481. アス
《ネタバレ》 find yourself 86年のドッペルショックから、ずっと心に闇を抱えた主人公は二人の子供の母親となり、その日を迎える。 いやー理不尽なぶっ飛び設定で、なかなか楽しかったけど、ハサミを振りかざしはじめたら、なんだかね。 家族単位で、おまえはおれか?を引っ張って欲しかったなぁ。 いちばん怖かったのはやっぱり不審者として手を繋いで登場したところだと思うと、やはりなんだかわからないものに対する恐怖という和テイストすら思わせる趣が良かったね。 主人公も家族を守るため覚醒してからは、幼い頃の恐怖心はどこ吹く風、ランボーばりにサバイバルしてるし。 積年の恨みを語っていた割には、もう入れ替わっとったんかい的なオチは、どーなの?って別な意味で理不尽を感じで終了。 ま、面白かったから、べつにいいけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-06 05:09:54) |
482. 青くて痛くて脆い
《ネタバレ》 究極の「お前だー!」シリーズ。 炎上させてやろうと、やっきになっていたのは自身の嫉妬の炎だったのね。 あけすけないことこの上なし。 恐ろしい作品だ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-12-22 04:45:06) |
483. 予兆 散歩する侵略者 劇場版
《ネタバレ》 そうか、こちらも劇場版が存在したのですね。 ドラマのほうでも観ていましたが、なんとなくこのシリーズにハマったんですよね。 現代版の「怪談」みたいな雰囲気が好きで。 あっちのキャスティングよりも地味なようでいて、必要十分。 素人目的にも、予算や士気に余裕がある気がします。 コンプラ的にも。 地上波のような世界では仕事をしづらくなった、製作者や演者の受け皿になって面白い物語を観られれば、私たちも幸せです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-12-19 02:33:16) |
484. ジェシー・ジェームズの暗殺
《ネタバレ》 いつブッ放してもおかしくない緊張感をまとったブラピが良かったです。 美しい映像とはりつめた緊張感で、長い映画ということもあってへとへとになりました。 まぁ暗殺されたものとしたものの数奇な運命とでもいいましょうか、さらに暗殺されちゃうやるせなさ。 なかなか2時間半はつらい。 お昼寝いっぱいした夜に観たせいか、最後まで集中してみられました。 コンディションも大事よね、映画鑑賞! [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-21 23:53:16) |
485. 新聞記者
《ネタバレ》 あまりエンターテイメントに政治色がでるのは良くない気はするけど、もし本当にこういったことが事実なのだとしたら、そこらへんのホラー映画なんかよりよっぽど怖い。 ま、事実かそうでないかを除いても、このような作品の主演女優にいつもの面々が立てないという事実は間違いない様なので、それ自体気持ち悪い。 それにしても松坂桃李さんの最近の役柄がダークサイド気味過ぎて、なんだか心配してたけど、ご結婚もされたみたいだしよかったです。 って、なんのこっちゃ。 政権の持続がこの国の平和を保っているなんてことで、情報操作をしてるけど、マスコミがそれやっちゃ終わりでしょ。 テロ行為とみられてもおかしくないんじゃないかな。 マスコミが政権の番犬にならないせいで、我々がマスコミの番犬をやらなきゃいけないとは、面倒臭い世の中ですね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-10-31 06:18:04) |
486. ジャッキー・コーガン
《ネタバレ》 いい感じにグダグダなチンピラ映画。 優しく殺すとか言ってるブラピがうっすらマトモなんじゃないかと見えちゃうクズ会話。 オバマやブッシュの大統領スピーチをBGMに展開される物語は、まさに場当たり的。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-30 23:11:37) |
487. ゴーストシップ
《ネタバレ》 冒頭のワイヤーアクションがほぼ全て。 あらためて見返しても、そこを越える発見はなく、ホラー映画としてはお暇潰しレベルか。 なんとなく、船版のシャイニングになれそうな勢いはあったんだけどね。 黒幕みたいなのが出てきた辺りから、失速していきました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-25 04:10:51) |
488. 天気の子
《ネタバレ》 君の名は。に影響を受けたんだろうか?受けたんだろうな、この作品自体。 なにか釈然としないものを抱えてエンディングへ。 家出少年が東京で居場所を見つけていくくだりは面白かったんですけどね。 思いやりと独りよがりの加減がおかしいんでしょうか。 新海作品ではここのところのバランスが自分の価値観と合わなくて、ついついこんな鑑賞後感になります。 そのことは今回で間違いなくわかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-14 20:53:02) |
489. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 阿部さん、溝端君に連れられて、昇太さんにケツ叩かれながら捜査してる分には楽しかった。 最後まで犯人は誰なんだろう?真相はどうだったんだろう?と楽しめた。 確かに登場人物の辻褄があうとなったら、真相はあれなんだろう。 しかし血縁の証拠はとれても、真相はあくまでだれのものでもない回想シーンのみ、じゃなかったかな? とりわけ小日向さんと桜田さんのトンネルのシーンは強烈でしたね。 あれやられちゃったら、少々整合性なくてもその後の事件の進展を飲み込まざるを得ません。 音尾さんも嫌な役回りだったけど、彼のおかげで引き締まったシーンになったとも言えます。 ドラマシリーズは観ていなかったため、エンドロールの昼飯巡りについてはポカーンでしたが、松嶋菜々子さんの演技も観られたし良しとしよう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-03 10:34:10) |
490. 刑事物語3 潮騒の詩
《ネタバレ》 沢口靖子さんのほっぺの張りたるや、若さをほしいままケラケラ笑う旅館の娘ぶりから、悲劇のヒロイン的なところまで、いやーいいわ。 武田鉄矢さんもシリーズ3作目ともなれば、勝手知ったるもので、安定のおもしろさ。 なんつーか、ツッコミどろこももちろんありながらも、美しい自然と人間ドラマ、格闘アクションなどてんこ盛りで楽しませてもらいました。 今回のチョイ役は関口宏さん、いやー若いね。 参りますな、まったく。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-05-09 21:28:58) |
491. 300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~
《ネタバレ》 300のアナザーストーリー。 レオニダスの死闘に呼び寄せられし続編の観劇者たちにとっては『続編』の冠で良かったかもだけど、これはやっぱりアルテミシアの物語。 敵側からの物語たらしめたエヴァ・グリーンの演技が素晴らしかった。 迫力があり色っぽくその立ち居振舞いに心奪われました。 ヒット映画だから続編がつくられるんだけど、どこに軸を据えるか、もっとはっきりさせてくれたら気高くも虚しい戦争の物語をもっと深く伝えられたかもね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-28 19:51:39) |
492. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 当時映画館で観て、大変満足したのを覚えています。 そらもー凄かったんだから、筋肉ハイテンション祭り(笑) 久しぶりにBSで観たんですが、まー内容を覚えてないこと覚えてないこと。 大概の映画がそうなんですが、これなんか単純な結末さえ、まったくでした。 あれだけスパルタの英雄300の戦いは永遠に語り継がれる!って言ってて、映画館で「そーだそーだ」って思ってたのに。。。 このゆるんだカラダでは記憶を留めることすら難しいw いやーしかし振り返っても、これはやっぱり映画館で観ておいて良かったなと、改めて思いました。 ま、映画館で観たほうがいいかどうかは、映画館に行かないとわからないんですけどね。。。 [映画館(字幕)] 6点(2021-03-27 07:16:13) |
493. ターミネーター:ニュー・フェイト
《ネタバレ》 審判の日を回避したものの、送り込まれたターミネーターにジョンをとられる。 って、ここが既によーわからんかった。 ま、そこは一旦ほっといてこっから2の焼き直し的な。 ダニーがジョンでグレースがT-800って感じか。 生き字引的なリンダとシュワではい、出来上がり。 グレースが応援したくなる頑張りで、そこは良かった。 たしかに往年のふたりが出てたからさまになったけど、そーでなかったらただのタイムトラベルサスペンス。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-22 08:29:02) |
494. サスペリア(1977)
《ネタバレ》 決してひとりでは観ないでくださいに対して『ひとりでできるもん』と強がりおじさんが挑戦。 なかなか観る機会を得なかった作品であったが、意外と良かった。 好きなように撮ってるし、画づくりもこだわりがあるようだ。そして意味不明は意に介さない。 今にしてみれば古くさい部分があるのは否めないが、そんなことはたいした問題じゃない。 こんな風に強く踏み込んでくれないと観てるものに届かない。 必殺の間合いだ。 予定調和なストーリー、寸分の隙もない特殊撮影、コンプライアンスにかなった作品なんて、それこそ誰得?でしょう。 とにかくやりたい放題やっていただかないと。 こちらの好き嫌いは仕方ない、だって観ないとそこはわからないんだから。 そんでもって、これはそんなことを経ても好き。 おもろいかどうかはまた、別。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-14 08:54:46) |
495. 笑の大学
《ネタバレ》 なるほど『舞台版』というのが、出来が良くてこちらは冴えないと、そーいった感じであまり評価がよろしくないのかな。 そんなことも知らない初見は、なんだか退屈な気にもなりましたが、いま見返してみるとなかなか面白くてビックリしました。 稲垣吾郎さんの目がキラキラしてて、なんだか木訥な喜劇作家然としてて良かったかなと思いましたけど。 役所さんはまぁいわずもがな、ですね。 無理難題の『笑えない喜劇』さえうっちゃって『おめでとうございます』になっちゃう召集令状の破壊力やいかに。 震災やコロナなど大変なことはありますが、戦争のない時代に生きることができて、とことんラッキーだなと思った次第です。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-30 17:01:18) |
496. ほえる犬は噛まない
《ネタバレ》 どーなんでしょ? お隣の国とはいえ文化が違うので、ニュアンスがわかりづらくもありますが。 不思議な魅力があって楽しめたことは間違いありません。 犬ハンター、その嫁、団地職員、その友達、切干おばさん、警備員、浮浪者、まぁだいたいこんなもんかな、登場人物は。絶対的な善悪に分けられてない人達の日常を描いたブラックユーモアとでも言えばいいのかな。 『犬という生き物に対する見解』で大きく鑑賞後感が変わってきそうですが、わたしはそこのところは、それはそれとして楽しめました。 本編が始まる前の『犬の安全に配慮してー』ってのが、あったからだと思いますが、あんなもんは絶対無いほうがいいんですけどね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-03 07:09:52) |
497. わたしは光をにぎっている
《ネタバレ》 あまり喋らない女の子に松本穂香さん。 脇もヒーリング系の役者さんで。 ほんの少しの波風は、お風呂の水面レベル。 ぬるめのお湯にじっくりと、とでもいった雰囲気。 再開発を控えた商店街の人々の営み。 途絶えてしまういまの生活を惜しむ気持ちを、映像と『光のうた』にのせて迫ってくる。 たしかに寂しくはあるが、これまで何度もこんなことを掻い潜ってきた。 始まりがあれば終わりはあるし、終わりがあるから始まりがあるし。 なんとなく郷愁に酔いはすれど、飲み込まれることがなくて済むような知恵を与えてくれた映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-11-16 21:59:09) |
498. ミュージアム
《ネタバレ》 数字のつく某映画に似ているね、なんて思わせ振りなことはいいませんが、それは差し引いてもまあまあ面白かったかなと。 それぞれのキャラクター像に好き嫌いこそあれ、ハラハラした感じは悪くなかったかな。 先達のレビューを拝見して、なるほど最後のショータくんの掻き掻きは心因性ストレスの表現だったのね、と悪趣味な演出を教えていただき感謝です。 日光アレルギーの変態犯人が嬉々として『作品』とやらをつくる様は、ただただ無意味なマスターベーションで、ターゲットにした引きこもりゲーマーとやってること(ってゆーかマインド)は一緒じゃねえか、てのがキツかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-31 07:19:27) |
499. ロスト・バケーション
《ネタバレ》 こーゆーのをとにかくキレイに撮りたいってゆーのが邪魔しちゃったかなーって印象。 テレビ電話で爽やかに背景を紹介した、完璧ボディの波乗り上手な(別にジョーズと掛けてませんよw)お姉さん。 医学生と頭もよく才色兼備ときたもんだ。 美しい秘密のビーチとやらにやってきて、存分に波乗りを楽しむ。 『(波乗り)最後の一本』だなんて沖に出て、サメパニック開幕宣言フラグ。 とにかく来たヤツを必ず襲うサメちゃん。 必ず襲うし、必ず丸食いか噛み千切るのに、主人公には甘噛み。 しかしそれは傷の治療を痛々しく見せたり、体力の消耗を効果的に見せるための、非常に都合のいい様相。 とにかく、無駄がない。 スカさないサメ。 波に流されないサーフボード、クジラ、シチュエーション。 GoProで遺言遺してブイ決戦。 サメ都合の自爆で、自己解決してからの主人公救出。 ギャーギャー喚かない主人公なのは好感がもてたけど、少しばかり無駄がなさすぎた。 やるだけやって上映時間を短くまとめたのも、これまた無駄がなかったですね。 こざっぱり楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-27 00:59:49) |
500. 若い人(1962)
《ネタバレ》 石原裕次郎さん、吉永小百合さん、浅丘ルリ子さんって豪華なキャストですねぇ。 レトロな雰囲気だけど、十分に楽しめました。 意外とこの頃の映画が性に合ってるのかな。 音楽でいうと、『歌詞が聞き取れる』ってゆーか。 最近の映画は妙に凝ってて、テーマを置き去りにしてる感じがありますもんね。 母親の境遇に思い悩む吉永小百合さん、若き教師の石原裕次郎さん、その同僚の浅丘ルリ子さん。 溌剌とした若さ爆発異次元の可愛らしさをもつんだけど内面がついてきてない感じを演じた小百合さん、とっぽいようで真っ直ぐな、カッコいいけど嫌味など全く無い男を体現した裕次郎さん、そんな二人を一歩引いた感じでみつめる美しい女性にルリ子さんという贅沢な布陣。 どなたもスターの風格がありながらドラマの筋を邪魔しない演技で、脇といっちゃあまりに惜しい共演者たちの好演もあいまって、安心して女心的なテーマに思いを馳せることができました。 ともすれば、なんだかイヤらしい作品にもなりかねないテーマなだけに、そういった影というか陰を踏ませないあたりがスター作品の所以かなと。 あーまだまだ観なきゃいけない作品がたくさんありそうです(^^ゞ [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-24 08:51:30) |