41. ツィゴイネルワイゼン
まさに「活動写真」の最高例のひとつ!ストーリーなんていつかは溶けて流れてしまうもの。でもこの動く「絵」は記憶の中から消えないね。大谷直子がホントに素敵。 9点(2003-01-31 18:02:28) |
42. 勝手にしやがれ
今や古典のはずなのに、何故かB級映画のすばらしさを教えてくれるようなチープさと活きの良さ。この新鮮さは永遠か! 9点(2003-01-26 23:25:19) |
43. 永遠と一日
この人物設定をハリウッドで製作していたら、もっとてんこもりのドラマチックさに、お涙頂戴の映画を作っていたでしょう。しかし観終えて何年後までも深い印象を残すのはこちらでしょうね。ラストのワンカットは凄い。 8点(2003-01-26 23:15:09) |
44. 浮き雲(1996)
出会えて良かったな、と思わせる映画であり、監督さんである。ほんのチョッピリだけど勇気を与えてもらえる。これってなかなか無いことだよね。 8点(2003-01-26 23:03:53) |
45. ベニスに死す
また劇場で観たい!と切に願う映画のひとつ。映像と音楽による官能。 9点(2003-01-26 21:20:14) |
46. 七人の侍
最高の娯楽映画こそ最も人を感動させる力を持ち得る。限りなく10点に近い傑作。 9点(2003-01-26 20:36:22) |
47. 市民ケーン
物語だけを追っていたら大して面白くもない作品。しかしストーリーなんぞ軽々と超えたこの映画的ダイナミズムはどうだろう。観るほどに「映画の驚き」と「楽しい!」を味わえる作品。 9点(2003-01-26 20:25:31) |
48. タクシードライバー(1976)
作られて30年近く経とうという今、なおさら不気味に輝き増すエネルギーを発する作品。ラストの銃撃戦は、私が劇場で観た「悪夢」の中で最も衝撃的だったものの一つ。今でも・・・・。 8点(2003-01-26 20:13:33) |
49. 雨に唄えば
単純なようでいて、実は今現在、最も創るのが困難な映画の魅力。映画のストレートな強さが輝くほどあふれている。 9点(2003-01-26 20:03:11) |
50. 青春デンデケデケデケ
青春なんてこれだけじゃない。でも確かに、絶対に、こんな部分もあった。一つ一つのエピソードがあまりに初々しく儚くて、せつない映画的美しさ。脇の役者さん達まで甘く映画に溶け込んで、彼岸の光景を観るようだ。余計ともいえるラストに至るまで観る者の淡い感傷に入り込んでくる大林ロマンの最高作。 8点(2003-01-26 19:39:00) |
51. 鬼が来た!
日本の首相が決して「感動した!」等と発言できないであろう映画。しかるに日本が参戦した戦争を描いた映画としての大傑作。中国でこれほどの映画が作られた事に日本人として感謝せねば嘘だ。これは反戦などというみみっちい括りを遥かに超えた、愛しく、醜く、どうしようもない人間の本性を描いた偉大な映画。 9点(2003-01-26 18:58:09) |