41. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
《ネタバレ》 任天堂のゲームをやり込んでいる人が喜ぶオマージュが随所に散りばめられ、往年のファンにはたまらない作りになっている。ただ、マリオが任天堂初出場したのはドンキーコングであり、その確執の歴史から言えば今回のようにマリオがコングと初対面、というのは少し違う気がした。 牢獄で光る緑のキャラ(故宮博物院の白菜?)が放つ皮肉な哲学は、薄気味悪くも、ある意味で真実を語っており秀逸。 [映画館(吹替)] 5点(2023-05-21 22:05:08) |
42. パリより愛をこめて
《ネタバレ》 2丁拳銃といえばジョン・ウーだが・・・?鳩は出てこなかったよう。 フィクションだから仕方ないが、最後のチェスの場面で銃を机に出すときにトリガーに指をかけてしまうのは、危ないと思った。素人さをわざと演出? あと、強い奥さんに殺されそうになる場面で、トータル・リコールを思い出した。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-09 00:02:30) |
43. THE FIRST SLAM DUNK
《ネタバレ》 原作を全く読んでいなかったが、この機会に読破。 井上雄彦の画力はバガボンドでよく知っていたが、前作品であるスラムダンクは1巻を見れば全くといっていいほど別人のよう。しかし作品を重ねるに従い、私がよく知っているあの画風になっていく様子は、主人公の成長とも相まって非常に面白かった。 (まぁ、北斗の拳とか、こち亀とか、たいてい1巻の絵は面白いんだけど・・・) 漫画の話はさておき、この作品は映画館で見て良かった。バスケットボールの弾む音や、バッシュのゴムのきしみ、そして、長い静寂など、映画館でなければ味わいにくい迫力と臨場感がある。 井上雄彦のそもそもリアルな画で脳内に出来上がっていたものが、生命を得て動き出したかのような感銘を受けた。これぞアニメーション。 鉛筆画が動き出すオープニングは、単にかっこ良いだけでなく、セル画のアニメを経てCG等の技術の進歩を暗示しているようにも思えた。 [映画館(邦画)] 7点(2023-04-30 03:01:34) |
44. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 良い映画は?とチャットGPTに聞いたらこれを勧められて視聴。 レザボアは見ていて好きなところもあったが、やっぱり、自分にはあまり合わないように思う。 暴発は危ないので、銃のセーフティは必ず作動させ、トリガーに指をかけないようにしましょう。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-04 23:53:23) |
45. ちひろさん
《ネタバレ》 元風俗嬢という設定に、下心というか変な期待を持ったがゆえに、よせばいいのに極めて場違いな映画を見てしまった自分が悪いのだが、あまり楽しめなかったので、酷評をお許しください。 ホームレスのオッサンを殺したのは誰なのか!? いやいや、決して病死や自然死ではない。 ホームレスとはいえ、勝手な埋葬は死体遺棄であり、その危険を犯すということはちひろにも何か理由がある、と踏んだ。 弁当やから逃げて牧場に転職したのは、逃走? ・・・なわけないか。 [インターネット(邦画)] 3点(2023-03-30 19:15:50) |
46. シン・仮面ライダー
《ネタバレ》 仮面ライダーなのにPG12。確かに、敵の戦闘員も人間。一発で倒すような打撃を本当に当てれば、血も出るわな。 他の部分では物理法則を完璧無視した動きも多く、決してリアリティを追求しているわけではないが、雑魚キャラにも血は流れている、という部分だけ異様にリアル。 原作の仮面ライダーにおいても、ショッカーが死ぬときに赤い液体が見えるが、ここへのオマージュということか。 クモやコウモリ、ハチなどの敵キャラは、原作に忠実(次はコブラ、という所まで)。 仮面でモゴモゴしたセリフが聞きづらい。滑舌が悪い+聞き慣れない専門用語もあり、字幕が欲しいレベル。 あと、全員、なぜかわざと棒読みで説明的な喋り方に、なんだか馴染めなかった。アニメだったら良かったのかも。 車のナンバーがシングルで昭和風(というかクラシック?)なのは細かい演出で良かった。 スナックアミーゴも出てきてほしかったなぁ。 [映画館(邦画)] 5点(2023-03-25 13:17:50) |
47. トータル・リコール(2012)
《ネタバレ》 シュワちゃんのをおさらいしたあと、こちらを鑑賞。 時代の変化もあり断然こちらのほうが映像はリアルなのだが、それなりに金もかかってるんだろうな、大変だなぁ、と変に同情。 ストーリーは多少違うものの、元妻はやっぱ殺してしまうのね・・・ 少し違った展開を期待していたのだが。 原作を読んでみたくなった。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-03-24 23:17:39) |
48. フィフス・エレメント
《ネタバレ》 ストーリーといい、展開といい、ツッコミ所満載だが、そのゆるさがかえって味がある、というか。 あまり深いことは考えず楽に視聴したほうがよさそう。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-03-23 23:03:13) |
49. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 セットのショボさがいい。 70年代?と思うほどショボイが、90年なんだよな・・・おそらく当時でも「いやー、特撮に金使いすぎて、セットには資金回せなかったのかな」と思ったのではないか。 あと、ブラウン管のテレビなんかが出てくるのを見ると、いかに未来を想像しようとも、その時代の常識からなかなか離れられないんだな、って思う。 ところで、人殺しすぎ。元妻も結局殺しちゃうのね。 ちなみに、原作を読んでみたが、ストーリーは全くと言っていいほど違う。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-03-23 22:53:38) |
50. アバター(2009)
《ネタバレ》 人間の愚かさを改めて感じざるを得ない映画。 環境破壊も、地球温暖化も、戦争も、核兵器もない方が良いに決まっている。しかし、実態として人類はそれら害悪を止めることはできていない。 おそらく、どの人にこの映画を見せても、ジェイクに同感し、美しい惑星パンドラを守るのが正しい、と思うだろう。しかし総体としての行動は、森を蹂躙するブルドーザーに乗っているだけなのだ。 ところで、ミシェル・ロドリゲスって、こういう役多いなぁ、と思う。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2023-01-08 18:11:40) |
51. リュミエール工場の出口
《ネタバレ》 仕事が終わったときの労働者の爽やかな気持ちが伝わってくる。 もし古代エジプトで撮影したとしても、同様な画がとれるのではないだろうか。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-30 23:07:00) |
52. ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
《ネタバレ》 嘘をつくと嘔吐する、という縛りプレイが斬新。そして最後にその嘘をもって犯人の自白を取り付けるのは爽快。 (絵的には全然爽快ではないのだが) [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-30 19:39:21) |
53. チャッピー
《ネタバレ》 ヨハネスブルグに実在するポンテタワー。円形の中庭には堆積したゴミの山。 荒廃した世界観をリアルに描けていると思う。 殺人マシーンの形は、やはりロボコップに登場したあの形でないとね! [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-29 20:32:41) |
54. エリジウム
《ネタバレ》 そんなに簡単に治療できる技術があるなら、ケチケチせずに最初から地球に置けばよいのに。 というツッコミはさておき、現代社会に存在する国家間の貧富差・医療の差への痛烈な皮肉を感じる。 比較的に安価で、最高の医療が受けられる日本人は、間違いなく「上」の住人であろう。 相変わらずマット・デイモンは、火星に取り残さえたり、大変な目にあう役が似合う。 長官はどこかで見たことが・・・あの喋り方・・・そうか、ジョディ・フォスターか!と(調べる前に)気づいたのでなんだかすっきり。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-29 18:45:26) |
55. アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
《ネタバレ》 3D/MX4Dで鑑賞。前作は当時見ていたが、あえて復習なしで映画館直行。従い、なんで五本指のナヴィがいて、なんでクオリッチ大佐が復讐に燃えていて、なんでエイリアンのリプリーが登場するんだっけ?といったことは不問。 圧倒的な映像美と、MX4Dの非日常的な臨場感。ストーリーそのものよりも、この世界観を見に来た、って感じ。 案の定、ストーリー自体は大したことはない。家族を大事に、環境を大事に、クジラを守ろう、といった陳腐なスローガン。(日本人は、捕鯨は金のためだけではないし、獲ったクジラは余すところなく利用させてもらってますから!) 最後はナウシカへのオマージュ?青き皮膚の者が、金色の触手に包まれる。「ラン、ランララランランラン♪」と聞こえてきそうだが、まぁよい。 さて、MX4Dは前方から水しぶきが飛んでくる、と聞いていたのだが、冬場で忖度したのか、それっぽい場面では「ぷしゅぅ」という音だけで、水を感じなかったのはちょっと残念。遠慮なくかけて頂いてよいのだが・・・ アトラクションとして楽しみに行ったわけで、3時間という長尺も、ちょっとお尻が痛くなっただけで、苦にはならなかった。この体験に感謝。 [映画館(字幕)] 7点(2022-12-18 22:45:16)(良:1票) |
56. トゥルーノース
《ネタバレ》 時代がいくら進もうとも、世界の多くの場所で、こういった悲惨な状況が繰り返されるのは、なぜだろうと考えさせられる。 社会のしくみなのか。そもそもの人間の本能なのか。 どのような状況におかれようとも、他人に優しくすることを貫き通して死んだ母は、人間として崇高であった。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-09 18:01:12) |
57. ザ・ファブル 殺さない殺し屋
《ネタバレ》 地雷の外し方が非常に危険。別な方法があるはずだが・・・ そもそも、あの場所に一つだけ地雷を仕掛けてファブルにふませようという作戦が信じられない。 誰も死なない平和なストーリーかと思っていたら、貝沼が無惨に死んでしまい、ちょっとかわいそう。 秒数を計って敵を倒すのは「イコライザー」のオマージュ?料理中だからかキッチンタイマーを使うのがよかった。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-10-09 17:54:36) |
58. ザ・ファブル
《ネタバレ》 神がかった強さはジョン・ウィックを思わせる。というかかなり参考にしているような。 ストーリーにいまいちついていけなかったのは、原作未読だからか。 最後の手羽先を骨ごと食べるのは良かった。 [インターネット(邦画)] 4点(2022-10-02 18:31:53) |
59. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 前作を何度となく見た自分世代にはドンピシャ。 あのころは、トップガンのかっこよさに惚れて、ケニー・ロギンスをウォークマンで聞きながらゲーセンにアフターバーナーをやりに行きましたよー。今回も、その発想で映画館MX4D視聴。椅子はガンガン動くわ、風が来るわ、おじさん大興奮のアトラクションでした。(ヨットのシーンでスプラッシュが来るかと思ったが、水が感じられず・・・故障?) というわけで点数は自然と甘くなる。 ストーリーの課題として、第5世代戦闘機を、退役したF14でやっつける、というお題を、敵地で脱出して敵機を奪うという方法でそれを成し遂げたのはすごい。 前作で、ずっとライバルだったアイスマンと最後に友情を築き、その結果今回まで守ってもらうことができた形。まさに昨日の敵は今日の友である。言ってみれば同窓会作品ではあるが、その辺を割り切っていて心地よい。 敵機の黒いヘルメットは、ダースベイダーへのオマージュか。スカイウォーカー親子のように、敵国とも、本当は分かり会えるかもね、というメタファーといったら読みすぎか。 [映画館(吹替)] 8点(2022-09-23 21:58:40) |
60. アメリ
《ネタバレ》 人間だれしも、一歩踏み出せないとか、うちにこもりたくなる気持ちはあると思う。 自分らしくない、おせっかいや突飛な行動とも思える「一歩」でも、アメリのように(ややクレージーな)笑顔で、あえてやってみるのもよいなと思えた。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-18 19:33:53) |