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なつこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  しゃべれども しゃべれども
レイトショーで見てきました。それなりの評判を聞いてはいたんだけれど、想像以上に良い作品でした。もっと、評価されてしかるべき。 特筆すべきは、映し出される東京の美しさ。丁寧に丁寧に、江戸から続く現代の東京を拾い上げています。映し出される交通機関は、都電と水上バスのみ、建造物は古びたクリーニング屋さんに、寄席に浅草寺。自動車の雑音や、ネオンを綺麗に消して、聞こえるのは虫の声。水上バスから見える高層ビルやマンションさえも、黄み掛かった太陽でぼかして、着流しの主人公の景色に溶け込ませています。 東京に生まれ育っても、なかなか見ることの出来ない、ステキな映像と、朴訥としながらも活き活きとした登場人物が満載です。 惜しむべきは、八千草薫のキャスティング・・。どうしゃべっても、山の手のおばあさまなんですよね。あの雰囲気は、重要だけど、喋りのテンポがどうにも悪く、いたたまれませんでした。 それ意外は、伊藤史朗の師匠も主演の国分太一もとても良いです。 DVDでもよいので、ぜひ見て欲しい佳作です。
[映画館(字幕)] 8点(2007-09-04 00:23:40)
42.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 
娯楽大作なのはわかる。内容が薄いのもまあいいけど、だったら長すぎる。もっと、見所と登場人物を整理して、すっきりと作って欲しい。やたら俳優をそろえて、ばんばん殺していくのって、たち悪いです。デイヴィジョーンズもさ、悲しい恋のお話、最後には誤解だよ、裏切ったわけじゃなかったんだよってハッピーエンドになって欲しかったじゃないですか。エピソードも聞かされて、散々あの悲しげなオルゴールとか、オルガン演奏とかに付き合ってるんだからね、こっちも。情がわくってものですよ。それなのに、哀れとしかいいようが無い最期だしさぁ。だったら、もっと悪役に徹底してくださいよ。同情気分をどうしてくれる。 それと、気がついたけど、オーリー、準主役級でもない扱いですよ。船長でないの、彼だけだった。で、最期に手に入ったのが、”あの”船ですよ?ひどすぎるよね。 キースには、かなり期待してたんだけど、ギターまでつま弾いてくれて、期待以上でした。 思わせぶりなエンディングだったけど、4匹目のドジョウはいませんよ。ジョニデの魅力だけではもう付き合いきれないですね。
[映画館(字幕)] 5点(2007-07-08 00:22:15)
43.  ブラッド・ダイヤモンド
現在進行形に近い(2006年現在このような事実はないって、関係国政府からの抗議があったようですが)問題をテーマとした社会派な映画であるにもかかわらず、エンターテイメント映画として全国ロードショウが実現したのはひとえにディカプリオ様のおかげです。彼が出演していなかったら、まあ岩波劇場か、武蔵野館で単館ロードショウでしょう。より多くの人への問題提起が成功したといってよいと思います。 ディカプリオ好きのかたにも、社会派気取りのかたにも、ぜひ、見て頂きたい作品です。 映画鑑賞後に考えたのは、ダイヤモンドについて、お給料の3ヵ月分、永遠の輝き、スイートテンなど、ずいぶん刷り込まれている知識が多いということです。ある意味、イメージ戦略による洗脳(大げさですが)かもしれません。 そういえば、昔は映画の予告でもよく流れていましたよね、あのCM。
[映画館(字幕)] 9点(2007-04-30 23:27:59)
44.  ドリームガールズ(2006) 《ネタバレ》 
ミュージカル映画なんて、歌が全てで、ストーリーなんか陳腐でぜんぜん構いません。 前評判どおり、ジェニファハドソン、エディマーフィ、どちらの歌も良かったです。 特に、ジェニファは、助演女優というかほぼ主演ってくらいの存在感を出してました。 ビヨンセもかわいいし、どの歌も聴き応えがあって、充分に見る価値があると思います。 (ここからネタばれです) ジェニファの兄を演じた役者さん、私の兄にそっくりなんですが、そのそっくりな兄ことccが、長く絶縁していた妹に「お前にしか歌えないんだ」ともってきた歌がワンナイトオンリーって、、、どうなの、兄ちゃん??この歌詞あてつけ?くらい思いますよ? 自分の兄を思いうかべて考えました。私なら、殴るね、きっと。 
[映画館(字幕)] 7点(2007-03-04 00:41:16)
45.  酒井家のしあわせ
最近の邦画には、ユースケサンタマリアというちょっと薄い存在感を持った俳優が欠かせなくなってきました。頼りなかったり、ちょっと情けなかったりするそんな、普通の人を演じるのがうまいですね。 ストーリーは、14歳の男の子を主人公に、いたってシンプルな起承転結でまとめられた家族の話。 友近、浜田マリ、高知東生など、大丈夫か?花形俳優ゼロって感じの作品ながら、笑えてちょっと泣ける佳作にまとまっています。 山崎まさよし作曲のテーマ曲も、とても良いですよ。  
[映画館(邦画)] 7点(2007-01-22 22:45:43)
46.  長い散歩 《ネタバレ》 
モントリオール映画祭グランプリ作品、正直なめていました。思った以上に良い作品です。 重い問題ながらも説得力のあるストーリーと、山崎努、高岡早紀ら俳優陣の演技には充分な見所があります。 難点をいえば、後半ちらりと写る、高岡早紀が裸足のシーンは余分でしたし(改心したとは思いたくない)、提起したテーマが多い割には、逃避行の終わりのまとめ方がいま一つです。が、たまにはまじめに社会問題を考えてみる、良いきっかけとなる映画とおもいます。 
[映画館(邦画)] 7点(2007-01-06 23:24:14)
47.  プラダを着た悪魔
世紀の名作!とは言わないけど、今の自分がとても共感できる内容でした。 働く(戦う)女性の今って感じの内容です。女同士の戦いって紹介されているけれど、アンハサウェイがメリルストリープに挑み、成長していくって話かな。 仕事に夢中になりすぎて、恋人と上手く行かなくなったりとかリアルだよねぇ。日本でもアメリカでも、そんなに変わらないんですかね。お友達も恋人も、アンディがのめりこんでいくのがステキなファッション♪おしゃれにめざめたOLな私、ではなく、凄まじく仕事の出来る上司との息を抜けない緊張感の中での仕事だってことに、理解してくれないんですね。 前半の冴えないアンディの青いセーターに対するミランダの「その青は私達がここで選らんだ色」だというセリフ、後半のアンディがミランダを擁護して言う「彼女が男性だったなら、人々は有能な人だというでしょう」というセリフがとてもよかったです。仕事に対する誇りと、上司に対する尊敬と理解ですね。 ラストシーンで、アンディがピンヒールをはいて歩いていくところもいいです。 あー、アンディの恋人と、ちょっかい出してくる人のどちらも素敵でないところだけ減点
[映画館(字幕)] 7点(2006-11-26 22:55:17)(良:1票)
48.  M:i:III 《ネタバレ》 
いやもう、完全にアクション映画となりましたが、前作と違いミッションはコンプリートされますのでご安心を。 しかし、悪玉との最終決戦が肉弾戦なうえに、死因があれかよ・・・、と思わざるを得ないです。 バチカンでのミッションはスパイ大作戦として充分に楽しめる仕上がりでしたが、それ以外は・・・。あんな派手な工作活動を行っていては、MIFの存続は危ういですよ。 
[映画館(字幕)] 5点(2006-08-26 01:04:28)(良:1票)
49.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 
二匹目のどじょうを2回に分けて料理しようとする姑息さはありますが、まあ超大作として充分に楽しめる仕上がりになっています。 前作の登場人物もうまく盛り込んでくれていますし、オーリーとジョニデの再会も、苦しいながらも何とか理由付けてくれています。内容が薄いのでどうしても、笑いの要素が多いですが、悪のりとまではなっていません。 こういう映画は劇場で見ないと楽しめないので、ぜひ映画館で見るといいと思います。 エリザベスは、ジャックになびくといいと思いますよ。うん。
[映画館(字幕)] 6点(2006-08-06 22:22:36)
50.  RENT/レント
ミュージカル映画って、音楽と歌詞がすべてと言ってしまっても大げさではないわけです。ストーリなんて二の次。 この映画の音楽はSEASON OF LOVEをはじめとして、みな本当にいい歌でした。歌の内容も、とても普遍的なもので、共感をもてました。 帰り道、口ずさんでサウンドトラックを買いに行ってしまったくらい。 内容は、王道の、青春のきらめき映画。青春期を過ぎてしまった大人の皆さんなら、どなたでも楽しめます。 なんか、ジャンルに同姓愛ものって分類されているけれど、そんな映画じゃないよと、強く訴えておきます。
[映画館(字幕)] 9点(2006-05-20 22:44:05)
51.  リバティーン
ジョニーデップにかかれば、こんなジャンキーで病気もちで孤高な芸術家の役なんて、難なくこなしてしまうんですよね。別に、大幅に期待はずれっというわけではないけれど、なんだか、正直いって、つまらなかったです。色を抑えた映像が見にくいとか、時間軸がわかりにくいというのもあるけれど、一番の原因は、自分がもう、孤独で変人な愛を求めながら得られないなんていう役柄のジョニデに飽きてしまったんだと思う。 そろそろ新境地を開拓してくれないだろうか。うん。
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-15 23:43:45)
52.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
うーん。このシリーズ、毎回楽しみに見に行っているんですがねぇ。 シリーズ物の映画として、せめてシリーズに一貫したお約束、守ってもらいたかったです。お決まりの音楽、お決まりの3人、お決まりのオープニングが揃って、あぁ、魔法学校の新学期が始まるな、とこちらの気分も映画の世界に入っていかれるのですが。 原作ファンには怒られるかもしれませんが、個々のエピソードが長い割に、全体のつながりが悪く、また、魔法対決の各場面でも、魔法のすごさや、各代表の実力を示すシーンが少なく、盛り上がりに欠けました。なんだよ、わかめ食べて2位なのかよ、マッチョな彼って結局何が得意でどの程度すごいんだよ?てな感じです。また、アジア系の女の子のどこにハリー君が惹かれたのか、何でロンがあんなに拗ねていたのかとか、わかり難かったです。(原作読めって?それじゃ映画化の意味ないですよね?) エマワトソンのドレス姿と双子が想像以上にかわいくって、なんとか6点です。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-04 19:04:50)(良:2票)
53.  皇帝ペンギン
夏の暑いさなか、ちょっと仕事をサボって一時間半、涼しい映画館でかわいいペンギンとの遭遇でした。 空腹を抱えて行進しても、男を争っての殴り合いだって、なんだかかわいい。そんなラブリー全開の世界にボーっと逃避させてくれる魅惑の映画でした。 ペンギン見て、腹を立てる奴はまずいない、ってことですかね。一時間前まで抱えていた鬱屈もみごとに溶解してました。 変なフランス語の愛のセリフをつけないでくれたら、なお良かったんですが。。。そもそも、オスとメスの見分け、つきませんし。
[映画館(字幕)] 6点(2005-08-13 14:13:36)
54.  交渉人 真下正義 《ネタバレ》 
ユースケ主演なんて、大丈夫か?と危惧しながらも、踊る~ファンとしてやはり見に行ってしまいました。ユースケの薄さと、交渉人という動きを出しにくい設定をうまくフォローすべく、寺島進が物語に弾みをつけてくれたと思う。小泉孝太郎は、レインボウの時と性格等が別人・・・。前作の時には、キャラの肉付けとかされていなかったんだろうね。出なくて良かったのに。 色々な穴もあるけれど、二時間しっかり楽しめる作品にまとまっている。満点は狙わず、常に一定以上のクオリティを提供してくれる良いシリーズだと思う。
[映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 21:28:34)
55.  ネバーランド
映像が美しい、ジョニデが美しい、金髪碧眼のかわいい子供が出ている、薄幸のお母さん、キーワードだけ拾っていけば、感動大作なはず・・・。なのに、なんだか物足りない。すっきりしない。物語の視点がジェームズなのに、ジェームズが何を考えているのやら、よくわからない。かといって、ピーター少年の気持ちもよくわからず感情移入が見つからない。。 良い素材を活かし切れなかった勿体なさ感がぬぐえません。  
[映画館(字幕)] 6点(2005-06-02 21:11:58)
56.  モーターサイクル・ダイアリーズ
ずっと見に行きたかった作品ですが、期待以上の作品でした。 ”チェ”ゲバラという人の物語ではなく、エルネストとアルベルトのロードムービー。 若いときに、貧乏な旅行を行ったことのある人なら、必ず共感できるところが見つかります。15ドルの使い道がわかった時には、不覚にも泣きそうになりました。 最後に一言、ガエル・ガルシア・ベルナル、ホントかっこいいよ。10~30代の女性は、彼の顔だけでもこの作品を気に入ってくれるはず。
[映画館(字幕)] 8点(2005-04-10 20:40:58)
57.  Mr.インクレディブル
スーパーパワーとか、敵側の謎の美女とか、家族愛とか、アニメに必要なアイテムが大体そろっていて、最後はハッピーエンド。安心して楽しめるので、デートとかご家族での映画鑑賞にお勧めです。 個人的には、エドナ・モードのキャラクターがすごく好き。桂由美かと思った。あと、エンドクレジットが、ものすごく良いですね。
7点(2005-01-16 18:54:55)
58.  笑の大学
喜劇人「三谷幸喜」の主張がけっこう強く押し出された作品。元が舞台の脚本なのにもかかわらず、一般に向けて映画化したってことは、三谷幸喜が今の社会の流れに不穏なものを感じているのでしょうかね。平和で自由な言論を許される社会が再び戻ってハッピーなんて甘っちょろい終わりにはしないあたりに、そんなことを感じました。映画では1週間で浅草の空気が変わっていくけど、社会って、気がついた時には戻りようもないところに行ってしまっているのかも。 喜劇人としての戦い方という主張は共感できるけど、コメディー映画としての笑いがやや不足。
6点(2004-10-31 20:48:30)
59.  華氏911
世界情勢を知りたければTVで簡単&無料で見られるわけで、この作品を見るために、わざわざ劇場に足を運んだのは、TVが必ずしも中立な報道を行うとは限らないことを知っているからです。1,500円を支払ってでも、別の立場から、別の視点から見た世界を知りたかったから。とはいえ、M.ムーアが語ることが、また真の真実ではないことも知っています。それを踏まえたうえでのレビューです。 本作品は、私にいくつかの衝撃的な事実を示してくれました。もはや、子供を抱いた母親が、進攻してくる戦車に向かって、「この子は無関係なの。助けて」と叫んだところで、兵士には届かない。精神を高揚させるロックを聴きながら、ひたすら前に進むだけだということ、また一方で、イラクに行きたくないと布団の中で泣いていた貧しい家の少年が国の命令で進軍する時に、泣き叫ぶ人々の声を、骨が砕け、命が散っていく音を聞け、というのもあまりに残酷としか言いようがないこと。 長くなってしまいましたが、本作の内容は、優れた問題提起を示してくれながら、見終わった後で自身の無力感ばかりを感じてしまったことから、8点としました。世の中を帰るために自分も何か出来るぞ!と思わせてくれたらドキュメンタリーとして満点だったのですが。しかし、多くの人に見てもらいたい作品であることは間違いありません。
8点(2004-10-12 00:22:11)
60.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
前二作もリアルタイムで見ていたので、気分的には「まあまあ、しばらく会わないうちにすっかり大きくなっちゃって」と叫ぶ親戚のおばさんくらい、主演の三名がかわいくて仕方ありません。色々なめにあいますが、君たちが成長するために必要なのよと、ポップコーン片手に応援してきました。今回のお気に入りは、ロンの双子のお兄さんと、バスの運転手さんでしょうか。あんなナビがついていたら、便利だけど、毎回ビビッてハンドル捌きを誤りそうです。 未見の方は、ぜひ劇場で楽しんできてください。大人も子供も楽しめる映画に仕上がっています。
8点(2004-06-27 00:15:22)(笑:1票) (良:1票)
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