521. めぐり逢い(1957)
私の中で、プレイボーイNo.1はこの作品のケイリー・グラント。ちなみにNo.2は『麗しのサブリナ』のウィリアム・ホールデンです。ずっと不思議だったんですよね。なぜにケイリー・グラントがホールデンを抜いたか。ホールデンのほうが単純にカッコイイし身のこなしもスマート。お金持ちだしぃ~、私だったらホールデンを選ぶ。でもここのケイリー・グラントがNo.1たる所以は、“金を持っていない”のに女が自ら貢ぐってところ。はぁ~たいしたもんだ。個人的には、この作品の登場人物の中で一等好きなのは、おばあ様です。あの上品でピアノの上手なグランマに私は惚れてしまいます。あんな人と一緒にお茶したい。ごくごく個人的な話なんですが、先日こじんまりとした宿に友達と泊まった際、和服をキリッときこなしたこの上なく上品なお婆さんをみかけました。出発のときにチラッと見ただけなのですが、こんな方にいろいろなお話を伺いたいものだと思いました。きっと、ヒロインにとってもお婆さんと過ごした数時間は一生忘れられないステキな時間だったんだと思います。 8点(2003-10-17 03:01:38)(良:3票) |