41. 回路
何でこんなに点数が低いんですか!! 間違いなく黒沢清の最高傑作だと思う。世界観がどんどん拡大していく(負の方に)ところが黒沢のいいところなんですがね。話が大きくなっちまったら怖いとか怖くないとか細かいことにこだわってらんないよ!! とにかく好きな映画ってのはフィーリング、伝えようとしてもなかなか伝わらない。 10点(2004-12-25 01:20:33)(良:1票) |
42. プラトーン
とりあえずおもしろいおもしろくないで言ったら、めちゃくちゃおもしろくないですね。そんな意義のある戦争映画なんだろうか。戦争映画自体が好きではないのだが、それでも「地獄の黙示録」とか「プライヴェート・ライアン」とか「シン・レッド・ライン」とか「フルメタル・ジャケット」とか「ディア・ハンター」とかに比べて圧倒的におもしろくないし、インパクトも皆無。叫ぶチャーリー・シーンの姿だけしか思い出せない。 1点(2004-12-25 01:15:24) |
43. 神経衰弱ぎりぎりの女たち
オープニングタイトルの洒脱さにやられた。独特の色彩感覚とセットの雰囲気、濃い役者陣、どこをとってもアルモドバル。とにかくサービス精神旺盛なところがよい。 7点(2004-12-24 00:53:41) |
44. クリスティーナの好きなコト
自分をネタにできるくらいにはキャメロン・ディアスはしたたかだ。 4点(2004-12-21 00:52:50) |
45. 恋愛適齢期
キャスティングの勝利。ジャック・ニコルソンとダイアン・キートン、二人が年をとってもいかに茶目っ気たっぷりな役者であるかがわかった。茶目っ気のないキアヌの入り込む余地はない。 7点(2004-12-20 01:02:37) |
46. ソウ
「メメント」とか「CUBE」にも言えるんだけど、こういうアイデア重視の低予算映画って、ホントアイデア一発勝負で脚本が良くないよね。見ててハラハラしないもん。ああ、そうって感じでさしたる驚きはない。大体が、鎖につながれた二人の男と、その真ん中にいる血だらけの死体ってビジュアルイメージ、よく考えてみたら真ん中の死体は何ら必然性がない。 5点(2004-12-20 00:55:49) |
47. キル・ビル Vol.2
オープニングのモノクロんとことか、香港映画風のとことか、フィルムの質感が最高ですね。それとオープニングの俯瞰撮影なんてびっくりするくらいカッコいい。タランティーノがマジでフィルムメーカーしてる。個人的には1は人が言うほどノレなくて、それはそもそもぼくがバカ映画を心の底から楽しめないタイプだからだと思うが、今回は、よい、と思った。そんなぼくでもパイ・メイは是非タランティーノにやらせたかった。クライマックスは、ひどいね。 7点(2004-12-16 01:01:10) |
48. ファスター・プシィキャット!キル!キル!
何と言ってもタイトルがよい。それに尽きる。 5点(2004-12-16 00:51:47) |
49. ヘアスプレー(1988)
60年代カルチャーに首ったけのぼくからすれば、差別問題とかストーリーなんてどうでもよくって、ワンピースや3つボタンスーツに身を包んだ若者たちが、R&Bやオルガンジャズの音に合わせてダンスを踊っているのを見るだけで幸せ。そして何度見てもジョン・ウォーターズはブシェミそっくりだし、何故デボラ・ハリーがこの役を引き受けたのかわからない。 8点(2004-12-16 00:49:12) |
50. しとやかな獣
とにかく小澤昭一の怪演に尽きる。日本映画史上一番奇天烈な登場人物だと思う。 8点(2004-11-26 23:06:29) |
51. コラテラル
ヒロインの女優、きれいだなあと思ってたのに、稀代の勘違い役者ウィル・スミスのカミさんかよっ! ちょっとへこみます。トム・クルーズ出演作にはずれなし。結局ご都合主義でも、あまり気にはならない。お約束めいた地下鉄チェイスもちゃんとドキドキさせてくれる。 7点(2004-11-14 23:46:22) |
52. 珈琲時光
これが徹頭徹尾電車の話だったらどんなに素晴らしかっただろう。浅野忠信の自作のイラストやアドリブ芝居なんてどうだっていいから、ずっと電車を映してほしかった。 7点(2004-11-11 01:04:02) |
53. 血と骨
スタッフも出演者も、それはもう力が入っている。近年まれに見る力作だと思う。それは見ていたらわかるのだが。ただ、映画としては甚だしくバランスが悪いと思うんだ。エピソードごとにシーンがぶつ切りになってしまっていて、それが映画自体の躍動感を殺す原因になっている印象がある。映画がいつ順調に転がっていくのか、上映時間中ずっとそれを考えていたが、どうも最後までうまいこと転がりはしなかった。ちょっと長い。大体、2時間強で1920年代から80年代までを見せるってのにはかなりの無理がある。それでも、久々にビートたけしがはまり役だったので、かつてたけしファンであったぼくにとっては、ちょっと嬉しい。大阪弁には違和感があるが。 7点(2004-11-07 02:51:54) |
54. ダークマン
サム・ライミは現代のハワード・ホークスかとすら思ってしまう。とまで言ったら褒めすぎだろうか。『スパイダーマン』シリーズのエッセンスがここに既に凝縮されている。しかしフランシス・マクドーマンドはどう転んでもヒロインになるべき女優ではないと思うのだが。 8点(2004-11-07 02:44:24) |
55. 2046
もっとずっとひどいかと思っていたが、これはこれでなかなかいける。意味ありげでなさげなストップモーションとか、キザなフィルムのうわっつらとか、カーウァイ節は今回も炸裂である。SFと聞いたときの不安は、近未来の光景をトニー・レオン演じる作家の作品世界としてのみ処理したことで払拭された。はっきり言ってあの未来のシーン、もう少し長く出てきてたらボロが出てたはず。さわり程度にしか語られない未来の世界観の中で、カリーナ・ラウとフェイ・ウォンのアンドロイドの動きだけが突出して素晴らしい。トニー・レオンのダンディズムは先の傑作『花様年華』を通過して、ここで頂点を極めた感がある。 7点(2004-10-30 23:46:34) |
56. ラスト・ワルツ
二、三人いまいちなゲストたちはいたけれども(はっきり言ってしまおう、ロニー・ホーキンスとニール・ダイアモンドとヴァン・モリスンだ、動くヴァン・モリスンきもい)、これは最高だ。カッコいい。どうやらリンゴがラリっている。 9点(2004-10-30 23:32:40) |
57. シークレット ウインドウ
小説だったらフェアだけれど、映画だったらフェアじゃない。ジョニー・デップは大変魅力的だけれども、ただそれだけだ。ジョン・タトゥーロはいい役者だが、今回は明らかに変な人を演じさせられていて、消化不良の感がある。ぼくも六本木ソルジャーさんと同じく、初日の夕方に見てたら地震がきて、鑑賞中三度くらい揺れを感じ、はっきり言って映画どころではなかった。 5点(2004-10-24 23:54:24) |
58. パリの恋人
ゴキゲンだぜ。と、mcatばりに言ってみる。とにかく、オープニングのやけにカラフルなドアオープンのシーンとか、スタイリッシュな演出がよいですね。やっぱりアステアはいいわ。あのしなやかな動き見てるだけで幸せになれる。 8点(2004-10-22 00:54:30) |
59. フューリー(1978)
ゲージュツは爆発だ!! ビバ、カサヴェテス!! 6点(2004-10-22 00:50:58) |
60. 時計じかけのオレンジ
ミドルティーンのときから10年たって見直してみましたが、フツーだ。ちっとも感心しないし、ちっとも興奮しない。それって俺が悪いのか、はたまたキューブリックが悪いのか。でも自分が悪いなんて言いたくないから、キューブリックが悪いことにしてみる。 5点(2004-10-22 00:48:33)(笑:1票) |