Menu
 > レビュワー
 > たきたて さんの口コミ一覧。28ページ目
たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2310
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
21222324252627282930313233
投稿日付順1234567891011121314151617181920
21222324252627282930313233
変更日付順1234567891011121314151617181920
21222324252627282930313233
>> カレンダー表示
>> 通常表示
541.  スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン 《ネタバレ》 
 日本のアニメーションの良さがフルに発揮されたかのような作品。原作・脚本をどれくらい日本が担当したのか知りませんが、キャラの作り方が抜群に上手い。これぞ日本が誇るマンガ・アニメクオリティでしょう。  『射撃の名手で美少女トリッグ』『ニヒルな戦士バグスプレー』『武術の達人チャウ』『全身タトゥーのホーリーマン』『百戦錬磨のヒーロー』と個性豊かな面々が揃う。だから防戦一方とはいえ、バグたちとの戦いがかなり見応えのあるものとなっています。  また、『幽霊船探索』的シチュエーションが好きな私にとって、本作の味付けはかなりおいしかった。『バイ○ハ○ード』シリーズにも言えることですが、嵐の前の静けさ的情緒がたまらなく好きです。ここから船を起動させた直後のパニックはもはや爽快ですらあります。  マローダー部隊も『3』より大分スピーディーで闘い方がかっこいい。ただ、ほとんどが撃ち落とされてリコしか到着しなかったのはあまりにももったいない。何機か撃墜されるのは仕方ないとしても、もう少し大規模で派手なマローダー部隊の戦いが見たかったです。  ちょっとMSを連想しちゃうような本作のマローダーの動き。で、それがまたちょっと興奮しちゃったりするわけです。  うん、理屈抜きに楽しめる映画です。  ただし、『1』と『3』は見ておいたほうがいいかもしれないので、一見さん向きではないでしょう。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-27 14:06:49)
542.  ウォールフラワー 《ネタバレ》 
 正直こーゆー映画の良さってよくわかりません。すごく共感できたり、デジャヴを感じたりするとまた違うのかもしれませんが。なにせ他の国のお話ですからね。人情の機微ってもんが、母国映画に比べるとピンとこない部分があります。  こちらのレビューを読んで『なるほど』『なるほど』『なるほど』・・・とうなずくばかりです。  とは言えですよ、『理屈で良い映画』と理解するのと、『良い映画だと心から感じる』のとではまた違います。  私はこの映画、心の琴線に触れることはなく、また、面白いと感じることもなかったのです。  チャーリーの良さに周りの人間が気付いていくっていう展開そのものは好き。ですがそればっかりだと物足りない。かと言って中盤から終盤にかけての暗い話はなんとかならんもんですかね。  『親友の自殺』ってのはおばさんのことでしょうか。そのおばさんから性的虐待を受けていた?そのおばさんが事故死したのが自分のせいだと思っている?チャーリーの抱える闇ってのが気になって最後まで見ちゃいましたが、答えは明示してはくれないのですね。これだけヒントあげたんだから、あとは自分で解きなさいってか。  ミステリー要素がある映画は好きなんですが、結末やオチをぼかしちゃうのはあまり好きではありませんね。  序盤で先生の質問に正しく答えられているのがチャーリーだけ。いち早くチャーリーの才能に気付いた先生のもとでチャーリーが少しずつ成功していくようなサクセスストーリー的展開があれば、また違った感想になったかもしれません。
[DVD(字幕)] 4点(2020-03-26 03:43:34)
543.  白雪姫と鏡の女王 《ネタバレ》 
 そんなに期待せずに見たのですが、予想よりちょっとだけ面白かったです。掘り出し物、と言ってもいいかもくらい。  『王子の身ぐるみ剥いじゃう7人の小人』『白雪姫VS王子』『毒りんごを見抜く白雪姫』『キスで目覚める・・・・・・王子』と、私の知っている白雪姫とは大分違うお話。でもそれがちょっと面白い。  武闘派な白雪姫がとってもキュート。そして可憐。大変魅力的なヒロインに仕上がっております。  こーゆーヒロイン像はジブリ作品に共通するところがあるかもしれません。ジブリ作品に慣れ親しんだ日本人とは相性が良いお姫様だと思います。まあ、欲を言うなら、猛特訓した白雪姫が、もっと圧倒的に強くなっていたら更に面白かったかもしれないです。肝心なところでは、一般的なヒロインから抜け出しきれなかった感はあります。お行儀の良い作品にまとまっちゃいましたね。  その分、見る人を選ばない万人に愛される作品に仕上がっているのは確か。  『操り人形の襲撃シーン』や『白雪姫の猛特訓シーン』などは個人的にかなりお気に入り。  こういった独自路線のアレンジを加えつつ、この安定感、安心感のあるストーリー構成はなかなかです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-23 12:49:49)
544.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 《ネタバレ》 
 スペースオペラ的作品に若干飽きが来ている今日この頃。それもあってか、アベンジャーズシリーズの中で、一番期待せずに見たこの作品。いやいや。これがなかなかどうして。面白いじゃないですか。  『ザ・定番』なのは間違いない。凝った演出やエピソードだってありゃしない。何が面白いのかわからないけれど、強いて言うなら個性豊かなキャラクター達の魅力にやられたのかもしれないです。『異なる特技を持った仲間たちが力を合わせる』っていうシチュエーションがとにかく好きなんです。  『脱出のプロでありメカに強いロケット』『木人のグルート』は特にお気に入り。マイケル・ルーカー演じるヨンドゥが、ペンみたいな武器1本でロナン軍を一掃しちゃうシーンも好き。この人『ウォーキング・デッド』で顔と名前を覚えたのですが、実は結構いろんな映画に出ているのですね。しかも結構見たことある映画ばかり・・・。凶暴さと父性を同居させた、なかなか好きな役者さんです。  ストーリーは、悪い奴をみんなで力を合わせてやっつけるってだけなんで、なんてことないんですけどね。そーゆー定番の良さってのが土台にあるから、キャラクター達の魅力が際立つのかもしれません。アベンジャーズの布石として鑑賞しましたが、これ単体でも充分に面白い作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2020-03-23 12:34:02)(良:1票)
545.  マネーボール 《ネタバレ》 
 野球。トレード。ゼネラルマネージャー。正直どれも興味ない。うん、この映画はスルーしよっかなって思ったら、『あれ?ブラッドピット主演じゃん・・』と思い、あらすじだけ読んでみることに。『実話系』『サクセスストーリーっぽい』結局好奇心が勝っちゃって見てみることに。  で、結果は、・・・やっぱ興味湧かねーなー、というのが正直な感想。それに、トレードのルールや基準がどれもピンときません。これじゃあ楽しめるわけありません。選手のほとんどは会話の中に出てくるのみ。当然顔と名前が一致しません。誰がどう凄いのかちっともわからないわけです。  『なんかイライラしてる。』『監督全然ゆーこと聞かねーじゃん。』『なんか勝ち始めた』ぐらいのことしかわかんない。  で、そんな自分でも楽しめそうな野球シーン。特に勝っていくシーン。そのほとんどがニュースで流れるダイジェスト版のようなものばかり。  好きな人が見れば面白いのだと思います。見る価値があるのだと思います。  ですが私のようにこの世界に全く興味がなく、知識がない人間が見ても、ただ出来事を羅列してあるようにしか見えません。見る人を選ぶ映画と言えそうです。  ただ、エンタメ色の薄い作品である割に、見飽きるということはなかったです。ですから、映画としての完成度は高いのかもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-03-14 23:13:38)
546.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》 
 前作に引き続き、こちらでの評価があまり高くなかったので過剰な期待はせずに鑑賞。  プロローグの両親の最期。緊迫したサスペンス。およそスパイダーマンらしくない雰囲気。ちょっと期待が膨らみ始めます。そしてオープニングの『ニトロ強盗アレクセイVSスパイダーマン』でこれは前作より面白いと確信。爽快なアクション。迫力ある映像。ザッツエンターテイメント。幸先良いスタートに胸躍ります。  で、本題に入ると次第にテンションは緩やかな下降線を描きます。  まずはグウェンとの別れ。いやいや。そりゃ父親との約束はあるけれど。でもそれは前作でふっきったわけですから。こちらに持ち越すのはよしましょうや。  助けてあげた黒人設計士マックス。熱烈なスパイダーマンのファン。そんな彼がスパイダーマンに憎悪の念を燃やす。う~ん。  親友のハリー。昔を懐かしみながら、再び親交を深める二人。そんな彼が、スパイダーマンに憎悪の念を燃やす。う~ん。  どれをとっても暗いなー。もとがみんな悪い人じゃないだけに、誰が勝ってもすかっとしません。なぜこんな暗い話に・・・。まあ、いいか。せめてグウェンとハッピーエンド迎えてくれたら・・・。ってグウェン死んじゃったよ!しかも親友ハリーの手にかかって死んじゃったよ!  ハリーはブタ箱にぶち込まれた挙句、完全な悪の組織のボスに。立派になっちゃってまあ。  もっとカラっとした明るいエンターテイメント希望です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-13 14:11:36)
547.  ソウル・サーファー 《ネタバレ》 
 実話とは言いますが、『映画に合わせてだいぶ脚色してそうだなー』と思った次第。  ところがところが。ラストまで見たところでベサニー・ハミルトンご本人登場。しかも当時の映像を流す流す。これまたびっくり。本作のストーリーやキャラ設定とほとんど変わらないじゃないですか。タイで子供にサーフィン教えている映像まで残っています。ここまで実話に忠実に作られている映画も珍しい。もしくは、あまり脚色する必要がないほど、現実に起こった出来事がドラマチックだったということでしょうか。  ただ、私は映画の最後に実際の映像を流すという行為、あまり好きではありません。せっかく映画の世界に浸っていたのに、なんか急に夢から醒めちゃう感覚がします。インプリンティングみたいなもので、最初に見たベサニーとそのドラマが、自分にとっては『本物』なわけです。その後に、『実は本物はこっちでしたー。』っていう映像をわざわざ流す必要があるのでしょうか。こーゆー実話ベースの映画のラストに実際の映像が流れるたびに常々思います。  本編はさすがのディズニークオリティに8点。ですが最後にちょっと気持ちが醒めちゃったので7点で。  それにしても今まで普通の生活を送っていたのに、突然腕がなくなっちゃう。その事実は映像で見ると思っていたよりショッキングでした。外見もここまで変わるものかと。オープニングで流していた何気ないベサニーの日常。ギターを弾いたりとか。そーゆーのが、ベサニー退院後のベサニーの日常との切ないほどのコントラストを生んでいます。出来ないことがここまで増えるものかと。退院後のシーンは胸にぐっと迫るものがありました。そんなベサニーがプロサーファーとして活躍していることに驚嘆するばかりです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-11 09:45:20)
548.  リアル・スティール 《ネタバレ》 
 技術はない。才能もない。努力もしない。傲慢で謙虚さのかけらもない。金に無責任で借金まみれ。息子の親権を金で売る始末。冒頭1時間そんなエピソードの繰り返し。はっきり言って辟易します。ロボットが負けるエピソード2回も要ります?1回でよくないですか?最初の牛とのバトルなんてまるまるカットしたほうが良いんじゃないですか?  マックスも最初は良かったのですが、ツインズに勝ったあたりからの増長ぶりが気になります。ゼウスに挑戦状を叩きつける際のマイクパフォーマンスが好きになれないですね。すぐ調子に乗るところが父親といっしょ。だいたい不法侵入した廃品置き場からアトムを勝手に持ち出したことばらしちゃっていいの?  この作品に出てくる大人はクズかダメ人間ばかり。見ていてイライラします。ウソ。かつあげ。ギャンブル。負の要素が多く、毒気がある。それでいてテイストは子供向け。じゃあこれを子供と一緒に見るかと問われると、自分だったらためらう。子供にはなんとなく見せたくない。  チャーリーをぼこぼこにして金を巻き上げたチンピラ。こいつへの制裁シーンが何ともしょぼい。勝手に10万$賭けて勝手に自滅。これで溜飲は下がらないですよ。こんな中途半端な懲悪シーンなら無いほうがマシです。  これだけファンタジーな夢物語を描くのであれば、ラストもスカッとKO勝ちでもさせりゃあいいのに、そこは判定負け。いやいや、そんなリアリティ要ります?  ダンスでの登場シーン。中盤以降の特訓シーン。動物園。ツインズとのバトル。盛り上がりポイントや好きなシーンも多かっただけに、前半のつまらなさとキャラクターの魅力の無さが本当に残念。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-02-23 15:39:12)
549.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》 
 評価が高かったので期待はしていたのですが、はっきり言って期待以上の出来です。見所多い。時間を忘れる。最高級エンターテイメント。アベンジャーシリーズ9作目まで見てきましたが、今のところシリーズ中最高傑作。  まずスピード感。これが凄い。そしてアクション。キレが違います。格闘、武器、カーアクション、空中戦とバラエティに富んでいるのも良かったですね。そしてどのバトルシーンも最高に面白い。  主役から脇役に至るまで、魅力的なキャラクターが勢ぞろい。キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン、ウィンターソルジャーはもちろん、ブロック・ラムロウやエージェント13も脇役ながら凄く良い。特に管理室みたいなとこで、ラムロウ、13をはじめとして、みんながお互いに銃を向け合う緊迫したシーンが最高に好き。これこれこれ。こーゆーのを待っていたのです。  ウィンターソルジャーは今作では敵役でしたが、次作では味方として登場してくれるのでしょうか。楽しみで仕方がないです。  シリーズものも悪くないですね。  また、個人的に『回想シーン』ってあまり好きではないんです。特にこーゆーアップテンポな映画の場合、作品のノリが損なわれることが多いから。ですがこの作品では必要最小限に、それでいて最大限の効果が発揮されるような回想シーン。スティーヴがバッキーとの思い出を思い出しているシーンで、もうばりばりに感情移入できて、面白さがぐっと増しました。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-02-23 12:44:04)(良:3票)
550.  マイティ・ソー/ダーク・ワールド 《ネタバレ》 
 いつものマイティ・ソー全開でそれなりに面白く見られます。  ただやはりマーベル作品の中でも、マイティ・ソーシリーズだけは毛色が違うと言いますか・・・。神話系、RPG系アクションで、免疫が無い人には見るのがツライでしょう。例えばウチの奥さんとか・・・。  私は子供の頃からこーゆーのが好き。ですが、大人になると、見ていて飽きがきちゃうことも確か。よほどストーリーが面白かったり、キャラが魅力的だったり、アクションが爽快感抜群でない限り、のめりこめなくはなってきましたね。純粋にこの世界感だけを楽しむことができなくなったのが寂しい。これも歳のせいか。  ジェーンがエーテルの力を取り込んじゃったときは、『ソー』VS『ジェーン』みたいな展開を予想。もしくはソーとジェーンが共闘してダークエルフ軍と戦う、みたいな。どっちも違いましたね。普通にジェーンの体からエーテルを取り戻した敵とバトルするだけ。なんか物足りないです。  で、こうなってくるとこのシリーズは、ひたすらソーのトンカチバトル一本槍になっちゃって、変化が乏しくて飽きちゃうのかもしれません。  敵はなんか良かったです。とゆうか、ダークエルフの最先端な武器が良かったです。印象的だったのはミニブラックホールみたいな爆弾。まあそれに対してアスガルド軍のしょぼさがちょっと。せめて持っている武器がライトセーバーみたいに敵の光線銃やら爆弾やらを弾き飛ばせる性能があればまだ良かったのですが。でもそれだと完璧スター○ーズ。まあそんな魅力的な武器のおかげで、アスガルドが攻め込まれるシークエンスは結構な盛り上がり。見所の一つ。  あとはクライマックスのワープバトル。これは面白い試みだと思います。ストーリーを崩さない程度に笑いの要素も盛り込めるし。  ですので、前作よりかは好きなんですけど、他のマーベル作品と比べるとちょっと、って感じです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-18 13:13:06)
551.  テッド2 《ネタバレ》 
 そもそも前作の何がよかったのか。ジョンか。テッドか。2人の関係か。はたまた下劣なコメディか。  いやいや違います。ローリーです。女神様の存在です。彼女の存在あればこそ、3人の関係が素敵なものに見えるという奇跡の錯覚を起こせたのです。その彼女がいないだけでこの作品の魅力は半減です。  前作のハッピーエンドを覆すスタート。最悪です。  アマンダ・セイフライド演じるサマンサもなかなかに魅力的。ただローリーには及ばず。  それでもテッドの人権を守ろうとするメインストーリーはそれなりに面白く見られます。裁判ネタ好きですしね。『俺は所有物か。』の一言で急に作品の空気感が変わります。この転調嫌いじゃないです。  で、そのまま裁判メインのストーリー展開であればまだ良かったのですが、ダニーの乱入。目まぐるしく変わるテイスト。  更には裁判をサマンサからモーガン・フリーマンへまる投げ。なんとも盛り上がりません。  悪ふざけ悪ノリも前作同様。眉をひそめるだけ。面白かったのはジュラシックパークのくだりくらい。あの名曲と『群れだ、群れで動いている』の感動的名台詞をこんな不謹慎な使い方して(笑)。この映画の提供は麻薬組織ですか?
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-02-16 13:49:34)
552.  アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》 
 『ちょっとイケメンすぎるなー』とか、『ベンおじさんの死がなんか軽いなー』とか、『糸は機械で出すんかい』とか、妻と一緒に文句ばかり言っていたんです。最初は。  でも中盤あたりからぐっと面白くなってきまして。コナーズ博士が変身しちゃうあたりかな。来た来たーって感じで。ちょっとだけホラー色あってかなり好みのテイストです。  前半はかなりオリジナルに近いストーリー。だからどうしてもオリジナルと比較しちゃいます。  オリジナルでは『少しずつスパイダーマンになっていく過程』が面白くて、終始ワクワクしていた記憶があります。それに対し本作は『設定』や『陰謀』の雑味が強くて、肝心のスパイダーマンへの道のりが随分あっさり描かれたように感じます。そのためでしょうか、前半は物足りなさを感じてしまい乗り切れません。  リザードが暴れだしてからは、全く新しいスパイダーマンの物語として純粋に楽しめます。そしてその躍動感あふれるスピーディなアクションは本家にひけを取らない出来栄えで、そのスピード感に酔いしれるのです。  マーベルシリーズではスパイダーマンシリーズがやっぱ一番好きかもしれない。ただアベンジャーシリーズをまだ全部見ていないので、今後どうなるかはわかりませんが。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-12 23:53:57)
553.  テッド 《ネタバレ》 
 前半が好きですね。中盤以降は悪ノリが過ぎます。  ユーモアの基本がブラックと下ネタなので、子供と一緒に見るには向かない映画。『麻薬って何ー?』『顔射って何ー?』何を聞かれても困ることになるでしょう。  ですがテイストは子供向け。いったい誰向けに作られた映画なのか。大人が見るには子供むけのシナリオのチープさに物足りなさを感じることでしょう。  失笑、苦笑が多い中、唯一光っていたのがスーパーの店長とテッドのやりとり。ここは傑作ですね。  テッドは『悪友』を『クマのぬいぐるみ』にしただけ。主人公ジョンのピーターパン症候群の原因となっているもの。ジョンは『仕事』『彼女との約束』などさまざまな責任を放棄。その責任を果たさなければならないことはわかっている。でもテッドからの誘惑に抗えない。もしかするとテッドはそんな『大人になりきれない大人』の心の在り方を具現化したものかもしれません。  で、彼女のローリーがめっちゃいい人。ジョンを大人にしようと孤軍奮闘。ものすごい美人ってわけではないのですが、役柄のせいもあってか、凄く魅力的です。彼女の存在あればこそ、この映画を楽しく見られるってもんです。  ジョンとテッドが今の自分たちをローリーのために変えようとしますが、あえなく失敗。最終的にはローリーのほうから歩みよる結末。これって、ピーターパン症候群は精神疾患の一つだから、周りの理解が必要だよっていうメッセージが込められているのでしょうか。だとしたら、これは子供向けではなく、やはり大人たちへの道徳ファンタジーってことになるのかな。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-12 02:51:57)
554.  センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 《ネタバレ》 
 『ここはどこだ』『何とか脱出しなきゃ』の1作目に比べると、雰囲気やや穏やかめの2作目。違うのは子どものほうが主体で冒険に出ようとするところ。ハンクは完全に保護者状態。行方不明の祖父は超元気だし。だから終始ほのぼのとした雰囲気が漂っています。人数が多いのもピクニック感を増していますね。  よって、『脱出のハラハラドキドキ』はトータルで見れば前作のほうが上。どちらも子供向けではありますが、強いて言うなら前作のほうがスリリングでサスペンスフルかと。  ですが、神秘の島の造形、美しさ、そして生物の多様性、こういった観点からすると今作のほうが見応えがあります。  まずは巨大な竜巻。これが圧巻。  島に着いてからは巨大とかげ。巨大卵。巨大アリ。巨大な蜂。巨大な蜘蛛。巨大な電気ウナギ。直接襲ってくるものは少ないですが、そーゆー生き物達が席巻している世界にいるというだけでわくわくするのです。  アトラクションムービーとしての完成度は高い。間違いなく子供は喜ぶはず。  映画として見ると・・・何しろ前作以上にストーリーがあってないようなものですからね。島にやってきてすぐ島が海底に沈むピンチに遭遇するなんて、相当いい加減なシナリオ。それに、海に沈んだり浮かんだりする島に、これだけ多種多様な生き物が繁栄できるわけがありません。  まあ、まともに考えれば頭がおかしくなるので、あくまで空想ファンタジーアドベンチャーとして、ありえない世界を楽しもうって気持ちが大事だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2020-02-08 04:53:00)(良:1票)
555.  リミットレス 《ネタバレ》 
 ヴァーノンを殺した組織がその後一切出てこない。ヴァーノンが何をしていたのかも語られない。エディは記憶がない間にモデルを殺してしまったのか。その真相も闇の中。と、こんな感じで説明不足や投げっぱなしのエピソードが散見する作品。ですが、そんなマイナス要素が気にならないくらい、この作品にはパワーがあります。  薬を飲んで脳がフル回転。トーク力アップ。観察力アップ。掃除力アップ。40分で大学の論文を代筆し、小説を4時間で書き上げる。その小説は編集者から大絶賛。このシークエンスだけでテンションは一気に上がります。  やったことはないですが、ドラッグをやる人たちってこれに近い感覚を味わっているのかもしれません。全能感や万能感に酔いしれてしまうみたいな。薬が切れたときのエディの症状。あれってまさにドラッグの禁断症状じゃないんだろうか。その末路の一例として、メリッサの口から語られる身の上話。この身の上話が結構エグイ。もしかしてこの作品はエンターテイメントに見せかけた『ドラッグ、だめ。絶対』の啓発運動なのだろうか。だとしたらラストは悲惨な結末しかあり得ないじゃん。  と思いながら暗い気持ちで見ていたら、まさかのハッピーエンド。これもある意味どんでん返しですね。  薬の成分を解明し、危険な副作用を取り除いた?それはわかるとしても、結果薬を飲まなくてもよくなったって・・・。しかもシナプスが変化してスターマリオはそのまんまですか。今までみた映画の中でもかなり強引。  で・す・が、ハッピーエンド好きの自分としましては、整合性の欠片もない、ご都合主義の究極系のこの終わり方にさえ、ちょっとニヤニヤしてしまうのでした。ロバート・デ・ニーロをやりこめちゃうのがちょっと清々しかったんですよね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-04 03:18:05)(良:1票)
556.  カンフー・パンダ3 《ネタバレ》 
 前2作と比べるとちょっと物足りない。ポー以外のマスター達の活躍の場が少ない。キャラクターの多様性がこのシリーズの魅力なのに、この作品はそれが活かされていない。マスタータイガーとポー以外のマスター達はただのモブキャラ、やられ役に成り下がっちゃって残念です。  基本はポーとカイのターン。これじゃあドラ○ンボール末期状態。  パンダの里の交流シーンもちょっとくどいかな。もちろん面白いのは面白いです。パンダの生活を学ぶポー。パンダの子供たちに振り回されるポーの育ての親。コミカルでゆるい、癒し系の笑い。それはそれで悪くない。ですが『それ』が見たくてこの映画を見ているわけではないんですよね。  ポーがパンダたちに闘い方を教え始めてから、物語は一気に佳境へ。これは好きなシーン。特訓シーンって、なぜこうもわくわくするのでしょう。遠足当日より遠足前日のほうがわくわくしちゃう感覚に近いのかもしれません。この辺りからさすがに盛り上がり始めます。  で、今回のバトルのメインは『気』。ん~、なんか違う気が。そもそもシーフー老師ですら習得するのに長い年月をかけた『気』を、なんの心得もないパンダたちが、幼い子供に至るまで簡単に習得しちゃうってのが腑に落ちない。ポーに教えを乞うシーフー老師なんて見たくないです。  ハッピーエンドだし、好きなシリーズだし、アニメーションは相変わらず素晴らしいし、エンターテイメント作品としては申し分ないと思います。  ですが『カンフーパンダ』シリーズの集大成としては、なんかちょっと期待と違うものでした。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-01-24 09:57:11)(良:2票)
557.  クローバーフィールド・パラドックス 《ネタバレ》 
 宇宙系の映画って、マニア気質、オタク気質のものがとても多いです。作り手側ばかりが盛り上がって、見ているほうは何がなにやらさっぱり。それにこの内容で『クローバーフィールド』を冠するってどうなの?1作目とも違えば、2作目とも違う。せめてどちらかの続編であってほしい。  『壁にめりこむ』『ミミズボンバー』などなど、映像技術の進歩により、視覚では楽しませてくれます。でも逆に言えば、それしかない。プロット的、ストーリー的面白さがまるでないのです。映画がつまらなすぎて間がもたないから、ショッキングな映像で無理矢理間をもたせているようです。  唯一の長所は、『続きが気になる』。ただそれだけ。  内容は明らかに詰め込みすぎ。『宇宙船パニック』『エイリアン襲来のパニック』『2つのパラレルワールド』『裏切りサスペンス』。盆と正月がいっぺんにきちゃったような内容。そもそも、2つのパラレルワールドが交差しちゃうほど次元がねじれちゃったせいで、船内は何でもアリの状態に。予想をはるかに超えることが次から次に起こっちゃう。だから『リーダーの自己犠牲』のシーンとか、『ジェンセンの最後の裏切り』とか、何のインパクトもない。  ハミルトンの子供たち、もう一つの世界では生きている。違う人生を歩んでいる。明らかに今の自分より幸せそう。その設定自体は面白い。ですが作り手側がそのシチュエーションに陶酔しちゃって、もう一人の自分にメッセージを残すシーンは明らかにくどい。  ハミルトンのだんなが地球で救う子供とか、いったい何のためのエピソードだったのか、必要性が感じられない。  ラストのオチは、まあ好き。『地球は今とんでもないことになっているよ』ってのは面白い。でも夢も希望もないですね。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-01-23 13:17:27)
558.  10 クローバーフィールド・レーン 《ネタバレ》 
 前作の続編、もしくはスピンオフ的作品を期待しての鑑賞。結果は全くの別物。よくあるドキドキ密室監禁でスタート。こりゃ失敗したかと落胆。そーゆーサスペンスを見るつもりなら良かったのですが、あくまで『クローバーフィールドの2作目』というスタンスでいたもんですから。最初のハワードとミシェルの攻防になんの興味も湧きません。なんかちんたらしていて、全然ドキドキしない。ベンが出てきてからも同じ。  で、もう惰性で見ていたのですが、ミシェルがハワードから鍵を奪ったあたりから急に面白く感じ始めます。外から助けを求めるおばちゃん。その女性の惨状を目の当たりにして、ハワードのことを信用するミシェル。で、ミシェルとベンとハワードが新たな気持ちで再スタート。ポップで明るい音楽と共に、三人の楽しそうな共同生活のシークエンス。個人的に好きなんです。こーゆーの。関係ないんですが、ジョージ・A・ロメロのゾンビシリーズでは、『絶望』『緊張』『終末』といった極限状態の中、『非日常の中の日常』という平穏や幸福が必ず挿入されるんです。この作品ではこのシークエンスがまさにそう。これがあるのとないのとでは、この作品に対する評価が大きく変わるのです。  このシークエンスがあるからこそ、ハワードのベン射殺シーンが、狂気だけではなく、三人の平穏な生活の終止符を告げるある種の切なさを感じさせるのです。そしてそこからは怒涛の展開でクライマックスまで一気につっぱしります。  ですから、『クローバーフィールド』の続編として見なければ、サイコサスペンスとしてそれなりに面白い仕上がり。中盤以降はかなり盛り上がります。普通と違うのは、ハワードの外の世界の情報が本当だったこと。前門の未確認生物と後門のサイコパス。あなたならどちらを選びますか、という救いようの無い2拓問題。  『緊張』と『緩和』の繰り返し、その絶妙なバランスがちょっとクセになる、一見の価値アリ的作品だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-23 13:01:22)(良:1票)
559.  最強のふたり 《ネタバレ》 
 これが実話っていうのが凄い。障害者の大富豪と貧しい黒人青年。描き方によっては重く、暗くなりそうな題材を、明るくポップに仕上げた作品。不謹慎になるかならないか、かなり際どい絶妙なバランス。でもそれがこの映画の魅力になっていそうです。『心のバリアフリー』とでもいうのでしょうか。『富豪』『障害』という肩書きを完全にスルーしちゃうドリスに、フィリップだけでなく、見ている私達も爽快な気分を味わうのです。  こーゆー作品にしてはユーモアのセンスも抜群。『絵』のくだりは最高。『白いキャンバスに鼻血つけただけじゃん。俺が描いてやるよ。なんなら青いペンキも足してやるし。』に始まり、ドリスの絵が売れるまでのコント劇。11,000ユーロで売れたときは『売れたっっ!』って笑いが止まらんかったです。芸術って何なんでしょう。ついた金額がその絵の価値を決めるのか?  フィリップのラブレターを小馬鹿にするシーンも面白い。そういった意味では、心温まるヒューマンドラマというだけでなく、ちゃんと『映画』というエンターテイメントに昇華されているのが素晴らしい。  サイドエピソードについてはやや詰め込みすぎ、説明不足、消化不良気味であることは否めません。フィリップの娘。ドリスの家族。抱える問題がどのように解決され、今どうゆう状況になったのか、肝心なところが明かされないままです。ですので、ちょっとすっきりしない部分は残ります。  とは言え、ハートフルでプチサクセスなコメディドラマとして、見る人を楽しませてくれる作品なのは間違いないでしょう。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2020-01-19 11:30:45)(良:2票)
560.  アイアンマン3 《ネタバレ》 
 こーゆーヒーローものって、ヒーローの特殊性ってのが大事だと思います。唯一無二の存在。だから憧れる。ワクワクする。  なのに、遠隔操作はまだしも、あんなにいっぱいアイアンマンが出てきたら、ちょっとアイアンマンの価値が下がっちゃう。『ガンダム』をベースに『ジムシリーズ』を量産化したみたい。それを象徴するかのように、今回のアイアンマン、なんか脆い。ちょっと攻撃を受けたり着地に失敗しただけで、すぐにバラバラになっちゃう。なんだか、1作目で感じたアイアンマンへの羨望、期待感、ワクワク感がちょっと薄れちゃった感じです。  中盤でアイアンマンの活躍がほとんどないのもちょっとつまんないな。アイアンマンが見たいんだから、もっと出番を増やしてほしい。もっと活躍するシーンを見たいです。  テロリストのボス『マンダリン』は『キリアン』の操り人形。さらに副大統領という黒幕がもう一人。ストーリーを無理にひねりすぎちゃったせいで、映画全体のテンポを損なってはいないだろうか。  『アイアンマンがヒーローらしい活躍をして、最後は敵をバッタバッタとなぎ倒す』私がシンプルに見たかったのはそーゆー映画。長尺のわりに、爽快感やカタルシスをあんまり感じることの無いまま幕をとじます。  『薬物による強化人間』『いろんなアイアンマンシリーズのお披露目会』『飛行機から投げ出されちゃった人たちの救出』などなど、見所は確かに結構あります。エンターテイメントとしては申し分ないでしょう。でもアイアンマンに期待する内容ではなかったのが正直な感想です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-01-12 01:04:27)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS