41. 昭和残侠伝
単身敵陣に乗り込む健さんには惚れ惚れするが、手下を引き連れて地べたに寝っころがる姿は、無粋な市民運動家みたいで女々しい…。どーでもいいけど円生って悪人ヅラだよね。 5点(2004-02-15 23:30:26) |
42. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
”いま”を切り取るという点において、そこらの邦画にはない共時性を見せた1作目。5年後、お台場が様変わりしたからこそ、人間関係はそのままに、としたのだろうが、現実の世界でこんなことはあり得ない。連続ドラマの箱庭的世界に篭っちまった。 5点(2004-02-03 21:49:15)(良:1票) |
43. キル・ビル Vol.1(日本版)
この映画が、いろんな所からのオマージュ&コラージュで成り立ってるのはわかるけど、それで形式が凄いと言うためには、最低限、内容で面白さを感じさせる必要がある。寄せ鍋は、どんな具を入れても美味くなる、ってもんじゃない。「知識」が深いほど映画を楽しむ幅も広いってのは真理だと思うけど。 6点(2004-01-30 22:09:51)(良:1票) |
44. 2001年宇宙の旅
この映画に予定通りナレーションがつき、映画を見た誰もがその意図を理解していたら、ここまでの語り草にはならなかったろう。つまり”意味不明映画”として完成度が高い。 6点(2004-01-23 22:39:35) |
45. スクリーム(1996)
ホラー映画の見方を解説してくれる”これでアナタもホラー通!”的親切な映画。だが、それでホラー映画を怖がらずに済む、ってことはなかった… 7点(2004-01-15 21:52:57) |
46. 欲望という名の電車(1951)
その仕草や行動、台詞の言外に彼女が主張しているのはこういうことだ。「こんな私に誰がした」 それに対し、スタンリー(ブランド)はつまるところ、こう言っている。「お前自身だよ」 手厳しい映画ですね。 6点(2003-12-05 19:20:30) |
47. ラスト サムライ
昔の日本人はこの映画見て感動したりしないだろう。ある意味われわれ現代日本人の”アメリカ度”を計る映画だと思う。 6点(2003-12-04 20:59:19)(笑:1票) |
48. 身代金
ベトナムから帰還後、裸一貫で財を築いたビジネスマンである父が、息子を救う為、自分の全知全能を賭けて犯人と対峙する道を選ぶ。その姿に感動しました。人生で、こういう決断を迫られる場面があるのかも、と思わせてくれたことに対して 9点(2003-12-01 00:42:50) |
49. 望郷(1937)
後半のたたみ掛ける展開に感情が揺さぶられました。それぞれ勝手な方向を向いた感情のベクトルが、うねりとなって一つの大きなベクトルを合成していく。このグルーブ感がたまりません。構成力の勝利でしょう。 7点(2003-10-26 21:32:52) |
50. 蒲田行進曲
映画制作の現場を描いた「もの作り」の楽しさに迫る映画であると同時に、”化け物みたいに長い”階段に象徴される「作り物」の楽しさを味わえる作品。 8点(2003-10-22 23:26:05) |
51. 悪い奴ほどよく眠る
「そんな簡単にはいかないだろう、悪」とは思うが、たまにはこんな映画を観て無力感に陥ったり、見えない敵に向って怒りを掻き立てるのもいいのではないか? 7点(2003-10-21 00:36:56) |
52. 踊る大捜査線 THE MOVIE
デオドラントな青年探偵団と化していて、すえた体臭を発する人間が誰もいないのが気になるが、時代の世相をうまく取り込んでいる感はある。なんとなく。 8点(2003-10-18 00:26:53) |
53. 県警対組織暴力
高いテンションがふっと落ちたときに、津島利章の音楽が聞こえてくる。これが臓腑に沁みるんだわ。歴史に埋もれていく人の世の不条理を描いた傑作。 9点(2003-10-17 23:17:10) |