541. ルパン三世 the Last Job<TVM>
《ネタバレ》 たまにはルパン三世でも見るかって、超久しぶりに見た! ルパンみたのは超問題作の「コナンVSルパン」以来です。。。 そもそもルパン三世の映画(TVM)なんてストーリーとか全く期待しないで、キャラを楽しむようなもんです。 しかしお馴染みのキャラで、「お約束」の展開は、少々ウザったく感じる部分もあるかもしれません。 とくにゴエモンの「また~を切ってしまった」的な台詞は、特別ファンでもない自分ですら、もうやめときなさい、といった感じです。 しかしルパンの映画を見る度に不二子さまの美しいお姿を拝めるのは、非常に嬉しいことです。 それに、登場するくノ一姉妹がまた美しいのです!ななな、なんと素晴らしいことでしょう、、、(不二子さまと、サブキャラ美女を楽しむためにルパン映画を見るようなもんです)。 またお色気シーンもちゃんとあります! 美女に電気を流すなんて、なんて鬼畜なんざましょ!服がビリビリ、、、いや素敵ですね。 さすが視聴者の心を分かっておられる。 なんだか初っ端から目まぐるしいアクションシーンで展開してくれますが(マトリックスか?)、なかなかハラハラドキドキなんですが、ちょっと疲れます。 このテンションにおいていかれると、もうついていけまへん。 あと「子猫」によってルパンの優しさが強調されてました。 ルパンは優しいなぁ! ルパン作品としてごく普通なんですが、美女が出てきたのと、そのお色気で+2点くらいです(ちょっと点数が高過ぎたか?)。 「ルパン」にとっての青春が「不二子ちゃん」であるのと同じように(違ったか?)、 「銭形警部」にとって「ルパン」の存在とは、正に青春そのものなのだと思いました。 なんて、ルパン作品を全然見ていない自分なんかがそんなことをホザいてもぜんぜん的確じゃありませんかね。 [ビデオ(邦画)] 6点(2010-02-16 02:46:33)(良:1票) |
542. チル CHILL
《ネタバレ》 これはB級ホラー、B級スプラッタとはちと違う印象で、それらよりも霊的な感じで独特の雰囲気があったかもしれない。 だから(B級ではあるが)普通のB級ホラーと区別したい。 普段みる大量生産ホラーよりも、サスペンスやヒューマンドラマ色が強いのかもしれない。 メランコリックな雰囲気が大好きな自分には、ちょっとした雰囲気的には楽しめる。 冒頭の雰囲気などはスティーブンキングからの影響も感じられそうです。 シャイニングや、ニコラという映画と似た場面がある。 子供の視点で描かれた場面が多いので、そういうところから童話の世界のようなシュールな感じが作品全体に表れるのかもしれない。 冬山なので、そういった雪のシンシンと降り積もる寒々しい感じや、森の情景が好きなら見てもよいかもしれない。マニアックですが。 物語の途中に流れる音楽もなかなか良かったかもしれない。 この作品を見ると、街に住む都会人が、森に住む田舎人に対して無意識に抱く恐怖感や不安感が伝わってくる(どこか野蛮な人といった差別的な考え方があるらしい)ようです。 この作品を見ると、田舎者の自分でさえ、山の猟師の方たちとの会話は少し避けたいな、とも思えてしまう、それはかなり失礼なことですが。 どうやら、差別的な映画を見ると、自分の中の同じ差別的な部分が極度に反応するようです。 しかし映画として面白くないかもしれないので、あまりおススメはしないです。 いや、自分は子供視点によるメランコリック&シュールな雰囲気で楽しめましたが。 しかしそんなマニアックな人はなかなかいませんね。高い点数つけすぎたわ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-31 02:21:38) |
543. スターシップ・トゥルーパーズ
《ネタバレ》 この作品にはある種の危険な洗脳効果のようなものを秘めているような気がしてならない。 SFではあるが、ある種の「毒」のようなものがあるので、あまり子供向けともいえない気がする。 しかしティーンの男の子が見れば、この熱血精神に憧れる気がする。 パワー漲るギンギンの健康的男子が見ると、鼻息が荒くなりそうだ。 熱というか、エネルギーに満ちている。 一応SFではあるが、熱血でスポコンで、スポーツ部の部室を垣間見るような若いエネルギーと汗に満ちている、スポーツ映画のような感じもする。 しかしだから危険で、その熱血なエネルギーによって「死」にまで追いやってしまうというか、「死」に対する恐怖感覚を麻痺させるようなものがある気がする。 多分、偏った考え方で間違った事を僕は書くが、この映画を世界中の全員の人が同時に鑑賞したとすれば、凶悪事件が多発しそうな気がする。 例えば男女何人かを密室状態にして、この映画を毎日モニターで繰り返し流せば、そこは激しい大乱交の場となるか、あるいは凄惨な大殺戮の舞台となってしまうかだと思う、極端な話だけど。 人間が日常で保っている感覚(理性?)をマヒさせるものがこの作品にはあると思う。 非常に極端で偏ったことを書いただが、しかしそんな気がする、、、。 いや、そう感じたのは自分だけかもしれない。 しかし、SFなのにスプラッタが凄い。 人の肉と血が地面に転がる。それはあまりにも上手く良くできた完璧すぎる光景だった。 また戦友の「死」に対して、あまりにもポジティヴというか前向きで、それでいて無機質だと思う。 大切な人が死んでもあまりクヨクヨ落ち込む場面は記憶にない。すぐに立ち上がり、後ろなどを振り向かず、つねに前を見つめている。死者は数字と残骸で表される使い捨て状態。 それはどこか敵の巨大昆虫類と似たところがあるような気もする。 別にどうでもいいですが、男女混同のシャワー風景は、誰もが理想とするところで素晴らしくもありながら、それでいて異様だとも思った。 とにかく観た後で自分はいくらか洗脳されたような気がした。 人を暴力に駆り立てるというか、、、きっと間違っているとは思うが、とにかく僕はそんな印象を受けてしまったのだ! 「トータルリコール」といい「ロボコップ」といい、この監督は本当にSF的な才能があるなぁ。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-31 02:10:34)(良:1票) |
544. デトロイト・メタル・シティ
《ネタバレ》 デスメタル、ブラックメタルの名盤と評されるCDを200枚以上所有している自分は(それでもデスメタル初心者)、たまにはライヴにまで足を運び、懲りずにいつも前の方の列に行ってボコボコにされてムカついて帰ってきます。 そんなメタラーな自分は、正直「こんなものを観てやるものか!」とも思っていた。 しかし、見たらなかなか面白いではないか。 作品内のDMCは、(どうせメタルも聴かないヤツが監督したろうから、デスメタルの名を偽ってるんだろうな、と思っていたが)思ったよりもメタルっぽいことをしていて感心しました。 しかしこれはデスメタルではありません。100歩譲ってメロデスだとしても。 しかしこの作品は「とても怖そうな人が、実は意外と優しかったら嬉しかった」といったような人間の心理を巧みに利用した悪質な作品だ。それでも面白いけど。 原作はデスメタルを有名にした意義のあるコミックであるが、デスメタルに俗物的で滑稽なイメージを与えたような気もする。それに、デスメタルバンドの素顔は実は「なよなよ」していて女々しい性格だったりオタクでキモかったりとか、そういったダサい印象も与えたと思うので、評価するが、評価しない部分もある。 ブラックメタルのメンバーなんて、殺人したり、教会燃やしたり、バスを横転させたり、パーティーに人間の生首を出しちゃったり、ジャケットに自殺したヴォーカルの脳みそブチまけ写真を載せちゃったり、メンバー全員が犯罪者だったり、という事を本当にやっているのだ! ま、へヴィーメタルなんて、音楽ジャンルの中で一番バカにされそうなジャンルですからね。 原作コミックに忠実なところもあるが、適度にアレンジされていて良い。 コミックの映画化としては成功した方だと思う。 しかしこの映画化のテーマは「夢」なのかな? しかしいろんな「夢」の形があって、いろんなタイプの「夢」をみている人がいるもんだ。。。 悪魔崇拝を「夢」とかいうと、ちょっと違和感があるなぁ。 「夢」は明るいものであり、悪魔崇拝はその裏側の理想というか「イメージ」だと思う。どうでもいいけど。 しかしこの母親は素晴らしい人格だなぁ。理解力があるというか、自分の息子を信用しているんだろうな。 意外と感動した。 ローサ可愛いな!デスメタルにあんな清純系の女性ファンはいねぇ! [地上波(邦画)] 6点(2010-01-29 00:24:35)(良:2票) |
545. アバター(2009)
《ネタバレ》 素晴らしい! 唯一の3D映画アバター。それは感動の映像体験だ。 スピルバーグはたぶん嫉妬したであろう。 いや、恐らくすべてのクリエーターが嫉妬したであろう美しすぎる映像世界。 個人の芸術家はこの作品を前に何ができるのか。 この世界を創造したキャメロンはまさに天才である。 自分はこんな素晴らしい世界を見たことがない。 ファンタジー世界を崇拝する者にとっては最高の幸せだ。 完璧に構成された見事な一場面一場面に息を呑み、 圧倒的なスケール感と物凄い迫力にただただ感動するばかりだった。 震えるほど美しい場面がある。それはもう美の極致だ。 SFファンタジー映画はこの映画をしばらくは超えないだろう。 内容はエンターテイメントの次元をとうに超えている。 CGで作られた世界はFFなどのゲーム美術に共通するところもある。 しかしFFなんかよりも遥かに美しい。 いや、これはアメリカ版「ラピュタ」といっても良いくらいに幻想的な世界。 ネイティリはどことなくもののけ姫のサンを彷彿とさせる。 色彩的に青が非常に美しく神秘的。 まるで海のように深く静かに輝く幻想的なムードの青に癒される。 また水の表現が非常に美しい。 これはタイタニックやアビスを監督したキャメロンならではの成せる業。 この作品には人間の原始の美しさとエネルギーで満ちている。 この作品を見ると現在に生きる人類はどれだけ霊や自然との一体感を失ってしまったのかと思う。 ナヴィ族の生活は美しく生のエネルギーに満ち溢れる。 そこで生きる強さと逞しさが生命の強さを思わせていて美しい。 獰猛な獣や奇妙な植物たちが埋め尽くす森こそ正に「命」そのもの。 しかしこの作品で行われるのは人類がこれまでにしてきた残虐な行為だ。 軍人たちが神聖な巨大樹を焼き倒すとき神をも殺した。 巨大樹こそ自然の象徴で、それを欲しいもののために破壊する人間の姿がそこにはある。 そういった自分よりも遥かに大きな神聖なものを破壊してしまうことに「畏れ」のような感情はないのだろうか? 戦闘機をはじめとする背景には、キャメロン映画にあるメカデザインのカッコ良さがみられる。 戦闘機に描かれたドラゴンの絵にはドラゴンの霊が宿ってるみたいでカッコいい。 このアバターは映画史の中で唯一3D映画として語られる映画だと思う。 [映画館(吹替)] 10点(2010-01-29 00:07:14)(良:2票) |
546. パルス
《ネタバレ》 全然リメイクだと気づかずに見てしまったわー。 映像はなかなかスタイリッシュですし、、、それとも昨今のホラー映画はクオリティが上がってきていて、これくらいが当たり前でしょうか? いや僕は10年ちかく前のB級ホラーばかりを漁っているので、、、。 たぶんパソコンに詳しい人が見るホラーだと思ったのですが、もしかすればパソコンが苦手という人が見たほうが恐怖感が伝わるかもしれません。 それはパソコンの苦手な人にとってはネットは「恐怖」ですし、なんだか分からぬ暗号(パスワード)を入力すること自体が「不安」そのものです。 実はパソコンが苦手な自分は、入っちゃいけないページに入ってしまうと、もしかしたらそこに幽霊や怪物のような存在がいて、そこから祟り(ウィルス)のようなものを受けてしまうかもしれないという不安が漠然とあります。 とにかく、そういういけないページを開いてしまうと、自分が「それ」と関わってしまい、それが自分の日常生活を侵食してゆくというのはあると思います。 ところでこの作品は「リング」系ですかね。 こういった作品を観ると、世界中のホラー映画に多大な影響を与え続けている「リング」は物凄い名作なのだと思います。 またそう考えると「リング」の恐怖は、こんなところにまで感染しているのですから、貞子の「呪い」というのは別の形で本当にあるのだと思いますよ。 しかし、この「パルス」はゴースト系ホラーのようですが、やっぱり外人が幽霊をやっても怖くないですね。外人と日本人とでは「恐怖」の捉え方が違うのでしょうか?当たり前か。 しかしこの「パルス」は、アメリカのティーンエイジャーの心の切迫感というか、心の闇みたいなものが見えてくるような気もします。 それと長時間のパソコン、インターネットが心身に与える悪影響みたいなものを(皮膚が黒く侵食してゆくところなどで)示してくれているようです。 最後の方では、コミュニケーションの不足したことによる危機を訴えるメッセージみたいなものもあり、B級ホラーなのにメッセージ性があるという事を評価したい気になります。 って、俺は点数を高く付け過ぎたか? [DVD(字幕)] 5点(2010-01-27 03:29:26) |
547. 天使にラブ・ソングを・・・
《ネタバレ》 やっぱり面白い! DVDは既に持っているのに、テレビで観ちゃった! 主人公の女性デロリス(ですっけ?)は本当に幸せなんだと思いますよ。 デロリスは皆から愛されていたから、ああやって修道女さんたち、刑事さん達がカジノ街リノまで助けに来てくれたんです。 この作品では古い「しきたり」やら「伝統」やらに縛られているだけではダメだといったことを教えられます。 僕はどちらかといえば伝統を重んじるような仕事をしているので、そういう部分では少し学びます。 敷居やら格式が高いのは良いですが、それによって近づき難い雰囲気になり、客が離れていってはどうもこうもありません。 (だいたい、お偉いさん方がお高くとまっていて、そこでの権威を独占しようとするから、あのように市民との距離が出来てしまうのではないでしょうか?) それを市民に開放するってのは凄いことなんです。 どうやら上の地位にいる人は、そういったものを皆に分け与えるのが下手なように思えてなりません。 古くからある伝統から一歩を踏み出す勇気を学びます。 その先に開放感があるのかもしれません。 キリスト自身は、自分の教えが人を束縛してしまうという事を望んではいないと思います。 また、せっかくある「教え」を地域に解放してからこそ、それを外で実践してからこそ、その教えが実を結ぶのだと思いました。 解放できない教えなんて勿体ぶりか何かです。 とにかく閉鎖的ではダメなのだと知りました。 僕は暗く閉鎖的になりがちなのですが、それを突破してからこそ、真の明るさや開放感に包まれるのだと思えてきました。 成功や幸福と呼ばれるものも、そういったところにありそうな気がします。 しかし、 デロリスを助けに行く場面は感動モノです。 ヘリのおっちゃんの罪深さ(?)を懇願する修道女達はなんだかシュールでした。 リノのギャンブルに修道女がいる光景はなかなかブッ飛んでいます。シュールです。 また、コミュニケーション等でしばしばKYに悩む自分ですが、この作品を観ると「KYでもいいんだ!」なんて思える場面が多々あり、ちょっと心が救われます。 この作品で一番のKYさんは、恐らくあのおデブちゃんですが、彼女がストリートで少女達とダンスしている場面で、一人だけKY行為をぶっカマしてしまいましたが、それでもその後でみんなに暖かく迎え入れられるという場面があったからです。 [地上波(吹替)] 8点(2010-01-27 03:17:30) |
548. アタック・ザ・マミー
《ネタバレ》 物凄いB級ホラーを見てしまいました。 2001年でこのセンスは凄い。 確かにこの完成されていない感じは魅力でもあるかもしれません。 これを見ると、型にはまって完成されすぎたB級ホラーも「初心に帰れよ」と思ってしまいます。 中途半端な優等生の量産型B級ホラーなんかは心を改めるべきデス。 エジプトの遊園地って面白そうですね。 後宮って凄く憧れるんですけれど、、、なんだか一人だけ物凄い女がいるゾ。 スプラッタ場面は特殊メイクなどにより一部だけ凄くよく出来たものもあった。 [DVD(字幕)] 2点(2010-01-19 20:59:02) |
549. プレスリー VS ミイラ男
《ネタバレ》 もっとクソ映画かと思ったのですが、そうでもありませんでした。 ミイラがショボいですが。齢はとりたくないなぁと思ってしまいます。 物語の最初のエルヴィスと、最後のエルヴィスとの心の変化が面白いです。 最後のエルヴィスには清清しさが満ちているように思われます。満足した表情です。 エルヴィスにとってミイラ男とはどのような存在だったのでしょうか? というのも、ミイラ男と戦っているエルヴィスの心は輝いて見えたからです。体は年老いていますが、心は完全に若返っていたと思います。エルヴィスの心を若返らせたキッカケの一つとなるのがミイラ男ではないでしょうか?エルヴィスとケネディとの友情は素晴らしいです。そしてこの二人の友情が美しく見えたのもミイラ男によってではないでしょうか? まぁ、クソな映画だと思いますが、、、クソB級なワリには映像と音楽がしっかりしていたなぁ、、、って、気のせいかしらん?。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-19 20:53:55) |
550. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀
《ネタバレ》 これは恐らくロメロ関連作品の中で、自分が始めて観た作品かと思われます。 面白いです非常に。 オリジナルのモノクロ版が名盤指定ですが、こちらの作品もなかなか素晴らしいものです。 それなりの「本気度」がありますし、伝わってくるものもありますし、ゾンビのバリエーションも豊富です。 ゾンビの種類が豊富で、そのゾンビが生前に人間だった頃の生活感や人間像が想像できるところが、ゾンビ映画には必要だと思っています。この作品ではそれがそれなりに出来ています。 それに民家の雰囲気が素晴らしいです。モノクロ版は光と影を巧みに使い恐怖感を演出していたと思いますが、こちらは土臭い埃臭いカントリーな感じの民家で、細部まで生活感が残されていてとてもリアルでした。その場の生活感を感じることが出来ることも、ゾンビ映画には重要だと思います。 この感じはなんと言いましょうか?「悪魔のい●●え」程ではありませんが、乾いた退廃的な雰囲気がとても素晴らしかったです。 主人公のお姉さんも気に入りましたぁ。 オリジナル版ではどこか影のあるゴシックガールな感じがしましたが、リメイク版では繊細ながらもどこかハードボイルド(?)な感じのする女性です。 大の男二人が「地上」か「地下室」か(主導権)を争って喧嘩している場面では、人間の一番愚かな部分がとても分かりやすく象徴されていたかと思います。 あれこそ誰からみても「愚かな争い」に他なりません(しかし難しいもので、それが人間の性です、たぶん)。 僕はクーパーが大嫌いで、テレビを「武器」にしようしたあたりは糞です。 最後の1発はナイスです、お姉さん! ゾンビ映画は時として、人間の最も愚かな部分を観客に見せ付けることが重要だと思いました。 また、ただのリメイクもので終わっていないところも良いです。 ただ、恐怖演出はオリジナル版の方が巧みで、光と影で不安を効果的に演出したり、淡々とリアルに進む静寂的な感じの方が好みだったりする。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-19 20:15:32) |
551. シューター/無限射程<TVM>
《ネタバレ》 なんともない。てか普通すぎた。。アクション初心者な僕でも普通だって思うもん。戦場を連想させるジャケデザインもタイトルも本編と合っていない。 なんだか全体的に印象がボヤける。普通すぎて。 もう総てが普通すぎた。これぞB級アクション!しかし話のテンポはけっこう良い。普通に見ていると普通に面白い。最初に出てきた町の雰囲気が良かったのを微かに覚えている。 なんたってヒロインが美人じゃないし、主人公も地味で普通で印象に残らない。 1ヶ月前に見たと思うんですが、3ヶ月たてば普通に忘れそう。 なんでも「シューター極大射程」のパクリだっていうじゃありませんか? ごく普通のアクション映画として無難に話は進むが、見所はクライマックス。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-16 03:43:40) |
552. ナイン・ライブス
《ネタバレ》 館ホラーとして、ちょっとだけ面白い。 ちょっと妖しい館の雰囲気で、窓の外では雪も降っているし、なかなか良い感じ、、、ってシャイニングからの影響か~? 「ヘルハウス」「ホーンティング」等の館ホラーが好きなら見ても良いかも、、、。 セクシーな金髪女性も出てきたし。 最初の音楽はエクソシスト風? [DVD(字幕)] 3点(2010-01-14 23:48:43) |
553. 黄金の腕
《ネタバレ》 人が何かに溺れてしまうということはとても恐ろしいことです。 僕自身が依存傾向にあるので溺れることの恐怖は強い。 溺れるというのは先が見えないし出口が真っ暗な感じがして恐ろしい。 そんな依存症の恐怖があります。 一度依存症になると死ぬまで依存症であると聞いたことありますが、 この映画もそれくらい深刻です。 薬に溺れ、人に溺れて大変な泥沼化します。 主人公フランキーは様々な悪い人間に溺れてゆきます。フランキーは誰も信じられる人がいない状況で、 チビは良い友達でしたが、フランキーが逮捕されるキッカケになってしまいました。 麻薬売りの男とか本当に悪い人間で、ああいう人間は、もし溺れている人を見つけるとそれを餌にどんどん利用してきます。人の弱点を餌にするような人間と一緒にいると泥沼にはまります。 依存したり利用されるのは自分が弱いからなんですけどね。 この作品の中では誰も何も信用できないのが砂漠のように恐ろしい。あの医者が持ってきた「背骨を矯正する機械」を見れば、それはこの作品の中の胡散臭さを代表しているようです。 マリーは奥さんと比べ、献身的な感じで、一緒に苦しみ、フランキーの状態が良くなることを神に祈ってくれたから、とても良い女性のように僕は感じました。唯一母性が表れていた人物かと思います。 奥さんですが、フランキーの人生を狂わしている張本人の一人です。 僕にはあの奥さんの存在こそがフランキーが麻薬に手を染めてしまった原因だと思えてなりません。 奥さんは嫌な存在ですが、最後に笛をピー!と吹きながら飛び降りる場面では、何か大変なものを心に抱えていたのだとも思えて、可哀想にもなってきます。「愛しているわ、、、」と最後につぶやく奥さんを見ると、「愛って何なの?」みたいな気になります。 奥さんの言う愛は愛ではなかったのだと思いますが、それを愛だと信じていた奥さんも気の毒に思えます。 人を追い込む愛というのはあり得ないからです。 依存の深刻さとそこに人間の心の「闇」の部分を見事に描ききった作品かと。 ジャズ音楽はフランキーが溺れてゆく様を効果的に表現していました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-14 23:45:23)(良:2票) |
554. ロミオとジュリエット(1968)
《ネタバレ》 素晴らしいです。神秘的に美しいです。こんなに美しい物語だとは思ってもいませんでした。 音楽も素晴らしいです。心に残ります。 ヒロインはとても美しいです。黒髪がとても美しかったです。 こんなに激しく愛し合うなんて、僕も激しい愛に死んでみたいものです。 この作品を観た後、まさに放心状態です。 [DVD(字幕)] 9点(2010-01-14 23:13:51) |
555. ドルフ・ラングレン in レトログレイド2204
《ネタバレ》 超おB級なSFで笑えます。 いや、つまらなすぎてとても笑えません。 しかしセットがダサすぎます。 最後はちょっとよかったかもしれません。 しかし、意味は分かりませんでしたが。 ラストシーンが、どっかで見たことのある画だな、と思った。 [DVD(字幕)] 2点(2010-01-13 02:58:26) |
556. オクトパス IN N.Y.
《ネタバレ》 巨大タコショボ過ぎ。 物語が始まったとたん、いきなりか~! このタコが~! [DVD(字幕)] 2点(2010-01-10 03:25:26) |
557. スティーブン・キング/アーバン・ハーベスト2
《ネタバレ》 1作目は見ていない。 けっこう不気味かも。子供が怖い。 カーテンを開けたときに子供が沢山いたのが怖かった。 急に出てくるとビビるわ。 女の子が可愛いくて良かった。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-09 02:46:45) |
558. Dr.チョッパー
《ネタバレ》 おB級の医療系スラッシャーホラーです。 なかなか糞です。 北斗のジャギかと思いました。 ハードボイルド・スラッシャーです。 でも殺人鬼ドクターの瞳がとても優しいので、癒し系スラッシャーかもしれません。 殺人女どもは酷いです。非常に下品な女どもです。ビッチです。 アバズレ・スラッシャーです。 特種メイクしているのに怖くもなんともないので、意味ありません! 森林警備員の悲痛さが伝わってきます。 もう書いていて意味がわかりまへん。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-09 02:41:41) |
559. 少林キョンシー
《ネタバレ》 キョンシー関連のものは始めてみました(よりによってこの作品(爆))。 非常に興味深いです。 意外とゾンビ映画なんですね。 カンフーとゾンビがぶつかり合う場面は面白いです。 最後の兄弟対決は、スケールが大きすぎて意味が分かりませんでした。 本当に最後だけはスケール大きいです。 しかし長く感じましたね。 B級で2時間みっちりはいかんでしょう。 そりゃいけまへん! ダグラス君しっかりしてください。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-07 02:51:34) |
560. デッド・フライト
《ネタバレ》 以外に良作かもしれないB級ゾンビ・ホラーです。 内容はなかなか。 空にもゾンビがいたら逃げられないでしょう。 飛行機が舞台モノなだけあって、空が非常に綺麗だった。 その夕陽のコントラストの美しさに見入ってしまう場面もあった。(ゾンビ・ホラーなのに) ほんとうに「雲」にかぎってだけは実写版ラピュタといってもいいくらいに(いいすぎた)。 この作品はゾンビ系だと思うけれど、ゾンビの目とかが死霊っぽくてなかなかだった。 これがホラー愛ってやつですか。 ゾンビモノとしてはなかなか高いレベルとは思うが、ちょっと前にエグゼクティブ・デジジョンを見たので、 そうすると同じ飛行機モノのそっちの方と比較してしまうのです(そんな理由・・・)。 機内でラグビーボールをキャッチボールしているアホなティーン青春ファッカーな奴らがいた、、、 そうしたら僕、飛行機の機内でマジでラグビーの試合をやる映画を思いついたんです。 きっとヒットします。 もしなんなら僕がその映画の監督をやってもいいですけど(爆!)。 失礼しました。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-04 22:52:53) |