41. ラッキーナンバー7
《ネタバレ》 ジョシュ・ハートネットが、気を抜くと草●正雄に見えてしまいますので、要注意。子役がちょっと彼に似過ぎてたから、その時点で物語のからくりが分かってしまい、後半の謎解きはやや冗長に感じました。でもスタイリッシュな映像、というか美術の古かっこいいセンスが、この映画に独特な雰囲気を作り出していて良かった。 [映画館(字幕)] 6点(2007-01-13 23:30:42) |
42. ナイロビの蜂
《ネタバレ》 二人の愛がなければ、本当に救いようのない話です。すでに死んでしまっている彼女が、回想の中で生命力に溢れているのが悲しい。生きている間、愛し合っていながらも大切なことを分かち合えなかった二人が悲しい。何重にも現実に打ちのめされた彼が、悄然として来るべき死を待つのが悲しい。だけど人生って、こんなものなのかもしれません。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-04 15:31:32) |
43. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 ホテルからバスで脱出するシーン、助かる人にも助からない人にも平等に降り注ぐ雨が、なんとも印象的でした。 日本公開の経緯を含め、ほんとに良い映画であったと思います。けれどもう少し歴史的背景についての説明があったほうが良かったのでは。民族の対立を煽り、そして得をしたのは、いったい誰だったのでしょうか? [DVD(字幕)] 6点(2007-01-04 15:19:40) |
44. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 手榴弾での集団自決のシーン。もし私がそこにいたならば、かちんと安全装置をはずし、ヘルメットにごちんとぶつけた後、その手榴弾を上官に向かって「とりゃあああー」投げつけます。だって死にたくないもん。 「生きたい」という人間として至極もっともな気持ちが、通用しない戦争って本当に恐ろしい。 セピア色に抑えた色調の中、「天皇ばんざーい」とか「靖国で会おうっ」とか言う度に、ギラリと光る役者の狂気じみた瞳が印象的でした。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-02 15:35:31) |
45. 武士の一分
キャスティングのせいばかりではない、と思う。映像は美しかった、とも思う。しかし数ある藤沢作品のうち、これを原作に選んだ理由がよくわからない。山田監督には、他にもっととりあげるべきテーマがあるのではないか。 庄内弁だけがしばらく頭に残ったのでがんす。 [映画館(邦画)] 4点(2007-01-02 14:55:08) |