561. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
昔は満点に近い印象だったのですが、今観ると随分すっとぼけた内容です。 と言うより内容ないくらい。 ただ最終的に言いたいことはわかりますよ。思いっきり台詞で説明してますから。 でも、やっぱりそこに持っていくためにはパイロットを志す動機が明確でなきゃ始まらないし、その過程での苦労にクローズアップしなくちゃ。 かなり雰囲気の良さや多彩なビジュアル、テーマの公共性で誤魔化してる。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-07-21 12:09:31) |
562. 時をかける少女(1983)
《ネタバレ》 アニメ版には満点を投じている者として元祖を観ておこうと観賞。 せっかくのSFガジェットを効果的に使用するドラマ設計がされていないし、いろいろと見てられない部分があるので減点。 記憶を消してしまうのはドラマを完全に消すことのような気もしますが、「成長」を象徴的に表したと思えば納得。 アニメ版は娯楽作品に昇華されてますが、こちらは文芸寄りなんですね。 [地上波(邦画)] 6点(2007-07-21 08:20:06) |
563. 情婦
《ネタバレ》 初見の時はえらく感心した記憶がありますが、クライム・ストーリーにそこそこ精通した今、改めて観るとそれほど大したことない内容ですね(あくまでかつての衝撃ほどではないということで)。 それでも諸々の配慮には舌を巻く。弁護士が病気なのには、同情を誘おうするあざとさを多少感じてしまいますし(法定の場で病身を逆手にとる描写があれば、その印象は随分軽減されたと思う)、結局外れることとなるあのテスト(眼鏡の反射への反応を見る)はいらないんじゃないかな(そこそこクレバーな人としての造形を施されているので)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-20 23:41:27) |
564. カレの嘘と彼女のヒミツ
全体の構成はスマートにまとまっている良作。 取って付けただけのハッピーエンドで減点。結末の準備は本編でしっかりしておこう。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-19 02:42:55) |
565. バロン
支離滅裂荒唐無稽のスラップスティック。面白映像に1点献上。 [DVD(吹替)] 1点(2007-07-18 22:24:42) |
566. ターミネーター2
まず、設定に対する疑問が常に付きまとうのに減点ですし、敵・味方のパワーバランスの変化もない。 展開はあるけど構成が希薄。 見応えのあるアクション(巧すぎっ)に助けられてますね。 [地上波(吹替)] 5点(2007-07-18 03:45:04) |
567. フランケンシュタイン(1994)
初めてフランケンシュタインを物語として知った作品。 ホラーなのかと思っていたら童話みたいな内容ですよね。 [地上波(吹替)] 8点(2007-07-18 02:58:30) |
568. サマータイムマシン・ブルース
《ネタバレ》 傑作脚本。 ただ、小劇場で上演された作品の映画化だけあって、一方的な「面白いでしょ」的ネタが邪魔している。 もっと一般受けを狙う方向にまとめて欲しかった。 あと、神様とか、運命うんぬんのまとめもいらない。 [DVD(邦画)] 9点(2007-07-17 19:06:41) |
569. SF巨大生物の島
世界観を披露して終わるだけの内容なので、評価は低い。 でも、この映像は今では逆に新鮮で楽しめますね。 [地上波(吹替)] 3点(2007-07-17 18:31:44) |
570. 火垂るの墓(1988)
《ネタバレ》 反戦映画としてはある意味効果的なのでしょうが、妹が死んじゃう(殺しちゃう)のは兄貴のせい。 反戦と兄貴の身勝手(妹の死)は別物ですよ。全てを「戦争の悲劇」としてみせるのはどうかと。 初見だった子供の時より何か違和感を感じていたものの、こんな道徳的な作品で論旨のすり替えが行われているのに気付いた時、ちょっとショックでした。 [ビデオ(邦画)] 0点(2007-07-17 18:23:27)(良:3票) |
571. バックマン家の人々
自分にとってはわざわざ映画にしてくれなくても十分身にしみてるような内容なので価値はありませんが、まとまっている文芸作品ですね。まあ、何のフックもない内容ですし、芸のない構成ですが。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-17 17:53:56) |
572. アイアン・ジャイアント
結構淡泊ですが、良く出来た秀作。 少年がロボットにそれ程執着するに至るエピソードがもっと欲しい。 [試写会(字幕)] 7点(2007-07-17 09:31:27) |
573. アベックモンマリ
《ネタバレ》 個人的にはバッド・エンディングの方がすっきりいくと思う。「それでも夫婦はやっていく」というのに作品自体のテーマもあるのでしょうが、やっぱり関係性に希望や得るものが見えなければ続けるのは難しいでしょう。あの状況、状態の二人が元に戻ってもねぇ・・・。 和製ウディ・アレンの誕生だ、と初見の時は思ったものですが(そういえば、ウディ・アレンならこんな無闇に希望を与えるような方向でまとめないですよね)、最近はすっかり商業映画に取り込まれちゃいましたね、この監督・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2007-07-17 09:22:50) |
574. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
特に何があるというわけではないが、ジュブナイル要素を多分に含む内容と岩井マジックで好感触。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-07-17 08:35:04) |
575. 奇人たちの晩餐会
《ネタバレ》 職人芸的喜劇の傑作。 彼女が事故って・・・という流れは勝手ですが。 [DVD(吹替)] 9点(2007-07-17 08:29:15) |
576. MEMORIES
特に内容のあるものがない。 「彼女の想いで」以外はシチュエーションだけ。 [ビデオ(邦画)] 1点(2007-07-17 08:22:45) |
577. リリイ・シュシュのすべて
前半部分ばっさりカットしてもいいくらい・・・作品の半分が説明ってのは辛い。 見返す時は蒼井優登場あたりから観ることが多いです。 [映画館(邦画)] 7点(2007-07-17 08:10:50) |
578. ピンポン
原作が素晴らしいだけに、今作のように随分と端折られた内容には閉口してしまう。 はっきり言って評価不能です(物語として観れる程度に編集されていますが、原作を知る者としては浅すぎる内容ゆえ)。 とにかく、こんな方法で金儲けを目論むような人達は映画作りなんてしないでもらいたいですね。 とりあえず原作への敬意として中間点、5点。 [DVD(邦画)] 5点(2007-07-17 03:32:16) |
579. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 昔、ながら観していたせいで筋を把握できないままに終わらせてしまっていた。 改めて観てみたのですが、えらく込み入った内容ですね。 でも、素晴らしい。 唯一、不可解なのが、やはりあの時バーニーの死を確認しなかったことぐらい。 主人公の真意が明かされないことが多いので、解釈の仕方は多様になってしまう作品。 個人的には、主人公・トムはその都度、都合よく立ち回っていただけだと思う。ラスト、レオの去っていく姿を見つめる彼は、いい加減に行動したために失ったあれこれのことを省みているのでしょう。 私生活はふしだらだけど、ヤクザやらすと一級品ってキャラ設定なのかしら。 [DVD(吹替)] 9点(2007-07-16 20:39:43) |
580. バートン・フィンク
穿った見方をすればいろいろと意味深いのかもしれませんが、モダン・アートのようなものは受け付けない。 そちらに移行する前の追い込まれていく脚本家のシチュエーション展開は面白いと思うのですが・・・。 [DVD(吹替)] 2点(2007-07-16 12:27:58) |