精神のたがを外しかけたような不気味さに覆われている。伝道師の言動も不快さをあおってくれる。ラストはあっさりしすぎなので減点。 7点(2003-07-02 17:03:23) |
447. キック・アス
《ネタバレ》 キレキレなヒットガールともっさりのキックアス、アクションシーンに落差が大きいのは制作者の意図通りなので仕方がないこと。それだけにキックアスが終盤であっさり敵を殺してしまったのはショックでした。それをできるのなら普通のヒーローになり下がるのでは・と。 [DVD(吹替)] 6点(2024-04-14 10:09:22)《新規》 |
448. キングスマン: ゴールデン・サークル
《ネタバレ》 前作でのガラハッドの死に涙したものです。そのガラハッドが男塾並みの超理論で生存していたと判明。それはそれで嬉しいのですが、エージェントとしての勘を失って右往左往する姿がドラマの緊張感をかなり削いでしまったと感じました。敵の組織も前作と比較するとパワー不足。主な戦力がキングスマンになれなかった男って格落ちもいいところです。ああでも、いいところもあります。アメリカンカウボーイのアクションはいちいちカッコいいですし、何よりも序盤の組織壊滅。主人公が何らかの組織に属している場合、一度はやってほしい大好物なパターンです。この作品ではいまいち上手くいかなかったようですけど。 [DVD(吹替)] 6点(2024-03-23 23:46:19) |
449. 7月4日に生まれて
愛国心に燃えてベトナム戦争に参加した若者が身も心も傷つけられて反戦運動家となる。正直です。観ていて痛々しいほどですが。 [DVD(字幕)] 6点(2023-11-05 00:34:21) |
450. 紙の月
《ネタバレ》 一見ありふれた横領事件にも特別な背景がありましたという話。なるほど、あの手癖は犯人のパーソナリティーに根差したものと分かりましたが、感情を揺さぶるものではない。梅澤さんは終始自分の都合だけで動き、お金を盗んだ相手に罪の意識を抱く風もない。これはサイコパスの物語ですよね。 [DVD(邦画)] 6点(2023-10-08 14:14:04) |
451. 母性
《ネタバレ》 ここで言いたいこと言えば状況が好転するのに、みんな言わないんだな~というストレスフルな時間が大半を占めます。でも、禍が転じて福になったという終盤は悪くないです。私があの世界にいたなら、とりあえず哲史の馬鹿に蹴りを入れます。 [DVD(邦画)] 6点(2023-08-08 22:46:49) |
452. 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
《ネタバレ》 漫画・アニメ・小説が映画化された時、それを観たくなるのは原作の出来が素晴らしいと思うからです。映画化に当たりアレンジが施されることがありますが、出来れば原作に忠実に作ってほしい。アレンジはどちらかというとマイナスに働くことが多いというのが個人的な印象です。この作品では絵画の贋作に関わる部分がその一つですが、原作の本筋から浮いていると感じました。また、脱出後、泉さんがエマにかける言葉も陳腐そのものです。と、色々とがっかりする点はありますが、NHKドラマ版に引き続き岸辺露伴ワールドの再現度も俳優たちの演技も素晴らしい(特に高橋一生は近年稀にみる当たり役と思います)ので6点です。 [映画館(邦画)] 6点(2023-05-30 23:40:48) |
453. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
《ネタバレ》 ・若かりし頃の広末涼子を見るために鑑賞しました。広末涼子は魅力的だし、当時あれだけ支持されたのも分かります。映画自体は思ったより楽しかったという感想です。・主人公のタイムスリップする目的がはっきりしており、そこに向かって話がどんどん進むので退屈はしませんでした。・伊武雅刀を止めたものの、不動産取引規制発言を代わりに誰かがしてしまうと予想していたので、ハッピーエンドはまさかでした。 [DVD(邦画)] 6点(2023-04-11 23:04:44) |
454. グリーンブック
南部のレストランのオーナーが語ったように、黒人差別の理由として合理的に説明できるものはなく、ただ、「それが伝統だから」なんだろうと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2023-04-02 23:14:04) |
455. ミッドサマー
村を訪問した若者たちとカルト集団の人々に心の通う場面が全然ないのが怖いですね。 [DVD(吹替)] 6点(2023-03-17 18:43:13) |
456. ランペイジ 巨獣大乱闘
この手の映画って、スケールのデカいモンスターがド突きあい、街をメチャクチャにぶっ壊す爽快さが命だと思います。その意味では乱闘突入までが長く、決着まで短いと残念に感じました。3頭+ドウェインの闘いをあと3ラウンドくらい見せてもらっても良かったです。 [DVD(吹替)] 6点(2022-12-21 22:54:43) |
457. ニワトリ★スター
《ネタバレ》 成田凌が悲惨なことになる予感しかなかったので、鳥肌実の仕事にはビックリしました。それ以降は一転感動のドラマになりますが、メインキャラの病死で泣かせるのは安易だと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2022-11-29 22:17:27) |
458. ブラック・レイン
物語はバディ物としては普通。でも、高倉健や松田優作の動いている姿を観るだけでも価値はある。あと、欧米人が主役として日本で活動する作品にありがちだが、ヤクザの親分が流暢な英語を話すのは違和感が大きい。 [DVD(字幕)] 6点(2022-08-09 21:15:08) |
459. 俺物語!!
《ネタバレ》 原作が第1巻の半分で描いた内容に映画1本かけているわけで、そりゃもう間延びと感じられても仕方ないわけです。中盤に延々続く誤解描写が本当に不自然で、砂川君何とかしてよと言いたくなりました。彼がちゃんと説明してくれたらあっという間に解決する話ですしね(説明を避ける理由もないし)。主人公のキャラは男でも惚れそうなくらい良い奴で立っているので、中盤でカップル成立、終盤にもう一山って構成だったら、私は傑作と評価したと思います。残念。 [DVD(邦画)] 6点(2022-05-21 08:42:41) |
460. ヒート
二大スターの共演。それも、ロバート・デ・ニーロが強盗、アル・パチーノが刑事として対決するとなれば期待せざるを得ないのですが、観た結果としては微妙。無駄に長くて緊張感が続きません。二人の私生活のパートはもっと短くまとめてくれないかと思いました。それでも、ラストまで我慢すれば、ちゃんとした決着を見せてもらえるので、印象は悪くありません。 [DVD(吹替)] 6点(2022-05-11 22:51:26) |