461. 複製された男
監督の名前から一抹の不安がありましたがやはり・・ 致命傷だったのが全体に流れる暗さ。内容が面白ければ救いもありますが、内容も絶望的に退屈でつまらない。これでは鑑賞後に調べようという気持ちすらおきません。(もしかして自分のバカさ加減を宣伝してる?) この監督さんの映画は「ブレードランナー 2049」「メッセージ」「ボーダーライン」「プリズナーズ」「複製された男」と、凝りもせず何作も見てきたわけですが、特徴としては全体を覆うトーンがやたら真面目で暗いです。例えばノーラン監督の「ダンケルク」や「ダークナイト」などはまさしく重厚だったと思いますが、ヴィルヌーヴ監督の作品は全体的に重厚というより単に暗いだけといった印象です。とにかく観客を引き付ける魅力ある要素が少ない時点で最初だろうがラストだろうが映画としては致命的だと感じました。 通ぶって背伸びしてみましたがやはりちょっと無理でした。監督の作風なので仕方がないですが、私には合いませんね。(ブレードランナー2049とボーダーラインはまあ一応は許容範囲内の評価を付けてありますが、もう一度見るか?と聞かれたらやはりNoです) [インターネット(字幕)] 1点(2018-07-28 15:00:27) |
462. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
とにかく女の子たちが可愛かった。お話はよくある”ありえない流れ”の優しいお話。点数が低いのは父親のクズ具合のせい、これに尽きます。更には全体のトーンが少々暗いのも低評価に拍車をかけていて残念です。しかし全体的に上手にまとめてあるし映画としてはとても見やすいです。女の子二人の可愛さに免じてこの点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2018-07-28 13:51:34) |
463. E.T. 20周年アニバーサリー特別版
《ネタバレ》 当時、ETといえば凄まじいまでの人気でしたが、、私は妙にひねくれているところがあって頑なに拒否し続けてきました。皆さんもたまにありません?理由もなくやたら食わず嫌いを貫きたくなることって(笑) 20年くらいしてやっと見ましたが、自分の無意識下にある感性の正確さを再確認しただけでした。どこをどう切り取っても感動する部分もなく、子供主演=グーニーズとか子供向け映画にしか見えませんでした。ある意味、子供時代に見るべき映画だったと思いました。以上。 [地上波(吹替)] 3点(2018-07-28 13:51:07) |
464. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
街の不良が実は天才だったという、最初のつかみが素晴らしかっただけに期待しましたが、見終わってみたら全く響かなかったです。イメージ的には高校生がみんなで集まって作った「ぼくの演劇」みたいな印象です。 全体的に綺麗にまとまってはいますが、色々な部分がベタ過ぎてシラケるレベルだと思いました。アメリカン・グラフィティのように哀愁や深みを感じることもできず、私には巷での高評価がイマイチ不思議に思えます。可もなく不可もなくといった印象で、とても退屈な映画でした。 [DVD(字幕)] 4点(2018-07-27 16:34:42) |
465. アビエイター
だいたいプリオ氏が出てれば面白いという法則が私にはありますが、この映画は全然面白くなかったです。とにかく長さばかりが印象に残った映画です。そもそもスコセッシと私は水と油のごとく合いませんので、トライした私が悪かったんです。映画は一番に監督、そして脚本、最後に演者ですよねやはり。。 [ビデオ(字幕)] 1点(2018-07-26 11:39:31) |
466. アサシン(1993)
公開時に見た時はニキータよりこちらのほうが洗練されていてブリジットもかわいいしと思っていましたが、今見るとほとんど子供の学芸会。ニキータのほうの、フランス映画特有の気だるさが無いとこの映画はしっくりこないと痛感します。主人公の力量の差もあるかもしれませんが、ハリウッド版のほうは全体的にちょっと軽いです。 [地上波(吹替)] 3点(2018-07-26 11:18:58) |
467. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 下の方も書かれてらっしゃるようにMIシリーズはトム・クルーズの趣味映画だと感じているので、劇場で見ずソフト化された時もチャンスを逃していました。今回廉価版が発売されようやく見ましたが、これがなかなか良かった!個人的にはMIシリーズ中で最も出来が良かったような気がしました!!(パッケージ裏に書かれた「ボーン・ボンドシリーズを超えた!」は伊達じゃない!) 最近鑑賞した007の二作品、前作のMI4が迷走していると感じたので、、今作の爽快感は格別!冒頭の飛行機はもちろん、バイクアクションもスピード感満載で素晴らしいものでしたし、全体的なストーリーの流れ・まとまりにも無理がなく見やすいです。最初はヒロインがまぁまぁかな?と感じたものの、妙に目が離せない魅力を持っている女優でした。また、ヒロインとの恋愛もお互いが好意を持っているのにくっつかない微妙な距離感がとても良かったです。とにかく、最初から最後までノンストップ&ファンサービス満載で安心して楽しめる映画です! 個人的ですが、最初に消えてしまうレコードショップのエージェントさん可愛かったのになあ・・ [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-07-25 18:32:01) |
468. ガタカ
レンタルショップでパッケージ借りした映画です。「三流のSF好きだしなぁ」的な感じのパッケージでしたが見始めるとアラアラなかなか完成度が高いマジ映画。全体の雰囲気が70年代風の古い感じですが実は近未来という設定も良かったです。 非常に面白いプロットでグイグイ引き込まれる流れになっていますが、話の本筋は決して美化できるものではありません。資格の無い人間が他人を騙して目標を達成するという話(ウマく騙してシメシメ的な・・)ですので、これはチョット問題有りだと感じました。遠泳やソーラーパネルのシーンなども間延び感があって途中でダレる感じも気になりました。 ラストは何となく寂しい感じの余韻を残して心地よいです。イーサン・ホークとユマ・サーマンのカップルがDNAに支配された未来らしい完璧人間の雰囲気で素晴らしかったです。ストーリー的には共感できませんでしたが最後までハラハラさせられて、、なかなか印象深い映画でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-07-25 18:17:43) |
469. ウォール街
ようやくゲッコーの伝説を見ました。80年代特有の画質の粗さが目立ちましたが、、ストーリーは非常に素晴らしいものでした。株式市場に疎い素人でも楽しめる作りになっていて、金のウネりが感じられて見ている側はとてもハッスルします。当時の日本もバブル絶頂期で、、おそらく同じようなインサイダーな光景が蔓延していたことだろうと推測されます。。(ゲッコーやバドのようにイケイケ押し押しの人もたくさんいました) 電子的な音楽、デカい携帯電話や2インチのコンパクトTV、骨董品のようなパソコンを自家用ジェットや別荘に置くなど、時代を感じさせる表現も目立ちます。これらの表現を控えていたらもっと古典として語り継がれたような気もしますので惜しいです。(30年も前の映画ですから仕方ないかな) シーン親子の親子役での共演やダリル・ハンナ嬢もまだまだ美しくて、映画ファンでしたら見る価値がある一本だと思います!(映画として古さを感じたのでマイナス1点です) [インターネット(字幕)] 7点(2018-07-25 18:14:59) |
470. ワールド・ウォー Z
意外と楽しめた。しかしもともと期待していなかったから楽しめただけであって、ブラピが制作に関わるとちょっと軽い感じになっちゃうのはいつものパターンだなと感じました。 しかし素晴らしいシーンも随所にあり、12秒数えるとかブラピの決断時に一瞬色々頭の中で考えているであろう描写は素晴らしい。まさしく「できる人間の判断」といったシーンです。まあ・・ ある意味ご都合主義ですが、この判断がミスったらそこで映画は終わってしまうわけで・・ あくまでその都度判断が正しい方向に働くのは仕方がないことです。 全体的に話が上手く進みすぎますが、ゾンビ物&パンデミック物としては2時間弱で綺麗にまとまっている映画です。意外と楽しめますよ!(まあおそらく二度目の鑑賞はないが・・) [インターネット(字幕)] 5点(2018-07-23 12:14:16) |
471. 僕のワンダフル・ライフ
《ネタバレ》 アマゾンプライムで見られたのでトライ。発想は悪くないですが、どうにも言いたいことがよく理解できなかった。(何となく判るような判らないような・・笑。 うん、やっぱわからん。。) そもそも、生まれ変わっても犬の意識がずっと同じという設定が全く納得できませんでした。イーサンに会う以前の意識はどこいったんだ?いったいいつが始まりなんだ? カルロスは一人で寂しい思いしてるんだからカルロスに会いにいってやれよww まあ、そんな感じの感想ですが、全編にわたって出てくる動物が皆かわいらしいのでプラス1点。特に犬好きならバッチグーな映画! [インターネット(字幕)] 5点(2018-07-23 11:59:32) |
472. ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇
懐かしくてシリーズ全てを見ようかと思いましたが、時間もそんなにないので端折って1作目とラストだけ見ることにしました。この「完結編」がなかなか楽しくて、パート1以上にコミック本に忠実なのが笑えました。丸野(我王銀次)のパートがなかり面白くて屋上でのファーストコンタクトはコミックそっくりです。カブとリョウのパートも激忠実で、ここまで原作のイメージ通りの映画もなかなか少ないのでは?と感じました(笑) 戸塚のへびじが前川新吾役(小沢仁志)で出ているのはちょっと矛盾点ですが、個人的にはファースト版より完結編のほうが高い完成度ですので、原作コミックファンでしたらより楽しめると思います。 [インターネット(邦画)] 5点(2018-07-23 11:59:16) |
473. オートマタ
《ネタバレ》 世界観と雰囲気が非常に良かった。ブレードランナー丸パクリの世界観も好きだし、ロボットの定番であるプロトコル第1と第2もソソる設定です。ロボットが涙を流して停止するシーンや、初期ロボットとは6日目までは話せたが7日目からは高度すぎて人間のほうが話せなくなった等々、非常にクールです。SF特有の余韻が強く感じられるシーンが多く、おおむね良い映画だったと思います。 問題は脚本と配役。バンデラスが最高にミスキャストで、線が太いので全く弱そうに見えません。ロバートフォスターなんか勿体無い使われ方しかしていないし、出産設定も完全に死んじゃっています。ストーリーに関しても何となく伝えたいことは判りますが、なぜ殺し合いが必要だったかは全く理解できませんでした。 序盤の流れが重厚で意味深だっただけに残念。お世辞にも良いストーリーだったとはいえませんが、この雰囲気とロボットの哀愁に免じてかなり甘めに採点しました。個人的には人間置いてけぼりでロボットの物語中心に描いて欲しかったです。。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-07-23 11:20:15) |
474. ナイトクローラー
平たくいえば最初から最後まで想像通りなのですが、リアルな映像と迫真の演技に予想を裏切られます!12kgも体重を落としたギレンホールの演技が素晴らしいのはいうに及ばず、脇を固める俳優陣、特にレネ・ルッソもやたら演技が上手になっていて驚きます。(老け具合もなかなかリアルで怖かったですが) 夜のLAの不気味さ、カーチェイスのリアルさ、現場の怖さなどが非常によく表現されています。パパラッチ系の話なので地味になりがちですがラストの食堂からの流れは凄い迫力で、近年稀にみる完成度だったと思います。このリアルな完成度はカメラワークと編集のセンスが良いからでしょうねおそらく。エンディングもアッサリしていて私は好みでした、いやほんとに素晴らしい映画でした。 難点は、これほど素晴らしい仕上がりなのに何度も見たくならない点です。不思議なもんで映画は何度も見たくなるものとそうでないものがありますが、この映画は後者でした。よってこの点数とします。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-07-23 11:17:58)(良:1票) |
475. 50/50 フィフティ・フィフティ(2011)
《ネタバレ》 なんだろ、ちっとも特別な描写など無かったのにとても良い映画だったと感じました。 出演者がそれぞれの方法で病気に向き合いますが、それぞれの方法がとても控えめで押し付けがましくなくて良かったです。大病を患ったことがなくても、、大病かも?と不安で検査などをしたことがある人でしたらそれなりに、それぞれの立場で共感が得られると思います。そして気遣いとは裏腹に、本人(=家族)以外の人にとっては所詮は他人事という描写も見逃せませんでした。これのおかげでよりリアリティがあったように思います。 結末の付け方が多少ご都合主義でしたが、バッドエンドにしなかったおかげでホッコリした心地よい気分で観終わることができたと思います。女性目線で厳しい評価の方もいますが、これに関してはたまたま男が主人公だっただけなので、立場を入れ替えて脳内補完してほしいところ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-07-23 11:16:55) |
476. ラストソング(1994)
当時、ギター小僧で上京したばかりでしたので、物語とオーバーラップして余計に熱中したものです。もちろん私にはギターも歌も才能なかったので早めに諦めましたが(笑) 邦画嫌いでしたがこの映画には本当に熱中しました。本木、吉岡、安田の演技が素晴らしかった。この監督さんって北の国からの演出に多く携わっているのですね。今更ながらに妙に納得です。 本木の演技が本当に素晴らしいし、当時はあちこちで見かけました。いい役者さんなのに最近は露出が少なくて残念です。ちなみに、2017年現在、アマゾンでレンタルアップVHSが37500円です。見たいのに見られません。早いDVD化かBD化を望みます。 [ビデオ(邦画)] 7点(2018-07-23 11:15:55) |
477. ボーダーライン(2015)
この監督特有の作風(重すぎる)ですが、今作はそれが非常に良かったと思います。ネタバレ無しで書くのはなかなか難しいですが、冒頭30分は凄まじいまでの恐怖と臨場感です。しかしこの監督の悪い癖(見せすぎる傾向)で、メキシコ難民のバスの一件などは中だるみしてしまっています。(個人的には難民から抜け穴の話を聞くシーケンスは一切要らない) あと、メキシコ系の名前のせいか、イマイチ相関関係などピンとこない箇所もチラホラ。説明不足の割に無駄なシーンが多く意味が分からなくなるのは、ある意味この監督の作風と思って諦めるしかないでしょうかね。 随所に大自然のゆったりした景色が差し込まれていて、テンポの緩急のつけ方は上手いです。雄大な自然=手に負えない力、得体の知れない力、などの比喩にもなっているように感じられて素晴らしいです。それから皆さんおっしゃっているように音楽が素晴らしい。この音楽のおかげでより一層の恐怖感が襲ってきます。 ラスト、なぜ泣いたのか?なぜ去れと言ったのか?各自の行動と結末を思うと非常に深いラストだったと思います。もう一度見たほうがイイような気がしますが、ちょっと重い&暗いのでもう当分は見たくないかな。。 という感じの微妙な映画でした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-07-23 10:59:46) |
478. プリズナーズ
《ネタバレ》 巷の高評価につられて鑑賞しました。評判通りサスペンスとしても社会派ドラマとしてもまあ納得の出来でした。しかし満場一致という感じではありませんでした。まずミスリードが多すぎて疲れたし、雑な部分も少なくありません。(そもそもかなり暗い) アレックスが容疑者だった48時間の間に行った叔母宅の家宅捜索がどんだけずさんなんだと。。で、アレックスが行方不明になってからも本格的に家宅捜索しなかったのか? あと、ケラーが意を決してラストの対決に行ったわりに婆さんにあっさり捕まるのは解せぬ。あまりにもご都合主義だと感じました、普通乗り込む時は手元に銃を忍ばせて行きますぜ旦那。。(あ、あと、お友達の子供が証言する「おじさんも居た!」も、全く要らないでしょう) 辛口で文句ばっかでしたが映画のトーンが素晴らしかったこととロキ刑事の雰囲気が良かったので一応はこの点数をつけておきます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-07-23 10:44:38) |
479. 湘南爆走族
ビーバップハイスクールに引き続きリバイバル鑑賞中。もろ世代なので思い出補正でかなり高得点です。俳優陣が超豪華で、半数ほどの出演陣が後に主役を張れるレベルの人たちなのは凄いですね。特に江口&小田ダブル主演(デビュー作)なのはすごい先見の明ですね。 内容はコミックを上手に表現していて原作ファン納得の映画化ですが、ビーバップと違ってバイクや公道レース系はちょっと迫力に欠けます。(これは仕方ないことでしょうが、それでもよく頑張っています)全体的に俳優陣が悪そうに見えず、育ちの良さそうな人たちばかりに見えるのが若干のマイナスでしょうか(笑) 個人的には敵リーダー(竹内力)の妹の城崎奈美を演じていた加藤麻里さんがぶっちぎりの可愛さですが、結局鳴かず飛ばずで残念でした。今見てもとてもかわいいですし、なんだか10代のころの「一色紗英」を思い出しました(笑)(わたしゃ、こういうタイプが好きなんでしょうねw) [インターネット(邦画)] 5点(2018-07-19 10:49:17) |
480. ビー・バップ・ハイスクール(1985)
もろ世代です。懐かしくて再見しましたが昔の印象通りとても楽しめました。ヒロシ&トオルが別の人バージョンも見たことがありますが、リアル世代の私にとっては清水&仲村ペアが原作に最も忠実だったと思っています。他の方も同じでしょうが、菊リンなど周りの人たちの完成度も高くて、そういった意味でもとても楽しめる映画です!(バカバカしさはコミック本レベルなのは言うに及ばずですがね・・) [インターネット(邦画)] 5点(2018-07-19 10:47:43) |