41. ゼロ・グラビティ
映画館で観ようと思っていたのにいつのまにか公開期間過ぎてしまい今更BDで観賞。 映画館で観なかったのを激しく後悔。 映画館で観てたら10点だったかも。 今までのSF映画を置き去りにする映像美、演出。 そこにシンプルかつポジティブなメッセージがのせられる。 なんてクールなんだ。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-09-22 18:50:41) |
42. スパイダーマン3
《ネタバレ》 おそらく観た人のほとんどが思ったであろう詰め込み過ぎの一言につきる。 製作がかなり混乱したであろうことがすぐわかるほどごちゃごちゃしている。 サンドマンとゴブリンだけでよかった。 気になったのが原作ファンにとっては特別な存在であるグエンとベノムを粗末に扱っているにも関わらず推されまくるMJ。 シリーズの最初から言っている「ある女の子にまつわる話」を貫いていて個人的には良いと思ったのですが、これも評判はイマイチのようで。 今回のキルスティンは少し持ち直してる気がする。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-09-19 00:23:56) |
43. スパイダーマン2
《ネタバレ》 サム・ライミ3部作の中では1番完成度が高い。 サム・ライミ得意のベタベタなギャグはビシビシ決まるし、泥臭い演出やカメラワークもスパイダーマンの世界観によく合っている。 ヒーローの苦悩からカタルシスへの流れもうまく電車でのアクションは見応えあり。 しかし3部作の中で1番キルスティンの顔がヤバい。 すごく肌荒れしていたり、顔パンパンやったり何があったんやろ。 ただラストの展開はキルスティンじゃなかったら嫌味になるのもまた事実。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-19 00:19:24)(良:1票) |
44. ガン・ホー
《ネタバレ》 伊丹監督や周防監督作品に似ている。変な日本人達に非難が集まりそうやけどコメディなんでそれは問題ではない。 それに外から見た日本人像としてなかなかいいところついてる。 特に野球と酔っ払うシーンなんかは多少誇張されてるとはいえリアル。 エンディングも爽やかでいい。日本未公開だったから仕方ないかもしれないけどもっと評価されてもいい。 [DVD(字幕)] 8点(2017-09-19 00:16:57) |
45. ウィロー
《ネタバレ》 小さい頃なぜかこの映画が大好きでビデオを何度も観ていたらしい。 ルーカスが15年構想をあたためたってDVDのパッケージに書いてあったけど、15年もこんなこと考えてたんかい。 ところどころ必要ないエピソードがありテンポが悪く大雑把な展開は多いけど、世界観は大好きです。 なによりウィローのキャラクターや演技が素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 7点(2017-09-18 10:46:17) |
46. スプラッシュ
《ネタバレ》 設定に難があっても、演出とコンセプトで充分心をうつものになるいい例。 ハッピーエンドなんだけどみんな100%幸せになるわけではない。 兄は逮捕されるし、アレンは陸の生活を捨てることに。 それでもハッピーエンド。 ディズニーアニメの人魚姫よりよっぽどオリジナルの人魚姫らしいです。 ただギャグがだいぶ滑ってる。 [DVD(字幕)] 8点(2017-09-18 10:42:40) |
47. 天国から来たチャンピオン
《ネタバレ》 アメリカの良心的な映画。 そしてSFXを使わない力技映画。 主人公がアメフト選手と大富豪っていうアメリカを象徴する2つのポジションをこなすというのがミソではないかな。 どっちのポジションもすごいアメリカ的に解決。 ただひたすら前向きなだけでなくちょっと寂しげな終わり方がお見事。 [DVD(字幕)] 8点(2017-09-18 10:39:56) |
48. 地獄の黙示録 特別完全版
映像が非常に現代的で79年に公開されたとは思えない。 映像に関してはこれが元ネタになってるのではないかなと思える映画が何本か思いついた。 反面ストーリーに関しては誰もフォロワーがいないのではないかと思うほど特異。フィーリング重視で戦争映画の名を借りた前衛映画。 [DVD(字幕)] 7点(2017-09-18 10:36:29) |
49. LIFE!(2013)
《ネタバレ》 ここの高評価のレビュー読んで、絶対自分好みの映画だと勝手に楽しみにしていたのですが期待はずれでした。 キーワードであるライフ誌の社訓がこの映画から感じ取れませんでした。主人公のやっていることがそこまでぶっ飛んでないですし、大きな世界を見せたいのかもしれませんがスケールが小さく見えてしまったのが良くなかったのか。話は嫌いじゃないんですがイマイチハマれませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-18 12:52:14) |
50. ゼロの焦点(2009)
《ネタバレ》 原作が好きでキャストやパッケージを見ただけでこれは地雷映画だと決めつけて長らく見てなかったのですが。機会があって鑑賞。 原作でちょっと無理があったところの修正や原作のテーマを掘り下げている点はなかなか良かったです。 ただナレーションで説明し過ぎて映画としての面白味や情感がかなり削がれてしまったのが致命的にまずい。 挿入歌である「only you」や「星の流れに」を使いたい気持ちは分かるけど、直接的過ぎで違和感を感じました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-06-18 12:36:15) |
51. ラ・ラ・ランド
《ネタバレ》 ミュージカルなのに音楽に魅力がない。これにつきます。この監督は音楽ネタが多い割には音楽をチョイスするセンスがまったくないです。 主人公の男を通してところどころ挟まれるジャズ観も好きになれない。ただありふれた話を魅力的に分かりやすくテンポよく映画にする力があるのかなかなか楽しめてしまいました。最後も映画通の人たちからはベタと言って切り捨てられてしまうかもしれませんが、それまでの見せ方がうまかったのかちょっとグッときてしまいました。 [映画館(字幕)] 7点(2017-06-18 12:24:32) |
52. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 勇気、運命、泥臭さと私の好きな要素満載。 沈没した客船の船内のセットがいかにも暑そうで、こちらまで息苦しくなってくる。 ジーンハックマン演じる牧師が全員ではなく彼についてきたものだけを救う展開は非情ではあるものの説得力があります。 この映画自体ポジティブかつエンターテイメントのお手本のような作品だけど軽くない。 命や運命、神について真剣に取り扱っている。 また基本的には正統派の大作映画なんだけど、どこか胡散臭いというかB級らしさがあるのもいいですね。 [映画館(字幕)] 10点(2017-01-14 01:43:05) |
53. ノッティングヒルの恋人
《ネタバレ》 前半はタルかったけど後半持ち直したかな。音楽の使い方が絶望的に合いませんでした。 ジュリアロバーツが魅力的に見える人しか楽しめない作りです。 ただジュリアロバーツじゃないと嫌味になるのもまた事実。 あと間間に入る小粋なギャグがなんともいえない。 ノッティングヒルが実際どういうところかを知ってるともっと面白いのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2017-01-14 01:41:03) |
54. ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>
《ネタバレ》 前作に比べて彼ららしさが出てきました。 4人のキャラクターや人間(?)関係がはっきりしてきて、忍者タートルの醍醐味である掛け合いであるとかチームワークが最高です。 それに加えてアニメにもチラホラあった妖怪人間ベムのような悲哀も交えつつも、ノーテンキなアクション重視というところもまたよし。 そしてラストのEDちょっとしたサプライズも嬉しかったですね。現代的にアレンジしたアレはかっこいい。 [映画館(字幕)] 8点(2017-01-14 01:38:22) |
55. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 クオリティが半端なく高くて、万人に愛される理由はよくわかりますし、私ものめりこむシーンや展開がいくつかあったのですがどうもひっかかるところも。 前評判の高かった背景は緻密に描かれていて力が入ってるのは分かります。ただ明るいばかりでどぎついというか。 音楽もイマイチ。 ただ組みひもをギミックに使った展開はよくできてるし、物語に緩急があってグイグイ引き込む力はものすごいものがありました。 80年代の大林宜彦のように、恋愛したい盛りの若者の時代を代表するラブストーリーになる力のある映画になるのではないでしょうか。 時代を越えて愛される作品になるかどうかは分からないですが、2016年の「若者」のこんな恋愛してみてぇをストレートかつ巧みに描いた傑作です。 しかし自分の好みかというとなんともいえないのもまた事実。 [映画館(邦画)] 7点(2017-01-14 01:35:57) |
56. 砂の器
《ネタバレ》 改めて見るとかなり筋に粗があるんですよね。 戸籍改ざんなんて和賀が有名になればすぐ発覚するだろうし、和賀の不機嫌なプライベートのブルースリーのようないでたちから、あの少年が同一人物と気がつくのにもかなり無理がある。 しかしそんな粗も丹波哲郎の語りと目力で帳消し。この説得力はなんなのだろうか。 丹波哲郎主演の映画といえば、「二度死ぬ」と「死んだらどうなる」しか観たことがなかったのですがすごい役者だったんですね。 そして「宿命」と美しい自然をバックに描かれる親子の旅。 挟まれる丹波哲郎の語りで、映画の焦点が推理ではなく親と子の宿命ということが分かった時点でもう忘れられない映画に。 映画や小説において最も惹かれる「運命」「宿命」というテーマをこんな形でやられたらたまりません。 らい病が業病と呼ばれそれが宿命に繋がっていることを知っているとなお考えてしまうものがあります。 [映画館(邦画)] 9点(2017-01-14 01:32:14) |
57. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 原作が好きで、アニメ化されることが分かったときは「また余計なことを」と思ったのですが監督、スタッフの皆様すいませんでした。 久しぶりに好きなアニメ映画ができました。 なによりいかにもな声優声がないのが私としては非常にとっつきやすかった。 のんって名前には違和感はありましたが、すずさんにマッチしてました。 アニメの声を役者があてると非難されがちですがいいじゃないですか。 しかし能年玲奈なのにすず。 いや別にいいんですが。 レトロに見せかけて表現や演出で今まで観たことのないような試みがなされているのも良かった。 今風のアニメとは違うまた別の新しいアニメの形を観せてくれました。 今風のアニメはそれはそれでいいと思うのですがこの映画のような流れがもっとあっていいと思うし、私は観たいです。 [映画館(邦画)] 9点(2017-01-14 01:30:06)(良:1票) |
58. キートンのマイホーム(文化生活一週間)
《ネタバレ》 ただ面白いだけじゃなくて、驚きとセンスの良さがあるのがいいですね。 一日々ひめくりカレンダーでめくっていくところなんかクール。 キートン作品はキートン独壇場になりがちなんですけど、今作は奥さん役の人がなかなかいい味だしてます。 [DVD(字幕)] 8点(2016-08-11 00:55:27) |
59. 荒鷲の要塞
《ネタバレ》 舞台である要塞は堅固そうでいい雰囲気出ているのに反してドイツ兵が間抜けすぎです。 ダイナマイトそこら中に仕掛けられても気づかず、撃ち合いになれば一方的にやられ、数人のスパイに半壊状態にされてしまいます。 後半はドイツ兵に同情してしまいました。 この作品の目玉である2回の意表を突く展開には素直にしてやられてしまったのでまぁまぁ楽しめました。 イーストウッドの締めの言葉もなかなか粋で締まらない映画をビシっと締めてくれました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-11 00:49:54) |
60. インデペンデンス・デイ: リサージェンス
《ネタバレ》 前作は大嫌いでしかたがなかったんですが時間つぶしに鑑賞。 前作よりかは楽しめました。ただ舞台は世界規模なのに家族や友情でピソードが埋め尽くされてスケールがものすごく小さい。 活躍しているのはほとんど身内。 最近はやりの中国マーケットへの媚びのオマケつき。 [映画館(字幕)] 5点(2016-07-30 03:01:57) |