41. ザ・コントラクター
ネタバレ 残念なことに主人公にオーラが全くなくて、その上、そんなに言うほど優秀な人材であったとはまったく思えない。(見た目ですがヒーローを任せられる顔ではないですね) それに、ちょいちょい挟む子供時代の父親との記憶(回想)がじゃま。話の流れが悪くなるうえ、そこまでストーリーに影響するほど重要な思い出とは思えないし、その回想で話が混乱(現在?過去?)する個所もあったので、ここは全カットでよい。 結局、あの親友?はどのタイミングで、どういう理由で、どういう行動を取って裏切ったのか?そこが肝心でポイントのはずなのだが、簡単なセリフ説明だけで軽く流されてしまって良く分からん。(もやもや) 父親との思い出話を大幅にカットして確保した時間を使って、ここは納得のいく十分な説明(映像による)が欲しいところである。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-12 21:31:33) |
42. クワイエット・プレイス DAY 1
ネタバレ 突然の大きな音で脅かす手法(回数は減ったけど)は相変わらず。 敵が反応する音の定義が、ご都合主義なのも相変わらず。 主人公が不注意すぎるのも相変わらず…いや、これはお約束。 で、本作品はスモールワールドな展開で、思ったほどスケールがでかくない。 また、各シーンをつなぎ合わせて一本の作品にした感じで、時間の流れ、人物、人間関係がきちんと描かれていない上に、主人公を含む登場人物全員に魅力がまったく無いので、結局は誰にも感情移入できないまま終わった。 いや、猫が唯一存在感を示し、とてもいい演技をしていたなあ。すごい猫だ。 それにしてもシリーズで最も退屈な作品で、途中気絶するかと何度か思った。。。 [映画館(字幕)] 4点(2024-06-28 19:15:08) |
43. 違国日記
ネタバレ 「たらい」という漢字をサラッと(実際は怒涛のように)説明できるって、さすが作家さん。PCで執筆していても文字には強いぜ。 それを瞬間的に1回聞いただけで覚えられるって、さすが耳と脳が若い中学生くん。うらやましいぜ。 物語は特にこれと言って何か事件が起きるとかではなく(両親の事故以外は)、日常が静かに流れていく。 その主人公たちの周りを、作家の親友で戦友の彼女、作家の親友以上恋人未満の元カレが、適度な距離で寄り添う。 ふと「海街ダイアリー」を思い出した。 [映画館(邦画)] 5点(2024-06-28 10:28:55)(良:1票) |
44. 碁盤斬り
ネタバレ 草なぎ君の抑え気味の演技がなかなか良く、時折見せる武士の神髄もなかなか良い。 とはいえ、自分たち親子を疑ったあの男と祝言をあげるのは、ちょっとどうかと思うのだが。。。 また、よくあるラストのパターンと言えばそれまでなのだが、祝言の場所からいつの間にか人知れずいなくなり、荒野?原野?を厳しい表情で一人旅しているシーンは既視感しかなく、なんだか安っぽい終わり方に少しがっかり。 おそらく、藩を追われた者たちへ金銭を渡す旅なんだろうけど、それって戻ることはかなわぬような命がけの旅なのだろうか? せっかく綺麗に纏まって終わったのに、これって起承転結のあとに、追加の起?であり、続編につながるのでなければ蛇足でしかないのではないか?と思う。 [映画館(邦画)] 7点(2024-06-15 13:52:50) |
45. 渇水
ネタバレ 岩切の突然のブチ切れ(何故切れた?)の結果が、公園での子どもとの水遊びって、思いっきり拍子抜け。 で、この行為、以前に夜の商店街で子どもが置いて行った水鉄砲を手に(何故置いて行くの??)、ダム占拠(テロ行為)を同僚に語っていた思いがつながる感じなんだろうけど、よく分からんというのが正直なところ。 また、この作品は岩切がタバコを吸うシーンがとても多いのだが、この意図が分からない。 この人はマイホームの庭でスパスパとタバコ吸ってるけど、これって物凄い近所迷惑でしかないんだよな。 もっと気になるのは、奥さんの実家から帰る途中で見つけた滝の所で吸い始めたタバコはどこに捨てたのか?ポイ捨てしてないよね。 それにしても、水道局にも労働組合があるだろうし、岩切がそこに至るまでの職務負担を考慮して、もう少し穏便な処分にならなかったものか。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-05-06 00:33:36)(笑:1票) |
46. トキワ荘の青春
ネタバレ 全体が『静』のトーンであり、時間もゆっくりと流れ、淡い色のトーンの印象の作品。 トキワ壮に関する読み物、漫画家の自伝漫画、TVドラマ(特にNHKのまんが道)などで、その当時の情報や流れる空気感を感じて、この映画に不足する基本情報やカラーを補完すると良いと思うが、そもそも、あの時代の漫画家とトキワ荘に興味のない人はそんな面倒なことはしないだろうから、普通に観ると、とても退屈な作品だと思う。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-05 23:33:07) |
47. スイート・マイホーム
ネタバレ 事件は、霊的なものではなく人間の仕業だったのに、あの兄貴にはいつも何が見えていたのだろうか? それにしても、この事件はハウスメーカーも共犯と見なしていいのではないか。家を建てる(買う)という事は、人生において1,2番の大きな買い物である。にもかかわらず、最近おかしいと皆が認識していた社員を休ませることもせず、そいつにお客まで任せて、一切のフォローやサポートも無しとかあり得ない。それを後出しじゃんけんみたいに「実は…」とか、まるで他人事じゃん。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-04 13:57:12) |
48. コンティニュー
ネタバレ なかなかゲームをクリアできない。途中保存を繰り返しながら微速前進。当然、前回クリアした時点まで毎回行けるわけでない。リトライ疲れで一発OUTも。そんな「ゲームあるある」に納得。 それ以外は細かく考えてはいけない。ゲームに…いや、映画に集中出来なくなる。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-04 13:16:52) |
49. ゴリラ
ネタバレ シュワちゃんがスタローンと出演作を競っていた時代の作品のひとつ。 当時、シュワちゃんとスタローン、ゴリラとコブラ、どっちが強いか?なんて考えてたなあ。 ちなみに邦題のゴリラって、センスがあるのかないのか、今の時代であれば、何かのハラスメント?かも。 当時は劇場で文句なく楽しんだ。令和に改めて観たが……やっぱり楽しめる。大人になって視点が変わって、当時のお約束感をどう感じるか、ツッコミどころをどう楽しむか、だと思うが、私はシュワちゃんとスタローンをいつでも楽しめる…みたいだ。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-04 12:59:35) |
50. マイ・ボディガード(2004)
ネタバレ 本作のメインテーマが、「ボディーガード」じゃなくて、「復讐」の皆殺しだったとは・・・。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-04 12:26:58) |
51. サンクスギビング
ネタバレ 事件の始まりとなる先着100名?への、おまけのワッフルメーカーの争奪戦(強奪戦?)とか、私にはまったく理解できない。そんなに欲しいの?? 連続殺人の動機、方法、その成果のアピールの仕方等々、ネタ切れですかね。特に目新しいものがなかった。予告編は面白げだったので、イメージをうまく映像化することが出来なかった感じもするけど・・・。 シリーズ化を狙って無理やり新しい殺人鬼キャラを登場させたくて、あの変なマスクをかぶらせてしまったのかな。で、あのマスクありきでストーリーを創ったとか? あの変なマスク、「Vフォー・ヴェンデッタ」と似てない?あのマスクの表情が好きじゃないので、そこが気になって余計に面白く感じなかったのかもしれない。 続編も企画されているらしいけど、殺人鬼のキャラクターにまったく魅力を感じないので、もういいかな。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-03 12:23:38) |
52. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
ネタバレ 戦後の日本で、田舎で、権力者の当主が死んで、遺産相続が始まって…を描くと、何故か横溝正史の世界になる。悪くはないけど、既視感ありすぎで新鮮味がない。 それはさておき、ゲゲゲの始まりの、そのまた始まりのオリジナルストーリーをわざわざ作って、それを力技(水木の記憶喪失とか)で強引に「墓場の鬼太郎」に繋げたのに、なぜ猫娘を今の6頭身で登場させるのか・・・。こだわりがありそうで、こだわりがないんだなあ。いや違う、原作への愛が足りないんだ! 鬼太郎の父たちの物語というのだから、水木のその後も描いて欲しかったが、エンドロールで流れる「墓場の鬼太郎」の漫画でそれを表しているというのであれば、たちまち本作との辻褄が合わなくなってくる。 本編で水木が記憶を無くしたことで、「再会」ではなく「初めて」鬼太郎の父母に出会った、と水木が思っていると好意的に解釈しても(父親の病気や包帯も好意的解釈できるけど)、いかんせん父親の前後の体格差は埋めがたい。 それに結局は、水木とその母親は、鬼太郎と目玉おやじによって地獄に落とされるのだから(それも一片の罪悪感無し)、父親と水木の友情もくそもないので、それを考えると本作の友情アピールにはちょっと無理があると思う。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-03 12:15:27)(良:1票) |
53. 怪物の木こり
ネタバレ 原作未読で鑑賞。”サイコパスVSシリアルキラー”、殺るのは俺か、犯人か…の予告編を見て面白そうと劇場に行ったのだが、これが期待を大きく裏切る出来の悪さでがっかり。過度に期待し過ぎたのが悪いのか? でも、サイコパス弁護士VSシリアルキラーVSサイコパス医者VS警察組織、という盛り上がること間違いなしのシチュエーションなので期待するよね。なのに、まあ~大した見せ場もなかったな…。 犯人よりもヤバイ奴という設定の亀梨くん演じる弁護士は、2時間サスペンスドラマレベルの悪い奴で、冷血非常なサイコパスという感じではなかった。全然怖くない怪物の木こりさんも色々とパワー不足が否めない。怪物さんの正体も予想の通りで驚きもなかったし、最後までサスペンス感ゼロ。超刺激的サスペンス映画っていううたい文句に騙された。 役者の扱いもひどい。まず菜々緒の関わり方が中途半端で何がしたいの?状態でダラダラ。吉岡里穂は良いところが全然引き出されていなくて、この役は誰でもよかったんじゃない?状態で存在感なし。 ラストも壮大な綺麗ごと?で拍子抜け状態。亀梨くん(二宮弁護士)、そりゃあんた、刺されるよ。自分が父親殺したって喜々と白状したんだから…。この人、何を勝手に娘に許されていると思ったんだろう?頭のチップ壊れたからバカなの?バカだよね? で、あまりに酷いラストに思わず原作読んだ結論として、原作のラストを改悪して、こんな凡庸な作品に仕上げたのは、ある意味凄いのかもしれない。いったい監督や脚本家は誰に忖度したのだろうか? [映画館(邦画)] 4点(2024-05-02 01:11:53) |
54. 陰陽師0
ネタバレ さすが山崎賢人。とても面白かった。VFXはそこまですごいとは感じなかったが、物語を十二分に盛り上げていたことは間違いない。 ただ、晴明が犯人と疑われた時、姫を助けに行くために多くの学生たちと戦い、脱出するシーンは本作の見せ場の一つだと思うが、ここが今一つスカッとしない。画面いっぱいに人がワラワラ、動きがごちゃごちゃ、人ではなく着物しか見えない(極端に言うと…)ので、何をしているか分からないし、結果、人の動きが良く分からない。イメージとしては華麗にスタイリッシュなアクションを描きたかったのだと思うけど…少し残念。 あと、奈緒さんは好きだが、姫としてはちょっと微妙だった。 [映画館(邦画)] 7点(2024-04-22 21:16:21)(良:1票) |
55. リボルバー・リリー
ネタバレ 不死身のリリー、何発銃弾をくらおうが気にしません。主人公とはそういうものです。いいんです。 それはさておき、ラストのガンバトルシーンは、あれだけ長く時間を取るほどの山場であれば、もっともっと、まだまだ熱く、面白く、できたんじゃないかなあ。 途中、自分の店の前(街中)での銃撃戦で、シシド・カフカが見せたアグレッシブな動きがとても良かった。あんな感じで、何かもう一つこの映画ならではの銃撃戦撮影へのこだわりがあれば良かったのにと思うと少し残念ではある。 とはいえ、映画としては面白かったし、最後にいかにも私が殺し屋です、的な鈴木亮平が登場して(笑)、続編が楽しみ。 ただ、陸軍将校?ジェシーのわざとらしい作り声はいただけないなあ。 [映画館(邦画)] 6点(2024-04-21 14:21:52) |
56. ジェサベル
ネタバレ 主人公の彼女は何も悪いことをしていない…。なのに事故あったうえ、最後は霊に取って代わられるって、あまりにもかわいそう。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-04-21 13:41:04) |
57. バーバリアン
ネタバレ てっきり先に宿泊していた男性が豹変するサイコサスペンス的な展開を予想していたが、大きく裏切られた。異形のもの系だったのね。 そうであれば、AJがクズ人間であることの説明が冗長すぎて(無駄無駄無駄)ダレるので、そこをカットして、前住人(変態おやじ)の犯行をもう少しだけ追加してもらえると良かったと思う。 それにしてもあの警察官2人が無事なのが気に入らない。続編があれば、開始早々いきいなり天罰が下ることを願う。 あと、あの不動産屋にも。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-20 23:34:59) |
58. ゴールデンカムイ
ネタバレ 続編が気になる面白さ。 我が家では「おそま」が流行語になりました。 [映画館(邦画)] 8点(2024-04-20 23:10:32) |
59. ゴジラvsコング
ネタバレ 個人的に昔からキングコングが好きではないため、キングコングが出る映画はもちろん、昭和のゴジラ対キングコングも好みではない。 本作では、この手の映画ではお約束の迷惑系3人組(リーダー各の女子、IT系に詳しい男子、頼りないけどそれなりに役に立つ男性がセット)が登場し、今回はさらに何故かコングと意思疎通が図れるファンタジーな子供まで登場してくる始末・・・。 小栗旬(いつも思うが髭は似合わないのでやめたほうが良い)は、そんな子供達よりも扱いがひどく、この役が日本人である必要を全く感じない。東宝の方、口を出すなら、もう少し日本の俳優を大切にするように口出しして欲しいな。これゴジラ映画ですよ。白眼で世界デビューとかマジ勘弁。 ゴジラ-1.0の後から見ると、どうしても比べてしまいますね。 ただ、メカゴジラ(地球人が造った割には物凄く頑丈)はちょっと気に入りましたけど、そうか、やっぱりトカゲゴジラのシルエットになるんだよな。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-04-20 23:06:21) |
60. ある閉ざされた雪の山荘で
ネタバレ 退屈な作品です。原作の面白さをよくここまで消し去ったな。おかげで一緒に行ったツレが爆睡してしまったではないか…。 原作では、このペンションに集められたのは、次回公演の推理劇のオーディションに合格した者たちである。 そこで推理劇の稽古をするのだが、台本は未完成、登場人物と基本的なストーリーが決まっているだけなので、この未完成の台本を完成させるべく、ベンションでの舞台稽古を通して、皆でその詳細を構築していく…という体で始まるのだが、 映画では、何故かペンションが最終オーディション会場となっていて、そこで合否判定する話になってしまっているので、その後のストーリ(事件発生)との繋がりがしっくりこない感(ケツの座りが悪い?)が終始ついて回る。 また、屋敷の見取り図(平面図)を上から俯瞰で見せて役者が演技するって…、今どきの映画でやるなよな~。 監督の「どうよ、俺ってすごくない?これって文芸的演出ぽいでしょ。」みたいな、勘違いした自己満足の倒錯した声が聞こえてきそうで不快である。 主人公の重岡氏は力不足。はっきり言って超駄作。 [映画館(邦画)] 2点(2024-04-20 14:52:23) |