481. マーティ
《ネタバレ》 主役2人は派手な美男美女ではなく、ストーリーにもやまやひねりがない映画なのだが、見てよかったと素直に思えた。2人の会話も映画の中で見るとつまらないものだったが、妙にリアリティがある。親や友人の意見に流されそうになりながら自分の意志を通した最後はあっけない気もしたが、なかなかよかった。あの時代のイタリア系アメリカ人は結婚した後も親と暮らすことを期待されているとは知らなかった。 8点(2004-08-18 11:37:51) |
482. 座頭市果し状
初めて見た『血煙り街道』が良かったので続けてみてみたのだが、本作は敵役がわかりやすすぎるくらい嫌なやつで卑怯な手を使い、それを座頭市が逆転で勝つというある意味時代劇の王道パターンでいまいちだった。「どめくら」という差別用語も今作では鼻についた。 6点(2004-08-17 11:07:40) |
483. インサイダー
主演2人の演技は見ごたえがあった。実話に基づく話だけに、離婚とか養育費を払ってないとか税金ごまかしたとかそういう過去を暴かれる怖さをリアルに感じた。が、いかんせん話の起伏が少なく長いのでもう一度見る気にはならないだろう。 7点(2004-08-16 18:28:04) |
484. コーリング
《ネタバレ》 こういう超自然を描く映画では、それ以外の部分が現実に即していないと全体がうそ臭くなってしまうものだが、この映画はその例だろう。最後に赤ん坊が出てくるというのも、観客を驚かせるにはいいのかもしれないが、その段階までコスナーが知らなかったというのは少し無理がある気もする。 5点(2004-08-15 23:48:29) |
485. 続・夜の大捜査線
シドニーポワチエが出ているだけで、ストーリー上何のつながりもない。友人の殺人の濡れ衣を晴らそうとする刑事の話だが、前作と比較してみると少し残念に思ってしまう。 6点(2004-08-15 09:05:27) |
486. コンフィデンス
《ネタバレ》 前情報はほとんどなかったのだけれど、詐欺の話である以上、最後にどんでん返しみたいなのがあるるんだろうなということは容易に想像がつくし、冒頭で死んだように見せかけたジェイクも実は死んでいないんだろうということも予想通りだった。画面の切り替えやせりふが早いのも、ほめるならスタイリッシュといえるのだろうが、話についていきにくくしているだけのように感じた。こういう映画を見慣れていないと素直に驚けるのかもしれないが、このての映画でほかにもっと楽しめる映画は多い。 6点(2004-08-15 08:55:51) |
487. 椿三十郎(1962)
三十郎のユーモアのある粋なせりふがとてもよかった。ストーリーもうまく緩急がついてだれることなく最後まで引き込まれる。何度も繰り返してみたくなる最高の映画。 10点(2004-08-15 02:06:01) |
488. 座頭市血煙り街道
初めて見た座頭市だったのだが、勝新太郎のかっこよさにしびれた。旅先でただ知り合っただけの母親の遺言のために危険を顧みず父親を探す座頭市。たての緊迫がんがすばらしかった。 8点(2004-08-14 12:21:49) |
489. アダム氏とマダム
夫を殺そうとした妻の裁判で、検事と弁護士として対決する夫婦のお話。ヘップバーンが男女平等を掲げながらいつものようにめちゃくちゃなことをするので、目新しさはない。 6点(2004-08-13 11:58:32) |
490. サンセット大通り
確かに怖い映画だった。はじめから主人公の男が殺されることはわかっているので、誰にどうして殺されたかを知るために映画が進んでいくわけだが、冒頭のシーンに来てから締めくくりまでが本当にワイルダーが見せたかったものなんだろうなと思った。 7点(2004-08-13 05:31:18) |
491. ディナーラッシュ
レストランの話だけど余り料理が出てこない。ロブスターの料理はおいしそうに見えたけれど、それを食べる女二人連れがおいしいといいながら、あまりおいしそうに見えない食べ方だったので残念。なんかちゃんと仕事をしている人がいなくて客の文句言いたくなる気持ちもわかる。こんなレストランはあまり行きたくないな(最後のあれを抜きにしても)。 5点(2004-08-12 22:28:33) |
492. 大統領の陰謀
最後まで見るにはかなり集中力が必要。事実に基づいた映画でなければ、こんなに人の名前が出てくる長い映画は疲れるだけというところだ。でも逆に事実に基づいているからこそ、最終的にニクソンが失脚することはわかっているわけで、驚くような展開はなかった。 7点(2004-08-09 02:50:42) |
493. サヨナラ
日本で唯一のアカデミー賞を取った演技ということに期待していたのだけれど、それほど出番も存在感もなかったように思う。マーロンブランドや夫の演技はよかった。借金を肩代わりしてくれた義理から女優を辞められない花荻だったのだが、その葛藤が二人の間だけでしか表現されず、結局アメリカ的エンディングを迎えてしまうところが、いまいち。 6点(2004-08-08 20:54:00) |
494. リプリー
《ネタバレ》 Mデイモンの作品の中ではそこそこ面白いほうだと思う。映画を見る前にディッキーを殺してしまうということを知ってしまっていたのが良くなかった。知らないで観ていたらもっと楽しめたと思う。同性愛的なところは描かれ方が中途半端だった。 6点(2004-08-08 06:19:51) |
495. グリース
ミュージカル映画が嫌いなわけではないが、どこが面白いのかさっぱりわからなかった作品。自由というよりも、ただ何も考えていないふけたアメリカの高校生の物語でどう観てもかっこよくない。 4点(2004-08-07 21:48:07) |
496. リクルート
こういう騙し騙されの映画だから、最後にはどんでん返しがあるんだろうなあと思いながら観ていたら予想通りのどんでん返しだった。コリンファレルは旬ですな。 7点(2004-08-05 12:19:29) |
497. 過去のない男
冒頭の包帯ぐるぐる巻きからして、安っぽさ全開。まあそれはいいとしても、登場人物全員が無表情なのがどうも入り込めない原因のような気がする。これは自分がハリウッド映画に毒されているからなのだろうか。 6点(2004-08-05 09:40:30) |
498. 藍色夏恋
淡々と展開していく青春映画。なんか昔感じた淡い切ない思いが少しよみがえってくる。確かに主人公の友達のほうがかわいいのだけど、好きな人のごみまであさるというのはどうだろうか。それから木村拓哉は台湾でも人気があることを再確認できた。 6点(2004-08-05 06:56:18) |
499. ペティコート作戦
戦争コメディ。トニーカーティスのめちゃくちゃな行動に困らされながらもしっかり助けられる、ケイリーグラント。基本的にどたばたなんだけれど、せりふが粋で、全体として下品でない。ケイリーグラント好きなら楽しめると思う。 6点(2004-08-03 12:20:19) |
500. オズの魔法使
大人の鑑賞にも堪えられる子供向け映画が作られる現代と対照的に、わざとらしいせりふ使い・派手な原色・単純なストーリーと全てが子供向けに作られている。65年前にこの映画が作られたことはすごいことだと思うけど、今30代の自分が見ていい映画とは思わないし、将来自分に子供ができたときに見せたいとも思わない。 6点(2004-08-03 09:06:31) |